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子宮頸がん予防ワクチン公費助成状況

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これは、子宮頸がんの予防ワクチンの公費助成状況の一覧です。アットいう間に121か所にも広がっていたのでびっくりしました。

 以前言ったように、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリア等多くの国々で公費で接種が行われています。

 日本では、国としての負担は全くありません。一回大体1万5千円プラス消費税、それを3回して完成という物ですので、なかなか高価で、個人負担となると大変です。

 小さな自治体だと、対象になる人も少ないので、予算が組みやすいのかも知れません。でも、注目は東京都です。東京都では、今、杉並区、渋谷区、江戸川区、日の出町が助成を決めています。それに加えて、東京都が「助成を決めた自治体に対して半額を助成する」と決めたのです。これにより、半額は区や市が、半額は都が負担することとなりました。今、多くの区で助成が検討されています。

 山梨県も、県が半額を負担することを決めたため、県内すべての市町村で助成をすることになりました。すごいなあ、と思います。

 それに比べて、広島県、山口県は「ゼロ」とさびしい限りです。

 癌は、どんながんでも予防できるといいと思います。肺がんも肝臓がんもすい臓がんも乳がんも卵巣がんも、すべての癌が予防できるとなったら、どんなにいいかと思います。今、せっかく癌を予防できるワクチンができたのだから。

 それを接種することにより、個人の福利だけでなく、医療費も削減することが出来るという計算も出来ています。だからこそ、多くの国々が公費で接種するのですね。

 しかし、せっかく予防できるワクチンが出来たというのに、よく分からない理由で反対をする人がいます。また、もっと知りたいという疑問を持っている方もあります。それらについて、次回述べますね。

2010_06270001 そごうを背にしてデオデオ本店の右側を県民文化センターの方に入って最初の道を右に入ったところ、私が度々行っている「御嘉家」や「G線」やもうちょっと先に「酒呑童子」などがある通りなのですが。その御嘉家の前にラーメンやさんが出来ました。鍋焼きラーメン「ひさし」です。鍋焼きうどん大好き人間にとって、無視できません。

 お昼メニューは、同じ値段で御飯がついた定食になるのだそう。ラーメンに御飯はいりませんと言うと、御飯はサラダかアイスクリームに変えられるというので、喜んでアイスにしました。鉄鍋に入ったラーメンが運ばれて来ました。チャーシューとろとろ、ゆで卵もグーです。面白いことに、大根おろしがどさっと乗っています。とんこつのスープに混ぜるとよく合います。とっても美味しいのですが・・・。何しろ運ばれてきたときの臭いが強烈!!とんこつの臭いですね。食べ始めると、気にならなくなるのですが、でも、はじめは本当にくさいのです。この臭い、ナンとかならないかしら。お味はとってもいい。美味しいです。また食べに行きたいけれど、少々覚悟がいります。750円でした。


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ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

広島市からは、安価?に受けれるがん検診のはがきが届きます。
がん検診の目的は、早期に発見することによる早期治療と医療費の削減だろうと思います。
子宮頸がんの予防ワクチンによって、がんにならず、がんの治療費が不必要になるなら、補助をすることは重要だと思います。
社会保障費が高騰していると、人の命を人質にして消費税を上げようとしている政治なんですからね。
社会保証費の高騰の原因は、公的なお金が集まるところには必ずある、○○協会とか○○法人とかの事業仕分けをすべきですね。
そうすれば、子宮頸がんの予防ワクチンは十分に無料化できると思います。
消費税の値上げを容認している大人ぶった人が多いようですが、きっと10%になって2・3年すれば15~20%の話はでるでしょうね。
人も行政も浪費癖のあるものは、病気ですね。
これようのワクチンは????

投稿: やんじ | 2010年6月29日 (火) 21時10分

ごぶさたしております(^_^)
お怪我の具合はいかがですか?

>子宮頸ガン予防ワクチンの助成
大阪もゼロです~(T.T)
娘に打ちたいのですけれど…子ども手当を使いましょうか(T.T)
残念無念。

投稿: うさこ | 2010年6月29日 (火) 21時38分

4月7日の朝日新聞に掲載された大阪市のコメントは「ワクチンの副作用データがまだ不明な上、人口が多すぎて予算的な措置が難しいから」とありました。

赤ちゃんにとって重要なワクチンにまだ大きな自己負担があるなか、そう簡単には決まらない、決めていいのかという意見もあります。私もそこをぬきにsingle issueで騒ぐのはおかしいと思っています。

情報がない人たちは気づいていませんが、今年急いで公費化し、かつ接種年齢を限定してしまうと、Cervarixしか接種できません。もうすぐGardasilが認可されれば、2つのうち1つを選択できるようになります。

実際、今年は予算が厳しいといって見送り、来年度以降対応するほうが接種する人や保護者にとってはよいのぞましい状況になります(皮肉なことに?)。

諸外国の接種状況ですが、米国のように保険でカバー/お金のない人たちは公費でカバーしても、3-4割、私の子どもの留学しているカナダも他の接種率はとても高いですが、無料なのにHPVワクチン接種は4-5割です。

保護者が「データが不十分」「子どもに考えさせて決めさせたいので少し延期する」といってしまえるのは、「今年だけ補助、来年からはしらないよ」という日本とは違う状況があるからです(キャッチアップの仕組み)。

そのほうが多くの人にチャンスを与えると思うのですが。このあたりは予算の関係で難しいのだと行政の人がいいます。
渋谷区は20歳まで1回1万円を補助してくれます。慌てて接種しなくても、よく、人口の多く予算がたいへんなところでは妥当な方法だと思っています。ただし限定160名だそうで、情報格差が生じそうです。

堀成美(聖路加看護大学)

投稿: 堀成美 | 2010年6月30日 (水) 09時17分

やんじさま
これからも高騰するであろう医療費をどう削減するのか、それは政治をする人の課題でもあるのでしょう。先端医療がどんどんと進んでいますので、当然ではあります。でも、国民の命を削るような削減をしないで欲しいですね。無駄を削ることことにもっと国民は厳しくならないと、ですね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年7月 1日 (木) 07時23分

うさこさま
先日大阪の池田市で公費負担が決まりましたので、大阪も〇ではなくなりましたよ。まだ準備中、また検討中のところもあちこちありますので、期待してもいいと思います。ただ、それに行政が取組むには、たとえば議員や市民が背中を押さないと。なかなかお金がかかることには腰が重いことですから。地域の議員さんに話してみるとか・・・。また情報があればお知らせしますね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年7月 1日 (木) 07時28分

堀成美さま
堀さん、貴重なご意見ありがとうございます。
 ただ、私たちのように産婦人科の臨床の場にいると、日々細胞診でクラスⅢ以上、精検を要する人に出会います。今、私のクリニックでは毎週二人ずつ精検をしていますが、それでは追いつかないでいます。それも、一番多いのが20代の患者さんです。私は、一刻も早く多くの人にワクチンをうって欲しいと思っています。
 ガーダシルは、いつ認可、販売がされるのかまだ分かりません。それを待ってでなく、今、あるものから、でいいのではないでしょうか。ガーダシルは、4価でコンジローマをも予防しますが、私の現場ではコンジローマはたいしたことのない病気です。これは、治ります。薬も出ているし、私の所では冷凍凝固できれいになっています。問題はコンジローマではなく、「癌」だと思います。
 それから、データですが。カナダは今接種率が公表されているのは、3州。スクールベースですが、ケベック87%。ニューファンドランド85%。オンタリオ53%です。ちなみにオーストラリア86%、イギリス80%以上となっています。
 また、日本の行政の多くは中学生を対象にしていますが、今年は全学年、来年度からは新入生という予算の計画を立てているところがほとんどです。今年限りと公表しているところは見当たりません。小山市は全額公費負担ですが、小6と中学生。来年からは小6にという計画にしています。今、公表しているすべての行政についての対応を調べたものが手元にあります。
 渋谷はいいですね。19歳までですので、高校を卒業している人も対象になります。一回1万円、計3万円の補助があれば、それも医療機関で一万円を引いた額を支払えばいいのですから、ずいぶん助かります。それから、渋谷区としては、先着順ではなく、来た人にはすべて対応すると言っています。複数の医療機関で対応していますので、先着順は難しいそうです。江戸川区は区内の中学生には全額、20歳を迎える区内在住の女性には半額の助成としています。
 これはどこも強制ではありませんので、受けたくない、また受けさせたくない人は、受けなくてもいいのだから。でも、その人たちは受けたい人の門まで閉ざさせることをしてはならないと思います。
 堀さん、いつもJAIDSでは沢山の情報をありがとうございます。沢山の勉強をさせてもらっています。
 子宮頸がん予防ワクチンについては、まだまだ情報発信しますのでよろしくお願いします。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年7月 1日 (木) 08時48分

先に書いた限定、というのは、その学年・年度でないと公費補助がないという意味です。1-2年後にやっぱり接種したいといったときには自費になるという意味です。
(これは乳幼児でも問題)

最終的には個別の判断で、そのためには情報が必要ですね。
今のところ下記のような話を聞いています。

大学生:すでに彼もいて、アクティブ年齢なので自費でCervarix接種。
大学生:現在パートナーはいないが、念のためGardasil接種(自費)。
高校生(妹):まだ性交経験はなく、開始前に接種する重要性を本人に話し、来年まで待つ(どのみち自費なので)
高校生(妹):保護者が費用を出すので接種を勧めるが注射が怖いので延期。
中学生(妹):公費補助になったのでCervarix接種。
中学生(妹):公費補助無し。しかし、友人が接種しており、がん家系であることを母が心配し自費でCervarix接種。

うちは長男一人ですが、カナダでは男性もOKになったのでGardasilの接種を開始予定です。

投稿: 堀成美 | 2010年7月 1日 (木) 14時21分

河野先生

「よい情報」の補足です。

東京都渋谷区は当初160名分しか予算をとっていなかったそうですが、4-5月の接種実績をもとに6月の議会で1800接種分まで補正予算を組むことが可決されたそうです。10-19歳のひとが1接種あたり1万円補助されるので、他の任意ワクチンくらいにはなりました。

最初の数年だけでも中学生よりも性的に活発な高校生分も補助してくれるところが増えるとよいのですが・・・。

投稿: 堀 | 2010年7月 2日 (金) 07時46分

堀成美さま
数々の情報ありがとうございます。この分野、特に新しいワクチンの時は情報が常に更新されています。関係者はつねにアンテナを高くしておかなければ。感謝です。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年7月 5日 (月) 23時50分

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