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私もお参りをしてみました。

 陰暦の3月21日、普段は平日のことが多いのだそうだけれど、今年はゴールデンウィークの5月4日。この日、弘法大師の仏像を家々は飾るのだと。そして、その家は、赤い布を出しておくのだそうです。そしたら、そこに近所の方たちがお参りに来て、お賽銭、子どもは今は大方10円、大人は100円のことが多いのだそうですが、それを置くのだと。そしたら、「お参りして下さってありがとうございます。」と言って、お菓子などをお渡しするのだそうです。そのお菓子などをそれぞれのお家が150人分、300人分と用意をするのです。

 とりわけ子どもたちは、この日、大きな袋を持って、家から家へとお菓子をいただいて回るのだそうです。まるでハローウィンです。近所の人だけでなく、どなたが来てもありがたいことなのだそうで、知らない方も結構来るのだそうです。

 母は、この日のために自分用にはポテトフライの袋のお菓子とジュースを150人分用意したということだったのです。

 家は浄土真宗で、弘法大師の像など、あるのだろうかと不思議でした。夫もそう母に聞きました。そしたら、この日は宗派に関係なく、どこもそうするのだと。母は、まるでグリコのおまけのような、小さなかわいい弘法大師が修行している像を持っていました。

 夫は、そこで生まれ育ったのだけれど、そうして家を回ってお菓子をもらった覚えはないといいます。でも、おせったい用のお菓子、吹き寄せは大好きでよく食べていたのだそうで、だから昔からそのような風習はあったのてしょう。

 そして、その四日、母は早くから巻き寿司を作って、お店のおこぼ様にお供えをしました。私は義兄にたけのこ掘りにつれて行ってもらいました。その帰り、義兄の家の近くで、人がぞろぞろと集まっているところがありました。よく見ると、赤いのぼりが立ててあります。

 ああ、これだ!と思った私は車を止めて見ました。ここには、とてもりっぱな像が安置してありました。お寺ではないのですが、その像専用の建物が建てられています。

2010_05040029 「あのう、写真を取らせていただいてもよろしいでしょうか。」と尋ねると、「どうぞどうぞ、でも私の顔なんか撮るとカメラが壊れるかもしれんよ。」と座っているおじさんが言い、みんなでにぎやかに笑われました。

 写真の後、私も百円のお賽銭を入れますと、お菓子とジュースを下さいました。なんだか申し訳ないのでせめてもと、後ろに下がって般若心経を唱えました。

 母のお店に行くと、人が小さな像に気づかないで通り過ぎて行くと。お菓子とジュースが余ったからと、私たちに沢山下さいました。

 河野と結婚して35年になりますが、本当にこんな行事、初めて知りました。昔の私だったら、形骸化したお参りなんて、と反発したかもしれませんが、今はそれなりに自分も楽しんでみようかという気になります。それにしても、浄土真宗が多い土地柄で、他宗のこんな行事が脈々と続いているということが、不思議でもあります。

 


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