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私が若かった頃。④私が彼と結婚しようと思った理由

 私が彼と結婚をしようと思ったのは・・・。まだ少し当時に絡む人がいて、あまりちゃんと書けません。他の人を傷つけるかも知れないので。

 でも、私にとって大切だったのは、「彼のそばにいると安心」ということだったのです。彼は、柔道や空手などの武道をしていますが、その武道は、決して私に向けられることはありません。私を守るためだったら使うかも知れないけれど。

「女を殴る男なんて、サイテー」という彼の言葉にどれだけほっとしたことでしょう。

 それまで私は殴られていました。今になって思うと、それはDVなのですが、当時はそんな言葉はももちろんなく、男は女を殴るものというそんな吹き込みがありました。暴力を振るうのは、怒らせるものが悪いからだと、そう思わされていました。その人の気に食わないことがあると、いつこぶしが飛んで来るか、警戒しなければなりませんでした。怖いと思うと、言いたいことも言えないし。私は、すっかり萎縮していました。そして、男と女の関係は、そんなものだと思い込んでいました。

 その人とはドロ沼の中でやっと分かれましたが、そんなときに知り合った彼のその言葉にびっくりしました。女を決して殴らない、そんな男性もいるのだと。私は殴られなくってすむのだと。

 今、私は若い人が暴力の被害にあっているのに接すると、何とか目を覚まして欲しいと思っています。あなたが暴力を振るわれるのは、あなたが悪いからではない、暴力を振るう人がいけないのだと気づいて欲しいと思っています。それが私の態度にも出るからでしょう。時にこのブログの中でも、男性から私の言葉に対しての批判があることがあります。

 以前、ブログにも書いたことがありますが、私の患者さんが、彼の暴力からやっとやっと逃れようとした時に、三人の子どもたちの目の前で、彼に刺し殺されてしまったという、そんな事件がありました。本当に無念で。

 その後の子どもたちが育つ中での苦労を見るにつけ、つくづく思うのです。

 男に一度でも殴られたら、誰かの力を借りてでも、上手に、殺されないように逃げなさい。そう言うのが私の持論になっています。世の中には、決して暴力を振るわない、そんな人たちもいるのですよと気づいて欲しい、そう思っています。

 暴力を振るわれている真っ盛りの少女達は、自分が悪いのだと思い込んでいます。そして、なかなか分かれられません。その気持ちがとってもよく分かるのですが。だからこそ、そうでない考え方もあるのだと揺さぶりたいと思います。

2010_05100012 久々のランチです。バスセンター、アクアの7階。源蔵の「くじらの竜田揚げ定食」です。昔、母がよくくじらの竜田揚げを作ってくれていました。玉ねぎをすりおろした物に漬けて、その後たれに漬けて、片栗粉であげてありました。全然臭みもなく、ほんのり甘味でとても美味しくて大好きでした。夫は、学生時代の学食で鯨ばかり食べて、二度と食べる気になれないといいます。だから、家では作れないので、ここで食べます。美味です。860円。少し高めですが、今鯨は高級品ですので、安いほうかも知れません。


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

先生、こんばんは。
以前、私のコメントに返事を下さりありがとうございました。またお話しましょうと、ことばを頂けて、全く知らない他の方からも返事を頂けて、とっても嬉しくて涙がとまりませんでした。おかげで生きています。先生のブログをさかのぼって読みました。正直読んでいて心が痛むこともありましたが、先生のお考えがわかって良かったです。
あれからも毎日辛く苦しく河野先生の「さらば、悲しみの性」を読んでいます。とくに中絶の傷を抱えた18歳の方に、先生がかけたことばに出会えていなければ今頃私はどうしていただろうと怖くなります。
私自身がしたことを考えるとただ、私に相手を見る目が無かったせいで、こうなって、赤ちゃんに申し訳なくって、死んで償うべきか悩む時があります。私が本当に大切に想われていなかったこと、彼は体の関係になる前から子どもできたら責任とると言ってくれてるし、まさか私の彼に限っては逃げることはないだろうと、思っていました。自分に限ってまさかこんな決断するとは思ってもみませんでした…。そして、最もしたくなかった選択を私はしました。ここまで情けない男に、負けて選択した私が本当に悔しくて情けないです。けれど、私が死んだら、何のために赤ちゃんは犠牲になったのか、私の両親の悲しさを考えて、このまま死に逃げてはいけないと思い、先生のブログを読んで、毎日、癒される…というと変ですが、しっかり立ち直って生きていかなくては、頑張っていこうと思えるのです。だから、こうして先生のブログに出会えて本当に感謝しています。今日のブログで、世の中ちゃんと素敵な男性もいるのか、と、河野先生ご自身も辛いご経験があったのかと驚きました。だからこそ先生に惹かれるのかとも思いました。傷付き悲しむ女性がいなくなることを切に願います。文章が長く上手でなくすみません。これからも先生のことを応援しています。どうかお体には気を付けてください。これからもブログを楽しみにさせて頂きます。

投稿: まな | 2010年5月22日 (土) 19時24分

このところ40年近く前のご主人とのエピソードを書いておられますね。学生運動真っ最中のあの時期・広島の町。自分と重ね合わせて懐かしく思い出しました。
DVの話し、自分には無縁のところの話と思ってましたがmikoちゃんには経験があったのですか?
私は「親にも1度も手を上げられたことないのだから絶対駄目!」と宣言しそれ以来37年目の結婚生活、穏やかにすごしています。
まだ当分は先生のままですよね?また突然医院のほうに顔出します。  naoちゃんでした

投稿: choko | 2010年5月23日 (日) 10時56分

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