« 「死」を覚悟するということ。 | トップページ | 日本の中絶が減っている・出産も減っている。 »

大阪に来ています。

 今、大阪に来ています。診療を終えてすぐに新幹線でやって来ました。明日、家族計画協会のセミナーの講師をします。普段、診療のある日は講演は入れないのですが、このセミナーだけは、どうしても土曜日が動きません。全国あちこちであるのですが、私は今年は大阪と東京の受け持ちです。

 私の役目は「日本で一番受けたい授業ー避妊ー」です。岡山の上村先生が「性感染症」を受け持ちます。

 私は、昨日と今日の新幹線の中で、スライドを作りました。スライドは一旦作ってテキストにしてあるのですが、今回はまた作り直しました。

 せっかく多くの方に有料で来ていただくのですから、インパクトのある授業をしたい、ずっとそう考えて来ました。理論や統計はもういい。それはテキストを見ていただければ、いろいろな講師のすばらしいデータが並んでいます。それらをなぞるだけの講義は無駄だと思っています。

 今回、私は12月から今月までの二ヶ月間、私のクリニックで起こった「しんどい妊娠をした人」のレポートをしようと思いました。そう思ってカルテを見てみました。15歳から45歳まで。とてもしんどい人が並んでいます。なぜそうなったのか、その分析をしてみると、本当に驚くほどいろいろなバラエティに富んだケースが並びます。お一人づつの教訓が見えてきます。

 事例を挙げること。それは一歩間違えると個人情報の漏洩につながりかねません。そうならないように気をつけながら、スライドを作りました。それらを元に講演をします。具体的に知ることで、身近な問題として捉えていただきたい。どこかの知らない世界で起こっていることではなくって。特に教育現場の方たちには、実感を持って捉えていただきたいのです。

 こんな実態をみようとしないから、「避妊を教えてはいけない」みたいなことがいえるのでしょう。

 明日の講義を受けに来る方たちには、大きなお土産を持って帰っていただくように。頑張って話そうと思います。

 クリニックの診療は、後輩の四方先生が引き受けてくださいます。彼女には、全面的に信頼を置いています。

 そうそう、今日のお昼、整形外科でまた膝の水を抜いてもらって、そしてヒアルロン酸の注射をしてもらいました。まだパンパンに腫れて、座ることが出来ません。荷物を持っての駅の階段の上り下りがとても応えます。もう、覚悟を決めていますので、ギャーギャーと騒がずに、静かに抜いてもらいましたよ。少しえらくなりました。


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

|

« 「死」を覚悟するということ。 | トップページ | 日本の中絶が減っている・出産も減っている。 »

コメント

先生毎日つらい事しんどい事がありましたねぇ。
ブログに綴られている文章を読むだけでも「死」と身近に感じ弟さんのご冥福を祈らずにいられません。「死」を受入れる人は勿論の事、見送る人も悲しみに耐えながら日常をすごさねばなりません。こうして残った人は「死」について学ぶのですね。
超忙しく講演活動をされている身、お身体大事にしてくださいね。今回もいろんな事学びました。

投稿: 初ちゃん | 2010年1月30日 (土) 16時48分

初ちゃんさま
ええ、残された者はこれからも頑張って自らの命が尽きるまで生きていかなければなりません。私はともかく妹がしんどくさびしい思いをしていると思います。支えなければ。いつもいつも暖かいコメントありがとうございます。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年1月31日 (日) 06時57分

先生のブログ、久し振り拝見させていただきました。
大切な人を失うことはとてもつらいですね。
残された者は、もう会えない、話せない、
という現実がとってもつらいです。
義弟さんが、近い最期を受け入れながらも、
生きようとする姿に胸がキューッと痛くなり、涙が止めどなく溢れました。
昨年、身内が亡くなったとき、
火葬場の帰りに親戚の子(小2)が私に尋ねました。

『おじいちゃんは骨になったら終わりなの?』

『ううん。終わりじゃないよ。おじいちゃんはあなたの中で生きてるよ。ずっとそうやっていのちはつながってきたんだよ。』

そう言って、いのちのまつりという絵本のお話をしました。

『そっかぁ、中にいるんだね。』

そして今度は、
血の繋がりのない、うちの姪っ子が私に尋ねました。

『しゅうかは?』

『しゅうかはおじちゃんと遊んでもらったね。
おじちゃんからもらった思い出はずっとしゅうかの中にあるよ』

『そっかぁ。ずっとここにあるんだね。』

とまだ4歳の子は嬉しそうに、小さな手を胸に当てていました。

血が繋がらなくとも、
その人からもらったものはずっと私の中にあります。

河野先生からいただいた言葉も私にとっ

投稿: のんち | 2010年1月31日 (日) 11時09分

のんちさま
ご無沙汰です。重くて、でもあなたらしく、素敵なコメントをありがとうございました。元気にしていますか?今、職場は?その後、私もせっせと大阪に来ています。いつか会いたいですね。感謝です。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2010年2月 3日 (水) 23時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/205567/47423841

この記事へのトラックバック一覧です: 大阪に来ています。:

« 「死」を覚悟するということ。 | トップページ | 日本の中絶が減っている・出産も減っている。 »