今年の活動から④なぜ命の誕生を語ってはいけないのか。
昨日の「性・命・人権学習」の生徒の感想文の続きです。
二年女子・避妊をしても子どもが出来る可能性があることを知ってびっくりしました。今まで性の勉強と聞くと「嫌だな」「勉強せんでも知っとる」とか思っていました。今考えると性についてちゃんと勉強するのは当たり前だし私の知っている性についてのことはほんの少しでしかもうその情報とかもありました。自分でわかったつもりになっているから大変なことや誤った考えをすることが分かりました。自分の身は自分で守っていこうと思いました。
一年男子・赤ちゃんができるのは卵子と精子が結合したら出来ることは知っていました。けどその後卵子の細胞が何個かに分かれることわ初めて知りました。妊娠2ヶ月は精子と卵子が受精してから2週間経ったときのことをいうと聞いてびっくりしました。男子は女子のことを考えて行動したいと思いました。
一年女子・性行為をする前に、きちんと赤ちゃんを育てることができるのか考えて行動しないといけないと思いました。講演を聞いて正しい知識はすごく必要だと思いました。正しい情報、知識を与えてくださる大人の人の話はきちんと聞いて、きちんと行動しないといけないと思いました。異性とはきちんとした関わりをしたいと思います。
もう一人、一年女子です・自分はずっと男の子になりたいと思っていました。でも河野先生の話しを聞いて、女の人はすごいなあと思いました。赤ちゃんを産むお母さんの映像を見て、お母さんは本当に苦しそうだったけど産んだ後のお母さんは本当に嬉しそうでした。女の人は赤ちゃんを産むという大変なことに耐えられる強さを持っているんだなあと思いました。でもお母さんが苦しみに耐えられたのはお父さんと赤ちゃんのおかげだと自分は思いました。自分の身は自分で守れるように知識ある大人になれるよう頑張りたいです。
皆さん、ありがとう。こんな感想文を読むと、本当に元気付けられます。
だって、中学校での講演の直前になって、「中学の保健体育の指導要領では受精から妊娠の成立までをや扱い、妊娠の経過については扱わないこととする。」となっているので、命の誕生などは触れないこと。「性交という言葉は使わないで、性的接触という言葉で」講演をするように、と言ってきた所もあるのです。妊娠の経過について触れてはいけないのなら、生命の誕生、命が生まれるという、もっとも感動的なことに触れることが出来ないのです。赤ちゃんが生まれるビデオも出来ません。
中学の生徒達がこんなに生き生きと受け止めてくれているのに、ただ教育委員会のほうだけをむいているとしか思えない校長先生がなぜ私の講演をしようとされたのか、全く意味が分かりません。私は保健体育の授業をするために招かれたのかと思いました。外部講師に「指導要領」を守ることを要求するくらいなら、はじめっから私なんか呼ぶべきではないのです。保健体育の先生が授業をすればいいことだと、そう思いました。今、多くの生徒達はこんな状況に置かれているのですね。
27日日曜日は、kei.先生のお花のレッスンでした。迎春のアレンジ゛です。お正月らしい花器と、とてもかわいいアレンジが出来ました。クリニックに飾りました。新年の患者さまたちに喜んで頂けるでしょうか。
もう一日、今年最後の活動の報告をいたします。

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ぜひ、覗いてみてください。

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コメント
久しぶりにブログを開けました。常勝1位と信じていたのにがっかり、字が多すぎるかも知れません。
投稿: ひさまつ | 2009年12月30日 (水) 20時50分
久松先生
ありがとうございます。でも、二位になったのは、もうずいぶん前からです。気合を入れたシリーズはどうしても字主体になるのですが、その他の時は、もっと楽しくを心がけましょう。今年もよろしくお願いします。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2010年1月 4日 (月) 14時26分