笑ったけれど深刻な話。
もう数年前になるが、ひとりの性教育の仲間が定年退職をした。やめるとき、校長から言われたのだと。
「わしのゴルフの会員権を買ってくれ。500万円でいいから。本当はもっと高かったんじゃが。退職金でそれくらい出せるじゃろう。」
ゴルフなんてしない彼女はびっくりして言ったと。
「まあ、校長先生。私はゴルフもしないし、会員権なんていりませんよ。」
「何とか、買ってくれんか。校長会でみんなで買おういうて買うたんじゃが。わしもゴルフはせんし。誰か買うてくれんかのう思うて。」
それが、あのフォレストヒルズの会員権なのだと。昨日の中国新聞に出ていた。1200万円のを300万円余りで償還すると。
それを聞いた時には、大笑いしたけれど。でも、考えてみれば、おかしな話だ。ゴルフもしない人が会員権を買う。「校長会」という一つの組織に誰が依頼をしたのか。依頼した誰かにみんなでゴマすりをしたのだろう。校長会の会員は、きっと投資にもなるからとそそのかされて大金を出したのだろう。これは、自己責任だ。ファンドにお金を預けて大損をしたのと同じだ。
ゴルフもしない人が買ったりするから、利用客が当初の計画より少なくなるはずだ。
もう一つ。そのゴルフ・リゾートには、ある人専用の部屋があると。とても豪華な部屋を自分の部屋のようにしていると。そんなうわさがあった。
でも、それは単なるうわさではなかった。その部屋に招かれて行ってゴルフをした人が教えてくれた。ものすごく豪華な部屋で。しかもそれを県のお金で作ったんだと聞いて、「いいんかいのう。」と思ったんですよと。
「やっぱりそうなん。ただのうわさではないん。」「ええ、本当にあるのですよ。私はその部屋に行ったんですから。」と。
ああ、そんなところに私たちの税金も使われていた。これが県政の現状だった。もうこれ以上無駄な税金の使い方をしないよう願いたい。でも、県にはなかなか私たちの声は届きにくいのが現状だ。
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ぜひ、覗いてみてください。
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コメント
河野先生
私は昭和21年生まれです。同世代のよしみでこれからは河野さんとお呼びする事お許し下さい。
過日もコメントさせていただきましたが、無理がだんだんきかない年齢にも関わらず、お若い頃と同じペースで走り続けておられるように見えます。
お気持ちはわかりますが、お体が既に悲鳴をあげていますね。歩いたり休まれては如何でしょう。即ち、河野さんにしかできないところを走っていただき、年賀状、住所録整理などなど他の方にお願いできるところ、結構おありではないでしょうか。
診療に加えて、いのち、からだ、性に関して、患者目線で、ひたむきに取り組んでおられる事敬服しております。
河野さんの、お体は河野さんだけのものではなく日本国民にとっても大事なお体である事を、申し上げます。いつまでも河野さんには元気でいてほしいですね。
投稿: 童心庵 | 2009年12月20日 (日) 15時36分
童心庵さま
本当にいたわって頂いてありがとうございます。本心、とてもうれしいです。ええ、これからはあまり無理しないように。気をつけたいと思います。でも、本当を言うと、今の私のペースは若い頃に比べて、とってもダウンしています。以前はとてもこんなものではありませんでした。私にとって、今は、すっごく楽な生活をしているのです。それはありがたいことだと思っています。陶芸、いつか覗かせてください。急須、素敵でした。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2009年12月24日 (木) 19時53分