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皆様ありがとうございました。

皆様、今年1年本当にお世話になりました。
私は今南の島にいます。2年ぶりに家族が揃いました。みんな揃って新年を迎える幸せを噛みしめています。
ここはインターネットなどまったく縁のない世界です。携帯がかろうじて通じますので、それで今年最後の記事を書いております。皆様に支えていただき、この一年を過ごすことができました。ひとことそのお礼を言いたくて。
ここは日本と時差が一時間。一足早く新年を迎えるカウントダウンに行きます。たくさんいただいた皆様のコメント、帰ってからお返事させていただきます。ごめんなさい。皆様、どうぞ来年もよろしくお願いします。
皆様に取りまして、来る年がいいお年になりますように、お祈りいたします。
サイパンにて。
2009年大晦日

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今年の活動から⑤校長先生の「たより」から。

 先日行った大崎上島中学の校長先生が「上島中だより」を二枚送ってくださいました。

二回にわたって、校長先生が講演会についての記事を書かれています。

Img097                                    一枚だけのアップです。Img098お電話でお聞きしたところ、これは生徒の家庭や、地域の人たちにも配られているそうです。すでにオープンなものなので、ここに掲載させて頂きました。その校長先生の文章を引用させて頂きます。

 『折からの寒さに体育館での2時間のぶっ続けの講演 。その間トイレに立ったのは立った一人、ということだけでもいかに内容のある講演だったかお分かりいただけるでしょう。

 性をいやらしいもの、隠すものとしてきたことからくる誤った情報が、いかに多くの中・高校生を迷わせ、多くの望まない妊娠や中絶、特別養子縁組で切り抜けざるを得ない事情を生んでいるかといったことを、産婦人科医としての豊富な事例から丁寧に分かりやすく伝えてくださいました。

 講演に先立ち会場では、竹原法務局支局長が来校されての人権作文入賞者の表彰も行われ、そのまま関係者もそこで聴講されました。男性も女性も、大人も中学生も一緒に生殖のメカニズムから出産の瞬間まで20分のVTRを見ながらの時間。「生徒がとてもよく聞いてくれました」と先生は行ってくださいましたが、惜しいのは保護者がわずか4名だったということ。

 子どもも親のプライバシーを守る(親のいない時に親の寝室に入らない・いる時でもノックをして許されて入る)、親も子のプライバシーを守る(勝手に子どもの部屋に入らない・特に試験勉強中に夜食を持って黙って入らない・自慰行為は見せてもいけないが見てもいけない)等、随所に単なる性教育ではない「一人の人間して尊ぶ」ことをちりばめての人権教育・平和教育でした。詳細をこれ以上伝える術を持ちませんので、次に全校生徒が書いた感想文の一部を載せます。バスの時刻が迫って青海祭ほど書ききれなかった面はありますが、子ども達の受け止めから、今親としてどうあるべきかをご一考ください。

(生徒の感想が続きますー本当はこれも全部読んでいただきたいのですが。)

 読み進めても読み進めても深い内容が多く、これも知って欲しい、これも、これもと打ち込みました。生徒の皆さんは直接聴いた内容ですが、保護者の皆さんはこの文面からどんなことをお感じになったでしょうか。面と向かってはなかなか言えないまでも、親として「性と生」にどう向き合おうとしているのかは、子どもの注視するところとなりました。避けないで導いてあげてほしいと思います。

 私事ですが、私が子どもだった時も、私が母親になった時も、この「性」を軸に語った時、急速にまた確実に“親子がつながった”と感じ、それは豊かな経験の一つとして私の人生に刻まれています。それぞれの家庭に、かけがえのない時がくることを願っています。』

 校長先生、本当にありがとうございました。今年の終わりにこのようなたよりを戴いてとてもうれしかったです。来年につながる元気を戴きました。お互い、子ども達のためにまた努力してまいりましょう。

 今年最後のブログです。皆様、この一年間、読んでくださってありがとうございました。皆様に励まされながらの一年だったように思います。心から感謝申し上げます。まだまだあらゆることの情勢は厳しく、油断を許しません。少しでもこの日本がいい国になるように努力しなければと思います。

 来る年が皆様にとって明るい年になりますように。ありがとうごさいました。


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今年の活動から④なぜ命の誕生を語ってはいけないのか。

 昨日の「性・命・人権学習」の生徒の感想文の続きです。

二年女子・避妊をしても子どもが出来る可能性があることを知ってびっくりしました。今まで性の勉強と聞くと「嫌だな」「勉強せんでも知っとる」とか思っていました。今考えると性についてちゃんと勉強するのは当たり前だし私の知っている性についてのことはほんの少しでしかもうその情報とかもありました。自分でわかったつもりになっているから大変なことや誤った考えをすることが分かりました。自分の身は自分で守っていこうと思いました。

一年男子・赤ちゃんができるのは卵子と精子が結合したら出来ることは知っていました。けどその後卵子の細胞が何個かに分かれることわ初めて知りました。妊娠2ヶ月は精子と卵子が受精してから2週間経ったときのことをいうと聞いてびっくりしました。男子は女子のことを考えて行動したいと思いました。

一年女子・性行為をする前に、きちんと赤ちゃんを育てることができるのか考えて行動しないといけないと思いました。講演を聞いて正しい知識はすごく必要だと思いました。正しい情報、知識を与えてくださる大人の人の話はきちんと聞いて、きちんと行動しないといけないと思いました。異性とはきちんとした関わりをしたいと思います。

もう一人、一年女子です・自分はずっと男の子になりたいと思っていました。でも河野先生の話しを聞いて、女の人はすごいなあと思いました。赤ちゃんを産むお母さんの映像を見て、お母さんは本当に苦しそうだったけど産んだ後のお母さんは本当に嬉しそうでした。女の人は赤ちゃんを産むという大変なことに耐えられる強さを持っているんだなあと思いました。でもお母さんが苦しみに耐えられたのはお父さんと赤ちゃんのおかげだと自分は思いました。自分の身は自分で守れるように知識ある大人になれるよう頑張りたいです。

 皆さん、ありがとう。こんな感想文を読むと、本当に元気付けられます。

 だって、中学校での講演の直前になって、「中学の保健体育の指導要領では受精から妊娠の成立までをや扱い、妊娠の経過については扱わないこととする。」となっているので、命の誕生などは触れないこと。「性交という言葉は使わないで、性的接触という言葉で」講演をするように、と言ってきた所もあるのです。妊娠の経過について触れてはいけないのなら、生命の誕生、命が生まれるという、もっとも感動的なことに触れることが出来ないのです。赤ちゃんが生まれるビデオも出来ません。

 中学の生徒達がこんなに生き生きと受け止めてくれているのに、ただ教育委員会のほうだけをむいているとしか思えない校長先生がなぜ私の講演をしようとされたのか、全く意味が分かりません。私は保健体育の授業をするために招かれたのかと思いました。外部講師に「指導要領」を守ることを要求するくらいなら、はじめっから私なんか呼ぶべきではないのです。保健体育の先生が授業をすればいいことだと、そう思いました。今、多くの生徒達はこんな状況に置かれているのですね。

2009_12270018  27日日曜日は、kei.先生のお花のレッスンでした。迎春のアレンジ゛です。お正月らしい花器と、とてもかわいいアレンジが出来ました。クリニックに飾りました。新年の患者さまたちに喜んで頂けるでしょうか。

 もう一日、今年最後の活動の報告をいたします。


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今年の活動から③「性・命・人権学習」

 先日行った島根県の中学から講演の感想文が届きました。

 ここでは、「性・命・人権教育」として町が毎年講演会を設定しています。私は今年二回町に通い、町内のすべての中学生に話しを聞いて頂きました。

 考えてみれば、ちょうどその二回の間に島根県立大学の女子大生の凄惨な殺人事件が起こっていました。遺体が捨てられていたのは、私が通った道からすぐのところです。このような殺人事件は、必ずと言っていいほど、性的嗜好と絡まっています。その犠牲になった彼女は、本当に気の毒でかわいそうで。親の立場からすれば、どんなにかおつらいだろうかと思います。

 今の中学生達、どうぞ、豊かな人生を歩んで欲しい、とそんな思いで講演をしたものです。

各学年、男女別で一人づつの感想文を掲載させて頂きます。

三年男子・河野先生が実際に体験した話しが主でとてもよかったです。男性の体の仕組みを詳しく聞けてとても良かったです。出会い系サイトの犯罪が増えていて、そこでの実話なども話してもらい、とてもひどい人がいると思いました。男性は、しっかり責任をもつことを何回も言われたのでしっかり責任をもてるようになりたいです。

三年女子・私は、「性」と聞くと恥ずかしいとかいやらしいと思うことがあります。お話しを聞いて今まで不安に思っていたことや疑問に思っていたこと、知りたいなって思っていたことが少し聞けてよかったです。あと男性の体についても少し学びました。男性も女性と同じで大変なことや悩みがあるのだとわかりました。今はインターネットなどですぐに情報を得ることができますがそれがすべて正しいとは限らないので自分で慎重に判断しないといけないと思います。私は正しいことを学んでいきたいです。

二年男子・人間の体の悩みはなかなか聞けないけど、講演を聞いて正しい知識を学べたと思います。性・命・人権はとても大切なものだと思いました。性・命・人権を相手から奪わないことです。誰もが幸せに暮らす権利がある中で、それを相手から奪ってしまうことで相手には権利を主張できなくなってしまいます。中学生は一番大切な時期だと思うので自分を創る土台をしっかり作っていきたいです。

二年女子以下は明日に続きます。

2009_12270013  26日土曜日、性教育の仲間達との忘年会でした。気の置けない友人達との食事、会話、お酒、とても楽しい思いをしました。私はいつもは二次会なんて行かないのですが、今回は二次会にラブちゃんのお店に行き、それから三次会は久々に「ラテン」です。「ラテン」のマスターの超魔術、マジックもですが、それは見事でみんなびっくりします。マスターとは、30年近くの付き合いですが、以前、胃の手術でやせてらっして、その後、肝臓まで手術までしたとのことで、すっかりやせていらっしゃいました。心配です。でも、技は変わらずすごいものでした。私は、友人やお客さんをここに連れて行っては、びっくりするのを見るのが楽しいのです。


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今年の活動から②市教委の人との会話から。

 広島県教委の後援申請が理由が分からないままに断られた後、いつまでたっても広島市教委の返事が来ません。だめなのならだめで、返事が頂きたい旨、これもつないで戴いた市会議員の方にお願いをしました。そしたら、電話がかかってきました。

 当然、お断りなのですが、その理由にびっくりしました。 

 「内容に『生涯を通じてヒューマンな性を育くむためには、家庭、学校、地域でどのように協力し合えばよいかということを学びあうために開催する』となっています。この生涯を通じてということは、学校教育にはなじみません。学校教育の範疇を超えています。ですから、教育委員会の後援はできません。」

 「ええっ?障害児の学校教育は、その子の生涯を見据えてするものではないのですか?ただ、学生でいる間だけのことを教育するのですか?将来のことを考えて、職業訓練などもするのではないのですか?内容に『生涯を通じて』と書いてあることが、後援が出来ない理由になるのですか?」

 「障害児の学校教育を担当していらっしゃるのなら、その子が障害があるがゆえに、性的な被害者なることがあるということはご存知ですよね。彼ら、彼女らに、ちゃんと力をつけてあげる、そんな性教育にこれまで取り組んでこられましたか?私の現場で、どれだけ残酷な目にあった子がつれて来られているか、お教えしましょうか?そもそも、学校や教育委員会が障がい時の性教育にしっかり取り組んでこられているのなら、何も私たちが手を出すこともないのです。そんな研修会も今までなさっているのでしょうか?」

 結局これ以上の理由は聞けないままでした。何もいえないはずです。県教委がイエスであれば、市教委もイエス、県教委がノーであれば、市教委も理由はなしにノーなのですから。市教委の独自性なんてないのですから。

 理由が分からないままに、県も市も教育委員会の後援はいただけず、でも、結果的には多くの形が来てくださってセミナーは盛況でした。当日の様子です。

 永野先生は本当にすばらしい方でした。中でも、感動したのは、障がいを持っている中学生、知的には小学一年生もない子たちに、自分が生まれ来たときのことを親に尋ねたりして調べてもらい、その学習をしたことでした。子ども達は感動を持って事実を受け止めます。その中の一人が、学校に見学に来た人のところに行って、挨拶をしたのだそうです。

「こんにちわあ。僕は〇年〇組の〇〇です。僕は、お母さんから生まれるときに、頭が出たりひっこんだり、出たり引っ込んだりして、なかなかうまれませんでした。頭の半分が死んでしまいました。だから、急に倒れることがあります。その時には、どうぞ、よろしくお願いします。」

 そなんことがちゃんと言える、そして自分自身が障害を持って生まれたことをしっかりと受け止める、そんな能力を引き出していました。永野先生のこの話には、涙がこぼれそうでした。

 それにしても、永野先生は、その少し後、お隣の県で、教育委員会の研修会の講師として招かれていました。一方では、そうして、教育委員会の主催の研修会が開かれ、同じ講師でも、一方ではけんもほろろに扱われる。これは一体何なのでしょうね。

 政権交代して、私が一番興味があるのが、文科省です。文科省の教育方針がどうなるのか、今では、まだ予算のことばかりで、教育理念というところが見えて来ません。文科省と国会議員、教育委員会と地方議員、この関係の中で、教育の方針も決まってきている以上、何とか変って戴きたいのですが・・・。


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今年の活動から。①県教委の人との会話。

 「まずお伺いします。17年に同じ申請をされて、お断りしたことがあるのですが、その後何か活動を改められましたか?」

 「ええっ?私たちは突然17年に申請を出したのではありません。それまでずっと。16年まで申請を受けて戴いて、後援をを戴いていました。17年に突然、後援できないとのお返事を戴きました。でも、その理由は何も教えて頂けませんでした。その後も、申請しても、申請しても、ずっとお断りされましたが、いつも何の理由も教えていただけませんでした。私たちはなぜそうなのか、理由が分かりません。分からないものは直しようがありません。」

 「もう、申請をしなくなっていたのに、どうしてまた、後援申請をされるのですか。」

 「申請してもずっとお断りされますので、もう申請はやめましょうということで、20年は申請していません。でも、今回は、「障がい者、障がい児の性教育」です。手をつなぐ育成会など、すべての障がい者の支援団体からは、後援の内諾を戴いています。それから、県内のすべての障がい者の作業所等の施設、自立支援学校にはご案内をしております。でも、学校現場の先生方にも是非来ていただきたいのです。そのためには教育委員会の後援が必要だと、ぜひ後援をお願いしたいと、そう話し合った末、お願いに参りました。」

 「別に、教育委員会の後援がなくても、講演会はしたらいいではないですか。」

 「でも、現実には教育現場の先生方は、教委の後援がない研修には、とても出にくい状況になっています。たとえ、休日であっても出てはいけないとする管理職の方がいらっしゃいます。そのような現実がありますから、ぜひ後援をお願いしたいのです。」

 「あなたはいったい何者ですか。どうしてあなたがここに来ているのですか。」

 「ここに役員の名簿がございます。ここに私の名前も出ています。私は役員のメンバーの一人ですが、他のメンバーはほとんどの者が教師です。勤務をしていますので、ここまででかける時間がございません。私でしたら、お昼休みがございますのでその時間を使って、使いとしてきています。本来なら、申請書は郵送でも良かったはずです。でも、今回は、キチンと教委の方にお会いして、お話して、お願いをしたほうが良いと考えて、こまでやって参りました。」

 「代表は誰ですか。」

 「この申請書にありますように、Jです。〇〇の教師をしております。」

 「その人と話しをしないと、こんな誰か分からない人と話しをしてもよく分かりません。」

 「では、Jの電話番号をお知らせします。Jは私がここに来ることを知っていますし、電話番号をお伝えすることも了解してくれます。」

 「いいえ、そんな個人情報を他人から聞くわけには行きません、まず、本人から、ここに連絡方法を連絡するように伝えて下さい。しかし、学校の電話を使ってはいけません。かける方も、学校の電話にかけてはいけません。個人の電話にして下さい。それから、その人の勤務時間中に電話をしてはいけません。時間外に連絡をして、そのことを伝えて下さい。それから、その人がここに電話をしてくるのは、個人の電話で。それも、ここの勤務時間内に。そして、向こうの勤務時間外にかけてくるように。ここの勤務時間は、何時から何時まで。この内の何時から何時は、昼休みですので、時間外です。」

 「こちらの時間内で、彼の時間外で、その時間がありますでしょうか。」

 「そんなことは分かりません。向こうに聞きなさい。」

 「これだけを伝えて、後はその人と話しをします。」

 「分かりました。そう伝えます。ここに、私たちの20年間の歩みを冊子にしています。どんな活動をしてきたのか、見ていただいたら、お分かりいただけるかと思います。どうぞ、お目通し下さいませ。私たちは、永年、こつこつと、大切な活動をしてきているつもりでいます。私たちの何がいけないのか、それだけでも、どうぞ、ご指摘下さいませ。」

 「ああ、コレが教育の現場を仕切っている人の対応なのか」

 私が出かけて行って説明をしようと思ったのだが、結果は、Jへの連絡をするようにとの伝言を言付かっただけのことであった。

 今思い出しても、涙が出るほど、とてもひどい対応をされて、そして挙句の果てが何の理由も伝えて頂けないまま、お断りであった。一筋縄ではいかないと覚悟はしていた。だから、突然でなく、ある県議の方を通して教委につないでいただいたのだが。能面のような、表情一つ崩すことのない、まことに暖かさのかけらもない教委の方の対応であった。こう話す彼の横で、女性の職員が、ずっと筆記をしていたので、以上の会話は、彼女の筆記にもそのまま記されているはずだ。

 以上は県教委。次回、市教委の方との話を出します。


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私のクリスマスイブ。サンタとケーキ。

 昨日、クリスマスイブは、いろいろ忙しくしました。子どもがいた頃は、ケーキを作ったり、サンタさんがやって来たり、楽しくにぎやかでした。でも、大人だけになると、さびしいものです。ケーキすらありません。ケーキ用意しようか、と言っても、「いや僕はイラン」だけですから。

 まず、午前中、姉とそごうに行って、お弁当を買いました。あれこれ歩き回って選んだのはクリスマスバージョンの小さなオードブルのセットと、アナゴの入った散らし寿司です。これをもってお見舞いに行きました。差し入れは、付き添いの方用です。厳しい状態の方にずっと付き添って病室に寝泊りしていて、食事はいつもローソンのお弁当なのだそうで、付き添いの人もひどくやせていらっしゃいました。手作りのお弁当を作る余裕はないので、買ったものでカンベンして頂きました。

 病気の方は、昔から、とても仲良しして頂いている親戚の方です。私はこどもの頃からずっと〇〇兄ちゃんと呼んでいます。とってもかっこよく、やさしいお兄ちゃんが、息をするのも苦しそうで、ほとんど話しも出来ない状態で、胸が痛みました。何もしてあげられません。

 その時、病室にサンタさんが入って来ました。みんなにこにこと記念撮影です。緩和ケアのドクターでした。部屋が和みました。

Photo 苦しい時に奥さんお酒を出してあげると、飲んでにこっと笑います。ここは自由でいいですね。看護師さんもドクターもみんな優しいし。これで病状が良くなればいいのですが。

 重い気持ちで病室を後にしました。また来るね、と握手をして。

 その後、車を飛ばして友人の家に行きました。作ったキムチを届けるね、と言ってたのに、こんなに遅くなってしまいました。そこで友人は、クリスマスケーキを出してくれました。それと手作りのスイートポテトとコーヒー。さらに、今夜のおかずに、と、手作りのおかずと野菜を沢山戴来ました。キムチ一つ持って行ってこんなの、申し訳ないことですが。でも、このような主婦のもてなし、って本当に長い間味わっていなくって、ついほろりとしました。暖かくしていただいてうれしかったです。

 結果的にサンタあり、クリスマスケーキありの、クリスマスイブになりました。

 そろそろ一年の締めをしなければと思います。今年は、性教育にからんでの総括をしてみようか、と思っています。シリーズになるかな?


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夫の顔を見ていないということ。

 ああ、やっと今、すべての年賀状が出来上がり、ポストに投函して来ました。計320枚。住所録も出来たので、来年からこれで楽になります。皆様にいろいろとアドバイスを戴いて、ありがとうございました。まあ、いつかはやらなければならないこと、一気にやってしまって、良かったのかも。ほとんどの方にも一言手書きで添えることもできたし。ほっとしました。

 もともと編み物など、根気強くこつこつと何かをするのは、好きな方だし。その代わり、23日の谷龍介のクリスマスディナーショーは、遠慮させて頂きました。皆様のブログをお邪魔することも出来ませんでしたし。それと、23・24で大掃除をするつもりだったのが、24日のみでやらなければならなくなりました。頑張ります!

 クリニックで年賀状の最後のプリントをしながら、夕方中断して、姉の親子とリーガのクリスマスブッフェに行きました。

2009122317440420091223181159 さすがにどれもおいしくて。中でも、オマールご飯。オマール海老まるごとの身もですが、御飯にオマールの味噌で作ったピンクのソースをかけてくれます。これがなんとも美味でした。

20091223184058 このデザートは、姪のお皿です。ケーキについていたサンタをもらって食べました。チョコとホワイトチョコで出来ていました。

 ところで、私と夫は並んで座りました。私が右側です。彼の顔を見ていて、どうもおかしい。なんだか、右目の周りが黒いのです。年取ったのかなあ、と思っても、右だけなのはおかしい。「目の周りが黒いよ。内出血?」とよく見ると、確かに、だれかに殴られた後のように、真っ黒くなっています。びっくりしました。どうしたの?聞くと、自転車同士で衝突したのだそうです。それも、若い人が、歩行者を強引に追い越して、夫の自転車に突っ込んできたのだと。三日も前のことだそうです。

 コレまで、全く気づきませんでした。よく考えてみると、私は夫の左側の顔ばかり見ています。コタツに入るとき、私は夫の左にすわるものですから。それに、ここのところ、ずっと年賀状に取り掛かっていて、ほとんど顔を見て話すということもありませんでした。話しは結構しているのですが。まあ、夫婦でまじまじと顔を眺めるということも余りないものです。朝、私が出かけるときは、夫はまだ寝ていますし。本当に気づきませでした。彼も何も言わないものだから。私も、手を骨折したときには、夫には、何も言いませんでしたが。でも、一緒に暮らしていて、夫の顔の変化に三日も気づかないなんて。おかしなものです。私たちはそんな夫婦だったんだ、と改めて気づきました。


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子宮頸がんのワクチンが発売になりました。

 私は見ていないけれど、今日、ニュースでやっていたようだから、ご存知の方もおありだと思います。子宮頸がんのワクチンが今日(もう昨日になりました)から発売になりました。やっとやっとです。私のクリニックにも、注文していた通りに、5本のワクチンがとりあえず入りました。

 もう何度もこのブログでも言っているように、子宮頸がんは、性交感染症です。HPV、人パピローマウイルスに感染することで起こります。ウィルスですから、ワクチンを作ることが出来たわけです。もう2006年から、欧米を中心とした世界100カ国以上でこのワクチンは接種されています。それも、ほとんどの国が公費負担で。やっと日本でも、でも、日本では公費はおろか、保険も効きませんので、すべて自己負担となります。

 一回うって、一月後にもう一回、そして六ヶ月後にもう一回と、計三回うちます。料金は、自由診療ですので、医療機関によってことなるでしょうが、大体、一回が15000円から20000円くらいでしょう。もっとも、東京あたりの大都会では、三回分で10万円という所もあるみたいです。

 人パピローマウイルスというのは、いろいろな型があります。そのうちの悪性のもの、癌を引き起こす可能性のある型がいくつかあります。それをハイリスクグループといいますが、そのうちのもっともハイリスクの16番と18番に対してワクチンが作られています。

Photo_2  これをうっておくと、16番と18番の感染を防いでくれる、というものです。ですが、この表を見ていただけるとお分かりでしょう。それ以外の型のウィルスにより、癌になった方も少数ながらあるわけです。(表をクリックして大きくして見てください)

 ですから、ワクチンをうった上で、20歳になったらがん検診を受けましょう。そうすることにより、子宮頸がんは克服できますということなのです。

何回も言っていますが、あらゆる癌は予防できればそれに越したことはありません。一つの癌、子宮頸がんは予防できるようになったわけで、喜んでいいことなのですが。

 問題は、これだけのお金を出して、予防接種を受たい、または娘さんに受けさせたいという人がどれだけいるかということでしょう。すでに、全額ではありませんが、補助金を出すことを決めた行政もあると聞いています。せめて、保険が効くといいのですが。

 このワクチンは日本では10歳からうってよい、となっています。性交をする前が理想なのですが、すでに性交のある人、パピローマに感染している人でも、ワクチンをうっても害はないということです。多くの若い人が接種されることを願っています。


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昨日の忘年会のこと。

 チョー時間がなくって、更新が遅くなりました。昨日は、⑦パパ、⑦ママ主催でのお昼の忘年会。中華料理、美味しくて、楽しくて。今日は開業産婦人科医の集まりの忘年会。またまた中華料理。でも、その他の食事でコントロールしているから、大丈夫。昨夜は、やまとの湯に行く途中にリンガーハットでミニ皿うどんのみ。今日はお昼はちからの中華そばミニのみ。(あれっ?ご心配なく。他の店をみつけたので。)

 それはさておき。昨日の忘年会の様子は、音♪さんのブログ、もちろん⑦パパさんのブログなどに詳しいのですが。

2009_12200018 2009_12200013                   

私の画像は、この二つにします。きのぴーさん、相変わらずのエンターテナーで、ルービックキューブ、長渕剛の替え歌、迫力あって楽しませて下さいました。が、なによりも私が面白かったのは、携帯でビールを飲んで見せてくださったこと。こんなのを見ると、一昨日携帯を買い換えたばかりなのに、ソフトバンクに変えたくなってしまいます。

 もう一つは、うわさの「ミラクルフルーツ」⑦パパさんのブログを以前見て、どんなのだろう、と興味津々だったのを体験させて頂きました。これをもぐもぐと食べた後、レモンをかじると、本当においしい!!なんともいえない、美味、美味で。もっとレモンが欲しくって、から揚げについてきたレモンも食べる、つゆまめさんがちょっと席を立った隙に、ツユマメさんの紹興酒の中に入っているレモンも引っ張りだして食べました。ああ、もっと食べたい。

 レモン、レモンの状態でした。私はもっと欲しい。ミラクルフルーツはどうやったら手に入るの?そしたら、⑦パパさんが手に入れてくださるとのこと。私のダイエット薬と交換する条件です。でも、考えてみれば、両方ともネットで手の入るのですね。⑦パパさま、お気に入っていただければ、今度ネットの会社などをお知らせしますね。

 他にも抽選があったりして。⑦御夫婦のご苦労とみんなを楽しませようという、サービス精神に心打たれました。本当にありがとうございました。行ってよかったです。

 それから、音♪さんがご自分で作った革のバッグを見て、とてもうらやましくて。いいなあ、こんなのが作れるなんて。すごいなあ、で。帰り道、歩いてクリニックまで帰ろうと、とことこと歩いていて、きづいたら、私も東急ハンズにいました。そして、音♪さんが買ったという、980円の革の端切れを買ってしまいました。何をするの?本当に自分で作れるの?なんて自問しながら。でも、いつかは、こんなのを使って、いろいろと作ったり縫ったりする、ゆったりした生活をするのだわ!それまで眺めるだけでも。私はエナメルの牛革のセットを買ったのですよ。

 さあ、また私は年賀状のあて先の名簿作りです。まだまだです。沢山の方のコメントや問い合わせを戴いているのですが。ごめんなさい。かならずお答えしますが、もう少しお待ちください。私、携帯を買い換えたばかりで、携帯でブログのコメントを読んだり、アップしたりする設定の作業をやり変えなければならないのです。それがまだ出来ていません。すみません。


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困ったこと。年賀状と、インフルエンザのワクチン。

 うわあ、もう泣きそう。非常事態発生。どうしよう、と思っても、しこしこと頑張るしかないので。

 年賀状のことです。毎年、手作りしています。ここのところ、ほとんど写真入りのを作っています。今年も作りました。時間がない中、一昨日の真夜中、やまとの湯からかえって、しこしことパソコンに向かって。昨日、診療をしながらプリントもしました。すべて出来上がって、さあ、後はあて先のプリントだけ。今回のはバックがにぎやかなので、一言書き込むのに、黄色や白や金や銀の細いペンも買いました。

 そこで、昨夜、さあ、あて先を。全部の名簿をチェックして、喪中を除いたり、転居の方の住所を直したり。そして、いざ、プリント。となって、プリンターが動きませんでした。どうしてもだめ。

 実は、恥ずかしながら。私の名簿は、ワープロの中に入っています。ワープロからパソコンに名簿を移そうとしたら、それはどうしてもダメだったのです。フロッピーがだめなのです。私のパソコンの先生に来てもらってあれこれ試したけれど、結局ダメで。ワープロで印刷をして、そのうち、名簿をパソコンに手作業で入れるしかないということになりました。

 以後、毎年ワープロであて先をプリントしながら、来年こそは名簿を作るぞ、と思いながら。年末になると、ああ、今年も名簿を作らなかった、来年こそ、の繰り返しで。

 ああ、もうダメだ。名簿を作るしかない。と決心しました。切羽詰まって、今になって、です。昨夜、明け方までしこしこと入れても、膨大な名簿なので。あいうえおから始まって、「か」までしか行きませんでした。この調子だと、年末までに全部入るかしら。これをしないと、私はお正月を迎えられません。

 今日は、お昼から⑦パパさんの呼びかけの忘年会、明日は産婦人科医の忘年会、まだ23日も、26日も。いまさら、欠席なんて、言えやしない。で、頑張るしかありません。

 本当に泣きそうです。

 そうそう、インフルエンザの予防接種。明日から、一歳未満のお子さんの両親に接種できます。今、中学生、高校生の予防接種の受け付けをしています。

 ワクチンの接種については、またあらためて書きますが。予約していても、来ない方が非常に多いのです。キャンセルをしてくる人は、「ほかで接種しますから。」という人が多いのですが。何箇所かに同時に予約をしているのですね。まだ連絡をいただけるだけでも良心的かも知れません。なんにも言わないで、来ない人が多いのは困ります。

 当方は、予約した方のを申請して、ワクチンを購入しているわけで。すべて買い取りなのです。よそにかかっている方でも、受け付けますよ、なんて、良心的にやったつもりがとんでもないことになりそうです。特に、妊婦さん用の防腐剤の入っていないのは、妊婦さんにだけしかうってはいけないと言われています。他の方に打つわけに行かないので、あまると困ってしまいます。もう少し様子を見て対処を考えましょう。


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笑ったけれど深刻な話。

 もう数年前になるが、ひとりの性教育の仲間が定年退職をした。やめるとき、校長から言われたのだと。

「わしのゴルフの会員権を買ってくれ。500万円でいいから。本当はもっと高かったんじゃが。退職金でそれくらい出せるじゃろう。」

 ゴルフなんてしない彼女はびっくりして言ったと。

「まあ、校長先生。私はゴルフもしないし、会員権なんていりませんよ。」

「何とか、買ってくれんか。校長会でみんなで買おういうて買うたんじゃが。わしもゴルフはせんし。誰か買うてくれんかのう思うて。」

 それが、あのフォレストヒルズの会員権なのだと。昨日の中国新聞に出ていた。1200万円のを300万円余りで償還すると。

 それを聞いた時には、大笑いしたけれど。でも、考えてみれば、おかしな話だ。ゴルフもしない人が会員権を買う。「校長会」という一つの組織に誰が依頼をしたのか。依頼した誰かにみんなでゴマすりをしたのだろう。校長会の会員は、きっと投資にもなるからとそそのかされて大金を出したのだろう。これは、自己責任だ。ファンドにお金を預けて大損をしたのと同じだ。

 ゴルフもしない人が買ったりするから、利用客が当初の計画より少なくなるはずだ。

 もう一つ。そのゴルフ・リゾートには、ある人専用の部屋があると。とても豪華な部屋を自分の部屋のようにしていると。そんなうわさがあった。

 でも、それは単なるうわさではなかった。その部屋に招かれて行ってゴルフをした人が教えてくれた。ものすごく豪華な部屋で。しかもそれを県のお金で作ったんだと聞いて、「いいんかいのう。」と思ったんですよと。

「やっぱりそうなん。ただのうわさではないん。」「ええ、本当にあるのですよ。私はその部屋に行ったんですから。」と。

 ああ、そんなところに私たちの税金も使われていた。これが県政の現状だった。もうこれ以上無駄な税金の使い方をしないよう願いたい。でも、県にはなかなか私たちの声は届きにくいのが現状だ。


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今年最後の講演で学校給食を!!

 昨日、今年最後の講演と最後の韓国語の授業を終えました。どちらも最後がとても気持ちよく、充実していて、楽しく終えることが出来ました。後は、診療を頑張るだけです。(あっ、それからまだいくつかの忘年会と、まだまだ大掃除!それから年賀状と、大仕事が残っていました!)

 まず、講演です。朝から新幹線、小倉で普通列車に乗り換えて、のんびりのんびり。椎田駅まで迎えに来ていただいた養護の先生と学校へ。着くとまず給食でした。

2009_12170001 お昼ごはんは学校給食を、と聞いていたので楽しみにしていました。わたしにとっては、50年ぶりの学校給食です。わたし達の頃、中学では給食はありませんでした。小学校まで。今の給食は豪華でおいしいよ、と聞いてはましたが。

 昨日はパンの日。パンの日と御飯の日が一日交代なのだそうです。クリスマスバージョンでおいしそう!クロワッサン、コーンシチュー、ブロッコリーのあえもの、鶏の手羽元のから揚げ、チョコレートケーキ、そして牛乳です。話しには聞いていた先割れスプーンも初めて使いました。うーん、なれない私には難しい。鶏は手で食べました。すべて、本当に美味しかったです!こんなおいしい素敵な給食を食べさせて頂いて感激しました。

2009_12170002 ここではすべて自校方式で暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく食べられるし、廊下に張り出してあるメニューを見ると、すごいなあ、です。今月の世界の料理は「韓国」で、ビビンバ丼がありました。韓国の食についても、しっかり書いてあります。今年最後の日は、ナンとカレーなのだそう。いいなあ、とうらやましくなりました。

 食べ終わると、会場を見に行きました。とても寒い日。広い体育館ですが、すでに会場には沢山のストーブが炊かれていて、会場を少しでも暖かく、と用意してありました。私の立つところには、電気ストーブと座布団が。座布団の上に立ってください。少しでも暖かいかも、と。心使いがうれしかったです。

 その後私は校長先生と話していました。そしたら、養護の先生が、ちょっと行って来ます、と校長に報告です。ほとんど学校に来ていない生徒を家まで迎えに行くとのこと。北九州の近くで、いろいろと心配な子たちがいるのだそうです。校長先生も、温厚で生徒のあるがままをそっくり受け入れていて、とても素敵でした。そのうち、養護の先生が帰ってこられました。つれて来ました!と。こんな養護教諭と校長のいる学校の生徒は、いろいろとしんどいことがあっても、必ずどこかで救われていく!と思いました。

2009_12170003 保健室の前の養護の先生の手書きの講演の案内です。これだけでも、どれだけの労力を使ったことでしょう。

 講演は、町の思春期健康教室として行われました。対象は、この中学校全校生徒と、近隣の養護の先生達と、保護者です。生徒達はよく聞いてくれました。

 講演後生徒の感想文を少し読ませてもらいました。実に素直な感想が書かれていました。良かった!緊急事態の生徒もいました。もっと早く講演を聞きたかったと書かれていました。でも、間に合ってよかったと思いました。私が話した、二十歳未満の人工娠中絶、人口あたりの中絶率が一番高い、全国ワーストワンは、福岡県ですよ、ということにショックを受けた生徒もいました。「君達自身の問題ですよ。」ということを分かって欲しかったのです。

 これからの君達です。いろいろとしんどいこともあるかもしれないけれど、どうぞ豊かな人生になりますように、そんな思いで学校を後にしました。

2009_12170004 寒い椎田駅。寒風のプラットホームにこんな部屋が作られていました。こんな楽しい絵が書いてある風除けは初めてです。ますます暖かい気持ちになりました。

 お世話になった皆様、本当にありがとうございました。心から感謝しています。

 行きも帰りも、列車の中でずっと韓国語の勉強をしていました。予習、復習、私に足りないのは、そしてなかなか実力が上がらないのは、その不足なのだと痛感したからです。車の運転でなく、列車で行くと、そんな時間が持てていいものだと、改めて感じました。


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いろいろです。

 明日と言ってももう今日ですか。今年最後の講演です。九州福岡の南、椎田の中学校に行きます。今日、担当の先生からファックスが来ました。とても寒いそうです。それも体育館での講演、どうぞ暖かくして来てくださいい、と。本当にそうです。先週の寒さには参ったし。全国どこでも体育館は冬は寒く、夏は暑いもの。どうしよう、いろいと家の中でファッションショーです。やっぱりカイロを持っていきましょうかね。

 寒いといえば、一月の下旬に北海道、帯広に講演に行ったことがあります。マイナス20度。想像を絶する寒さです。口が回らなくなりました。お昼に食事に行ったとき、それでも、真っ青な空。「今日は暖かい。10度もある。」と。そうか、10度なんだ。道理で暖かいわ。でも、雪が溶けないなあ、と思ったら、「マイナス10度」でした。いつもマイナスなので、日ごろいちいちマイナスはつけないのだそうです。参った、参ったです。そんなところでも高校生はミニスカートでしたよ。たくましいものです。

 こんなときに体育館で話しを聞かされる生徒もいい迷惑かも知れません。どうぞ、暖かくして。ひざ掛けや毛布などをもって、話しを聞いてください、と連絡しております。

 今日もそして明日も、李先生の韓国語の補習です。入門コースの人たちのクラスで一緒に授業を受けました。わたしは途中からの入学なので、一番基礎のところを習っていません。分かっていると思っていた事でも、改めて授業を受けると、とても勉強になります。明日は、少し遅れますが、広島駅についたら即、YMCAi駆けつけるつもりです。やれやれ、これで今年の授業も終わります。でも、もうたっぷり冬休みの宿題を出されました。本当にやれやれです。自分で望んでしていることなのですが。

2009_12160001 今日もお昼はG線でした。ドライカレー。豚肉、マッシュルーム、たまねぎがたっぷり入っています。サラダとアイスクリームとコーヒーでやっぱり598円です。この安さと美味しさ、たまりません。

 それにしても、今毎晩遅くにNHKでやっているロボコンの予選シリーズ、ムチャ面白いですねえ。せっかくの本番なのに、一歩も動けないのや、転んでしまうのなど、予選ならではのへたなのがあって、本当に面白いです。わたしはどちらかというと、全国大会よりもこの予選シリーズがすきです。でも、当然寝不足になります。

 明日は早くの新幹線に乗りますので、これで。おやすみなさい。

 


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産婦人科医という仕事

 先週の火曜日も、そして今日の火曜日も、お昼時間には手術に行きました。午前中の診療を終えると大急ぎで何かをかっ込んで、飛んで出ます。タクシーを飛ばして後輩の産婦人科に行きます。私は病棟を持たない宿無しなので、私の患者さんで入院を要する人は、後輩のところに入院させてもらいます。

 今日の手術はとても難しいものでした。力もいるし、時間もかかって、すんだら、腰とひざの裏がコチコチです。足を一歩も動かすこともなく、はじめから終わりまで同じ姿勢でじっと立ってしますので。でも、ちゃんと手術が出来て、良かった良かったです。これで彼女も元気になるでしょう。

2009_12150021  ちょうど今日、その産婦人科で私のクリニックの一番若いナースが赤ちゃんを産みました。彼女は11月の20日まで、大きなおなかで頑張って働きました。そして、一月も経たないうちに、今日の出産。手術を終えて控え室に行くと、その続きの授乳室で、生まれたばかりの赤ちゃんを、もう授乳の訓練をしています。かわいい!良かったね、頑張ったね、わたしもうれしいよ。で、パチリです。

 彼女は半年くらい休んだら、またクリニックで働くといってくれています。それまで、しっかり育児をして下さい。また出て来るのを待ってるよ。

 帰ろうとしたら、先週手術をした人が出口で待っていました。先生、ありがとう。先生に会いたかったよ。と、抱きついてきました。今度は、あなたも、あかちゃんを産みにここに来ようね、とハグしました。

 タクシーに乗ってクリニックに帰りながら、やっぱり産婦人科医という仕事は、うれしいものなのかもしれない、と感じていました。ここのところ、経営などでしんどいと感じることが多かったのです。でも、もう少し続けてもいいかも、と思っていました。


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娘からの「悲しいお知らせ」

 東京の娘から久々に電話がありました。しょっぱなに、

「悲しいお知らせがあります。」と言います。「ええ?どうしたの?」と問うと、「歯医者さんでお金が5万円いると言われました。」と本当に悲しそうに言います。

 常々、「歯だけは大事にしなさい。ちゃんと信用できる歯医者さんで、ちゃんとした治療を受けなさい。お金がかかっても、歯は一生のものだから。いい加減にしておくと、後で後悔することになるからね。」

と言い続けているものだから。「分かったよ。振り込んでおくから、その治療をしてもらいなさい。」と言いました。娘は、「申し訳ありません。すみません。」と消え入りそうに言います。相変わらずひどい貧乏暮らしをしている娘には、5万円なんて、とても出せる金額ではありません。援助をするのも仕方がありません。

 私は、小さいころからとても歯が良くなくて、どれだけ大切に磨いても歯の体質がそうなのだからといわれて、コンプレックスになっていました。歯並びもよくなくて、両方にいわゆる八重歯が生えていました。顎が小さくて、歯が入りきらないのだと。ですから、上も下も二本づつ歯が少ないのです。小学生の時から、長い間かかって矯正をしました。歯については、とても苦労しています。

 でも、大学病院に勤めているときに、一人の歯科医に出会いました。以来、そのドクターの追っかけをしています。大学病院から開業されたときにも、遠方ですが通いましたし、一時そこからいなくなって姿を消してしまったときにも、歯科医師会に尋ねて、もっと遠方にいるのを突き止めて行きましたし。今も佐伯区で遠方に変わりありませんが、それでもそこに通っています。もう30年以上一人のドクターを追っかけています。

 とても上手で、何より注射が全く痛くないのと、それから、とにかく歯を抜かない、何とか持たそうとしてくださる治療姿勢が好きなのです。おかげで、当然今も全部自分の歯です。もう、私の歯のことはすべて知っていてもらっていますので、完全に信頼しています。ちょっとおかしいと電話をします。どこどこの歯と言うと、すぐにわかっていただけます。本当にありがたいことです。

 夫は、新聞記者時代、とにかく待たなくていいところ、行ったらすぐに診てもらえるところ、というのを第一に選んでいました。と言うことは、客がほとんどいないところということです。とても良くない医師で、すぐに抜きます。歯の質はすごく丈夫な夫でしたが、もう気の毒なほどひどいことになってしまっています。彼は、とても後悔していますが、でも、失った歯は戻って来ません。

 そんなことで、夫婦一致して、子どもたちには、日ごろの手入れと、歯医者選びを大切にしなさいと言って来ました。だから、5万円というのも仕方ありません。

 と思ったら、娘が言いました。「実は、もう二本、5万円づついることになりました。一度ではないけれど、そのうちにまたお願いすることになりそうです。」と。ありゃーです。「もう、日ごろの手入れをちゃんとしなさいよ、ちゃんと磨いてるの?」と言っておきました。


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忙しい一日。キムチも作りました。

 ふう、忙しい一日でした。

 まず、今日は「8.12慰霊の夕べコンサート」「ひろしま音楽芸能文化懇話会」合同懇親会でした。沢山の方達に久しぶりにお会いできてうれしかったです。

2009_12130025 バイオリニスト榎本陽子さんの演奏です。横顔で、左から広島女学院の理事長・院長の黒瀬真一郎先生、秋葉広島市長、平松恵一広島市医師会会長などのお顔が見えます。他にも二胡の演奏、元劇団四季団員の道田涼子さんの歌、バンドネオンの演奏など、すっかり楽しませて頂きました。

 でも、私は中座です。午後二時から古田公民館で毎年恒例のキムチ作りでした。韓国語の李先生の指導で大量のキムチを作りました。

2009_12130026 沢山の材料をひたすら刻みます。梨、青リンゴ、赤りんご、しょうが、にんにくは、だし汁と共にミキサーにかけます。何しろ大量です。ミキサー4台フル回転です。

 大根、にんじん、ねぎ、にら、は刻んで大きなたらいの中へ。そこにまた大量の唐辛子、ゴマ、アミ等を入れます。

 先生ともう一人、男性の方のお二人で、しっかりまぜまぜをしてくださいました。それを、塩づけして洗った白菜の葉っぱ一枚一枚に塗りつけます。白菜は一株4分の1に分けておきました。それをくるくると巻いて、できあがり。一個ずつナイロン袋へ入れます。

2009_12130029 2009_12130033                   

大勢で手分けして作ったので、手際よく出来ました。もっとも、李先生が白菜の塩漬けや材料の購入など、すべて段取りをして下さったおかげです。出来たのをちょっとつまみ食い。美味しい!!です。大量のリンゴと梨が入っているので、辛味だけでなく、甘みが何ともいえません。だし汁やあみなどのうまみ成分も絶妙のハーモニーです。

2009_12130034 出来上がったキムチをダンボール一杯持って帰りました。二三日置いて醗酵したら食べられます。

 おお、何と素敵。白い御飯と一緒に食べる、キムチ鍋にする、汁はチゲに入れる、いろいろに楽しみます。

 今日のキムチ作りには、クリニックのスタッフも、それから安芸高田市のはるめさんと堀川さんも参加されました。いろいろとお話ししながら、刻んだりぬりつけたり、袋に入れたり、片付けたり。楽しかったです。

 一旦家に帰ってすぐにお出かけ。姉の一家と一緒にお食事会でした。甥のお嫁さんの誕生日のお祝いと、忘年会をかねて。ご馳走をいただいたのに、これは、すっかり写真の取り忘れです。若い人たちや子どもたちと一緒なのは楽しくて、すっかり気分が若返りました。

 まだ、これから「やまとの湯」です。ああ、明日は李先生の韓国語の日。教室ではとても厳しい先生です。宿題もやらなくっては。とても充実した一日でしたが。大掃除が一日伸ばしです・・・。


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ワクチンのお金のお話しです。

 新型インフルエンザについては、そのピークは過ぎたのでは、という報道がなされていますので、皆様もご存知と思います。少し、かかる人が減っています。

Img094

今日送られてきた広島市のインフルエンザA型の発生動向、先週分です。11月30日から12月6日まで、減ったとはいえ、一週間で6140人の方が罹っています。大変な威力です。

もう一つのグラフ、これが問題なのですが。ぜひ、クリックして大きくして見てください。

Img096 もしこのまま新型インフルエンザが落ち着いたとしても、今度は、季節性のインフルエンザが待ち構えています。

→のあるのが、今年の発生動向。その右側にピークがあるグラフが、2004年から2008年までのインフルエンザの発生動向です。

 そう、寒くなると、これまでの型のインフルエンザが発生し始めるでしょう。ですから、もうそろそろ季節性インフルエンザのワクチンをも接種しておいたほうがよさそうです。

 一時、季節性のワクチンはもうなくなったといわれていましたが、今では問屋さんに注文するとすぐに入ります。私のクリニックでは、これまで110人分いれておいたのが、なくなりそうになったので、また注文しました。そしたら、すぐに20人分入って来ました。特に受験生、早く季節性のワクチンを打っておいたほうがよさそうです。もし、クリニックに来ることが出来るのなら、すぐに接種可能です。

 それにしても、ワクチンを打つのは、なかなか家計的に大変ですね。子どもたち、それも小さな子は、二回うたなければならないので、三人もお子さんのいる家庭では、本当に大変です。3×2=6回が、新型と季節性、計12回分。4万円を超えますね。そんなとき、ある町では、インフルエンザの接種の証明書を持っていけば、役場でお金を返してくれる、というところがありました。妊婦さんと基礎疾患のある方だけなのかも知れませんが。できれば小さな子どもたちの場合は行政が補助をするとかなればいいのに、と思うけれど。今、とても無理な話でしょうね。

 先日からお話ししている、子宮頸がんのワクチン、やっと今月、もう10日もすれば接種が可能です。でも高い!!まだ接種の値段は決まっていませんが、それでも、3回全部で5万円くらいになるでしょう。うーん、将来のことを考えれば、子どもに打たせておきたい、と思っても。これでは、経済的になかなかです。他の国、ほとんどの先進国が公的お金で接種しているのですが、日本は、とてもそうなりそうにはありません。

 病気の予防も金次第。悲しいことです。


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谷龍介と趙栄春さんのコラボでした。

 今日は朝からインフルエンザのワクチンの接種の方が次々と来られます。ご病気があって優先的に接種できる方の接種なのですが、一バイアルに二人分の液が入っています。其れも、一旦お一人分を使えば、残りはその日の内に使わなければなりません。無駄になってはいけないので、予約なさった方達にお電話をして、みなさん今日来ていただくことにしました。

 今日になってみれば、朝から小雨が降ってとても寒い日です。ご病気の方は出かけにくいだうなあ、と思って心配でしたが、みなさん頑張って来ていらっしゃいます。

 癌で抗がん剤投与中の方、糖尿病の方、喘息の方、リウマチの方など、どなたももしインフルエンザ罹ったら重症化しやすい方達です。皆さん、今の内に打てて良かった、といわれます。早くすべての方達に打てるといいのですが。先日も言いましたように、少しキャンセルが出ていますので、希望の方がいらっしゃいましたら、お電話くださいませ。

 さて、遅ればせながら。11月20日にわれらが谷龍介のミニコンサートが開かれました。小さなライブハウスに、根っからのファンが集まりました。

 その時のゲストが二胡の趙栄春さんでした。

2009_11200009広島ブログにも度々登場されている趙さん。いつも聞きに行きそびれて、残念に思っていたのですが、ここで願いがかないました。

 二人のコラボ、それは素敵でした。それに、趙さんのお一人の演奏、荒城の月、競馬、いずれも本当に素敵で。荒城の月は悲しいほどに美しく、競馬はモンゴルの草原を走る馬の姿が見えるようでした。

素敵なお二人に大満足の日でした。

お二人、谷龍介君は、12月23日にホテルガーデンパレスでクリスマスコンサートが、趙さんは12月18日にゲバントホールでクリスマスコンサートが開かれます。お二人とも、応援したいです。皆様もよろしくお願いします。


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大崎上島中学校での講演でした。

         2009_12100016           今日は、高速道→竹原港からフェリーに乗って島の中学生に話しに行きました。          

昼のフェリー、瀬戸内海の景色を楽しみにしていたのですが、雨で残念。

 中学校は町の合併に伴って、島の三校が一緒になって一校になったとのこと。新しくてとてもきれいな学校です。

トイレにきれいなコスモスが飾ってありました。薄い黄色のコスモス、初めて見ました。オレンジ色のは見たけれど。

2009_12100019_2  今日の講演は「人権教室」です。行くと、すでに開会行事が始まっていました。中学生の人権作文の表彰や、人権擁護委員の方達の紹介や、そして人権擁護とは、というお話し等がありました。その後に私の講演です。

 私は、人権教育として性教育の話しをさせて頂けることがとってもうれしいのです。性教育、平和教育、人権教育はつながっているというのが私の持論です。私の話は、中学生だけでなく、法務局の方、人権擁護委員の方、役場の方、保護者の方達にも聞いてもらえました。

2009_12100021  そのこともとてもうれしかったのです。寒い中、生徒達もよく聞いてくれました。こっちをまっすぐに見て聞いてくれる中学生達に涙が出る思いでした。

 それにしても、体育館は寒くて。防寒のために、昨日ヒートテックのタイツやシャツを買って、着込んで行ったつもりなのですが。舞台の上は、ヒューと風が吹いて、それはそれは寒かったのです。途中から演壇の下に電気ストーブを入れて下さって助かりました。

 全国どこに行っても、冷暖房の入った体育館はほとんどありません。それは分かっていたつもりなのですが。今年はもう一回、来週に福岡の中学校で講演があります。今度はカイロを用意して行きましょう。

2009_12100024 講演の後、校長室でお話していたら、保健室の先生が感想文を持ってきてくださいました。そして、これっと見せてくださいました。一年生の特別支援学級の生徒、学習は小学一年生程度の子なのだそうです。その子が一生懸命に書いてくれています。「あかちゃんのはなしがでてきました。またみたいです。「ビデオ」 せんせいのはなしもききたいです。」何よりの感想文、本当にありがとう。胸が熱くなってしまいました。

先日の、もめにもめて、結局生徒への講演がダメになってしまったあの中学校での、ビデオの上映は困るといわれたことをどうしても思い出してしまいます。命を考えるには、「死」とそして「命の誕生」なのだと、私は信念を持っています。文部省選定の、「赤ちゃんの誕生」がどうしていけないのでしょうか、生徒達はとても感動してみてくれるのに。

 今日は、本当にうれしくて、先日来のもやもやが完全に吹っ切れました。すっかり元気を取り戻しました。今日の関係者の皆様、本当にありがとうございました。そして、寒い中、じっと話を聞いてくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんに出会えて、とてもうれしかったですよ。


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広島県日韓親善協会09忘年・会員の夕べ

 日々、バタバタしているうちに、とても大切なことのご報告を落としてしまっていました。

 11月30日、広島県日韓親善協会忘年・会員の夕べでした。毎年、この会には、韓国の歌手の方など、素敵なゲストが来られます。今年は、広島車椅子ダンスくらぶの人たちの公演もありました。車椅子ダンスくらぶは、今年の9月、日韓親善協会15周年記念で釜山で公演をしました。沢山の施設にも慰問に行き、また、公演では、沢山の障がいを持った方々、関係者の方々、それに釜山市民の方達に見ていただくことが出来ました。その公演の一部を忘年会で再現されました。

2009_12020007 2009_12020009                   

次々と繰り広げられた素敵なダンスの終わりは、メンバーみんなの力強い「ソーラン」でした。皆さん、手拍子で応援です。とても素敵な公演で喜ばれたと思います。私も、久しぶりにメンバーにお会いできて、うれしかったです。

また、以前エリザベートに留学されていた方(名前を失念してごめんなさい。とっても素敵な歌でした。)の歌の時には、皆さんが前に出て、旗で応援です。真ん中右よりに湯崎新県知事と、その右に豊田広島市副市長もいらっしゃいます。

2009_120200152009_12020017 ひとしきり食べて、ショーを楽しんだ後、恒例の大抽選会が開かれました。

 次々と豪華な賞品が皆さんに当たります。なんと、私の韓国語の先生のお嬢さんが、三万円のリーガロイヤルホテルの宿泊券があたりました。それに、車椅子ダンスの一人にも、三万円の商品券があたりました。最高の最後の景品は、広島ソウル間のペア往復飛行券です。なんと、これにあたった方は、以前にも同じのがあたったことがあるのだそうです。幸運な方があるものですねえ。

 私は、最後までドキドキしながら待ったのですが、とうとうはずれ、何にもあたりませんでした。でも、残念賞は、辛ラーメン二つとゆず茶で、これをいただいてうれしかったです。

 お料理は、ホテルのお料理だけでなく、民団のオモニたちが腕をふるって、チヂミ、キムチ、トッポッキ、サムケタン、おもち、チャプチェ、など沢山の韓国料理も並んで、大変豪華でした。

 釜山からも沢山の方が来られていました。車椅子ダンスでお世話になった韓日親善協会の会長の李先生にもお会いできました。先生から、釜山の名産の大きな昆布をいただきました。私は、前日に一生懸命に考え、歩いて捜して、結局、バーバリーのショルダーバッグを買っておいて、お渡しできました。こんなものではとても収まらないほどお世話になったのですが、少しでも気持ちをお返ししたくて。本当に大きな心の方で、何度でもお会いしたい方です。

 楽しかった会もあっという間に終わって、とても名残惜しく帰りました。以上、遅ればせながら、ご報告です。


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新型インフルエンザワクチン、どーんと来ました。

2009_12080002 本日、やっと妊婦さん用の新型インフルエンザのワクチンが来ました。一ヶ月ぶり、やっと、やっとです。

 妊婦さん用のは、こうして一本ずつシリンジとなっています。防腐剤のないので、妊婦以外にはうたないように、といわれています。

 沢山の方が待っています。大変お待たせしました。どうぞ、予約している方はいらっして下さい。診察時間内であれば、いつでもうてます。

また、優先接種で病気のある方用のもすでに来ていますので、来て戴いて結構です。

 それから、予約して頂いているにもかかわらず、待っている間にすでにインフルエンザにかかってしまった方、残念ながら流産してしまった方、それから、他院にかかっている妊婦さんで、お近くの内科で予約が取れた方など、キャンセルも出ています。

 少しですが、余裕がありますので、妊婦さんやご病気のある方で、今からでもうちたい方、どうぞ、お電話をして来院して下さい。すぐに接種が可能です。

 おそらく、次回からは、一歳未満のお子さんの親の方にも接種が出来るようになると思います。


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江の川カヌー公園さくぎ

 「江の川カヌー公園さくぎ」のコテージには、それぞれのコテージに大きな囲炉裏が作ってあります。

2009_12060004_3 大きなお鍋も備えてあります。ここでぐつぐつとお鍋を炊いていると、お部屋がとても暖かです。県北なので寒いと覚悟をして行ったのですが、とても快適でした。

 それぞれのコテージには、庭にもテーブルが作ってあります。夏には、ここでバーベキューなどいいですねえ。川と山の景色もホッと心が和みます。

夏はカヌー教室や川遊びなどでにぎわう様ですが、冬にもこうして合宿や家族でくつろぎに行くのもいいなあ、と思います。今度は、ゆっくりしに行きたいですね。

2009_12060009 私達が使ったのは、囲炉裏のある部屋と和室、バス、トイレ、キッチンがあるコテージで、4人までの宿泊で12000円。一人増えると2000円追加。一つのコテージで6人まで宿泊可能。私達は、このタイプを2棟借りました。このコテージは5棟ありますが、まだ倍の人が泊まれる大人数用のコテージもあります。

 携帯が通じなかった以外は、本当に快適な時を過ごさせていただきました。

 お昼で合宿は終わり。飛んで帰って午後はエイズのキャンペーンの検査に入りました。日本のHIV感染、全く減りません。それは、またご報告しますね。


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大分と徳山で食べたもの

2009_12030004_3 2009_12030002                                        

大分のだんご汁のだんごは、おだんごの形をしてしません。うどんの太いのと言っていいと思います。味噌煮込みうどんのようなものです。お野菜たっぷりです。それに、ここでは、たっぷりのおかずが出て来ました。「まあ、韓国みたい」。これらは、お店で売っているものの試食をこうして出しているのです。しっかりいただいて、講演に行きました。

 講演がすむと、すぐに竹田津港に行き、フェリーに乗りました。帰りのごはん、どこか下松のサービスエリアででも食べて帰ろうか、と言っていたのですが、それもなんだか冴えないねえ、となって。

 そうそう、私が泊まって御飯を食べたことのあるホテルに行きましょう、となりました。周南のホテルサンルート、徳山港のすぐそばです。そこの一階のレストランに行くと、メニューが一つしかありません、ということでした。「でも、以前、ここでふぐのコースを戴いたたのですが」と言うと、それは今は予約制となっているのだと。残念だけど、では、その一つだけのメニュー、二千円の定食を頼みました。

2009_12030015 二千円だから、たいしたことはないかと思っていたのですが。まず、前菜が出て来ました。洋風の、なかなかおしゃれでおいしい前菜でした。

 そして、その後に、どーんとでっかいお膳が来ました。豪華なのに、びっくりです。お肉なんて、とっても柔らかくて、それもバルサミコ風の味付けが、とても気に入りました。が、何しろ量が多くて。食べきれないのが残念です。

そして、その後には、デザートまで。

2009_12030016 2009_12030017                   

生の果物にジュレとチョコレートケーキが載っていました。以上、満足満足....


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作木のカヌー公園で合宿です。

 今、江の川カヌー公園作木に来ています。昨夜から合宿です。久々の友人達との勉強会のために、診療後やって来ました。静かな、とてもいいところですが、携帯が通じないのに困りました。患者さんからの留守電が入ると、私の携帯に転送されるのですが、それがダメです。会社によっては通じるのもあるので、友人の携帯を借りて、時々クリニックに電話をしてチェックです。24時間、海外にいても常に携帯に縛り付けられているので、こんな状態になると、却って不安になります。

 昨夜、囲炉裏につるした、それも鹿の肉の鍋をつつきながら、いろいろと議論、話しをしました。それは楽しいものでしたが、少々疲れて、ぐっすり眠りました。ここでのことについては、またご報告できる範囲でお話ししますね。

 その前に。大分での食べ物です。講演の前に宇佐神宮に行きました。同行した姉は宇佐神宮に行ったことがないそうで、私が講演をしている間、神宮で過ごしてもらうことにしました。

 そこの門前のお店で食べたダンゴ汁、徳山のフェリーを降りて食べた定食などお知らせしたいのですが、どうもパソコンがうまく働きません。画像の挿入が動いてくれません。携帯圏外のところで、ここまで動いてくれたのをまだ良しとしなければ。

 今日は、また8時から勉強会で、お昼までには私は広島に帰ります。エイズのイベントで、検査に入ります。その後、更新できれば、画像も出しますね。それでは、一旦、終えます。画像がないと、さびしいものです。


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「デートDVってなんだろう!?」

 大分県立宇佐高校での講演に、大分市の中学校の養護教諭Sさんが駆けつけてくれました。Sさんは、古くからの友人、性教育の仲間です。昨年亡くなってしまった山田泉さんたちと共に頑張っていました。山田さん亡き後も、もちろん彼女の実践は続いており、私はその活動にしばしば感動しています。

 実は、宇佐高校の保健室の先生は、Sさんの教え子です。Sさんの実践に感動し、自分も同じ教諭になりたいと養護教諭をめざし、そして、ついに今年から晴れて高校の養護教諭になったのです。Sさん、そんなに教え子に慕われて、教師冥利に尽きるなあ、とうらやましくもありました。

 そのSさんは、出来立ての「デートDVってなんだろう!?」というパンフレットを持ってきてくれました。それは、Sさんもメンバーの一人である、大分のDV被害者支援の会NPO法人「えばの会」が作ったものです。その日、宇佐高校でも全校生徒に配られました。

 以前、広島県三次市が作ったデートDVのパンフレットをSさんに渡したことがあります。その後、いろいろなパンフレットを取り寄せ、参考にして、ずいぶん話し合ったり、検討したりして、大分バージョンを作り上げたそうです。横長の全8ページですので、写真の取り方が変ですが、ぜひ一ページづつクリックして大きくして見てみてください。ちなみに、このパンフの絵は、すべてSさんが書いたのだそうです。いつも保健便りに書いている、そののりで描いたのでしょう。発見!4.もしかしたら自分...!?のページの右下に、Sさん自身の似顔絵が載っています。どの絵もかわいい!です。

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ちなみに、「えば」とは、大分弁で「くもの巣」のこと。くもの巣のように、縦横無尽にネットワークを作ることを目指しているのだそうです。会員には、すでに心療内科の医師や産婦人科医なども含めて、さまざまな職業の人が集まり、学校への出前授業もするなど、頑張って活動しているとのことです。

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もちろんSさんは、日ごろは中学校で生徒達と日々向き合っています。その上にこんな活動もしていると。私は、こんな人たちと出会い、つながっていることがうれしいのです。しんどいことがあっても、こんな出会いがあることが、私を元気付けてくれるのです。だから、続けられるのかもしれません。

 次回は、大分行きで食べたものを報告しますね。


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県立宇佐高校で話して来ました。

 昨日は、大分県立宇佐高校で講演をして、一気に広島へ帰って来ました。

2009_12030009 宇佐高校は、ものすごくお庭がきれいな学校です。それも、年季が入って、手入れもよくしてあって、こんなきれいな学校は初めてです。庭の隅には、野鳥の森もあって、沢山の鳥達が来るそうです。いいですねえ。高校生達にも、庭や小鳥を見て、ほっと心をなごませるような、そんなひと時があると、ずいぶん人生が豊かになる、そんな気がします。

 全校生徒に話しました。ここの校長先生は、昨年大分市の県立上野が丘高校に行ったときの教頭先生です。あの時の話をぜひ宇佐の生徒にも、と言ってくださいました。それも、受験を控えた三年生にも、と。

2009_12030005 実は、女子生徒の受験で、生理日にぶつかると、とてもストレスなる子がいます。痛みはお薬で何とかなるとしても、量が多い日だと、気になってしまいます。それに、何よりトイレです。休憩時間は女性用トイレは、長蛇の列になります。順番が来なかったら、どうしよう、とか。それだけでも、女子生徒の受験はハンディを抱えています。ベストな体調で受験をするために、と言う話しをします。

 受験を控えた彼女達には、早くからの低用量ピルで、日にちの調整が可能です。秋からトレーニングをしておけば、センター試験、私立の試験、国公立の試験と、きれいにはずすことが出来ます。直前に、ぶつかりそうだからということで来られると、これは中用量ピルで調整をすることになるので、より体に負担がかかってしまいます。

 そんな話しを上野が丘でもしたのです。でも、その時は三年生はいませんでした。それで、今回は、ぜひ全校生徒に、ということになったのです。ありがたいことです。

 私にしてみれば、高校生のうちはともかく、卒業して、進学するなり社会に出ると、ぐっと性の世界は身近になってきます。今、話ておかなければ、と思うのですね。つい、あれもこれもと思って、時間が少しオーバーしてしまい、皆様にめいわくをかけてしまいました。反省です。

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それに、ここの保健室の先生、養護教諭はとても熱心で、保健室の前の展示や保健便りを見て、感動しました。こんな教師がいると、生徒も色々と相談できるし、それだけでも、多くの若者が救われると思います。

 本当に楽しく、充実した思いで、学校を後にしました。


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別府に来ています。

 大分、別府に来ています。明日、と言っても、もう今日ですが、大分の県立宇佐高校で生徒さんたちに講演をします。診療を終えると飛んで出て、車で別府の我が家にやって来ました。途中、徳山から国東半島の竹田津までフェリーに乗りました。乗用車は私の車一台だけ。後、トラックが三台のみです。トラックの運転手さんたちは、皆さん、トラックの中で休まれるのですね。客室にいるのは、私達だけ。今日は姉と一緒です。姉と二人、貸切状態です。姉が買っておいてくれたうなぎのお弁当を食べ、寝転んでテレビを見て、週刊誌を読んで。実は、月始め恒例のレセプトも持って乗ったのですが、それには触れずじまいでした。

 こちらは、雨です。真っ暗な中、懐中電灯を持って庭に出ると、レモンの大きなのが、一杯、何十個も出来ています。父が死んだときに植えた小さなレモンの木が立派に成熟しました。そのかわり、いつも沢山の身をつけるスイーティーが今年は余り芳しくないようです。肥料不足かも知れません。明日、午前中に時間があるので、庭の手入れをしようと思います。

 ここのところ、ずっと忙しくて、なかなか他の方のブログを訪問することも出来ません。申し訳ないことですし、私の日常もご報告しなければならないことが沢山です。

2009_12020003  月曜日、11月30日は、クリニックの忘年会でした。まだ11月なのに忘年会をしたのには、理由があります。写真をクリックして頂くとお分かりでしょう。そう、かに、ズワイガニの食べ放題なのです。クリニックの前の露庵では、11月から毎月25日から月末までズワイガニと豚しゃぶの食べ放題なのです。もちろん、いつものバイキングもそのままに。

 それを知って、でも、12月25日からでは、余りに遅いし。もう一つ。スタッフの一番若いナースが産休に入っています。12月25日にはもう生まれてしまっているかもしれません。彼女も含めての忘年会となると、この日しかありませんでした。かには立派でしたよう。身がしっかり詰まっていました。こんなのが食べ放題なんて、感激でした。それで一人2580円なのですから。

2009_12020004 果物やスイーツも一杯。これは私の最後のデザートです。

もう、動きたくないほどに食べて。大満足です。実は、河野は、かにを15本も食べたらしい。ということは、ズワイガニ一杯半ということ?すごい!

 ところで、話しは変わりますが、別府に来る途中、ガソリンを入れるべく、下松のサービスエリアに立ち寄りました。そこで、明日の朝食用のパンを買ったのですが。その時に行ったトイレです。

2009_12020018ものすごくきれいでした。手すりもついて、すべての個室にはウォシュレット。オストメイト(人工肛門の人)用の個室や、赤ちゃん連れの人用など、いろいろなタイプがあります。手を洗おうとしたら、自動でちょうど良い温度のお湯が出て来ました。その手洗いも、ピンクと白でコーディネートしてありました。

トイレの写真なんて、めったに撮るものではないと分かっていますが、私達以外にだれもいなかったし、あんまりきれいで感動したので、ついパチリです。明日講演をしたあとは、また広島へ一直線です。


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安芸高田、美土里町での続きです。

 美土里中学で講演をした後、お昼をご一緒した教育委員の堀川さんの工房に連れて行っていただきました。そこは、丸太で作ったウッドハウスです。どうして写真を撮らなかったのか、後悔しています。堀川さんは、トールペイントの芸術家で、教室もしていらっしゃいます。

 工房には、沢山の作品がならんでいました。素敵で、欲しい製品が一杯。それに、堀川さんのだけでなく、手作りの品の依託で置いてある物も沢山。どれもこれも本当に素敵です。堀川さんは、これも作品のお重の蓋を開けて、中を見せてくださるのかと思ったら、中にスイートポテトが一杯ならんでいました。その日の朝作ってくださったのだそうです。それに、ハーブティーを入れてくださいました。素敵なアトリエで、素敵な作品に囲まれて、手作りのお菓子をいただく。なんて贅沢なのでしょう。

 その後、いよいよ安芸高田、美土里町の神楽門前湯治村に連れて行っていただきました。ここには、大きなドームがあって、神楽をやっているのです。話しにはこれまでも聞いていたけれど、行くのは初めてです。

 そこで、大急ぎでお風呂に入りました。「湯治村」ですもの。天然ラドン温泉。700円。湯量がたっぷり、気持ちのいい温泉です。それに、露天風呂も冷たい空気が顔に心地よく、ゆったり出来ます。ここでは、裸のまま二階に上がると、二階にも露天ぶろ、サウナ、寝湯などがあります。全部経験しなければ。露天はジャグジーになっていて、それもよもぎのお風呂です。腰にジャグジーの湯を当てて、今度はサウナへ。ここのサウナは、漢方のにおいがする蒸気サウナです。それから、寝湯で寝なければ。いそいそ、いそいそとすべてのお風呂に入ります。それから、体を洗って、また湯船に。ああ、忙しい。今度はゆっくり入りに来るわ。なんて思いながら、でもゆっくりさせてもらいました。

 その後、PTAの役員さんたちが待っていてくださるお店へ。皆さんと打ち上げです。

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なんと珍しい。二段鍋だそうです。お鍋が二段になっています。まず上で焼肉を。その後、下でしゃぶしゃぶです。写真は、お肉や野菜を食べた後、ハタと気づいて、おうどんの時に撮ったものです。

 食べながら、役員さんたちと、今日の講演会に向けての苦労話などをたっぷりしました。保護者の方が話しを聞いても、実際、わが子にどう話せばいいのか、難しい、と。思春期の子どもに向き合うのは、なかなかです。小学校までにしっかり話しを。その後、だから、中学からは、学校教育に期待したいのです。それも、学校でも難しい話をするために、外部講師の役割があると思います。今回は、なんとも残念なことになったけれど、でも、めげないで、これからもまた機会があれば、ね。そんな話しをしました。

 皆様、本当にお世話になりました。とても楽しかったです。いつか、しっかり時間をとって、また安芸高田に行きます。スタッフや家族をつれて、この日と同じように、Wa・和・Waに行ってカレーを食べて、美土里に行って、堀川さんの工房に行って、とても欲しかったのを買って、それから湯治村に行って、ゆっくりお風呂に入って、お店を回って、二段鍋を食べて帰る。そんな日を作ろうと思います。ほんとうに感謝です。


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安芸高田で戴いたものです。

29日日曜日は、安芸高田で一日過ごしました。まず、高速バスで千代田へ。バス停には、はるめさんと安芸高田市の教育委員の堀川さんがお迎えに来てくださっていました。寒い中、恐縮です。まず、お昼御飯を、ということで、土師ダムそばの骨董・古美術のお店冨士屋さん。そこに併設されているCafe「Wa・和・Wa」へ。

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入り口は、どうってことのない古民家だけど、入って、わっ!でした。ダムの湖に面して、絶景です。景色に見とれ、隣の部屋の骨董を見せていただいていると、マダムがお呼びに。暖かいものを作っているから、と。

素敵な柿渋の和紙のランチョンマット。その上にはアンティークらしい透明のガラス。そして、まずかわいい器のココットが。

2009_11290004 キノコやブロッコリーなど、絶品です。美味しい、美味しいと食べていたら、「カレーとホットサンドのどちらにしますか?」と。三人とも、カレーにしました。

 このカレーがまた、おいしい。スパイスが効いて辛いけれど、たまねぎがしっかりして甘い。まあ、もう、おいしい。それに御飯もおいしくて。そしたら、その御飯も自家製だそうです。お米もお野菜もみんな作っている、正真正銘の手作りの食事です。みんな、ペロリです。そしたら、それで終わらず、手作りのデザートが。

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紅茶は一人づつのポットで。アールグレイのオレンジ風味です。チョコレートケーキも手作り。アイスクリームは、最中にしてありました。庭に咲いているお花が添えられて。スプーンもフォークも、何もかもおしゃれでおいしいのです。

もう、大満足です。景色を見て、もう少しボーッとしていたくなりました。うーん、素敵。こんな山奥に、こんな素敵なカフェだなんて。でも、まだまだ。明日は、講演の後につれて行ってもらった堀川さんの工房と、神楽門前湯治村についてのご報告をしますね。


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