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渡邊智子医師の性教育⑧3回目の授業の続き

 生まれてからはしばらくこのホルモンはお休みしています。でも背が伸びて、
体重がついてくると今度は大人へのスイッチが入ります。そして体は変化を始めます。大人に変化するってどんなこと? シーン・・・
 じゃあお父さん・お母さんと自分はどこが違いますか?
 子どもたち:背が高い 大人のほうがデブ(それ私?) 手足が長い
       胸が大きい 赤ちゃんを産む 声が低い 筋肉がある
       力が強い 仕事を持っている 毛が生えている 等

 たくさん出ましたね。では整理しましょう。(男性・女性の絵を使って)声が低くなるのはどうしてかな。
 子どもたち:喉仏が出るんだよ 

 じゃあT先生の喉仏を見せてもらいましょう。この骨はね、本当に仏様の形をしているんだよ。

 毛が生えるって、今みんなにある毛はどこの毛?(これも絵を使用。そこに黒い紙を貼っていく)
 子どもたち:髪の毛 眉毛 まつげ うぶげ 鼻毛 耳毛

 頭の毛は何であるの?
 子どもたち:脳みそとか頭を守るためじゃない?

 はげちゃったら大変だね。
 子どもたち:かつらがあるよ

 眉毛やまつげは何を守っているの?
 子どもたち:目!

 目は敏感なところだから、小さなゴミが入っても痛くて涙が出ちゃうよね。
じゃあ鼻毛は?
 子どもたち:ゴミや鼻水を出す。 ばい菌が入らないようにする

 そうですね。ゴミやばい菌をストップさせてはなくそにして外に出しちゃうんだよね。

 大人になって生えてくる毛はどこの毛かなあ。
 子どもたち:ひげ 腋毛 胸毛 すね毛 腹毛 またの毛

 何で毛が生えているところと生えていないところがあるんだろう。昔はもっとたくさん生えていたんだよね。
 子どもたち:サルだったんだから、全身毛だらけだった。

 (全身の毛を絵に貼って)こんな風だったんだよね。でも今これはなくなってしまっています。このなくなった毛って何に見える?
 子どもたち:洋服だ!

 当たり!人間は洋服を着るようになったから、いらなくなった毛はなくなったんだね。だから今残っている毛は必要な毛です。
 子どもたち:体を守るために毛はあるんだね。

 股の毛も男性と女性の大切なものを守るために生えています。でも腋毛は夏になるとCMでもむだな毛として扱われちゃって、本当にいらないのかなあ。腋毛はなんであるのかな。みんな走るときどうする?
 子どもたち:手を振る

 そうするとどうなる?
 子どもたち:脇がこすれる

 じゃあ手を合わせてこすってみて。
 子どもたち:熱くなるよ。だから生えてるんだ。

 体の見た目以外でも変化はあるよ。みんなはなんで四羽さんが大人になったってわかったの?
 子どもたち:発情したから。

 そう。発情するってどういうこと?
 子どもたち:赤ちゃんが産めるってことだよ。

 前の授業で四羽さんの人生は私たちの人生の早送りっていう意見が出たけど、つまり私たちにも発情っておこることなんじゃない?
 子どもたち:エー!?

以下河野です。 本当に実に生き生きと、大人になることを学んでいます。毛が生えることなど、大人はついいやらしくとらえてしまい勝ちです。でも、こうしてきちんと説明する、この授業を見ていると、ちっともいやらしいことではなく、本当に大切なことを学んでいるのだということが分かっていただけるのではないかと、そう思います。次回はいよいよ最終回です。


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