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このごろ読んだ本1.拉致被害者蓮池さん兄弟の本

2009_10010002 ここのところ読んだ本です。本は、一旦読み出すと、もう止まらなくって、何もしたくなくなるので困ります。ですから、日ごろは、寝る前だけ、ベットの中で、と決めているのですが、少し新幹線や船に乗ったりすることがあったので、いいチャンスでした。で、立て続けにこれらの本を買って読みました。

 どんな本でも、それぞれに感動します。拉致被害者の蓮池さん。とてもご苦労でしたでしょうが、帰国してからも本当にたくましく、自力で生きる道を歩んでこられました。これまでもたくさんの翻訳本を出してこられましたが、今回の本「半島へふたたび」は、北朝鮮と地続きの韓国に行った、そのルポです。自分自身の苦しかったときや、北へ今なお取り残されている方たちへの思い等が交錯しながら、韓国の歴史も含めて、とても丁寧なルポになっています。何回も韓国に行っている私は、一体何を見てきているのか、と恥ずかしくなるくらいです。今度行くときには、ここに書かれているような視点をしっかり持っていこうと思いました。

 蓮池薫さんのお兄さん、蓮池透さんの書かれた「拉致 左右の垣根を超えた闘いへ」。家族会の代表であった透さん、今は代表が変わり、マスコミにもほとんど姿をみせなくなった方の拉致問題解決への提言です。五人の方と後での家族の帰国を巡っての家族会の内情なども書かれています。

 今、「救う会」への疑問、その「救う会」に強く影響されている家族会への危惧、「経済制裁」が拉致被害者を救うためであるべきなのが、「北朝鮮」を崩壊させるための運動に利用されていることへの疑念などが、しっかりと信念を持って書かれています。ここまで書くと、透さんへの風当たりはとても強いだろうと思います。

 でも、それを振り払うかのように、これだけはっきりと書かれていて、本当に感動しました。今の膠着状態と、「救う会」の主張が拉致被害者を救うことにはならないのではないか、逆へ逆へと行っているのではないかという疑問を持った誰もが、大きい声でそのことを言えないような雰囲気の中、この一冊の持つ意味は大きいと思います。

 政権が変わった今、再び北朝鮮とのパイプを取り戻すチャンスだと思うのですが。一刻も早く被害者の方たちが戻ってこれますように。それを祈るのではなく、またこの本にも書かれていますが、何のためか分からない国内向けへの宣伝ではなく、奪還のためのプログラムを具体的に作っていく、その責任が新政権にもあります。ただただ「制裁」だけでなく。

 他の本については、次回報告しますね。

 


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コメント

私は左右どちらでもなく(やや左寄りですが)、双方共に考える事、言う事、やる事、全て極端で納得していません。
結局、先の戦争、植民地支配も、プラスになったものは何もありません。
日本は原爆を投下され、またB29による爆撃で、多くの非戦闘員が殺害された一方、日本の侵略戦争、植民地支配も絶対許されない事であり、短絡的に加害者被害者、あるいは勝者敗者のどちらに非があるかと断定出来るものではなく、戦争それ自体を根絶しなければならない訳です。
左右どちらにせよ、この点で冷静にものを見る事が出来ず、殊に右翼は余りに先鋭的であり、洒落では済まない連中なので厄介です。
佐山さんも、佐郷屋とか言う、一人一殺主義を唱えた大馬鹿野郎の系統のようで、三島由紀夫のごとく何時行動に移すか分からない人なので、武道家としても近づく気が失せました。
私は、慰安婦問題に胸を痛めたいる人間ですが、その一方で北朝鮮の拉致にも憤りを感じます。
宋神道さんも、金正日を非難していましたが、先の日本の行った事は、多くの人を不幸にし、いまだに尾を引いているのですから、痛ましい限りです。一刻も早い解決が望まれます。
しかし、私は今後は、戦争より医療の向上に何かしたいと思ってますが、やっぱり、政治家になるしかないんですかね?
医師の皆さんは、仕事で疲れ切っているようですし、労働条件改善などに何かしたいですね。
腹膜炎で、死にかけた所を助けて頂きましたから、医療の向上に貢献したいです。

投稿: けん | 2009年10月 1日 (木) 12時21分

蓮池薫さんの「半島へふたたび」は私も是非読まなくてはと思っている本です。北朝鮮問題はこれまで周りに押されて私も大きな声では言えない雰囲気がありました。拉致被害者の人達は本当にお気の毒です。でも、運動そのものは少し偏った感を受け私も夫も今の所だんまりを続けています。ネット上でも非常に心無い攻撃が多いことに心が痛みます。イソップ童話「太陽と北風」というのがありますが、北風ばかりの外交よりも太陽として国交を回復できないものかといつも思います。私の知り合いの北朝鮮籍の方も渡航できなくなり親戚と断絶状態です。同じアジアの民族同士仲良く出来ないものでしょうか?

投稿: 初ちゃん | 2009年10月 1日 (木) 14時41分

けんさま
けんさまって面白いですねえ。格闘技、佐山さんがどうして好きなのだろうか、と思っていました。武道、好きですか?私は自分の身を守るための合気道には興味がありますけれど。人を傷つけるのは、好きではないので・・・。政治家、いいですねえ。今、新しい人はなかなか政治の世界にも入れないような時代です。政権が変わるとどうなのか、少し楽しみではありますね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2009年10月 4日 (日) 10時33分

初ちゃんさま
「拉致」を考えるのには、「半島へふたたび」よりは、「拉致」のほうがすっきりします。「半島へ・・」は、韓国のルポです。と言うか、旅行記ですか。まだ薫さんは、拉致について公に話すことはできない、そんな立場にいらっしゃるのですね。韓国に行くと、北朝鮮に対しては、日本と全く受け止め方が異なります。やはり同胞だからでしょう。同胞とは仲良くしたいという思いを皆さん語ります。北風と太陽その通りですね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2009年10月 4日 (日) 10時41分

↓ご存知かもしれませんが、紹介まで。

無為な6年間にも、大事な変化は起こっている――拉致問題の底流
『派兵チェック』第192号(2008年11月15号)掲載 太田昌国

↓蓮池 透さんと太田昌国さんとの対論です。

『拉致対論』蓮池 透, 太田 昌国 著 太田出版

投稿: Dandy J | 2009年10月10日 (土) 21時05分

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