8.6.の一日。
昨日8月6日の一日のご報告をします。
朝、夫と平和公園へ。私は市の祈念式典に参加したい、後で二中の碑におまいりを、と言ったのですが、夫は、お父さんの代わりにお参りするのたから、二中の慰霊式に出るべきだと言い張ります。私は会いたくない議員さんがいるので、すんでから、というのですが、顔を合わさないように、後ろにいればいいのだと、夫。結局夫に押し切られるように、二中の式典に行きました。
やっぱり会いたくない方がデンと座っていらっしゃるので、持っていたお花を供えるだけにして、市の式典にいきました。人々の後ろから、立って市長の平和宣言、こども宣言を聞き、それから歩いて韓国人被爆者の慰霊の塔に行きました。そこでお花を供えて、そこから夫と別れて、私はクリニックへ。
実は、式典に参加しているときに警察から電話がかかりました。事件があったので、被害者の診察をしてほしい、と。木曜の休診日なのですが、ことがことだけに、分かりました、とお返事をしていました。
そして、クリニックで診察の準備。三人(うち二人は女性)の警察官につれてこられた被害者は痛々しくて、こちらの胸が痛みました。
それから一旦うちに帰って、また準備をしてクリニックへ。実は、当日講演をするためのパワーポイントがどうしてもうまくできず、SOSをお願いした人に急遽来て戴いて、クリニックでスライドの作成。泥縄もいいところです。それから荷物運びです。当日のための荷物がクリニックに沢山置いてありました。それから、会場の舞台に飾るための夾竹桃の花とおおきな壷。これは私の兄の作です。
これらを車につんで、会場へ。私は、夾竹桃を生けなければなりません。投げ入れで、まずまずのお花になりました。あまりに忙しくて、お花の写真を撮らなくってああ、残念!です。
そして、バタバタする間もなく、アットいう間に開場時間です。
会は、皆様のご協力でまずまずだったかな?でも、肝心の私の講演は、時間の配分がうまくいかず、最後が大急ぎ。これからに向けての行動の提起をしなければならない一番の所が、尻切れトンボになってしまって、本当に申し訳ないことでした。だって、たっくさん言いたい事がありすぎて。やっぱりなれないことはするものではない、のかな?
でも、もと国立市長の上原公子さんの司会がすばらしいし、池辺幸子さんのピアノの演奏も、それから因島空襲の調査、本を出した青木忠さんも、電車内被爆者のただ一人の生き残りの米澤鉄志さんのお話し、上関原発の反対運動をしている三浦翠さんも、元京都大学の原子炉実験所の小林圭二さんも、皆さんとても大切な発言で、心打たれました。
いけなかったのは、私一人です。申し訳ないことでした。
その後の交流会も含めて、本当に沢山の方たちにお会いしました。皆さん、いろいろな活動をしていて、その方たちのパンフレットやチラシなどを沢山戴きました。やはり日本は捨てたものではない、と思うことができました。
地道に活動している人たちがこんなにいる、と。東京や沖縄からも、全国から参加して下さってありがたいことでした。その後は沖縄料理のお店で、沖縄から来た知花昌一さんを囲んで二次会。そして司会の上原さんと深夜のマッサージセンターに行き、マッサージをしてもらいました。一日の疲れでマッサージをしてもらいながらうとうとしてしまいました。
なんだか、ひどい講演会も大勢の動員の人を集めて行われたという情報もちらほら入って来ましたが、でも、私は私なりに精一杯の8.6.をすごすことができたと思っています。
これから、私たちがどういう行動をとるか、それが問われていると思います。
いらっして下さった方々、ブログの仲間の皆様も、本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。
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ぜひ、覗いてみてください。
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コメント
昨夜は、市内まで、平和の夕べに参加させて頂く機会を得て 行って良かったなぁ・・・
って言う思いで 県北まで帰ってくることが出来ました
河野先生のお話は、まず口調が柔らかなので
耳に気持ちに心地良いのです
それだけに、心に変な圧力を感じることなく
しみ込むように入っていきます
講演前は、いつになく緊張されていた先生でしたが
話し始めると御自分の体験を通して
気負うことなく、命の大切さを
平和である事の意味を、訴えておられました
それでいて・・・それだからこそ
聴衆の胸を打つものがあるのだと思います
河野先生をはじめ いろんな立場の方々が
訴えたかった事を、考えていく事が
自分にとっての8.6の意味だと思いました
有難うございました
投稿: せんごくテンペ | 2009年8月 7日 (金) 23時34分
いつもはTV中継の原爆の日ですが、今年は有休を取って、早朝から平和公園へ。
ニ中の慰霊式をはじめ、あちらこちらで平和を願う雰囲気を体感。
先生から受け取ったチラシを遠方から来た観光客にも配布し、お互いに情報交換。
不慣れな外人の女性に片言の英語で道案内したりと、
ほんの少しのボランティアを。
広島国際会議場であった「ひろしま子ども平和議会」に感動。
広島国際アニメフェステバル入賞作品の上映[つみきのいえ]と[ピカドン]に感涙。
『ヒロシマの心を世界に 2009』のパンフに入っていた文面を紹介します。
「明日への伝言」
1) 子どもたちに つたえよう
愛を 生きるちえを
そしてあの日のヒロシマを
ナガサキのできごとを
2) 焼けただれた 顔たちが
さけびつづけている
二度と地獄のくるしみを
ゆるしてはいけないと
3) 子どもたちに つたえよう
ひとのすばらしさを
そしてあの日のヒロシマを
ナガサキのできごとを
(くりかえし)
そしてあの日のヒロシマを
ナガサキのできごとを
投稿: r s | 2009年8月 8日 (土) 07時32分
こいつら、許せん。
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponia_nippon3/60094914.html
投稿: よんさん | 2009年8月 8日 (土) 18時24分
せんごくテンペさま
遠いところを来て戴いて、本当にありがとうございました。とってもうれしかったです。もう少しちゃんと話せばよかったと後悔仕切りですが。これからも平和は考え続けて生きたいと思います。感謝です。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2009年8月 9日 (日) 10時23分
rsさま
いつもありがとうござまいす。チラシもずいぶん配って頂いて、本当にありがとうございました。感謝いたします。詩も大切にさせて頂きます。今日は、Weプラザでの講習です。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2009年8月 9日 (日) 10時24分
よんさんさま
見ました。こういう人が本当に増えているのですね。教育の問題もあるのでしょう。ありがとうござまいした。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2009年8月 9日 (日) 10時25分