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私的平和考⑮四季「異国の丘」その1.

 今、大阪のホテルにいる。明日は、東大阪の中学校で生徒に話しをする。診療を終えるなり新幹線に乗り、大阪に来て、さきほどまで中川智子と会っていた。宝塚市長選挙以来の再開だ。市長になっての奮闘振り。もうすばらしい。いやあ、これだけ力がある市長というのも、珍しいのではないか。私、ここにはかってに書く訳にはいかないけれど。一つだけエピソードを。

 選挙に当選してすぐ、市議会議員に挨拶回りをしたと。そしたら、他の候補を応援した一人が彼女が握手の手を出したのを拒否して、握手しなかったのだと。そしたら、彼女が「あなたねえ、これから一緒にやって行くのでしょう。違うことは違うとチャンと議論しましょう。はじめっからけんか腰ではなく、宝塚のために一緒に頑張りましょうよ。」と言ったのだと。そしたら、彼も手を差し出したのだと。うーん、やるねえ。すごい。私だったら、あら、そうですか。で終わっちゃうかも。それが彼女の人徳なのだろうと感心した次第。

 国から来ているある無能な幹部とのやり取りには腹を抱えて笑った。私にも、同じ部署でのお同じような話しがある。広島県の幹部とのやり取りを話したら、彼女もあきれて。まあ、お互い積もる話しをして、鬱憤晴らしみたいなものだ。私は私で、いつかこのおっかしくも、悔しいことの顛末をここに書くぞっという意気込みはあるが、まだもう少し後に。

 その彼女と話しているうちに、あの戦争は、何人も止めようとした人がいたという話になった。何人もが頑張ったのだけれど、結局は軍の暴走で、結果的に、本当に沢山の国民の命が奪われた。

 彼女は、今、城山三郎の「落日燃ゆ」を読み終えたばかりだといった。時の総理大臣・広田弘毅、唯一文民で戦犯として死刑に処せられた。彼は必死で戦争をとめようとしたのだが、軍の暴走を止められなかったと。

 私は私で、先日、劇団四季のミュージカル「異国の丘」を見たと言った。「異国の丘」って歌、知ってる?知ってるよう。そんな気心が知れて、というか、彼女と私は同じ年だから、というか、ほっとする。

 先日東京に行ったとき。セミナーの講師を勤めたのは、土曜日だった。翌日の日曜日。帰るのは最終の飛行機。丸々一日あるから、一緒に何か、どうするか、そっちで決めて、と娘たちにの任せておいた。娘と、息子夫婦で相談したらしい。娘が電話をしてきた。「一つは、お兄ちゃんの車で千葉に焼きはまぐりを食べに行くか。もう一つは、劇団四季のミュージカルを見に行くか。」と言う。わたしは即座に「四季!!」と言った。「ではね、四季はね、ライオンキングか、異国の丘っていうの、どっちにする?」と言う。わたしはびっくりした異国の丘なんてミュージカルがあるとは知らなかったから。で、「異国の丘!!」と言った。後で聞いたのだが、若い者たちはライオンキングに行きたかったらしい。でも、私はそちらを選ばなかった。

 土曜日のセミナーのあと、みんなで打ち上げをしていたとき、明日は四季を見にいく、という私に、もう一ついま四季が「春のめざめ」というミュージカルをしていると教えてくれた。性教育ドラマという触れ込みだが、これはひどい、見ないほうがいいと、彼らは言う。で、「異国の丘」だというと、みんな知らないと言う。こんな歌、知らない?とちょっと歌うと、みんなみんな知らないという。みんな若いんだ。

 当日、子どもたちに、「異国の丘」という歌があるのよ。それのミュージカルだと思うんだけど、というと、四季に限ってそんなことはないと言う。四季と言うのはねもっと華やか。そんな軍歌みたいなの、するわけがないと言う。でも、私はきっと関係があると、期待していた。それにしてもシベリアの抑留の話、歌はともかく、踊りなんてできるのだろうか、といささか不思議な気持ちであった。私これまで四季で見たのは、「仮面舞踏会」しかない。

2009_07020001 その前々日までは李香蘭、そして、前日から「異国の丘」という、あの戦争と関連のミュージカルを続いてしているのだった。本当に私は知らなかったのだが、何か運命的なものを感じて。

 この8月、私は何十年ぶりかという集会をやろうとしている。そして、それを考えることもあって、平和考というシリーズを書いている。最近では、田母神氏の講演会で、本当に暗い気持ちになっていた。そんなときに、まさかのミュージカルに遭遇したのだった。

「昭和」という時代に何があったのか、事実の歴史を次の世代に伝えたい」というそんなミュージカルである。

(この項、続きます)


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コメント

河野先生 こんばんは

先生のところで、先月までお世話になっていました。
妊婦の藍です。(8月10日が予定日)
先生のお陰で、穏やかな妊婦生活がおくれてすごく幸せです。
もう少しなので、頑張ります。lovely

劇団四季の『ミュージカル李香蘭』を17年前、中学生の時に
お小遣い貯めて、観に行きオープニングで5分で大泣きました。

今までも、『ミュージカル李香蘭』はキャストを変えて何度も
再演されているし、中国などでも海外公演されているみたいです。
先生の紹介されている『異国の丘』も、観に行ってみたくなりました。
私は長崎で育ったのですが、私たち若い世代が、
戦争を知る機会はどんどん減っているように感じます。
広島でも『異国の丘』公演しないかなぁ

投稿: 藍 | 2009年7月 2日 (木) 19時43分

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