「何か変だ」⑥納め過ぎた税金が返って来る!!

　2月の中旬にこんなものが送られて来ました。私は、廿日市の海辺に小さな部屋をひとつ持っています。海が見たいとき、こもって仕事をしたいとき、そして花火の時などに使っています。時々遠方からのお客様の宿泊にも使ってもらっています。ここに父から譲りうけた仏様も安置しています。

　うん?固定資産税?それにしては早いなあ、と思って開けたら、納税者各位、という文書、さらに「納め過ぎた市民税などをお返しします。」という文書。次の税(料金)が過誤納となっていますので、通知します、と言う過誤納金通知書。など、きっちり書かれた四枚の文書と一枚の返信用の封筒が。

　やったね、税金が帰ってくるんだ、とあれこれ読んでみたら。固定資産税の納めすぎで、それは市の計算間違いであったと。だから、返金するのだが、それに当たっての注意がこまごまとかかれていて読むだけでうんざりしそう。でも、お金が返ってくるのなら、と我慢して読む。たとえば、納税義務者が故人の場合、請求者、振替口座ともに相続人の代表者でお願いします。この場合、まず配偶者、次は子又は父母(直系尊属)その次に兄弟姉妹順序に相続人となります。という風に。

　 　そして分かったのは、税金の下二桁を切り捨てなければならないのを、間違ってそのまま請求してしまったということだった。

　で、結局私には、「21円」返ってくるのだそうな。うーん、21円だ。なんと、人を喜ばせておいて。こんな複雑なものを読んで、記載して、投函して、21円が振り込まれるのだそうだ。

　こんな文章を何人の人に出したのでしょうか。返信用の封筒も含めて、ずいぶんと郵送料がかかったでしょうに。それに振り込み料もかかるでしょ。でも、返すものは返さなければならないのでしょうね。今年度の税金からその分引きますとか。もしも不動産を手放している人には、その方だけには補填をするとか、いくらでも方法はあるでしょうに。

　お役所仕事はきっちりと踏襲してやらなければならないのでしょう。大変なのですね。本当にそんな気分で、今だに出さないでいるのです。

　このままだと、お役所に迷惑をかけるのかなあ、そのうち、督促が来るのかなあ、ありがたく寄付として戴きます、との通知が来るのかなあ、等と気にしながら、このままに放っています。こんな態度、良くないでしょうか。ええ、こんなご時勢に、21円だって貴重なお金、バカにしてはいけません、と叱られそうな気もするけれど。

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