「何か変だ」④妊婦健診の補助がばらばらです。
明日4月1日から、新年度。様々新しくなるのでしょうが。ここのところ、少々職場では混乱しています。
妊婦健診の補助がこれまでの5回から14回に増えます。補助券が新たに、または追加で交付されるのですね。ところが、これが行政単位でばらばらなのです。健診にこられた妊婦さんに、4月1日から追加を受け取りに行ってください、と言っていたのですが、これは広島市の場合でした。ほかの市や町はいろいろだったのです。
受付の人に調べてもらいました。まず、補助の額が違います。
広島市は、妊娠初期16000円。中期後期用8000円が二枚。その他、6000円のが11枚。計98000円の補助となります。4月1日以降に、母子手帳を交付された保健センターに追加を受けとりに行きます。
その他の市町村は5300円の券が14枚。初期の検査用に9560円の券が一枚。計87120円の補助となります。
これまでに発行された券が使用できるのは、広島市、呉市、竹原市、尾道市、福山市、府中市、廿日市市、江田島市、海田町、安芸太田町、北広島町、世羅町、神石高原町。これ以外のところではこれまでに発行された券は使えません。
新券の交付の仕方ですが、これが大変。みんなばらばらです。廿日市市、東広島市、府中町は4月1日現在の週数を計算し、使用可能な枚数が送られてきます。三次市、海田町、北広島町、江田島町は申請書が発送されます。それを持って保健センターや役場に行って、新たに交付してもらいます。
要するに、このような補助は、国、厚生労働省と国会で、14回に増やすと決議はされましたが、すべて国のお金でするのではありません。半分だけ国の費用で。もう半分は、各自治体に任されます。地方交付税の中からやりくりするのですね。だから、各自治体によって対応がまちまちだし、そのかかるお金もバカになりません。金額もばらばらにならざるを得ないのでしょう。
広島県は、市を除いて補助の金額は統一されていますが、その内容は、うーん、です。広島市はすべての健診に超音波検査が入っていますが、県では、超音波検査は23週までに2回、24週から35週までに1回、36週以降に1回とされています。もっとも、医師が必要と認める場合には、何の検査をしてもいいことになっていますので、超音波が禁止される訳ではありません。はみ出した部分は私費で補填するということになるのでしょう。でも、何か、妊婦健診と言うと、超音波が不可欠のように思っていましたので、この様に書かれると、どうも違和感があります。
私のところでは、いろいろな地域からこられる方が結構多いので、その居住地によって補助の違いをちゃんと計算し、説明しなければなりません。もちろん丁寧にします。でも、金額の違いを突っ込まれたら、どうしよう。それは、市や町の方針だから、と言うしかありませんが。ちょっと言うほうも納得しづらいです。
昨日、私のクリニックの向かいの県民文化センターであったキルト展に行きました。素晴らしい大作が沢山で、本当に感動しました。一年、二年がかりで作られるのでしょう。これほど感動したのは、久しぶりです。こんなのに比べると、私の編み物なんて、ちょろい物です。作品の写真撮影はダメだったのですが、入り口からの雰囲気の撮影だけ許可して頂きました。入ってすぐ右側には、平安時代、十二単のお姫様が沢山。キルトでこんなのが出来るなんて、びっくりです。美しい幾何学模様も、安芸の国をテーマのものも、みんなみんなすっばらしかったです。

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