若者の無知⑦妊娠して困るのになぜ避妊をしないの?
今日土曜日は、週のうちで一番患者さんが多い日です。働く人や学校に通っている人たちが通院しやすいように、土曜日もいつもと同じ6時までの診療です。
今日だけで何人の妊娠した人が来たことでしょうか。中学生も高校生も来ました。大学生も社会人も。でも、みんながみんな、望んでした妊娠ではありません。
中学生は産んで育てることを懸命に模索しています。妊娠した子を大切にしたいのは、感心なことではあります。身ごもった女は、誰しもそうしたいと思います。でも、悲しいかな、実力がついていません。子どもを育てていくだけの経済力も含めて。中学生では、かなり困難でしょう。かわいそうだけれど、もう少し考えてもらわないといけません。社会人同士でも、中絶を希望する人もいました。
もう、口がすっぱくなるほど言っているのですが。性交をするということは、妊娠をするということです。性は生殖行為なのだと、私は性教育にかかわってから、ずっとずっと言い続けています。一回だって妊娠はするのだと。
性交をする前に、「妊娠したらどうする?しないためにはどうしようか」と話し合われているでしょうか。「これで私が妊娠するんだ」、「これで彼女が妊娠してしまうんだ」、と捉えているでしょうか。妊娠してからどうしようと考えるのでなく、行動を取る前に考えるべきなのですね。
何回も何回もしているうちに、たまたま運のいい人か悪い人か分からないけれど、妊娠というものをするらしい、そんな風に捉えていると、とんでもない。性交すれば、誰だって妊娠をするのだと知らないといけません。みんな甘いのですよ。
もしも、どうしても性交はする、でも妊娠は困るというのであれば、ちゃんと「避妊」をしなさい。コンドームを使うなり、ピルを飲むなり。事前に相談に来てくれれば、ちゃんと話しをした上で、ピルの処方をします。
今日、あとで嘆くくらいなら、彼に話しをしなさいよ。と、いったら、突然彼女はポロポロと涙を流しました。コンドームをと言ったら、彼が「なにそれ」みたいな反応で。そしたら、もうそれ以上言えなくってと。そうか、それでも、そんな危ないということが分かってても、セックスをしたいか、と私はいいました。そしたら、彼女は「だって、それ以上強く言ったら嫌われるかも知れないじゃないですか。」と泣きます。じゃ、それで妊娠しても、病気にかかって、それでも仕方ない、それほど彼を好きだと言うことなのかね、と私は言いました。彼女は涙目でうなづきます。
私は、やはり情けないのです。今、男たちに、「彼女が妊娠しては困るのなら、必ずコンドームをつかえ」という教育はなぜなされないのでしょうか。「自分も性感染症にかからないために、コンドームで防衛しろ」と教えないのでしょうか。
私は女性を診る医者だから、彼に強く主張できない女性と、そんな女性を思いやることが出来ない男たちの姿をもういやというほど見てきました。そして、その度に悲しくなります。そんな当たり前の教育も出来ない、今の日本の教育が情けなく悲しいのです。
今日はダイエット6日め。スープと牛肉と野菜の日です。
朝、牛肉とキャベツ、ピーマン、しいたけ、スナックエンドウの野菜炒めをしました。塩コショウと、ポン酢をジャッと入れて炒りつけるように味付けしました。美味しかったです。朝少し食べて、御弁当にいれて、残りは夫のものにしました。
今夜は焼肉です。焼肉と焼き野菜とキムチをたべたら、きっと猛烈に御飯が食べたくなるでしょう。さあ、我慢できるでしょうか。実は、昨夜テレビで生キャラメルの作り方をやっていました。メモしましたので、このダイエットが終わったら作るつもりです。で、その後、キャラメルが食べたくって。どなたかのお土産に戴いていたキャラメルがありました。結局つい手が伸び結局6個も食べてしまいました。今日だって、先ほどお客さんがあって、スイートポテトのお菓子を出してあげて皆さんが食べるのをみてたら、私もたまらなくなって、結局ちっちゃいスイートポテトを三個も食べてしまいました。
意志が弱い私です。明日で一週間メニューが終わります。明日は野菜と玄米です。だから、スープでカレーライスにして食べます。ひゃっ、楽しみなのです!!さあ、今夜お風呂で体重を量ります。どうなのか、どきどきです。

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