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「ブロガー大集合」から。(3)匿名の悪質なコメントに対して

 ブログの楽しさは、自分が書いた記事に対して、様々なコメントを戴くこと。そして、それへのお返事を書くことで、友人の話が広がったり、社会とつながったり出来るという、これがとても楽しみなのですね。ところが、世の中、善意の人ばかりでなく、あきらかに悪意に満ちたコメントをすることで喜ぶ人がいるのですね。

 韓国では、そのような誹謗中傷の書き込みで、何人もの女優さんが自殺に追い込まれたという報道がありました。また女優さんでなく、一般の人でも、子連れでデモに出た夫婦に対して、ネットに悪意の書き込みが相次ぎ、地域に住んでいられなくなった人のテレビ報道も見ました。日本でも、学校の裏サイトで中傷を書かれて不登校になったり、自殺に追い込まれたりという報道も見ましたし、また実例をも知っています。

 私の場合も、たしかにそのようなことがあります。選挙の時には、それは厳しいものでした。私の立候補を快く思わなかった他陣営の人かも知れません。いくつかは、それに対して、コメントの返事でなく、私の記事の中に反論を書いたりもしました。そして、読者の皆様の判断を仰ごうとしました。

 このような悪意のコメントを寄せてくる人は決まって名なしか匿名で、自分の身を明かそうとはしません。

 選挙でなくとも、愉快犯としか思えないような、ひどい中傷を書いてきた人もいます。しかし、私のブログ「ココログ」は、コメントを承認制にしており、私自身が読んで、それを公開するかどうかは、自分で判断するようになっています。あまりにひどい中傷は、私は公開しません。そしたら、次々と送りつけてくる人もいました。そして、ついにある日「無視をするのなら、毎日、徹底的に送りり続けてやる」と書いてありました。だから、私は「ニフティに通知して削除」という処置を取りました。

 そうしたら、その人からのコメントは、一切私には届きません。名前か、パソコンのIPアドレスか、その両方なのか、ニフティがちゃんと処理をしてくれます。それで、私はそれ以上不愉快な思いをしなくてすみました。その処置をしたのは、今までに一回だけです。

 ある日、ある人のブログに、その同じ人が私に対してと同じような攻撃をしているのを見ました。それに対して、ブログの著者は必死で反論しています。でも、その中傷の口調はどんどんと悪質となっています。そうやっていじめることが趣味の人なのだから、もうそれ以上とりあわないで、無視しなさいと私は人を通じてアドバイスしました。本気で取り合っていたら、疲れるだけです。

 私が韓国について書くと、必ずひどく差別的なコメントを書いてくる人がいます。今の時代でも、まだそんな人がいるのですね。私は、そんなコメントはまた公開しません。私のブログにそんな悪質な、人を不愉快にさせるようなコメントを出すことは決してしません。私のブログなのですから、それでいいと思います。

 もっとも、私に対しての建設的な批判は、もちろん議論をする意味で必ず公開しています。それによってもっと内容が深まっていけばとても意義のあることだと思います。

 でも、人を傷つけるのが目的のようなコメントはごめんです。その意味で、だれでも書き込めば自動的に必ずアップされるような仕組みになっているブログは、危険かも知れません。ブログをする人は、何らかの防衛する手段を持っていた方がいいと思います。

 私は、時々「性教育」や「医療」や「後期高齢者医療」や「コンドーム」や「高齢者の産婦人科医療」などの「シリーズ」を書いています。そのようなとき、すなわち私の主張が入るときは、ことさら反対する人から突っ込まれないように、慎重に事実関係を調べます。一杯本を読み、資料を集め、100調べて10をやっと出すくらいの労力がかかります。間違いを書くことは出来ません。だから、ひどく疲れる作業です。でも、それくらいしないと、他の人を説得できないと、そんな姿勢で書いています。

もう少し、このシリーズにお付き合いくださいませ。次は「中央と地方」について書きます。

 


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

今のインターネットは規制の少ないことで良い事と悪い事が両方存在していますね。悪質な誹謗中傷を規制すると法はインターネットの表現の自由度まで減らす可能性も出てくるでしょうね。

先日のブロガーの大集合の時私が感じたことは皆さんの気配りと優しさでした。

何より河野さんの気配りに私は驚きました。どんな世の中になっても心は水平にいたいものですね。

投稿: きぬがわ | 2009年1月29日 (木) 13時03分

私はいくつかのブログサービスを使ってみましたが、基本的にどこのサービスも「コメントをチェックしてから公開」できる機能を備えています。使うか使わないかは管理者次第。
中には、コメント欄を公開しておきながらチェックしていないのか、スパムコメントが入っているのに削除もしていないものを見かけます。
書く以上はきちんと管理をしてもらいたいと思いますが、マメに見に行けないのなら公開せず、一旦保留にするなどの気遣いが必要ですね。
しかし、スパムや嫌がらせは書きこむ方も悪いです。特に中学生のブログに性的な内容のスパムが書かれているのを見かけることがあり、大人として何を考えているのかと憤慨することがあります。
これらを防ぐには、コメント欄に書き込んで送信するときに、面倒だけれど数字や文字を書きこむシステムを使用するのが一番のようです。
ブログサービスも進化していますから、これらを一掃できるシステムができることを願います。

投稿: 文月 | 2009年1月29日 (木) 14時47分

きぬがわさま
今、韓国でその規制をしようとして、野党が猛反対をしています。その規制をすると、政府や与党にたいしての批判も封じられる可能性があるからです。上からの規制はやはりしてほしくありませんね。使うものがどう防衛するか、そして開発する人が何かいい手段をつくってくれないか、それを期待したいです。いつも有難うございます。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2009年1月29日 (木) 22時54分

文月さま
貴重な意見有難うございます。そうなのですか、ほとんどすべてのブログサービスについているのですね。だったら、皆さんそれをフルに利用したらいいと思うのですが。また、教えてくださいね。例の件、話しています。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2009年1月29日 (木) 22時56分

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