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「ブロガー大集合」から。(4)地方と中央。私のかなわなかったこと。

 私は中央の出版社から本を出しています。講演も全国を走り回っています。その意味では、ヒロシマという地方から全国に情報を発信しているといえるでしょう。でも、その地方から参議院選挙で中央に行こうとしました。そのあたりを塩崎さんに尋ねられました。

 でも、その思いは選挙に落選したということでかなえられませんでした。かなえられなかったから、えらそうなことはいえないのですが。私が何としても国政に、と思ったのは、このままではこの国はどうなるのかというあせりがありました。安部政権の下で、憲法まで変えられようとしました。それに何よりが教育が大変でした。

 ひどい政治の右傾化で、性教育だけでなく、教育全体が危機でした。平和教育も人権教育も、本当に出来なくなっていました。宗教団体と政治団体が結びつき、どんどんと法律が変えられています。

 医療の分野もしかり。年金だけでなく、福祉全体が切り捨てられていました。貧しい人々、病んだ人々、高齢の方、障がいを持った人たちが圧迫され続けていました。

 このままではいけない。何とかしなければの思いで立候補したのです。

 でも、その思いはかなえられませんでした。それでも、私はブログを書き続けています。小さな診察室から社会を見、不条理を見、私の思いを出し続けています。

 そして、これだけははっきりいえます。もし私が中央に行っていたなら、その場からどんどんと情報を出し続けていたでしょう。今日、議員会館でどんな人にあってどんな話しをしたか、他の人がどんなこと言ってきたかなど。マスコミで知ることしか出来ない地方の人たちに、その裏にあるもの、私の眼で見えるものをリアルタイムで書き続けたでしょう。

 でも、あのときに当選した方たちは全くそれをしてくれません。選挙が済むと、まったくブログは更新されませんでした。私は本当に知りたいのです。今、後期高齢者医療がどうなっているのか、母子家庭を切り捨てている制度に対して、怒りをもっている人たちはどれくらいいるのか、政界にいる人たちは福祉に対してどんな意識を持っているのか。

 マスコミだと、単に二兆円を国民がどう思っているのか、総理はそれを受け取るのか、というつまらないことや、今だったら不景気の中での派遣切り、雇用の問題しか情報を発信してくれません。個人的にH.P.で自分の立場を発信している人はいます。でも、そんなちゃんとした論でなく、リアルタイムの今の動きが知りたいのです。

 それがブログの魅力であるはずなのですが。全くその働きをしようとしてくれない当選者たちを恨みたくなります。あの人たちは何をしているのでしょう、動きが見えません。単に、党派の中の一票になってしまっているのでしょうか。自分はここにいるよ、ここでこんな動きをしているよ、この問題についてはこのように考えているよ、そんなことを中央からどんどんと発信してほしいのです。ブログという手段で。

 この自分自身のメディアは、世界中のどこからでも、世界中に情報を発信することが出来るのです。地方にいても、中央にいても。

 ああ、私だったら、どんなにしんどくても、中央からそれを続けていたなあ、と。かなわなかったことを未だに残念に思っています。


コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。

広島ブログ

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コメント

黒人初のアメリカ大統領のオバマ氏はバーチャルを使いどのように自己表現したのでしょうか?これは私の勝手な思いですがきっとブログ(バーチャル)、そして演説(リアル)も駆使してアメリカ国民の心をとらえたのでしょう。

河野先生のように真実を正しく伝え真に人に優しい社会を創造する政治を支援したいと私は思います。

私は建設業を営んでいますが。建設業こそ地産地消を実践する仕組みを政治的にするべきだと思っています。多くの労働を要する建設業はアメリカでは州を越えて成り立つような大企業はあまりありません。

今の日本の国策では中小企業の建設業者は厳しい局面を続けています。これまで急成長を遂げたマンションディベロッパーでさえ破綻をむかえました。これまで相当に厳しい予算でやりくりしてマンションディベロッパーの下請け協力業者の方は、ほとんど仕事の無い派遣の切り捨て以上に厳しい状況になっています。


雇用を考えて地方・地域でで大切に守るべき産業を今一度真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか。何にしてもこれからの政治には間違いなく大きな変化が必要ですね。

投稿: きぬがわ | 2009年1月30日 (金) 00時04分

 学生時代は政治経済が苦手でした。が、ここまで格差社会になると、本当に国民の為に命を懸けている政治家って何人いるの?って感じるこの頃。
中国新聞の広場でも、政治家に対する意見が目立ち。
河野先生の場合、人脈が頼りですよね。諦めずに、再度、挑戦を期待したい!
 先生の場合、日々の診察で多忙なのに、趣味にブログにとご活躍。

 広島県はインフルエンザ警報発令中。
河野先生やクリニックのスタッフの方々も、どうぞご自愛下さいませ。

投稿: r s | 2009年1月30日 (金) 04時17分

初めて書き込みします。

先生が選挙に落選されたのは、広島での先生の力がまだ必要だからだと思います。
先生のような情熱をお持ちの方全てが中央へ集まってしまっては、地方はますます力不足になってしまいます。
未だ中央への思いが残っておられるなら、いつかは果たせるのではないかとも思います。
それまでは、しっかりと地方「広島」や、お仕事で回られる各地の現状を見ていて欲しいです。

今はまだ頼りない国政ですが、国民だってずっと黙っているはずは無いと思います。
それこそ、ブログに可能性を託して、何らかの方法で政治家の方々を唸らせることが出来るかもしれません。
もしかしたら、そうやって情勢を立て直される頃、河野先生は中央へ乗り込めるかも…
なんて、ちょっと想像してみました。
諦めない人がいる限り、救われる世の中だと信じたいです。
私たちのために、子どもたちのために。

投稿: いいだ | 2009年1月30日 (金) 17時59分

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