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四月の雪・ホ・ジノ監督と食事をしました。

 ソウル滞在二日目。今日は朝からみんなでミョンドン、南大門市場を散策し、すっかり足がくたびれました。途中、毛糸の店を見つけ、買いました。早速部屋で休んでいるときに編み物をしています。何もソウルまで来て、あみものまでしなくてもよさそうですが。

 そして、夜。なんと、ペ・ヨンジュン氏の映画「四月の雪」のホ・ジノ監督ご夫妻と食事をしました。

2008_12310014 右からホ・ジノ監督と奥様、左から広島のバスセンターにある「リーゼン」さんの奥様の弟さんハさんご夫妻。その隣が友人のソン・スンヒさんです。両方の奥が私たち家族です。ホ・ジノ監督の奥様とハさん奥様が姉妹でいらっしゃいます。妹さん、監督の奥様はミス・コリアに入賞したそうで、とても美人姉妹でした。皆さん、心の温かい、豊かな方たちで、会話も弾んでとても楽しいひと時でした。

料理は韓国の宮廷料理をご馳走になりました。

また、ご報告をします。

これからまた出かけなければなりません。

皆様、本当に一年間お世話になりました。ブログを通して、みな様にどれだけ元気づけて戴いたことか。皆様に感謝いたします。

どうぞ、来年もよろしくお願いします。それでは、皆様、良いお年を!!


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ソウルからです。

 ソウルにいます。長い一日が終わりました。

 今朝早く福岡空港に行くと、すでに大韓航空の受付は長蛇の列でした。わあ、これだけの人が韓国に行くのか、と、途方にくれそうなほどの沢山の人です。もちろん、ここだけでなく、全国から韓国に来る人はとても多いというニュースを実感しました。

 インチョン空港までの飛行機の中では、ほとんど編み物をしていました。一緒に行く姪の帽子です。インチョンから今度は金浦空港へ。羽田から息子夫婦が金浦に着きます。少し時間差があって、一時間余り待つことになりましたが、その間に姪の帽子が出来上がりました。

2008_12300005 希望で少し深めにしました。濃いグレーに赤などが少し混ざったツイードでなかなかおしゃれに出来上がりました。ソウルは寒いので、耳まですっぽり隠れて、ちょうど良かったです。

 金浦空港には、おおきなショッピングモールがあります。アウトレットだそうで、とっても安くて、びっくりです。ちゃんとレースが入ったのも、入らないで外に響かないように丁寧に作ってあるのもブラジャーが3500ウォン。日本円で、300円ちょっとです。

そこには、また大きなフードコートがあって、お茶をしました。キンパ、のり巻き(漬物と味噌汁つきです)もフレッシュジュースも全部3000ウォンで安いです。店の看板に、ひらがなで、「くだまのせんまんてん」と書いてあって、はて?でしたが、考えてみると、「くだものせんもんてん」なのでしょう。ただし、ここにはほとんど日本人はいません。圧倒的に買い物に来ている現地の人たちです。

 無事息子たちとも合流して、ホテルへ。なんと、今、韓国で放送しているドラマ「夏の香り」のソン・スンホン主役の「エデンの東」のロケバスが二台ホテルの駐車場に泊まっています。撮影をこのホテルでしているのだそうで、まあ、びっくりです。ちっょとでもお目にかかれないかしら。

 夕食は恒例の焼肉を食べに行きました。

2008_12300011 韓国で食事をすると、こんな風に机一杯にサービスのおかずが並ぶのがうれしいです。トンチミ、水キムチがとてもおいしかったです。あ、もちろん、カルビーも。

食事の後は、お風呂に行きました。ソンさんに案内してもらって、ソウル駅の近くの風呂やさんです。ここも、現地の人がほとんどで、観光客は来ません。五階建てのビル全部が風呂やさんです。いろいろな風呂だけでなく、様々なサウナがあります。塩が敷き詰めてある部屋、酸素の部屋、黄土の部屋、よもぎの部屋、熱くなると氷の部屋も。それにPCの部屋、睡眠部屋も。ここで寝て、翌日はここから出勤するという人も少なくないということです。

 あかすりをしてもらいました。もう、すっごい垢で、横向きの時、ベットの上にある私の垢を集めて、小さなピラミッドを作りました。紙ねんどみたいです。本当に今年一年の垢を全部出したような気がします。あかすりだけでなく、顔や全身のマッサージも丁寧です。顔は、ヨーグルトのパック、きゅうりをすった物のパック、それに牛乳のパックと、三段階です。体は、熱いタオルをかけて、その上からのマッサージです。髪も洗ってくれます。

 しかし、お風呂でお金出してあかすりをしてもらう、というこの文化は、いいのかなあ、と思いながらも、その気持ちよさには負けてしまいます。

 オンドルの上でごろごろとしながら、こんなのんびりしたのは、どれだけ振りだろうか、贅沢だなあ、と思いました。まあ、この一年よく働いたので、こんなのもいいか、とも思いました。


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福岡です。明日からソウルです。

 いやー、バタバタしました。昨夜遅くまでかかって年賀状完成。いえ、作ってはいたのですが、あて先の修正とか、今になって昨年転居先不明で戻ってきたのをつき合わせたり、細かい作業が残っていました。その上、もうちょっとのところで、プリンターが故障。泣く泣く、手書きで。それに、一言を添えて、計320枚、朝方すべてポストに入れて、終了です。

 我ながら、よくやった!!と。例年、紅白歌合戦をみながら書いたり、本当にいつも遅れ遅れで、情けない思いをしたので、今年は上出来です。でも、この恒例の行事、しんどいことだけれど、これが出来なくなったとき、ずいぶんさびしいだろうな、と思うとむげに出来ません。

 さて、今朝からもう、郵便局や銀行や、そごうや、行くべきところを回って、そしてもう一度ユニクロに行って見ました。そしたら、ありがたいことに、ヒートテックのタイツが入荷していました。バンザイ!!で黒やグレーを購入です。

 さらに、夫のコートを探したのですが、男物てダウン(調)のたけの長いのて、本当にないのですね。みんな腰までの短いのばかりです。夫はこれまでコートを着ないことが自慢だったのですが、さすがにマイナス10度の世界に行くとなると、コートなしだと、こっちも不安です。私は、真冬の北海道でマイナス20度の経験がありますが。

 ずいぶん探したのですが、結局、思うのがなく、30年前のオーバーコートを引っ張り出して、それを着ていくことになりました。もしこれでダメなら、現地調達をすればよいのですね。

 家の掃除もそこそこに午後二時半、家を出発して、福岡に来ました。ここに一晩とまって、朝福岡空港に向かいます。車を飛行場に置いたままにして、ソウルに行きます。

 1日に帰ってきて、そのまま車で大分の義母のところに帰る予定です。

 広島から福岡まで来る道は、全く渋滞がありませんでした。きわめてスムーズで、気味が悪いくらいです。例年と全く違います。どうしたことでしょうか。

 福岡では、兄の夫婦と一緒に御飯を食べました。兄は、以前肺がんを患い手術、昨年は、脳梗塞をわずらいましたが、回復が早く、とても元気で陶芸をしています。私たちもそんな年になったということです。体には気をつけないといけないのですが、具体的に体に気をつけるというのが、どういうことなのか、私自身にも今ひとつ分からないのです。少なくとも、どんなことになっても後悔しないように、今を一生懸命に生きること、と、そんなことしか思い当たりません。

 ソウルにいる間、ブログの更新が出来るかどうかわかりませんが。コメントを読んだり返事を書くことなどは携帯で出来そうです。では、明日から行ってまいります。

 


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今年の診療は終了です。

 昨日で診療が終わりました。やれやれです。

2008_12270002 みんなでお弁当で「お疲れ様」としていたら、調剤薬局の方がご挨拶にこられました。そしたら、私は

「本年もどうぞよろしくお願いします。」

とやってしまいました。年賀状をせっせと書いていたので(まだ書き終えていません)それがうつったのでしょうか。噴き出されてしまいました。本当にアホです。

レセプトが出来上がるまで、ユニクロにヒートテックの下着を買いに行きました。年末年始に行くソウルの気温がマイナス10度だとテレビで言っていたそうで。でも、女性用はほとんど売り切れで、丸首がありません。仕方がないので、男性用のを買いました。タイツというか、スパッツもほしいと思ったのですが、ありません。男性用のパッチは沢山あったので、ちょっと心動いたのですが。さすがに股が前アキのを買うことはしませんでした。

 それから、髪を切りに美容院に。沢山のお客さんでしたが、美容師さんも多いので、20分待っただけで、さっさとやってもらえました。なんと、カット代だけで千円です。あれこれいらない付録をすることがないので、ここは好きです。

 クリニックに戻ってレセプトはまだでしたので、書類書きやら、年賀状を書いていたら、テレビで山田泉さんのことをやっていて、また涙です。書類は、圧倒的に生活保護の方の医療報告です。最近、この書類がとても多くなりました。

 さらに、ごそごそとかたづけやらいろいろとやって家に帰ったら、1時半です。コタツに入ったら、そのまま寝入ってしまっていました。

 結局ブログを書かないままでした。ということの言い訳をくどくどと述べてすみません。

 さあ、来年も診療を頑張らなければなりません。クリニックの赤字は、私の給料を削ることで対応したいと思います。職員の給料は削りたくありません。多くの患者さんを一生懸命に診ても赤字になるというこの医療報酬の仕組みが本当に情けないことです。

 世の中、この年の瀬に首を切られた労働者のことが報道されています。これまで、大変な黒字をだしていた大企業の儲けはどうしたのでしょうか。ちょっと不景気になると、情け容赦なく派遣の方から切り捨てる。でも、これまでは会社の儲けのために、その方たちの力が必要だったはずですのに。

 やっぱりこの国の仕組みはおかしいと思います。どうして、こんな冷たい社会になってしまったのか、と。世界同時不景気だからという、自分たちにはあたかも責任がないかのような政治家たちの発言には、がっかりです。来年は、少しでもいい国になるでしょうか。


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kei.先生の「迎春花」と「小さな祈りの影絵展」

 イヤー、忙しかったです。診療も今年は今日と明日二日間、となると、沢山の患者さんで大変でした。年末となると、なぜか重なる流産の方。今日も明日も流産の手術です。来年早々にも手術の方があります。せっかくの妊娠で喜ばれたのに、さえないクリスマスだったことでしょう。早く立ち直って、また次の妊娠を、と励ましたのですが。

 その反面、駆け込みの様に、人工中絶の前処置が今日だけで三人。それぞれ事情のある人たちです。この方たちも、さえないクリスマスだったことでしょう。

 他に、来週一杯休みなので、その間に健診が入っている人の妊婦健診。次々とこられます。また、その間に薬が切れる人も。そして、年末に恒例とされている人の年一回のがん検診。などなど、まあ、忙しかったけれど、ありがたいことです。

 今日は、kei.先生のお正月のお花のレッスンでした。午後7時からなのに、診療がすんだのは、もう8時を回っていて。大急ぎで駆けつけたのですが、一時間半もの遅刻です。先生と、隣の席の生徒さんに教えてもらいながら、これまた大急ぎで作ったのですが。他の方たちにもめいわくをかけてしまいました。

 出来たお花を持って、クリニックに何もかも放り出していましたので、そそくさと帰ろうとしたら、街づくり市民交流センターの一階で、「小さな祈りの影絵展」をしていました。今年の8月5日の夜から6日の夜まで平和公園から本通に渡る元安橋のたもとで行われた、浜崎ゆう子さんの影絵展です。毎年楽しみにしているのですが、今年は6日は東京で講演が入っていたため、5日の夜から出かけなければならず、見ることが出来なかったのです。うれしくって、ゆっくり見させて戴きました。

2008_12260002 被爆者に話しを聞いて作ったと書いてありました。原爆の廃墟の中で育った私には、懐かしさと同時に胸を打たれるものもありました。とてもきれいな影絵です。来年、1月11日まで開催されているそうです。町中に出かけることがありましたら、ぜひ見てください。交流センターは、本通のアンデルセンの角を南に下ったところにあります。もちろん、入場無料です。

2008_12260001 kei.先生指導の「迎春花」です。お正月らしいお花になりました。これは、一月ももつそうです。大切にしましょう。クリニックに飾って、皆様に見ていただくことにします。

 明日は、最後の診療。またてんやわんやになることを覚悟です。一週間も休もうと思えば、それくらい、頑張って働かなければなりません。診療がすむとすぐにレセプトに取りかかります。明日は一人遅くまで残業です。


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このケーキはどうやって食べるの?

 先日、忘年会の後でコーヒーを飲みに行った喫茶店というか、ケーキやさんでクリスマスケーキと並んで、こんなケーキを見つけました。テディベアです。キャーかわいい!ほしい!といいました。表面はホワイトチョコを小さく削ってふわわふの毛の感触が作ってあります。後、チョコで目や鼻が作ってあります。5800円と書いてありました。スタッフに買って帰って、クリスマスイブにみんなで食べようか、と思いました。

2008_12230010 でも、ふと考えました。大体20人くらいで食べればちょうどいいくらいの大きさです。「デモ、どうやって食べるの?どう切るの?」それを考えるとぞっとしました。一緒にいた一人が「まず首を切ってアタマと胴を別々にして」と言ったので、
「キャア、やめて。かわいそう。これは食べられない。やめた、やめた」と。ねえ、食べられませんよねえ。

 今日は木曜日の休診日。朝からクリニックに行って、たまっている書類書きや、年賀状書きや、あれこれ片付けようしたのですが。途中、抜けて親しい人が入院している病院にお見舞いに行きました。

 ちょうどお昼御飯が運ばれて来ました。「病院食がねえ、おいしくないんよ。」「アラ。今日はうどんじゃ」などと言っているところに、またナースが入ってこられました。お盆を持っています。「〇〇さん、お誕生日ですか。」と。そして、「ハッピバースディツーユー」と歌って「はいっ」とお盆のお重を開くと、そこに鯛の塩焼きが入っていました。それにお赤飯も。お祝いのカードが添えられています。

2008_12250001 このようなちょっとした心遣いが入院患者さんの心を和ませます。しんどい入院生活です。少しでも気持ちを明るく、前向きに闘病出来るように。「食べる」と言うことはとても大切な役目があります。鯛が来たことで、みんなでニコニコと、明るくなりました。病院に感謝です。


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谷龍介クリスマスディナーショー・くりすあきらくんと一緒に!

昨日、23日は午前11時宇品港に集合して、「銀河」での「谷龍介クリスマスディナーショー」でした。「銀河」に乗るのは、本当に何年ぶりでしょう。瀬戸内海をクルージングしながら、おいしい食事と谷君の歌をたっぷりと。谷君は相変わらず素敵です。持ち歌の演歌だけでなく、この顔で、このスタイルで、しみじみと「冬のソナタ」の「初めから終わりまで」もしっとりと歌ってくれました。もう、サイコー!!感動で涙が出そうでした。

2008_12230002 2008_12230007 2008_12230008 それに、びっくりしたのは、私の席がなんと、「くりすあきらくん」と一緒だったのです。あきら君とお母さんと、あきらくんの歯科の先生と奥様とお母さん、5人のグループに私です。後援会長の末岡さんの采配ですが、末岡さんは、私とあきらくん親子が知り合いだということは知らないままに、こんな素敵な采配をしてくださっていました。

2008_12230006 あきら君とは、もう9年前、秋葉さんの最初の市長選の時の出会いです。

このときに、あきらくんの最初の本「ぼくはてんさいかのう」を読んで、ものすごく感動して、個人的に出版社からダンボール一杯の本を購入し、多くの人に買ってもらいました。あきらくんは養護学校出身で知的障がいや足の障がい、腎臓の病気などを持っています。で、本当に私は天才だと思うのです。すばらしい詩を書きます。本の帯にもなっている詩「おかあさん」です。

お母さんがなきました/ふろばでなきました/ぼくのことでなきました/ぼくはあたまがええから すぐわかりました/おかあさん くらいかていはやめんさい

二冊目の本「ありがとうの歌/ぼくの音楽をつくってください」はくりすあきらくんとたくきよしみつさんの往復書簡です。

ありがとうといわれたら/しあわせになります/でもありがとうは/なかなかいうてもらえません/しんせつにせんと/いうてもらえません/どりょくせんというてもらえません/ありがとうはしんどいことなのです/だからぼくは/しんせつにしてもろうたらすぐ/ありがとうと/いうことにしました/ぼくのためにどりょくして/くれたんじゃけんありがとう/といいます/ありがとうはしあわせの/あいさつです

 この詩がたくきよしみつさんの努力で歌になりました。歌を聴いてみてください。

あきら君も谷龍介のファンでした。近所の老人ホームに谷君が慰問に行ったときに接して、ファンになったのだそうです。そして、今日のディナーショーに行くといったら、それなら、と、「石坂浩二」さんがシャツと上着をプレゼントしてくださったのだそうです。写真ではちょっと写っていないのですが、おしゃれなシャツが頚からのぞいて、レンガ色のニットの上着もとても素敵です。谷君とあきらくんの写真、これは公表してもいいと許可してくださいました。

 素敵なディナーショーがあきらくんと一緒だったので、もっともっと素敵になりました。家に帰って、また二冊の本を読み返して、またまた感動の中で、このブログを書きました。

 夜は古い友人たちとの忘年会。もう、しなければならないことがさっぱりはかどりませんが、シアワセな一日でした。


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初めてのキムチ作りとプチオフ会。

昨日は、初めてのキムチ作りをしました。韓国語の李先生の指導でYMCAに集合。大量の材料は先生が用意してくださいました。20株の白菜はすでに塩漬けして持ってきて下さって。大根11本、にんじん、にんにく、ねぎ、りんご、なし、しょうが、あみ、とうがらしなど。

2008_12220008 2008_12220007                   2008_12220010                                                   

大根、にんじん、ねぎはひたすら千切りに。大きなたらいにいれました。しょうが、りんご、梨はぶつ切りにして、剥いたにんにくと共にミキサーです。このとき、クリニックのスタッフが2008_12220013 作ってきた、いりこのだしを入れます。

2008_12220012 2008_12220014 これらと、アミと唐辛子も全部たらいに入れ、混ぜ混ぜします。このたらいの中で4分の1の白菜の葉一枚一枚に2008_12220017 材料をすりつけます。2008_12220021

それを丸めて一丁上がり。二個ずつ密封のパックに入れます。さらに残った材料を二個の上から入れ、空気を追い出して密封します。

試食すると、たっぷりのりんごや梨が入っているからでしょう。甘みがあって、とてもおいしいキムチです。3日間熟成させて食べてよし、だそうです。すぐに沢山食べると、お腹に来るそうです。なんだか、待ちきれません。

 この後、R21さんのプチオフ会に行きました。キムチは自転車の荷台に置いたまま、服は着替えて、できるだけ臭いがしないように気をつけました。生まれたてのちひろちゃんをたっぷり抱かせてもらって、大満足です。でも、ちょっと口が滑って反省です。R21さんごめんなさい。

12時近くに家に帰ると、そのままダウンしてしまいました。今日は、昼夜とも忘年会です。


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広島エイズダイアルに助成金を下さると。

広島エイズダイアルを立ち上げたのは91年の夏。17年がたった。初めの頃は、国中が大騒ぎをしていた。私たちのメンバーも多く、大変活気にみちて活動をした。

 でもいまや、輸入血液製剤による感染も和解が成立し、いい治療薬もできて、ボランティア活動も落ち着いている。

 それでも電話相談や日曜検査や、感染予防や検査への啓発の活動、そして感染している方が具合が悪くなったときのサポート活動など、地道にやっている。

 ただ、以前ほど企業などからの活動への助成金などがほとんどなくなって、活動の資金が苦しい。事務所の家賃など維持費だけでもばかにならない。みんな持ち出しで頑張っているけれど、それもかなりの金額になる。

 そんなとき、ある団体から、エイズダイアルの活動に対して、助成金を出しましょうというお話しがあった。それは、とてもうれしい。ありがたいことだ。もっとも、まだ申請を出して、認められればの話しだけれど。

 今日、その団体の代表の方にお会いした。お話しを伺ったその方は、ある大きな会社の専務取締役をなさっていて、かつその社会活動も30年以上も前からなさっている素敵な女性だ。

 いろいろとお話しを伺っていると、なんだかその薀蓄のある話にすっかり引かれて、もっと話しが聞きたくて。クリニックの前の喫茶店に行って、今度はエイズから離れての話を伺った。もうその話しの面白いこと。数々の経験を経てきていらっしゃるのだから。で、大変失礼ながら、と、お年をたずねてみた。そしたら、もう80歳を過ぎていらっしゃるとのこと。

 本当にびっくりした。お若いのですよ。姿形もそうだけれど、何より言葉がぽんぽんと出てくる。私なんて、もう少々脳の働きが悪くなって、ことばがスムーズに出ないことがあって、ぞっとすることがある。けれど、まるで私よりも若い人と話しをしているかのように会話がスムーズで。昨日もそうだったけれど、気のあった人と話をするのは、本当に楽しい。

 昨日、89歳のバンドネオンの奏者の方のことを書いた。今日は、80いくつかの方との会話だ。そして、私なんて、まだ若いのだから、どうぞいろいろとしたいことを頑張って、と励まされてしまった。

 このような方に出会うと、うれしくなる。まだ私もいろいろ出来るかなあ、と。感動したので、その方のことをブログに書いてもいいですか、とたずねたら、もちろんいいですよ、と。でも、名前を出すほどの者ではありません、とおっしゃるので残念。若々しいお写真と名前を出したかったけれど。でも、とても元気を戴いてうれしかった。助成金の書類を早くつくって応募しましょう。

2008_12160005 クリスマスオーナメントです。これは木製ですが、ドイツのものではありません。受付に上から吊り下げています。


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「ひろしま音楽芸能文化懇話会」

 昨日土曜日は、週のうちでいちばん患者さんが多い日。土曜日しかこれない方が多いので。世の中、急な不況で大変だけれど、こんな小さな私のクリニックでもたちまちそれを反映している。

 ある妊婦さんは、「主人が無職になったので。〇〇病院でお産をしようと思っていたけれど、やめます。出来るだけ安いところでしたいので。」と言われた。妊娠中に夫が職を失うというのは、とっても不安だと思う。安いのは公的病院だけれど、その公的病院は、なかなかお産のお金をオープンにしなくて、よく分からないで困っていると。私も調べておくね、と答えておいた。

 ある日系ブラジル人の若い夫婦は、赤ちゃんが生まれたばかりだ。ブラジルに里帰りして出産して、また広島に戻ってきた。その若い父親が解雇されたと。職を探しているけれどと。言葉がまだ十分でない彼は、それだけでもハンディーがある。大丈夫だろうかと、心配になる。

 そんな患者さんのことを聞くだけでも、気が重くなる。

 その重い気持ちで、診療後は「ひろしま音楽芸能文化懇話会」の忘年会に行った。今年は、「G8議長サミット記念コンサート」協力感謝の集いも一緒に開催された。で、例年と異なった出席者の方もあって。懐かしい方も逆に会いたくなかった方も。そんなときはさらりとご挨拶だけする。どんなところに行っても、そんなことがあるので、そのやり過ごし術を身につけておかなければ。

 会では、いろいろな方の演奏や歌が披露されて、楽しかった。中でもこの方。

2008_12200007 バンドネオン奏者の佐川峯さん。タンゴなどの曲を次々と軽快に演奏される。お年を聞いて驚いた。なんと89歳だと。曲はとても若々しかったので。私は、特に高齢の男性が歌や楽器の演奏や踊りをされるのがとても好きだ。なにか人間的に深みがあるような気がして。佐川さんの姿には、感動してしまった。

 会の後は、親しい友人と三人で流れ川の「モンシェリー」にお茶をしに行った。みんな「ケーキセット」。私のケーキはロールケーキ。今、ロールケーキに凝っているので、ついこれを頼む。本当においしいケーキにソフトクリームまでついて、アメリカンコーヒーと共に戴いた。このケーキセットで700円。安い!と思ったけれど、つい、ああ、失業してしまった人には、これも贅沢なのだろうなあ、とそう思ってしまった。何か後ろめたい。

2008_12200009 食べながら、会話が弾む。久々に来るべき選挙の話題。どの選挙区がどうだとか。あの候補者が、もう少しこうだったらいいのにとか。それに、ある市のびっくり仰天の人事の話とか。しばらくこんな話題から遠ざかっていたので、何か楽しかった。やっぱり気の置けない友人というのは、いいなあ。これだけで、すっかりストレス解消になった。

 さ、今日の日曜日は年賀状や大掃除や、勝負しなければ。


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いっぱいいっぱいの生活で。

今日(と言ってももう昨日になってしまったけど)診療の後はkei.先生のクリスマスアレンジのレッスンだった。

2008_12190006 エンジ色のリースの形の水盤、金色のろうそく、緑のりんごとゲーリックリーフ、レモンリーフ、それに赤い実がとてもかわいくて、素敵なアレンジになった。これも、家に持って帰ってもしょうがないので、クリニックに飾った。あれやこれやで、待合室はずいぶんにぎやかになった。

 家に帰って、今日は御飯の後、やまとの湯の日。昨日は別府の我が家のお風呂に入ったし、帰りも遅かったので、風呂屋には行かなかった。何か、今日は疲れていて、やまとの湯に行くよりもこのまま寝たいと思ったのだが、河野は疲れているときほど風呂にゆっくり使ったほうがいいと言う。お風呂のに入っても何か眠くて、サウナ室でしばらく横になってうとうととした。

 その上、風呂のあと、12時過ぎから「マッサージセンター」でマッサージをしてもらった。それも、お風呂屋さんで、「私はマッサージはいいから。それよりも早く帰って寝たい」といったのだが、ここのところ私は腰が痛くて、痛い痛いとよく言うものだから。楽にしてやろうと思ったのだろう、その気持ちはありがたいけれど。何より私は、少々寝不足で、そっちのほうがしんどいのだが。

 私をしてくれた男性のマッサージ師さんは、何かちょっと、うん?だった。マッサージをしながら、「気持ち、えええ?」と聞かれるのだ。だから私は「ウン、気持ちいい。」と答える。もう少しすると、また「気持ちえええ?」「ウン、気持ちいい。」なんと、何度でも、ずっと聞かれ続ける。もう、うっとおしくて黙っていると、「気持ちええでしょう?」だと。変な人。「気持ちえええ?」「気持ちいい」との繰り返しを聞かされ続けたほかのベットの人たちはナンと思ったかしら。変なの。

 そんなわけで、また今日も遅くなって。

 他の方たちのブログにほとんど訪問できなくて、ごめんなさい。それに、コメントを沢山戴いています。お返事していなくてごめんなさい。日曜日にチャンとお返事します。それまで、ごめんなさい。


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大分から帰りました。

 17日の午後9時、忘年会を終えて家を出発し、18日の午前2時に別府の我が家に到着。先ほど、19日午前0時過ぎに無事広島の我が家に帰って来ました。

 18日の午後、大分県立上野丘高校で講演しました。上野丘高校の「人権教育」と「生徒指導」と「保健部」合同の講演会でした。それは、とてもうれしいことでした。広島では、「人権教育」という言葉がほとんど聞かれなくなってしまって。私は、性教育は人権教育、平和教育とつながっている、との信念を持っています。だから、今日の「人権教育」というのがとってもうれしかったのです。

 別府市内の国道10号線沿いに、こんな看板がありました。運転しながら、大急ぎでデジカメで撮ったのですが、まあ、字が見える程度に写っていました。

2008_12180012_2 「育てよう 一人ひとりの 人権意識」ー身近なことから人権を考えてみませんかーこんな看板も、なんだか、とても新鮮に映ります。広島は、いったいどうしてこうなってしまったのか、と。

上野丘高校は、旧一中の県内屈指の進学校です。一年生と二年生に話しをしました。その中で、ちょっと触れたこと、三年生がいないので少し残念だったのですが、「受験」のことです。女子生徒が受験日と生理日がぶつかると、トイレがストレスになってしまうと。試験の休憩時間は女子トイレは、長蛇の列になってしまいます。秋ごろから、低用量ピルで調整しておくと、センター試験、本番の私立、国立と、きれいにはずすことが出来ると。直前だと、中用量ピルを使うことになって、これは、吐き気などの体の不調を招いてしまうので。

 私の例の避妊教育ネットワークの群馬の家坂先生の例を出しました。このブログでも書いたことがあるのですが。群馬は県立高校のほとんどが男子校と女子校に分かれています。受験校の女子校では、学校主催で「受験生のためのピル講座」を開いて、家坂先生が保護者と受験生に講演をして、その後、生徒たちが個人的に先生のところに来て、指導を受けるのだと。

 そしたら、講演がすんだ後、校長、教頭先生が、これまで受験の進路指導はしてきたけれど、女子生徒へのそのような視点での指導を全くしていなかった、欠けていた、と言われました。三年生にも、今からでも何かしないといけないのではないか、と。

 私は、ほっとしました。ピルについて、日本の社会に蔓延している偏見のままに反発されるのでなく、柔軟性を持ってそのように受け止めてくださって、ありがたいと思いました。

 講演全体、生徒たちは実に素直に反応してくれて、話しやすかったです。のびのびと育っているなあと実感しました。後でこれも教頭先生が言われました。医学部の受験を目指している生徒もいますので、今日の講演を聴いて、将来産婦人科医になろうという希望をもってくれるといいですね、と。本当に、そんなことになったら、どんなにうれしいことでしょう!!

 午前中、河野の実家に行きました。母が朝ごはんを作って待っていてくれました。その後、母を連れて帰り、私が講演をしている間、連れ合いと母で、家で過ごしてもらいました。お風呂に入ったり、親子でたっぷり話しをしたりの水入らずの時間、河野に親孝行をしてもらいました。

そのとき、庭になっているみかんを収穫してくれていました。「スィーティー」という、ザボンに似た大きくて甘いみかんです。今年は、計30個の収穫でした。

2008_12180011 日ごろほうりっぱなしであまり手入れをしていないのに、上出来です。

 別府には、またお正月に帰ります。大分での講演は、つかの間の親孝行が出来るので、うれしいことです。


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ヒャー、忘年会が重なるー!!

仕事をしていると、いろいろな忘年会があって。もう、二つすんだけれど、これからがラッシュだ。どうしても都合の悪いのは、もう断りっぱなしで。でも、自分が行きたい!!のは少々無理をしてでも行く!

 とりあえず今日だ。会いたい人たちとの忘年会。兼、ある方を囲む会。これは行かなければ。でも、今日のうちに私は大分まで行って置かなければならない。明日、大分の高校で講演がある。診療がすんだら、すぐに出発するつもりだった。

 だから、忘年会には行く。お酒は飲まない。おしゃべりに行く。そして、ちょっとだけ早めに失礼させていただいて、車を飛ばして徳山に行く。乗ろうと思っていたフェリーをひとつ遅らせればいい。たぶん、午前二時ごろには着くだろう。講演は午後なので大丈夫だ。

 22日は韓国語の先生の指導でキムチ作りをする。診療を終えて、YMCAに行く。これは、いつもの生徒だけでなく、作りたい人はだれでも参加O.K.なので、クリニックからも私以外に三人が参加する予定だ。

 そしたら、遠距離婚話のR21さんがプチオフ会をするとの記事が出ていた。行きたいなあ、デモ無理だなあ、と思っていたら、直接参加はいかがですか、とR21さんからメールが来た。では、行かねば、行きたい行きたい病が出てきた。遅くまでやっていらっしゃるのなら、でも、キムチ作りがすんで、臭いがしてもいいのなら行きたいと返事をした。

 翌23日は、午後、谷龍介のクリスマスディナーショーだ。宇品から「銀河」に乗って瀬戸内海を周遊しながらのショーだ。そしたら、仲良しの友人から、恒例の忘年会は23日に決めたから、と知らせが来た。わあ、また重なった。でも、ディナーショーがすんでいけば時間は大丈夫。

 ああ、年賀状、やっとパソコンで作って印刷もした、けど、全然あて先を書いてない。いっぱいすることがあるよ。とあせっても、やはり行きたいものは行きたいのだから。

2008_12150007 ドイツクリスマスのオーナメントです。これは、焼き物のお家で、中にローソクたてが入っています。暗いところで灯をつけると窓から明かりが漏れて、とてもきれいです。


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健康診断の結果は誰のものか

健康診断の乳がん健診で、精密検査が必要という知らせが来た、と、いつも私のクリニックに来ている人がやって来た。どこの病院で検査を受けたらいいのか、との相談だ。

 ところが、持ってきている知らせは、精密検査が必要です、としか書いてない。マンモグラフィーで、どんな所見で何の検査をしたほうがいいのか、がない。それと、あて先のない封書である。それには、厳重に封がしてあって、「緘」の印がデンと押してある。これは、精密検査をする病院のみが開けよ、勝手に開けるなよ、という印だ。

 でも、どんな検査を受ければいいのか、超音波でいいのか、針生検をしたほうがいいのか、それともマンモで悪性が多いに疑われるのなら、もうサッサと乳がんの治療をする大きな病院に行ったほうがいいのか、それが分からない。で、問い合わせた。

 そしたら、がん治療をするような病院にはその結果を持って行っても受け付けてくれませんよ、と言う。なぜ?そしたら、お渡ししているのは紹介状ではありません。あくまでも、検査の結果が書いてあるだけですから。そんな病院は、紹介状がないと受け付けてくれません、と言う。へ?検査結果が書いてあるだけなのに、どうして「緘」なのか、分からないままに、電話を切った。

 ちょっと待てよ。自分の体の結果なのに、なぜ本人が知り、本人が判断してはいけないのだろうか。合点がいかない。

 そしたら、また今日、今度は子宮がん健診の結果、精密検査が必要との結果だったと、別の患者さんが来た。頚管細胞診の結果、精密検査が必要です、としか書いてない。これだって、クラスによって、コルポ診、組織診を直ちにすべきか、それとも、私のところで検査をしてその結果が出るのを待つよりも、即座に大きな病院に紹介したほうがいいのか、それが分からない。

 だから問い合わせをした。これでは、精検と言っても、どこまですればいいのか分かりません、と。電話で結果を教えていただいたが、クレームをつけた。とても不親切ではないか、と。本人にクラスの何が出たか、それくらいは教えてあげるべきではないのか、と。

 私は、患者さんの体から得た情報は、基本的に患者さんのものという認識をしている。もっとも、悪性腫瘍で治療をする上で、いろいろと話し方に配慮すべきことはあるかも知れないが、その患者さんがどこでどんな治療を、いつ受けるか、その大切な情報を本人に示さないのはおかしい。

 医療の分野でも、情報の開示や患者さんの人権について、大分進歩しては来たが、でも、健診の結果は患者さんのものではないのか。会社からの健診で、勝手にHIVの検査して、それを本人にではなく、会社に直接教えて、そして解雇されてしまったという話しはずいぶん前にあった。でも、今でも似たようなことは起こっている。

 おかしいと思ったことは、少しずつでも直接訴えること、それも私の義務だと思っている。うるさいばあさんだと思われるかも知れないけれど。

2008_12160004 ドイツクリスマスのメリーゴーランドです。ろうそくに火をつけると、暖かい空気でプロペラがくるくると回り、真ん中のメリーゴーランドも回ります。どれもかわいいのですが、悲しいことに、家でかざってもしようありません。だから、クリニックに飾ります。


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シリーズ「このごろとても気になること」⑨障害者用便所

 今年の夏ある中学校に講演に行ったとき、校舎に車椅子マークと共に、「障害者用便所」と書いてあるトイレがあってびっくりした。とても気になったので、校長先生に「車いす用トイレ」ではないでしょうかと言った。だって、障がい者だったら、目の不自由な人も耳の不自由な人も知的障がいの人もみんなこのトイレに入りなさい、みたいだったから。

 ついこの間、県の生涯学習センターで性教協の会議をして、ふと見ると、またここにも車椅子マークと共に、「障害者用便所」と書いたトイレがあった。うーん、やっぱり違うのではないか、と思って、事務室で、「どう書いたらいいのか分からないんだけれど、障害者用便所というのは、違うのではないでしょうか。」とだけ言っておいた。

 それから、ずっと引っかかって、考えていた。そこには他に洋式のトイレはなく、「障害者用便所」以外は、全部しゃがんで使う和式のトイレだけだ。「洋式トイレ」では?いや、違うなあ、狭いと車椅子は入れないし。ても、やっぱり障害者と言うのは、違う。障がい者でなくとも、一時的に足が悪くて、しゃがむのがしんどい人もそこを使ってもいいはずだし。

 そもそも障害者というのは、誰が決めることなのか。法律で決められた、障害者手帳を持っている人が、そうなのか。その人だけがこのトイレを使うことになるのか。

 いやそれよりも、それを使う人に、気持ちよく使ってもらうためにはどう表示したらいいのか。うーん、分からないなあ、と。

 そしたら、なんと昨日の廿日市の講演会の会場で、ずばりと答えがあったのだ!!

2008_12140005 ああ、そうだった!!これなのだわ。ここのトイレを使いたい人、だれが入ってもいい。これを使うかどうかは、自分で決めればいいのだから。中はとても広くて、車椅子でももちろん入れるし、ベビーカーも一緒に入れる。赤ちゃんのオムツを変える簡易ベットも備えてある。

 車椅子ではなくとも、歩くのがつらい人、しゃがむのがつらい人にも手すりがぐるりとついていて、使い勝手がよさそうだ。

これで、私のもやもやは解決した。さあ、これからいろいろな所でトイレが気になるだろう。公共の建物の中で、どのように表示してあるのかが。

 これで、一応シリーズは終わります。デモ、今、頑張って調べていることがあるので近々また「医療シリーズ」を始めたいと思います。後期高齢者医療はどうなっているのか、ほとんど報道されなくなって、落ち着いているかのように見えるけれど、老人殺しが着々と進んでいるような、この現状を告発したいと思います。

2008_12150003 ドイツクリスマスのオーナメントです。教会の聖歌隊です。ひとつひとつ木で作られています。教会、お家二個、木が二つ、聖歌隊の四人とリーダーが一人。好きに並べます。


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シリーズはお休みして。廿日市での一日を。

 昨夜はクリニックの忘年会。中華料理をしこたま食べて飲んで。

 そして今日は朝から廿日市での講演でした。デートDVについて。日ごろなれないタイトルでの話、それに予定していたビデオは会場が明るすぎて急遽中止という、ハプニングの中で、余りまとまった話が出来なかったように思えて。後で、ああ、あの話しはここにつなげばよかったとか、あれを話し忘れたとか、後悔しきりでした。

 DVという言葉は大分知られるようにはなったけれど、「デートDV」という言葉すら余り知られていない社会に対して、ひとつの問題提起は出来たかも、と思っています。

 shiozyさんが秀子さんと一緒に来てくださって少々緊張しました。彼のことだから、きっと私のギクシャクした話にいろいろといちゃもんをつけたい気があったに違いない、と思うけれど、何も言われませんでした。

 予想通り、話しの後の質問の時に一人の男性の手が上がり、「神聖なる処女を、また神聖なる童貞を、この人にささげる、それまではしないように、という教育は出来ないのか」という質問がありました。私は、性の問題は、若い人だけの問題ではないこと、人工中絶はそのほとんどが大人が受けていること、高齢の方のDVも深刻であること、等から「若い間だけセックスをしなければ、それで問題が起きないということではないと思うこと。むしろ若いうちからの、人間関係の作り方、やさしい温かい関係とはどういうものなのか、それを考える教育が必要だと思う」と言うような話しをしました。

 講演の後は、shiozyさん夫妻と一緒に、深川コーヒーさんの20周年のお誕生会に行きました。そこで、来年1月25日、広島市のWeプラザで行う予定の「ブロガー大集合」の打ち合わせを行いました。「森の家」のご夫妻の手打ちそばを食べながら、市の担当者の方や一緒に参加する予定のつゆまめさんも共に打ち合わせです。打ち合わせといっても、もうブログについて大いに話しが盛り上がり、これは、当日は、ずいぶんいろいろと面白くなりそうだと、予感しました。masamiさんご夫妻から二回もおいしいコーヒーと手作りケーキをいただいてしまいました。

 お誕生会は、とてもにぎやかで、大塚ムーミンの会の方たちの絵本の読み聞かせもありました。ブログはよく読ませて戴いているのですが、初めて本物に接して、私も楽しませていただきました。こういうこども対象の活動を地道に続けている方たちにはアタマが下がります。会場では、沢山のブロガーさんにお会いしてうれしかったです。

2008_12140007 また、会場では、Mikiさんの陶器の販売もありました。おおらかで、素敵な数々の陶器に魅せられてしまいました。ちょうど買いたいと思っていた急須を思い切って、大枚をはたいて買いました。大きくて、お茶が10杯分くらいは一気にそそげそうな、それに私の好きなコスモスの花がどーんとついた急須です。普通の陶器やさんでは、絶対にお目にかかれないような、一品物です。大切に使おうと思います。

さて、その後は、廿日市の私の行きつけのリンパマッサージに行きました。ここのところ、肩と腰が痛くて、ここに行きた行きたいと思っていたのです。今年の三月以来の久しぶりのマッサージです。彼女のマッサージは本当にすばらしいので、もっと行きたいのですが、なかなか時間がなくって。一時間半、みっちりマッサージをしてもらって体が若返ったような気持ちです。

 そして、その後は、木曜日に行った廿日市の患者さんのところにまた往診です。今日は血液と尿の検査をするためです。そのために朝から、採血のセットなどを持ってきていました。家に行くと、付き添いの方は仕事で出かけていて、一人でした。そして、ストーブの灯油が切れていて、寒くて寒くてと、冷たい手をして震えていました。大慌てで、灯油をついで、火をつけました。そして、冷えた手をこすって暖めて、それから採血です。

 そんなことで、今日はまたまた一日中廿日市で過ごしてしまいました。本当にあれこれ充実していましたよ。そうそう、私が講演に来るというので、まえ私の選挙を一生懸命に応援してくださった男性が、「ぜんざいを作ったから」とわざわざ持ってきてくださいました。おだんごも、ひとつずつ手作りで丸めて作ってありました。本当にありがたいことです。感謝感謝です。

 明日は、シリーズの最終回を書きます。


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シリーズ「このごろとても気になること」⑧高齢の方のDV

 DVというのは若い人たちだけのものではありません。むしろ、年齢のいった人たちのDVは話しを聞くだけでもつらい物があります。長い間、夫の暴力に耐え続けて、気が休まるときがなく、そして罵声を浴びながら義理の親の介護にあけくれ、やっと両親を看取ったら、今度は夫の介護で、自分の人生は一体何だったのかと、そんな話しを聞きます。

 配偶者による暴力は、単に殴るけるというものだけではありません。性の強要、これは多くの人に聞きます。自分は疲れていて、もういやなのに、夫に無理やりに、というものです。無理やりの体の接触は、心も蝕みますし、夫に対して嫌悪感すら覚えるようになります。

 また「バカ」だの「出て行け」だの、ひどい言葉を浴びせるのも暴力です。これらの言葉により、人格が壊されてしまいます。

 それから、妻が出かけようとすると、「どこへ行くのか」「行くなや」と、拘束する、これもよく見られます。妻が自分の趣味を持っていて、夫の定年退職後にも続けようとすると、それを極端に嫌がる人がいます。

 妻が楽しいことをして、生き生きとしていれば、それを喜んで上げたらいいのに、と思いますが、そうは行かないようです。自分の関与できない世界に妻がかかわるのはいやなのは、嫉妬なのでしょうか。妻は自分の世話をするためにいるもの、みたいに思っているのでしょうか。

 結婚当初からの夫の暴力と拘束に、とうとう耐えられなくなって、心身症となってしまった人もいます。長い間のつもり積もった我慢が体をも蝕んでしまいました。彼女の「離婚」という選択によって、やっと立ち直りつつあります。

 二人で生きるというのは、一方的な上下の力関係ではなく、やさしさとや思いやりを持った温かく楽しい関係、そばにいるとほっとする関係、それでこそ、と思います。パートナーと温かい関係を作るために、そのためにこそ、若いうちに、人間関係のつくり方、コミュニケーションの作り方を学びたいと思います。それも大切な性教育の課題なのです。

 そのようなことをも明日の廿日市での講演で話したいと思いますが。日ごろ慣れているテーマでの講演ではないので、若干心配です。うまく話せるだろうか、と。でも、頑張ります!!

2008_12110004 ドイツクリスマスのオーナメント、バイオリンです。本物と同じ、小さなバイオリンです。こんな丁寧な手作りの作品がとても好きです。

 


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シリーズ「このごろとても気になること」⑦風俗で働くということ。

 風俗で働く女性の目的は、やはりお金が一番でしょう。いろいろな事情で大きなお金を得なければならないときに、確かに、手っ取り早くお金を得ることが出来るからです。

 父親が事業に失敗して借金を作ったために、その返済をしなければならなくて、懸命に働いているという、そんなけなげな18歳の女性にも出会いました。貧困で女性が身を売るという、そんな昔のようなことが今の時代にもあることを知りました。

 中には、ブランドの服やバッグがほしくてとか、店を持ちたくて、そのためにお金をためている人もいます。それぞれ事情は様々でしょう。でも、はっきりいえることは、風俗というのは、とても危険な職場であるということです。

 ソープのようにお店で働けるのは、それはまだいいのです。もしも危険なことになったとき、声を上げれば聞こえるところにお店の人がいる時には、救われるからです。でも、今最もはやっているデリヘル、デリバリーヘルスの場合。ホテルや男性の家に行って、そこで一対一のなる時のことです。これが怖いのです。

 本来しないことになっている本番を求める人がとても多いのだそうです。上手にやり過ごすことが出来ればいいのですが、とてもしつこく求められて、断れ切れなくて、結局妊娠したり性感染症にかかってしまってとか。しつこく断ったために相手が怒ってとても危険なことになった人もいます。

 私は、警察の人に協力を求められたことがあります。デリヘルで働いていた女性が、男性に殺されてしまって、その写真を見なければなりませんでした。とても無残な姿がかわいそうで。その姿は、今も目に焼きついています。

 私は、殺された彼女が自業自得だとは思いません。彼女だって、殺されることを想定していたわけではないでしょう。でも、蜜室に二人っきりになるというのは、そういう危険なところに自分を置くということです。もしもそんな危険なことになったとき、自分の命を守る方法を身につけたり、どうやって誰にSOSを求めるか、その手段の対策を経営者と共に考えたり、という、プロならではの覚悟を持って、対策を取るべきだと思うのです。

 その点が全く不十分です。不十分なままに、どんどんとのこの風俗は広がっています。そして若い女性が、そんな厳しい仕事であるということの認識をする間もなく、きわめて安易に、プロというには程遠い意識で、この場に身をおいています。この日本は、どんどんおかしなところに向かっている、本当に何とかしなければ、と、診察室の中でギリギリしています。

 先日書いた、大阪のドイツクリスマスで少しづつ買いためていたオーナメントを毎日ひとつづつご紹介します。今、クリニックに飾っています。

2008_12110003 赤ちゃんです。真っ白でふわふわでかわいくて、もう、大好きです。


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シリース「このごろとても気になること」⑥風俗と性感染症

 このごろ、若い女性で、性風俗で働く人によく出会います。風俗は、その様子がいろいろと変わります。これは以前にも書いたことなのですが、今、「ソープランド」と「ヘルス」の二つが大きな風俗でしょう。ソープは、「本番」をすることが当たり前になっているけれど、「ヘルス」は、「本番」をしないことになっています。手と口でするというものですね。

 では、本当に本番がないのか、というと、そうではありません。でも、たてまえとして本番はないのだから、コンドームは用意していません。だから使えません。当然のごとく、性感染症にかかってしまいます。ここのところ、ヘルスで働く女性で立て続けに、「淋病」と「クラミジア」の両方にかかっている人に出会っています。中には、トリコモナスと淋病とクラミジアと三つも持っていた人もいます。

 それから、治療してもまたすぐに病気にかかってしまう人も。今や、ヘルスは病気の巣窟であるといってもいいと思います。

 手と口でサービスするというのは、やっぱりいびつに思えてしまいます。本来、セックスと言うのは、一方的にサービスをしたり受けたりするものではないでしょう。これは、「排出」に過ぎないのでは?とさえ思います。

 ヘルスで淋病とクラミジアの両方をうつされて、それをそのまま妻にうつした人もいます。うつされた妻はとても情けながりました。でも、私は「とにかく治療をしましょう。治る病気なのだから」と治療しました。治る病気でよかったと思います。

 風俗で浮気をするのなら、せめて病気の被害を妻にまで広げないように。病気をうつされないように、そんな配慮くらいすべきでしょう。

 私は、大学や短大で講演をすることもあります。そんなとき、キャバクラや風俗で働く学生がとても多くなって、結果的に授業をサボりがちになって、とうとう退学していく、というそんな学生が少なくないという話しを聞きます。

 スーパーのレジや、居酒屋のお運びなどのアルバイトに比べて、アルバイトとしては沢山のお金がもらえるので、そんなところに流れて行き勝ちになるのかも知れません。次回は「風俗で働くということ」についてお話ししたいと思います。

今日、廿日市の友人と一緒に宮島に行きました。前売り券を買っていながらなかなかいく機会がなくって、そろそろ終わりそうな、大聖院での辻村寿三郎作品展を見るためです。平家物語の人形展でした。うーん、人形展は少し物足りなかったかなあ。今度、寿三郎さんのアールデコルテの女性の作品を見たいと思いました。

その後、FM廿日市で話しをして来ました。

2008_12110010チーフパーソナリティーの倉本良一さんとの掛け合いです。14日にする廿日市での講演会の宣伝をかねて。主にデートDVについて話しました。私に二曲リクエストを、といわれたので、安全地帯の「ワインレッドの心」と高橋真理子の「桃色吐息」にしました。古い歌です。若い人たちは知らないでしょうね、と思いながら、でも懐かしく若い頃を思い出しながら聞きました。

その後は、廿日市の患者さんの家に往診に行きました。今日は、一日中廿日市で過ごしたことになりました。今度の日曜日もそうなりそうです。 


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シリーズ「このごろとても気になること」⑤人工中絶は大人が受けている。

厚生労働省:平成19年度保健・衛生行政業務報告(衛生行政報告例)結果の概況の5母体保護関係の統計を見てみる。

 それによると、人工妊娠中絶は、全体としては漸減傾向にあるが、昨年度総数は256672。うち、年齢が10代(20歳未満)は23985。20~24才が62523。25~29才が54653。30~34才52718。35~39才44161。40~44才17145。45~49才1447。50才以上24となっている。

 これを実施率(年齢階級別女子人口千対)で見てみる。20才未満7.8。20~24才17.8。25~29才14.3。30~34才11.4。35~39才9.5。40~44才4.2。45~49才0.4。

 要するに、日本の人工妊娠中絶は、やっぱり大人が受けているということである。20歳未満は、総数では一割にも満たない。9割以上が20歳以上の大人が受けているということになる。

 若い間の性行動をやめさせれば、人工妊娠中絶がなくなるということではなく、大人たちも含めての「産めない妊娠」をどう防ぐか、という課題となる。

 今日来た女性は、20代。男性は30代。大人同士の妊娠である。でも、産めないと。彼女は涙目で私を正面から見て、言った。

「先生、彼は、外に出せば絶対大丈夫だから、て。大丈夫ではないのですか。」と。膣外射精で大丈夫という男性たちが未だに一杯だ。
「ウン。妊娠率30%。100人中30人が一年以内に妊娠するということだね。こんなの、避妊とは言わない。あなたがいくらコンドームをつけて言ってもつけてくれないのなら、自分でピルを飲むとかで、防衛するしかないね。」と言ったのだが、やっぱり悲しいと思う。彼が避妊してくれないので、自分がしなければならないというのは惨めだ。

 二人でちゃんと話しあって、確実な避妊を実行する、それが出来ない人たちには、セックスをする資格がないと思うのだ。

 昨日書いたのは、「若者の性」と言うと、いつも女の子のことばかり言われるのが不満で。性というのは、二人でするもの。であるのなら。相手の男性のこともみなければ。それが私の持論であるから。あえて、「男性へ」というスタイルで書いた。本来なら、対等な間からで、妊娠や避妊もちゃんと話し合った上で、心にこだわりがない間がらでのセックスでこそ、と思うのだけど。

 大人になってセックスをするようになっても、それまでに教育を受けていないと、こんな間違った知識やずぼらで行動をし、しんどいことになる、また、彼女をしんどい目に合わせる、それが今の大人の姿だと思う。決して若い人たちだけの問題ではないということだ。

2008_12070014 久々に帽子を編みました。かぶっているのは、金の豚の貯金箱です。実は、ウールの茶のツイードの糸で編み始め、二玉がもう少しのところでなくなってしまいました。あわてて買いに行ったら、これは昨年の糸で、今年はその色は作っていないと。店のものは全部返品して残っていないと。もう、呆然です。どうしよう、と悩んだ末、こげ茶のラメ入りの糸があったので、それを買いました。細いので二本取りにして編んだら、縁取りになってそれほどおかしくなく出来上がりました。すっぽり耳まで隠れて暖かです。また、編み物に病みつきになりそうです。やりだすと、歯止めが利かなくなるので、いけません。

 まだシリーズは続きます。

 


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シリーズ「このごろとても気になること」④男性たち!避妊をして!

 何回も繰り返し言っていることなのですが。私のクリニックには、産めない妊娠をして来る人が後を絶ちません。最近、特に目立っているその特徴なのですが、「避妊に失敗した」ではなく、「避妊をしない人」が特に多いのです。それも、年がうんと多い男性と若い女性との間の、避妊のない性交、その結果当然のごとくの妊娠です。

 どうして避妊しないのでしょう。私がそれをたずねると、決まって女性たちはぽろぽろと涙を流します。うんと年が上で力関係に差があるとき、女性がとても弱い立場の時には、「避妊をしてほしい」といえないと言います。それは、相手が年が多くて、信頼できると思っているのかも知れません。男性が、「自分に任せておけばいい」という態度を取っているからなのでしょうか。男性を信頼して任せた結果がこんな情けないことになってしまって。やはり私から見ると、胸が痛みます。

 女性は、14、15、16才の中・高校生。男性は20代,30代、40代。こんなときには、男性任せになるのもやむを得ないかも知れません。

 でも、私は疑問です。どうして男性たちは避妊をしないのでしょうか。幼い女性が妊娠、中絶ということになるのは、かわいそうだと思わないのでしょうか。せめて、彼女がそんなしんどい思いをしないように、ちゃんとコンドームを使うということをなぜしないのでしょう。

 それどころか、先日は、妻子ある男性が、若い女性に、避妊しないでセックスをした後で、「ちゃんとお金を出すから、病院に行って、アフターピルをもらってのむように」と言われたと、そんな来院がありました。アフターピルは、後で飲めばいい避妊法とは違います。レイプされたときや、コンドームが破れたときに、緊急避難としての緊急避妊として処方するものです。

 大量のホルモンをどーんと飲みますので、吐き気があったりで、しんどいものです。それでも、レイプされた、妊娠、中絶と、二重三重のダメージを受けるよりは、というために出すものです。男性が避妊するのがいやだから、あとで女性に薬を飲ませればいいという、そんなためにあるものではありません。それに、効果も確実ではありません。私のところでも、緊急避妊をしても妊娠してしまった人が何人もあります。

 たびたび言っていることです。セックスというのは、妊娠する行為。それを知らないはずはないのです。もしも妊娠しては困るのであれば、避妊くらいすべきでしょう。私のところのデータでも、10代の女性の性の相手は、社会人の男性が半数を占めます。社会に出ると、避妊の教育などが誰もしてくれません。だからこそ、私は義務教育のうちに、すべての人に避妊の教育をしてほしい、といい続けています。でも、事態はひどくなるばかりです。

 14日日曜日、午前10時から廿日市あいプラザ多目的ホールで「デートDV」の講演をします。恋人同士の間で、避妊しないでセックスをするのは、もっとも危険な「デートDV」だと思います。多くの方に来てもらえればうれしいです。

Photo その前、12月11日午後5時から一時間、FM廿日市で生でしゃべります。この講演会の内容を中心にということだそうですが、同じことをしゃべるのでは芸がないので、もう少し広げて話しをしたいと思っています。

夕方の忙しい時間ですが、廿日市の方、耳を傾けで下さればうれしいです。


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シリーズ「このごろとても気になること」③①②のコメント有難うございます。

 私の今回のシリーズには、沢山のコメントを戴いています。ひとつの問題提起になっているな、と実感しています。私は、長い間産婦人科の世界に身を置いているものです。沢山の患者さん、妊婦さんに接して来ました。はっきりいえることは、皆さん、人それぞれ、人さまざまだということです。

 画一的に「こうあらねばならない」と言う医療はしないこと、をモットーにしてきました。皆さん一人ひとり生身の体と心を持っています。機械とは違います。機械だって時々は故障します。まして、女性の体、排卵、月経、妊娠などはとても微妙なものですし、一人ひとりの受ける心も異なります。

 患者さんにプレッシャーや心配ごとはいたずらに与えないように。それには、「禁止」よりも、「賛同」をと。「指導」よりも「寄り添い」をと。

 患者さんの希望にどうよりそうか、と。希望も一人ひとり異なります。とてもひどい難病の方がそれでも子どもがほしい、と言われたとき「体のために、子どもを諦めるように」という説得よりも、どうしたら彼女の希望をかなえて上げられるだろうか、と考えます。

 とてもひどいつわりの人があまりにひどくて、ひどい栄養不足になって赤ちゃんが育つことが出来なくて、とうとう胎内で亡くなってしまいました。それでも赤ちゃんはほしい、と強い希望があります。次の妊娠も、ひどいものでした。水も受け付けません。点滴と高カロリー輸液でなんとか水分と栄養を補い、体のミネラルのバランスをとり、今度は、何とかなるか、と言うところまで来たときです。なんと、彼女は子宮がんになってしまいました。

 私たちも愕然としましたし、お連れ合いは彼女の体のために、赤ちゃんを諦めて手術をと勧められました。が、彼女の希望は強いものでした。「赤ちゃんを諦めるのなら、私は、死にます。」ときっぱりといわれます。

 私たちも、いろいろと悩み、文献を調べ、教授に相談し、そして、結局決断しました。28週まで待ちましょう。それまで、何とか頑張って食べて、赤ちゃんを大きくしましょう。そして、28週になると帝王切開で赤ちゃんを出産し、そのまま癌の手術を、と。何とか赤ちゃんが体外で育つ、ぎりぎりのところです。手術には、万全の体制をとりました。他院のNICUのドクターにも来ていただきました。1000グラムほどで生まれた赤ちゃんは、今、大学生になっています。その後もずっとお付き合いは続いています。

 「あのときの、赤ちゃんを諦めるのだったら、私は死にます」と、自分の命を懸けて訴えた、彼女の熱意がこの子を生かせたのだと、今もその時のことを思い出すと、涙が出てきます。

 一度目に中毒症で入院していたにもかかわらず、胎盤早期剥離で赤ちゃんがダメだった人もいます。でも、どうしても一人は産みたいと強い希望の彼女は、二度目の妊娠は、ずっとずっと入院を続け、そして「無塩食」で頑張りました。入院中のストレスの発散はいろいろと一緒に工夫しました。中でも、彼女はよく歌を歌いました。本格的な歌です。私たちはよく聴衆になりました。

 ある膠原病の方はどうしても妊娠の継続が出来ません。途中でダメになってしまいます。羊水が減ってしまって、子宮の中がからからになってしまうのです。生理食塩水を子宮の中に補いながら、何とか、赤ちゃんが生存できるくらいの大きさになったときに帝王切開をしました。赤ちゃんは、育っています。少し障がいを持っていますが、でも、子育てに生きがいを待っているといわれます。

 このような方たちは、当然、厳しい食事や行動の制限がともないます。でも、それはひとつの目標を持ってこそ、乗り越えられるものですし、意味のあることでしょう。そのときには、私たちは、彼女の心の負担を出来るだけ軽くして上げられるよう、不安で一杯でなく、希望を持って前向きに乗り越えられるように、そんなケアが必要だととりくんでいます。それでも、振り返ってみると結果的にうまくいっても、こちらの背筋が寒くなる思いのことが多くあります。

 今回の皆さんのコメントを読んで、また、人それぞれ、様々の思いでいます。でも、子育てもそれぞれ。画一的に「こうあらねばらなない」との思いでしんどい子育てをしないように、と願います。そのストレスで、自分が追い詰められてしまった人を何人も見ているからです。

 それから、いわなくてもいいことかも知れませんが。私は、〇〇式の乳房マッサージをマスターしています。研修をうけ、レッスンをし、その有効性は多いに認めています。ただ、乳管がまだ十分に開いていない人が、先に母乳が作られて張ってしまうと、痛くて大変です。何より乳管が開くようにという乳首中心のマッサージが初期には必要と思います。〇〇式は、なかなかお乳が出来ない、足りないという人にはとても有効だと思います。

 今も、乳腺炎になってきた患者さんには、マッサージを一生懸命にします。大体、一回のマッサージで解消しますが、食事の指導はしません。食事が原因であるとの確証が私には持てないからです。

 もちろん、アレルギーのある人はとても大変であることも分かっています。そのような一生懸命頑張っている人たちのことを非難しているわけでは決してありません。私は、患者さんを非難していません。画一的な厳しい指導をする人への疑問を持っているだけです。

 それから、私はブログに書くことの影響をしみじみと感じています。だから、決していい加減なことは書けません。取材に時間をかけて、間違いないと確信を持ったことだけを書きます。それは自信を持って言えます。皆様のコメントのお一人づつの返事は今回はごめんなさい。この今日のブログで変えさせてくださいませ。

今日は、しんどい記事なので、お花を。kei.先生のレッスンで、恒例のビデマイヤーです。

2008_12070004 3月にお花の発表会があります。それを目指してレッスンを続けています。クリニックの受付に飾りました。


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シリーズ「このごろとても気になること」②妊婦さんの食事制限

先日、テレビを見ていました。ちょうど、妊婦さんの食事についてやっていました。何気なくそれを見たのですが、驚いてしまいました。

 妊婦さんのカロリー制限は、とても厳しいところがあります。しかし、今、その見直し論が出てきています。カロリーを厳しく制限することで、生まれてくる赤ちゃんの体重が減少してきています。低出生体重児の割合も増えてきています。また、胎児の内に厳しいカロリー制限を受けた子が思春期になって糖尿病や高血圧の成人病になる率が高いという研究も発表されています。

 そもそも、若い女性を中心にダイエット指向が強く、もともとやせている人が、妊娠中もさらに厳しいカロリー制限をすることによる、精神的なストレスも指摘されています。妊娠中はお腹がすきます。昔の人が「二人分なのだから、しっかり食べなさい」と言っていたのは、それなりにいたわりのある言葉だったと思うのです。食料が十分ではない時代に、せめて妊婦さんにはしっかり食べさせてあげましょう、と。

 ところが、その番組でドクターが行っていたのは、「それは昔の話。食べ物が有り余っている飽食の時代の今、それは当てはまらない」と。そして、ダイエットの必要を説かれていました。太りすぎは、妊婦の高血圧などの妊娠中毒症を招く、などと。

 しかし、中毒症になるには、様々な個人的な体質などが大きく影響しています。太ったために、中毒症になったという人、それはあまりに極端な肥満の人にはあるかも知れません。しかし、私でも体験した重度の中毒症の人というのは、以前に腎臓病をしたことがあるとか、他の合併症を持っているとか、いわゆるハイリスクの人たちです。肥満でもない人に、厳しいダイエットを強いるのは間違いだと思います。

 それに、その番組では、妊婦さんの食事指導をしていました。それが、「御飯と野菜」の食事なのです。それを「バランスの取れた食事」と称していました。その病院では、妊婦さんのための料理教室も開かれています。その内容にまた仰天です。一切の動物性たんぱく質がありません。いわゆる「精進料理」そのものでした。御飯は玄米食です。玄米食と野菜の食事でした。

 玄米はいいとして、妊婦は、「胎児のからだ」を作らなければなりません。体は、たんぱく質で出来ています。お母さんも赤ちゃんも血液をも作らなければなりません。血液を造る、ヘモグロビンを作るためには、単に野菜だけではダメなのです。動物性たんぱく質を共に撮ることで、初めてヘム鉄が出来ます。

 バランスの取れた食事と言うのは、ビタミンも、たんぱく質も糖質も、要するに、御飯もお肉も乳製品も野菜も果物も、満遍なく取ると言うことなのではないでしょうか。

 あまりに極端な指導をするところは、私はごめんです。そこの病院には、もう紹介をしたくなくなりました。もし患者さんがそこを希望されたなら、そのような指導をされるということを教えてあげた上で、患者さんの希望に従うことにしましょう。


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シリーズ「このごろとても気になる事」①母乳と食事とストレス

今日からまたシリーズを初めます。「このごろとても気になること」子育てや、恋愛や、夫婦や、風俗のことなど、いろいろとたまっていることを書くつもりです。

 第一回は、ある患者さんのこと。お子さんを産んで3年。気分が塞いでいます。体調も不良で、家事をするのも思わしくありません。月経も出産後一度もありません。

 体は痩せ細っています。実は、彼女は声を搾り出すように私に訴えました。産後、母乳育児をするための、助産師さんの指導がとても厳しかったと。「お肉だめ。砂糖もダメ。油だめ。玄米食」と。お肉や砂糖がダメなのは、おっぱいが詰まるから、と。その結果16キロも体重が落ちてしまって、体力もなくなってしまったと。同時にストレスが強く、それで気分も塞いでしまったと、そういわれます。

 私にも覚えがあります。母乳を飲ませている間は、とてもお腹がすきますし、のどが渇きます。それまでになかった感覚です。水分や栄養がどんどんと吸い取られていくのですから、一生懸命に食べなければなりません。そうしないと、母体をすり減らさなければならなくなります。

 ネットでいろいろと調べてみると、日本では、「甘いものや脂っこいものを食べると、おっぱいが詰まる」と結構言われているようです。欧米では、一切このようなことは言われていません。いえいえ、おっぱいが詰まる、すなわち乳腺が詰まってしまうのは、おっぱいが空っぽになるまで十分に吸わせない場合に起こるというのが定説なのです。また、母乳がおっぱいに残っているときには、絞って捨てておくこと、それによってまた新たなおっぱいが作られる、その循環がうまくいけば、乳腺炎で苦しむこともなくなるのですが。

 母乳の成分の多くはたんぱく質です。たんぱく質に富んだおっぱいを作るには、たんぱく質が十分に補われなければなりません。良質な蛋白であるお肉を取ることも必要なことなのです。それに、疲れたときには、お砂糖の入ったものを食べたくなることもあるでしょう。

 私は、子育てをするときに、親が禁欲的になり、「こうあらねばならない」と自分に厳しくすることは、とても良くない子育てになってしまうと思うのです。親のストレスは、子どもに伝わります。もっとおおらかに、ゆったり、楽しんで子育てをしなければ。長い間の子育てです。少しは手抜きやちゃらんぽらんなことがあってもいいのですよ。

 その患者さんには、今、しっかり好きなものを食べなさいと指導しています。少しずつ体重も増え、元気を取り戻しつつあります。でも、自力で月経があるようになるには、まだまだ時間がかかります。

 自分の身を削って母乳を飲ませているお母さんに、「母乳のためには粗食がいいのだ」なんて、もっともらしく言っている人もいます。粗食のお母さんから、水みたいな中身のない母乳をのまされる赤ちゃんもいい迷惑だと思います。

 母乳指導と称して、厳しいストレスをお母さんに与えることはやめてほしい、と情けなく思っていたら、なんと、それ以上にびっくりすることがありました。妊婦の栄養についてです。これについて、また明日お話しします。


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縄文アイス、ひとは作業所作です。

 昨晩は向原の「ひとは会」主催の講演に行きました。ひとは会は、障がいを持った人の作業所に入所、または通勤している人の家族の会です。少し早く行って、所長さんたちと話をしました。

 行ったときに出していただいたのが、これです。巻き寿司には沢山の野菜が入っていて

2008_12050001 おいしかったです。これはいろいろなお店で売っているそうです。

 それに、どーんとしたシホンケーキ。戴いたのを今日クリニックに持ってきて、みんなで分けて食べました。中はふんわりふかふか、外はしっかりかりかりしてとてもおいしいケーキでした。

 ハウスで作っているイチゴはピカピカしてとてもきれいで、おいしいです。イチゴからジャムも作っています。どれも、本当にプロの技だと思います。以前ふれ愛プラザで買ったゴマのおせんべいもまるで一流のお菓子やさんの商品です。

2008_12050003 2008_12050002 それと、この「縄文アイス」です。私は、向原の道路を通るとき、ああ、ここであの有名な縄文アイスを作っているのだな、なんて思っていたのですが、それが「ひとは作業所」で作っているのだとは知りませんでした。もう、びっくりです。

広島のふれ愛プラザにも売っているので、今日買って来ました。いろろいな種類がありますが、お店の人によると、古代米の入ったのがいちばんよく売れるのだそうです。私はキャラメルのを食べてみました。濃厚で、とってもおいしいアイスです。これも本当にプロの商品で、評判になるのも当然だと思いました。

2008_12050005食いしん坊の私は、すっかり「ひとは」のファンになりました。

 講演は、ひとは会の人たちだけでなく、近所の方たちも、学校の先生も、校長先生もいらっしてくださいました。それに、安芸高田市の市長も、ずっと話を聞いてくださいました。以前、ひまちゃんのお連れ合いが新しい建物がバリアフリーになっていなくて、車椅子用の席もなくって、市に抗議されたことがありました。今度、補正予算で改修をすることになったと聞きました。その責任者の市長さんです。きっとこれからは、障がいを持った方たちのための行政を前向きに取り組んでくださるのもと思います。

 それから、ブログ仲間、ひまちゃんのご夫婦と、はるめさんと、花かんざしさんも来てくださいました。はるめさんは、お友達の「教育委員」の方を連れてきてくださいました。本当にありがたいことです。

 会場は、一杯で、はみ出してしまって立ち席の方があって、申し訳ないことでした。障がいのある人もない人も、豊かに生きることが出来るように、一生懸命お話をさせていただきました。今、まだ日本では、障がいのある人の性は尊重されていません。でも、誰でも、人と触れ合うのは心地良いことですし、人を好きになる事も自然です。ただ、障がいのある人は、その表現が 下手だったり、分からなかったり、不可能だったりします。それから、教育も基本は一緒なのですが、ゆっくりていねいに、あせらず、必要なことを伝えていくことが必要だと思います。

 まだまだ障がいを持っている人の結婚も困難な日本ですが、ひとはでは、今度の土曜日に一組のカップルが結婚するのだそうです。うれしいことです。ちょっとだけだれかが支援をすれば、とても豊かに暮らすことが出来るはずなのです。

 障がいを持った人の性をタブー視することなく、前向きに考えて行くべきなのですね。そのためにこれから私は何が出来るだろうか、と、そう考えながら、大雨の中を帰りました。


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夕食にレンコンボールです。

今日木曜日は診療なし。講演も夜向原なので、久々に朝から家でごそごそしています。

 レンコンを沢山戴きました。他にも冬野菜をいろいろ。レンコンはキンピラにしたり筑前煮にしたり。今日は傷まないうちに、すべての段取りをしなければ。で、一部冷凍しました。そして、レンコンボールを作りました。

 家にあるものだけですので、あり合わせです。レンコンをすりおろします。冷凍庫の中を探すと、以前枝豆を湯でて冷凍していたのがありました。それをもどして豆を出し、薄皮も取っておきました。冷凍海老は戻して乱切りにして、包丁で叩いてお酒をかけておきました。シーチキンのフレークは、少しのマヨネーズとお醤油をかけておきます。それと卵と片栗粉、塩コショウ、少しのお醤油ですべての材料を混ぜ混ぜしました。それを低めの温度の油で揚げました。仕上げにゆずの皮の千切りを散らしました。いい香りです。

 もっちり、ふんわりして美味です。このままでも、ポン酢ででも、天つゆででも何で食べてもおいしいです。レンコンボールは、中身はなくとも、また、あり合わせの何を入れてもおいしく出来るので簡単でおいしくて好きです。今日の夕飯は、これと、やはり頂き物のそばと大根があるので、おろしそばにします。もう、準備が出来てしまいました。これからクリニックに行って、残っている雑用を片付けます。

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日韓友好協会忘年・会員の夕べに参加しました。

 必死でレセプトも終えて、今日は診療後「広島県日韓友好協会忘年・会員の夕べ」に行きました。いえ、私は会員ではないのです。でも、韓国語の李先生が来ますか?と言われたので、行きたい!と言って、そして参加の予約をしていただいたのです。受付に行ったら、チャンと私の名札もあってうれしかったです。この前に、うつみみどりさんの講演があったのですが、私は仕事なのでそれを聞くことは出来ませんでした。第二部のパーティーからの参加です。

 そうそうたる人たちが沢山参加していらっしゃいました。韓国からの留学生も沢山います。全部で300人はいらっしたでしょうか。私は最近まで日韓友好協会のことはよく知りませんでした。一年ほど前から韓国語を習い始めて、そして先生に教えて戴いて、演劇を見に行ったりフードフェスティバルの行って皆さんが作った料理を食べたりして、そうなのか、こんな活動をしている方がいるのか、と知ったというわけです。

 2008_12030002 本当は、若い人たちのバンド、ドラムやサックスやキーボードやギターとチマチョゴリのボーカルなどの華やかな舞台の写真があるのですが、アップしようとして、アッと気づいたのです。右の上に日本の国旗、左に韓国の国旗が掲示してあったのですが、その国旗、日本のはちゃんと写っているのに、韓国のが半分切れていたのです。ああ、しまった!!これが反対なのなら全然困らないのですが、韓国の国旗半分というのは、とても失礼で。だから、アップできません。本当に写真を撮るときにはよく気をつけなければいけません。

抽選もあリました。沢山の商品が用意されていました。最高は、広島ソウル間の往復の航空券です。私には、クリスマスの花、ポインセチアの鉢が当たりました。クリニックに飾ります。

 韓国料理も沢山戴きました。チヂミ、トッポギ、サムケタン、チャプチェ、キムチなど。いろいろな人と話しが出来て、沢山食べて、楽しい会でした。

 何人かの方の話にもありました。国と国としては、竹島の問題など、今年もいろいろとギクシャクすることはあったけれど、人と人とのつながりが、これからの国と国との関係を作っていくことになるのではないか、と。両国に間には、戦後まだまだ解決していない問題が残っています。私たちは、この問題を決してあいまいにしないよう、きちんと決着をすべく、日本の国に対して働きかけていかなければならないと思います。それをあいまいにしたままでは、本当の友好というのが、何か後ろめたい気がしてなりません。

 デモ、私にとってはやっぱり大好きな国。今年の終わりからまた出かけて、新年はソウルで迎えるつもりです。


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Caffe Ponte でランチ

初めの恒例の保険の請求、レセプトの義務仕事です。嫌いだと言いながらも、毎月何とかやっています。そんなわけで、今日はすみません。難しいことは書けません。

 お昼、訳あって一度ブログにも書きました、平和公園の橋のたもとの「Caffe Ponte」に行きました。前回は1200円のランチでしたが、今日は、ないことなのですが、1980円のランチです。1200円のに、前菜の盛り合わせと手作りデザートがつきます。(いつもは6~700円のお昼なのですから、贅沢だといわないで!)

   2008_12020008

前菜の盛り合わせは、イカの墨あえ(?)やフォアグラ、鯛の刺身、イベリコ豚、サザエなどがチョコチョコと。

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本日のスープと、温かいパン、サラダ、次がメインのパスタです。パスタは三種から選びます。私は広島牡蠣とほうれん草のパスタにしました。

2008_12020010 2008_12020011 デザート、素敵でした。これにコーヒーがつきます。

もう、大満足でした。


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向原での講演のご案内です。

アットいう間に師走。ああ、大掃除をしなければ。年賀状も今年こそ早めに作らなければ。などと心あせるばかりでなかなか実践が伴いません。

 昨日は世界エイズデーでした。私たち広島エイズダイアルは、昔はこの日に合わせて36時間連続電話相談などをしていましたが、今は特別のイベントではなく、いつもどおり、淡々と土日の電話相談や日曜検査などを地道にやって行きます。

 そんなとき、在京のあるマスコミの人から電話がありました。教えてほしい、と。「TIME」誌上で、イギリスの大学教授が世界の「性の解放度」の調査、ランク付けをしている、と。それによると、一位がフィンランドだと。日本は調査対象46カ国中43位だと。これはなぜか、と言うものでした。当然の結果なのですが、でも、その質問の仕方が面白かったのです。

「北欧のように、豊かで、教育力も高いところが、なぜ一位なのでしょうか」だったのです。性の解放というものの捉え方が間違っているのですね。だれとでも無節操にセックスをすることが「解放」だと思ってしまっていたのでしょう。

「だからですよ。性をパートナーと対等に心から楽しむということは、教育なしには成り立たないでしょう。日本も、経済的には恵まれていて、教育力も高いとされているのにびりに近いというのは、これも教育の問題でしょう。日本では、たとえばコンドームを買うお金はあったとしても、教育がなされていないと、性感染症の予防のためにちゃんと使うことが出来ない。だから、HIVの感染は、どんどんと増えています。先進国で日本だけが増えているのは、世界の七不思議とも言われているのですよ。避妊も性感染症の予防も今はほとんど教育が出来ない状況で、風俗でのパートナー外との性がとても多い。北欧では、避妊のためのピルは無料だし。出産に伴っては、手厚い補助があるし、何より子どもからの教育が徹底しています。性の解放と言うのは、とても成熟した社会であるということなのですね。」

等と話しました。アジアの国はとてもランキングが低いと。それは売買春の存在が大きいでしょう。それと、男女の平等性も。それから、障がいをもっている人など、様々な立場や状況にある人たちの性がどう保障されているか、など。ああ、考えれば途方にくれるほど、この国はまずしい、それが故に少子化もここまで来てしまいました。

まだまだです。ひまちゃんも書いてくださいました。あさって向原では、障がいのある人もない人も、性を大切に生きるための教育がなされていない状況で、今、私たちはどういいのかをお話ししたいと思います。ひまちゃん様、有難うございました。

Img019 多くの方に出会えればうれしいです。


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