私の年金のご報告
今、博多のホテルです。明日は宮崎の看護協会でお話します。そのため、今日診療を済ませてここまでやって来ました。明日は朝飛行機で宮崎に入ります。終えるとすぐにまた博多経由で広島に帰ります。
今日の診療で、一週間の夏休みに入りました。この休みの間にしなければならないことが沢山あります。ぼやぼやしていたら、アッと言う間に過ぎ去ってしまいそうです。
ところで、皆様に報告がてら、整理して置かなければならないこと、年金について、お話します。お若い皆様には本当に関係ないことと思われるかも知れませんが、その若い時のことが、先になって、本当に面倒なことになるのですから。
私は、大学を卒業して以来、ずっと働き続けて来ました。二度のお産も、産前の休暇はなく、産後に一度目は5週、早産をした二度目は6週休んだだけです。
だから、年金もずっと入っているはずなのです。土谷病院をやめて、開業する時には、すぐに国民年金に入っています。年金がとぎれたことはありません。そのはずでした。
ところが、昨年、選挙の前です。私の年金は三つに別れていることがわかりました。年金番号が三つもあったのです。それに、廿日市の農協病院に勤めていたときの農林年金は、厚生年金と統一されていたはずですが、そのままになっていました。
だから、社会保険事務所に行って、手続きをしました。三回行って、やっとこれで、と思ったとき、私が医学部の文部教官、すなわち国家公務員であったときと県立広島病院に勤務していたときの公務員共済年金は、それぞれ別物ではあっても、基礎年金としては統一されていると知りました。それまで、私は、こういう職歴だと書いたものを持って行っても、一度もそう教えてもらえませんでした。最後だと思ったときにそんなそんなことを教えてもらってびっくりしたのです。
だから、また広島大学へと県病院へ問い合わせをしました。広島大学の担当の方は、とても親切で、すぐに手続きの用紙を送ってくださいました。それが昨年の暮れです。で、必要事項を書いて、国家公務員共済組合の方に、組合員であった旨の証明を請求しました。
それが待てどくらせど、一向に届きません。返信用の速達の切手も貼った封筒を入れていたのですが。それが、半年近くなって、7月の27日にやっと届いたのです。
一方、県病院からは、たしかに私は、県病院の勤務していた、と。その記録はあるのだが、年金には入っていなかったとの知らせでした。何のことかさっぱりわかりません。私は、ちゃんと給料日に県病院からお給料をもらっていたし、健康保険も、保険なしでいたということは一度もありません。それでも、そのお給料の仕組みが「謝金」という形であったと、だから、年金の手続きまではしていなかったのだとの説明でした。
でも、その間は、もう大学病院を辞して県病院にの行っていたのだから、それまでの厚生年金は、どうなったのでしょう。どこかに移動という手続きはなかったのでしょうか。
どうにも納得できないのですが、でも、仕方がありませんでした。
で、国家公務員共済の証明書が届いて、すぐに翌日、社会保険事務所に行って、手続きをしました。行くのは四回目です。その前に区役所に行って、所得証明を作ってもらい、郵便局に行って年金の振込み用の通帳も作って持っていきました。やっとこれで手続きは終わりです。
でも、これだけ苦労して手続きをしても、私はいま働いていて収入があるので、年金がもらえるわけではありません。まだまだおあずけです。それに、県病院にいた間の年金が途切れたために、基礎年金が途切れていることによって、どれくらい年金が違うのですか、とたずねました。そしたら、計算をして下さって、4~5万円も違うのだそうです。もう、全く、たまりませんね。
それにしても、これだけ煩雑な手続き。ずっと一生一つの会社で働き続けた人はこんなことはないのでしょうが、私たちのように、あっちの病院、こっちの病院と派遣されていたものなどは、みずから手続きに動かないと、どうにもならないのですね。
本当に苦労しました。そして、手続きを終えて汗だくになって家に帰ったら、郵便受けに、「年金特別便」が入っていました。やはり公務員時代の年金は、すっぽり外れたままです。かならず返信をせよ、と書いてありました。しゃらくせえ、てな物です。
そして、またあの選挙を思い出します。5000万件もの行方不明、これを絶対に年内にすべて片付ける、と大見得を切った、時の政府、自民党、本当に大嘘つきだとつくづく思います。

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コメント
年金の問題は全国的に大変なものですね。
私自身は企業に入って30数年間、固い会社に勤めていたので心配していませんが、兄が二年前に亡くなった時、年金の廃止や遺族への継続手続きをして、なんとややこしいものかと悩みました。
しかし仕事柄、社会保険庁の内部で職員の仕事振りを見る機会がありましたが、保険庁の職員を一方的に責めるのはいかがな物かという意識もあります。
状況を見ていると、お客さんの方が一方的に無理なこじ付けの電話をして来られる方が多いからです。
保険庁職員の方は、感情を抑えて一生懸命対応されていますよ。
土○病院にも以前勤務されていたんですね。
娘が事務で勤めています。
私もゴッドお婆ちゃんに時々お会いしています。
投稿: いっちゃん | 2008年8月10日 (日) 15時07分
先日、わたしにも「ねんきん特別便」が届きました。

何度か国民年金と厚生年金を繰り返しているので確認してみると、
国民年金の納付月数が0と記されていました
一時期、社会保険事務所でアルバイトをしていて、
担当の職員に直接納付したはお金はどこに行ったんでしょう・・・
わたしも色々と確認する必要がありそうです。
本当に、しゃらくせえ、です。
投稿: ∞かをり∞ | 2008年8月11日 (月) 09時52分
いっちゃんさま
また、奥様の病院にお世話になっています。社会保険事務所、今はとても親切で丁寧です。でも、この前いろいろと問題になる前は、すごく態度がでかくてたかぴしゃでした。帰りにとてもいやあな思いをしましたよ。ただ、これは個人の問題ではなくて、システムの問題、それからやはり官僚と政府の問題が大きいと思います。これだけ多くの人が大変な思いをしているのですから。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2008年8月12日 (火) 21時40分
∞かをり∞さま
それは大変。すぐに社会保険事務所に行って意義を申し立てた方がいいですよ。私も国保がぜんぜんなかったのを調べたら、ほかの番号になっていたのですから。早いうちにやっておいた方がいいですので。とても面倒ですが、やりきっておいた方がいいですよ。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2008年8月12日 (火) 21時47分