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カソリックの学校で話すということ。

はい、広島に帰っております。鹿児島はどしゃぶりでした。雨なのに、むうっと暑くて、汗をいっぱいかきました。講演だけして帰りました。後はどこにも行かず、です。そう、体調が悪くて、というか、お腹がごろごろで、結局「白熊」はベビーを一つ食べただけです。前回の時のように、おっきいのを食べようと思っていたのですが、無理をしないことにしました。

 朝ごはんは、私が泊まったホテルは、朝食券を持って外に出て喫茶店に入って、そこのモーニングだったのですよ。ですので、鹿児島で食べたのは喫茶のモーニング(きわめて普通のモーニングです)とベビー白熊だけでした。

 ところで、今日行った学校は、カソリックの短大です。一昨年にも一度行っており、今度また、とのお声がかかりました。

 カソリックでは、まだ避妊が認められていません。性感染症の予防のためのコンドームもダメです。もちろん、中絶も、同性愛も。それから、マスターベーションも。要するに、「生殖」と結びつかない性はタブーとなっています。

 私は、これまで全国のカソリックの学校にも呼ばれています。そのたびに、お伺いします。「カソリックですね。私の話には避妊や中絶も出るのですが。大丈夫でしょうか」と。もちろん、大丈夫だから呼んでいただいたのだと思いますが。それでもたずねます。多くのところでは、学校は宗教立でも生徒や学生が信者さんとは限りません。生徒たちが社会に出たときに、実際の社会の状況を知らないままではいけませんので、と答えていただきます。

 今日の学校でも、この前にはカソリックの看護師さんに話していただいたそうです。経口避妊薬もコンドームもだめ。要するに、セックスはだめ、ということでした、と。学校の方針もあるのだから、それはそれでいいのでは、と思います。でも、私にも話す機会を与えていただきました。私は、私の立場でちょっとだけ遠慮はありましたけれど、中絶や経口避妊薬や、コンドームの話も、しっかりしました。そこの学生さんたちの多くが近い将来、性も経験することになるでしょう。そのときのために知っていてほしいことを目いっぱいはなしたつもりです。

 学生さんたちは、いろいろな立場の者の話しを聞いて、その上で自分の行動を考え、決めて行ったらいいと思うのです。だから、私をまた呼んでくださった学校に感謝しています。

 帰りの列車の中からちょっとでも海が見えることを期待していたのですが、ひどい雨で゛窓の外がほとんど見えなくて、ザンネンでした。でも、帽子、とっても捗りましたよ。

 今度の24日の出版記念パーティー、宮崎淑子さん主演のドラマを流すと昨日書きました。タイトルが間違っていました。あれはサブタイトルで、正しくは「いのち輝くとき」でした。県民文化センターとの打ち合わせで、会場は5階のサファイアの間。会場には6時から入れるそうです。

 それから、今になってなのですが、とても参加者が増えて、120人くらいになると思います。当日、参加される方で、出席される方に何か宣伝なり、チラシなり配りたい方、当日の三時までに県民文化センターの向かいの河野産婦人科クリニックまで持ってきてくだされば、お配りする本と共に、袋に入れます。すでに三種類の配布物が届いています。120まい用意してください。つゆまめさん、それからくりきさん、いかがですか?そうそう、shiozyさん、それまでにチラシができますか?ほかの方も、どうぞ。この際利用してください。広ブロだけでなく、ずいぶんいろいろな方が来られますので、有効だと思いますよ。

広島ブログ

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コメント

鹿児島へは体力的には飛行機のほうが楽だと思います。広島西ー鹿児島は宿泊つきの格安券もあります。鹿児島空港から鹿児島市内まで距離がありますが、バスの便は悪くないです。次に先生が 鹿児島にこられる際は 大きな白熊を召し上がれることを願っています。

投稿: は~な | 2008年7月18日 (金) 03時50分

鹿児島の講演お疲れのことと思います。講演を聴かれた生徒さんたちは、それぞれ自分と性と生を考える機会に恵まれてよかったことでしょう。

さて、先生の出版記念パーティーに出席したいと思っておりましたが、妻の手の具合(腱鞘炎+神経痛)が好転せず、私も首のしびれ(貧乏で首が回らない?)で断念しました。ごめんなさい。

また機会をみて先生のクリニックを妻とともに訪ね(私が訪ねるのはどうかな とも思いましたが)させてください。

メロンとミニトマトがお土産にできれば良いと思っております。

投稿: MASUI | 2008年7月18日 (金) 06時44分

私もカトリックの中学高校出身です。(卒業したのは12年前です)
その当時は性教育といっても、女性の心と体が傷つかないようにという論点に立った物ではありましたが(女子高ですし)、突っ込んだ話はなく、「コンドーム」なんて単語も出てこなかったような気がします。
学校では勿論宗教の授業はありますが、おっしゃるとおり全員がカトリックの信者ではないし(多分2,3%くらいです)実際カトリック信者の方でも避妊しないということはないように思いますので、現実社会に基づいたお話は貴重でしょうね。学校関係者ではなく、外部の先生だからこそできるお話もあるのではないでしょうか。
長旅お疲れ様でした。

投稿: hanamai | 2008年7月18日 (金) 06時57分

小中高カトリック校でした。
性教育といえば、小学校で生理のお話、中学ではなかった、高校は倫理社会(先生はシスター)で貞操観念(いまでは死語ですね)のようなことを習ったような気がします。今から思うと学校ではほとんど性教育はありませんでした。男の子とのお付き合いも禁止だった学校です。

娘二人はプロテスタント校ですがこちらは性教育にも熱心で産科専門病院で助産師さんのお話を聞く授業もあります。正しい知識を持つこと、性について考える機会があることはとても大切なことだと思います。

大学生の長女が小学校の頃、一時期、文科省の方針で性教育を取り入れるような兆しがあったように記憶しています。公立小でも年に何度かありましたが、中学生の次女が小学校の時にはほとんどありませんでした。いつから方針が変わったのでしょうか?
いまだになんとなく性教育がマイナスイメージであるのは残念です。

投稿: ポコ | 2008年7月18日 (金) 09時43分

うちの娘も、中高カソリックの女子校でした。
どんな性教育が行われていたのかはわかりませんが、学校の方針より、生徒の方がより現実的に生きているというのが実態でしょう。
生徒の現実に即した話ができる河野さんが必要とされるゆえんですね。
間に合わせのチラシ本日出来上がりました。当日持って行きます。

投稿: shiozy | 2008年7月18日 (金) 10時02分

初めまして。
カトリック信者で9人の子供たちの母です。
(天国に返した子も1人おります)
高校生の頃にやはりカトリック信者の母から
河野先生の「さらば、悲しみの性」を手渡され
当時メチャクチャな生活をしていた私は衝撃を受けました。
同世代の性行為を覚えたての男の子たちが「好きだから、しよう」と言うのに反発を覚え
行為をしては「でも私はアンタを好きじゃない」などと言い放ち
性的衝動を抑えられないだけのことを愛情に摩り替える行為に辟易していました。
友人たちはみな当然のように自分の体を呈し愛情を求めていました。

愛情に飢えているのは今の子どもたちもまた同じだと思います。
だからこそ綱渡りのような危険を冒してまで誰かとの繋がりを欲する。
けれど今もっと怖いのは女の子たちが商売道具として
自分の更なる欲求を満たすために体を呈しているという事実です。
その後に何が待っているのかを知って欲しいと思います。
堕胎という行為に対して無関心を装うことに慣れきってしまっている彼女たちが
本当は深く深く傷ついているということを忘れることは出来ません。
愛情不足という比較的わかり易い動機づけがあった昔とは違う今の子たちに
「悲しい思い」をせずに済むためには自己防衛しなくてはならぬと
幼い頃から順を追っての性教育が不可欠と痛感しています。

まずは何をさておいても、時代遅れと言われようと
(男女ともに)貞操を守ることの大切さ、相手への尊敬を伝え
時事刻々と変わり行く体に応じた適切かつストレートな表現でのわかり易い性教育。
先日も小学校6年生の男の子が私に向って
「オバちゃん、おじちゃんとセックスしたら赤ちゃんが産まれるんやろ」と言って来ました。
「そうだよ」と答えると、そんな質問をした本人の方がたじろいでいたのが印象的でした。
子どもたちは知りたいんですね、本当のことを。
恥ずかしいことでもなんでもない”性”についてどこまでも純粋に聞きたがっている。
応えてやりたいと痛切に思っています。
悲しい体験をさせたくないとそれだけを願っています。

広島に越した友人から「産婦人科の先生のブログがある」と聞き
すぐに先生のお名前が頭に浮かびました。
これからもずっと子どもたちのために頑張って下さい。
愛し愛された人との間に、祝福された赤ちゃんを迎える日まで子どもたちを守るために!

投稿: れいこ | 2008年7月18日 (金) 14時45分

確かわしは信徒のはず、たまーです。個人的考えですが、カトリック学校にそれだけ理解ある指導者がいらっしゃるというお話を聞くと安心します。宗教の特性にも、そこまで配慮されている先生のお話は、カトリックの人でも安心して聞くことができると思いますよ。

投稿: たまー | 2008年7月18日 (金) 18時46分

河野先生、Shiozyの本のチラシしっかりばら撒かせていただきます。
ありがとうございます。

個人的には、本の帯に先生のコメントを入れてほしいのですが、会長に相談していないので、スルーしてくださいね。

投稿: 吉原 | 2008年7月18日 (金) 20時24分

河野先生、はじめまして。
24日のパーティーに伺うことだけでも、ドキドキしていましたが、チラシを先生の本と一緒に配っていただけるなんて・・・なんて、有難い!!・・・お言葉に甘えて、ぜひ、お願いします。
当日の3時までに、クリニックにお持ちします。
よろしくお願いします。

先生の講演を、中学のときに聴いたことがあるくりき妻です。中学生の自分には衝撃的な内容で、よく覚えています。
男性も女性も、相手の性を思いやらなくてはならないという内容・・・それを胸に成長しました。きちんと知ることって大事ですよね。娘にも、そこら辺をちゃんと伝えることが出来たらと親になって思います。

投稿: くりき妻 | 2008年7月20日 (日) 06時29分

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