« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

後期高齢者医療制度付録ーメタボ健診ーお腹の測られ方。

 腹の周りを測ることの問題は、身長、体重を一切無視していることにある。これまで、肥満指数として使われてきたBMI 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)でも、またその簡易法として使われている (身長ー体重)×0.9にしても、すべて身長、体重と関係している。

 先日、自分は健診で腹周りから肥満といわれた、と言った男性は、身長は高く、まったくお腹の出ていない、筋骨たくましい男性であった。私の夫は、やはり身長は高く、まったくビールものまず、だから腹も出ていない。身長177センチ体重70キロ。そのBMIはちょうど22.3の標準である。でも、へその高さの腹囲は88センチある。昔から空手や柔道で体を鍛えており、今でも熱心に鍛えているので、腹筋などの筋肉がたくましい。お腹の皮下脂肪はなく、直接薄い皮膚をつまめるだけだ。

 だから、おかしい。せめてごちゃごちゃ言われないように防衛するには、せいぜいお腹周りを測られるときにお腹を引っ込めること。私は、普通にしているときと引っ込めたときは8センチ違ったと以前書いた。

 ところが、数日前の朝日新聞の天声人語を読んで、吹き出した。お腹を測るとき、みんな力を入れて引っ込める。そこで、「ハイッ、もういいですよ」、といわれて力を緩め、お腹も出たところですばやく測るのだそうだ。ご用心、ご用心。もういいですよ、といわれても、メジャーが離れるまでは我慢して引っ込め続けておくことだ。まさか、こんな測り方まで厚生省通達で伝授したわけではないだろうな!!

 私たちは、測られるときにお腹を引っ込めるという、こんなばかばかしいことで防衛するしか手がないという、悲しい事態だと申し上げておこう。

広島ブログ

| | コメント (10) | トラックバック (0)

メタボ健診のペナルティー、罰則

さて、このような特定健診と保健指導をしたうえで、5年後の2013年平成25年度から目標の達成の評価がされます。

① 特定健診の実施率(2012年の目標値は被保険者・被扶養者割合などを考慮して医療保険者の種別により定められる。(65%、70%、80%)。)

② 特定保健指導の実施率(2012(平成24)年の目標値45%以上)

③ メタボリックシンドロームの該当者・予備軍の減少率(2008(平成20)年と比べた2012年の目標値10%以上、2015(平成27)年の目標値25%以上)

 そこで、国は、5年後の達成率によつて、各保険者(国民健康保険とか組合健保とかです)が支払う「後期高齢者医療制度」の支援金を、最大で10%加減算するとしているのです。目標を達成できなかった保険者は、健診を手抜きして医療費を増やしているとみなされ、罰として支援金の率が上げられます。これがペナルティーの内容なのですね。一人ひとりの健康を守るための健診が「国の医療費抑制の道具」になるのです。

 私は、まるで、昔の五人組を思い出しました。職場の中で、やせよといわれても、やせることができない人に白い目がむけられそうです。みんなの共同責任とされて、そこの健康保険組合が、高いお金を出さなければならなくなるからです。

 しかし、たとえば職場の健康を考えるなら、長時間労働であるとか、職場のストレスなどの職場環境にまで目を向けるべきでしょう。それらを抜きにして、ただやせればいいというのは納得できません。

 それに、お腹を計ることや、またメタボリックシンドロームそのものも医学的に確立した物ではありません。「メタボ健診は本当に有効か」

コレステロールも、今、善玉コレステロールは高いほど、また悪玉コレステロールは低いほど健康によいとされてきた、この定説がくずれつつあります。「悪玉コレステロール」低すぎると死亡リスク増大する

 まだこのような医学の状況があるときに、この健診で二兆円も医療費を削減できるというのは、マユツバに思えるのです。

 それに、個人責任の一つである個人の体重や皮下脂肪が単なる医学的なアドバイスでなく、ペナルティを伴って管理されるという、国がどんどんと個人の領域に入って来るというのが、とても不気味です。

 私は昔からやせていて、低血圧で、とても体がしんどかったのです。朝がつらくて、夜寝付きも悪く、それでもって夜昼ない産婦人科の仕事をするのがとてもつらくて、体というのは、つらいものと思って来ました。それが、胃のピロリの退治をしたこと、一時ひどい病気にかかってステロイドを大量に飲まなければらななかったことで、体重が増えました。そしたら、血圧も普通になって、体がすごく楽になったのです。体というのは、こんなに楽なものなのか、と、そうなって初めてわかりました。いま、私はなんにもつらいところはなく、とても快調です。

 でも、おそらく私は今度の健診でメタボの予備軍とされるでしょう。そして指導を受けるでしょう。私がやせること、それが後期高齢者医療制度に貢献することになるのだとの大義名分で。放っておいてよ。私の体は私の自己責任で自分で管理するから、と、そうはいえない時代になっているのです。後期高齢者医療制度というのは、こんな側面をも持っているのです。

広島ブログ

| | コメント (7) | トラックバック (0)

メタボ健診って??

この4月から、いわゆる「メタボ健診・指導」(特定健診・特定健康指導)が、すべての保険者に義務付けられました。対象は、40歳から74歳までの全員です。何と、後期高齢者の方、75才以上の方はこれからははずされているのですね。

 メタボ健診、お腹の周りを計ることで、医療費が二兆円も減額できると厚労省がもくろんでいると。それも、ペナルティーが付いていると。一体、これは何?もっと詳しく知りたい。ペナルティーて何なのか。こんな思いでいろいろと調べていたら、何ともおかしなことがいろいろと出てきたので、今日はそのご報告をします。

 職場の健診で、または住民健診で、おへその高さでお腹を計って、男は85センチ、女は90センチ以上ある人で

1.空腹時血糖100mg/dl以上 または(空腹でないとき)HbA1c5.2以上

2.中性脂肪150mg/dl以上またはHDL(いわゆる善玉)コレステロール40mg/dl未満

3.血圧130/85それぞれ以上

これらのうち、二つ以上が当てはまるとメタボリックシンドロームと、当てはまるのが一個の人は、予備軍とされます。

そして、ゼロの人には情報提供、予備軍の人には、動機付け支援、メタボとされた人には、積極的支援という指導がされます。

 その指導もおもしろいですよお。たとえば、個別指導であれば、一人20分以上、グループ指導であれば、一回80分以上とか。それも、動機付け支援の人は原則一回の指導ですが、それの評価の時期を設定されます。積極支援の人は3~6ヶ月の指導(内容も詳しく書かれていますが、ここでは略します。)もちろん、評価の時期の設定もされます。

20080629012736 写真が悪くて申し訳ないのですが、たとえばこれは支援用のペーパーです。

無理なく内臓脂肪を減らすために~運動と食事でバランスよく~

腹囲が男性85センチ以上、女性85センチ以上の人は、次の①~⑤の順番に計算して、自分にあった腹囲の減少法を作成してみましょう。

①あなたの腹囲は?①    センチ

②当面目標とする腹囲は?②    センチ

③当面の目標達成までの期間は?

●確実にじっくりコース (①-②  cm)÷0.5cm/月=③   か月

●がんばるコース    (①-②  cm)÷  1cm/月=③   か月

●急いでがんばるコース(①-②  cm)÷  2cm/月=③   か月

④目標達成まで減らさなければならないエネルギー量は?

(①-②    cm)×7000kcal=( ④       kcal)

(④    kcal)÷(③  か月)÷30日=一日あたりに減らすエネルギー    kcal

        * 腹囲1cmを減らす(=体重1kgを減らす)のに、7000kcalが必要

⑤そのエネルギー量はどのように減らしますか?

1日あたりに減らすエネルギー     kcal

     身体活動・運動で      kcal  食事で       kcal

エネルギー量の例(体重80キロの方の消費エネルギー量)

普通歩行10分約25kcal 階段昇降5分約35kcal 軽いジョギング15分約100kcal

ごはん軽く1杯約170kcal カレーライス約760kcal メロンパン約460kcal 生ビール中ジョッキ約200kcal

 このような指導を受けるのですよ!!大の大人が。

そして、何とこれにはペナルティー、罰則が設定されているのです。明日、これについて述べます。それから、このメタボの医学的信頼や健診への疑問、問題点についてもお話します。

広島ブログ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

高齢者の終末期医療費が医療費を増額させているのではない。

以前、終末期の医療費について一度書いたので、少しダブルところがあります。

「高齢者の医療の確保に関する法律の解説」という本があります。これの編著は、厚労省高齢者医療制度施行準備室室長補佐の土佐和男さん。例の、石川県での講演で「医療費が際限なく上がっていく痛みを、後期高齢者が自分の感覚で感じ取っていただくことにした。」と言った人です。

この本の中に<後期高齢者が亡くなりそうになり、家族が一時間でも一分でも生かしてほしいと要望して、いろいろな治療がされる。それが、かさむと500万円とか、1000万円の金額になってしまう>と書かれています。

 ところが、東京医科歯科大学の川渕孝一教授が10万例以上を調査した研究リポート「高齢期を支える保健医療システムにかんする一考察」によると、死亡前一週間にかかった平均医療費は、悪性新生物が32.8万円。心疾患が38.9万円。脳血管疾患が22.3万円であったと。

 また、昨日述べた毎日新聞のシリーズによると、厚労省が02年に死亡した人を対象に、死亡一ヶ月前の医療費を計算すると、約9000億円との結果だったと。これは、国民医療費の約3%に過ぎなかったと。日本福祉大の二木立教授は「そもそも日本の医療費がアメリカに比べて少ない理由のひとつに、終末期医療の医療費の少なさがある」と言っています。

なんだか、医療の進歩により、高額な先端医療のもたらす医療費の伸びを、高齢者の方たちのせいにして、お年寄りをいじめていると、そうなのだと思います。だって、後期高齢者終末期相談支援料2000円なんて、本当に馬鹿にしていると思います。終末期の医療が医療費を増額しているのではないのですから。

 そもそも、このような終末期医療をそれもお年寄りのをもっと医療費をかけないようにさせる、その考え方に根本的な問題があります。

 厚労省は、「後期高齢者にふさわしい医療」として、「心身の特性」を次のように挙げています。①治療の長期化と複数の病気②認知症③いずれ避けられない死を迎える、と。

 どうせ死ぬんだから、あまりお金をかけないで、じたばたしないでさっさと死になさいよ。厚労省や政府与党は、こう言いたいのだとしか思えません。

 お年寄りの病気だって、治療によって回復する人のほうが多いのだし、75才以上の方の認知症は、7%に過ぎないのですよ。みんながみんなぼけるわけではありません。そりゃあ、誰だって、今若い人だって、みんないつかは死んでいくのです。だからこそ、死を目前にした人に、情けない想いをさせてはいけないでしょう。

 舛添厚労大臣は、盛んに「75歳を超えると、とたんに医療費が増える、これは医学的に証明されている」というようなことを言っています。とんでもない。そんなデータはどこにもありません。医療費は65歳以上は年代別になだらかに上昇しているのであって、決して75才のところに段差があるわけてはありません。あえていえば、64歳までと65歳からのところに、段差が見られるのです。64歳までが25万円。65歳以上が年間約66万円。70歳以上が約73万円。75才以上が約81万円となっています。【厚生労働白書図表2-1-2 年齢階級別1人当たり医療費(2004年度)ー資料:厚生労働省大臣官房統計情報部「国民医療費」(2004年度)】だから、高齢者医療として別立ての保険点数をつけるのであれば、65歳でくぎりをつけるというのであれば、根拠がないわけではありません。75歳に線引きをするその理由がわかりません。

 それから、これも毎日新聞に出ていたことです。政府はこのままでは2025年度の国民医療費が現在の倍の65兆円になるとして、数々の抑制を行って来ました。しかし、25年度の65兆円は国民所得の12~13.2%と推計されると。04年度でも医療費は国民所得の8.9%。経済成長で国の「財布」の大きさも変わるため、名目額は倍増でも実質額はそれほど増えない、ということです。

 このように、数字というのは、使いようによって、いろいろに変化するものなのです。だから、私たちはだまされないように、きちんと自ら検証すべきだと思うのです。このブログが、その一助になれば幸いです。

広島ブログ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

老人医療費は増えていません。

日本の医療費は、決して多くはないということをすでに述べました。日本の対GDP(国内総生産)医療費は、OECD先進7か国(平均10.2%)の中で、最下位です。日本の医療費が先進7か国並に確保されるためには、あと9兆円不足しているのです。これ以上の医療崩壊を食い止めるためには、国はこれだけの財源を投入すべきなのです。

 そもそも、先進国は、国民の命を守るために、医療費がかさむのが当然だと考えなければなりません。

 それなのに、日本は、これまで医療費などの社会保障費を削減し続けて来ました。それは、2002年の「聖域なき構造改革」による社会保障費抑制策によります。これによって、2002年度は3000億円が、その後は毎年2200億円が削減され続けています。たとえば、介護報酬引き下げ(2003.2005.2006年度)診療報酬引き下げ、雇用保険の国庫負担削減、さらに生活保護の老齢加算の廃止、母子加算の廃止、年金の給付の引き下げなどなど。この影に、どれだけの弱い立場の人たちの生活が圧迫され続けたことでしょうか。

 それにより、日本の医療費は1999年から増えていません。(厚生労働白書図表1-2-2国民医療費、老人医療費、高齢化率の推移より)さらに、高齢化率は増え続けていても、老人医療費はまったく増えていません。増えていないのですよ。増えていないのに、ではこれまでの老人医療制度ではなぜいけないのでしょうか。なぜ、ここで75歳以上をきりはなさなければいけないのでしょうか。

 これは、政府与党の人たちが、お年寄りの医療を守るためにこの制度を作ったのだと、白々しく言うのと違って、お年寄りを守るものでなく、「国民保険」を守るための制度だというのが正しいでしょう。

 毎日新聞が、6月17日から、「医療クライシスー脱医療費亡国論」というシリーズを掲載しています。

これによると、医療経済学の専門家が参加しての厚生労働省の「医療費の将来見通しに関する検討会」の場で、委員が「医療費増に高齢化の影響はほとんどない」「医療費は野放図には伸びない」と口々に言ったと書かれています。医療費の伸びは「高齢化」のせいではないのです。

 厚労省の担当課長すら、「医療費の自然増の最大の要因は高価な薬や機器、治療手段が開発される医療の進歩であることは明白だ」と明言したとすら書かれています。

 アメリカの医療経済学者のゲッツェンの、「医療費の増加率は、国民所得の増加率で決まる」との分折、研究をも紹介されたと。これを紹介した慶応大学の権丈教授は、「医療費の額は結局、社会のパイの中からどれだけ使うかという政治的な判断、つまり医療への政治的スタンスで決まってくる」と解説したと。

 要するに政府の姿勢しだいだということですよね。そして、結局はどんな政府を私たちがえらぶのか、ということになるのです。国交省の道路を作ることを優先させるか、国民の医療や生活を優先させるか、どっちの政府を選ぶのか、ということでしょう。

 私たちは、政府、厚労省の言うことにだまされてはいけないと思います。こういう硬い文章は、きっと読む人を疲れさせるし、いやになって読むのをやめる人も沢山いるだろうと想像できますが、でも、大切なことなのだから、つづけようと思います。明日は、終末期の医療についても話しますね。

広島ブログ

| | コメント (12) | トラックバック (0)

またまた後期高齢者医療制度について。

しばらくぶりに後期高齢者医療制度について。この間、テレビ、新聞、週刊誌でいろいろと報道されています。できるだけ目にするように気をつけています。やはり、政府、与党の人たちの論は、とても弱いですね。でも、マスコミだけから物事を判断するのは危険です。時として、本質が見えなくなることがあります。

 後期高齢者医療制度の中の目玉の一つに、「かかりつけ医」の制度があります。これは、一人のかかりつけ医を決めて、医師と患者さんとの間で、契約を結びます。すると、一月の治療費(再診料や処方料は別にして)6000円、患者さんの負担は一割、600円でそこで診ていただけるというものです。

 一見親切な制度に見えますが、でも、ほかの病院にかかろうとすると、そのかかりつけ医の紹介が必要となります。かってにほかの診療所や病院にかかることはできません。でも、病気の方というのは、決していたずらにあちこちの病院に行っているわけではありません。自分の意思で病院を選ぶのが、これからは、主治医の意思にまかされるようになるということです。患者としての主体がなくなってしまいます。

 月に6000円の範囲内での診療というと、かなり内容が限られるということは、すでに先に述べました。

 でも、厚労省はここにきて、この制度について、当初の思惑とは異なる言い方に代わっています。「かかりつけ医」は強制ではない、とか、いつでも変更できる、とか。あまりに世間の風当たりが強くて、こうなってしまったのだと思います。

 それに、厚労省の見込み違いは、このかかりつけ医の登録をする医師がとても少ないということがわかったことです。厚生労働省のホームページにあった表です。全国平均で23%の内科医しか登録をしていません。それも、地域によってひどく差があります、青森県などは登録数0です。鹿児島県は異常に高くて86.3%。でも、これは例外と言ってもいい数値です。このかかりつけ医の登録をするためには、決められた研修を受けなければならなかったはずなのですが、それが今、各地域でとてもあいまいになっています。

 そもそも、これまでの老人医療の負担が1割だったのですから、患者にとって、600円で診てあげますといわれても、何のメリットもないように思えてしまいます。医師だって、一月6000円でやりなさいといわれると、十分な医療の提供は難しくなることがわかっているのでしょう。

 元、厚生労働大臣だった人が、テレビで、地元でこれはお年寄りに手厚い医療を提供する制度ですよ、ということを説明すると、皆さん、よくわかってくださいます。これはこれまでの説明が悪かったということで、話せばわかってもらえるのです。と言っていました。

 しかし、その方の地元の茨城県の医師のかかりつけ医の登録は6.1%に過ぎません。

 また、テレビを見ていてでひっくり返りそうになりました。ある学者さんが、このままだと、2060年には若者二人で一人の老人を支えなければならなくなる、と。だから、今のうちから、制度をつくっておかなければらないといっていたのです。52年先のことですよ。私はこの後期高齢者医療制度のほうが、もっと早く破綻してしまうと思っています。そんな、50年も持つ制度ではありません。

 それに、財源、財源と。あの義家さんも、テレビでこんなだれかの受け売りのようなことを言っていて、本当にがっかりです。もっと自分の頭で考えて、自分の言葉で語れないのか、と思いました。

 財源の確保ために、消費税を上げよだとか言われ始めています。このあたりを、もう少し、明日に述べます。

広島ブログ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エイズ講演会のご案内

広島エイズダイアルの講演会のご案内です。この内容のチラシを各マスコミにも配布したのですが、どこも取り上げてはくださいません。いまどき、HIVについては、あまりニュース性がないからかも知れませんが、社会の無関心の一方でHIVの感染者は増え続けています。多くの方のご参加をお待ちします。

                広島エイズダイアルエイズ講演会

        HIV感染症の最新の治療法・情報と共に、HIV感染者のケア・
        サポートについて考えます。治療法の変化などにより、HIV感
        染者へのサポートも変化してきています。実際に感染者の治
        療・サポートにあたっていらっしゃるお二人の講師をお迎え
        して、現在日本のHIV感染者の方がおかれている状況について
        お話しいただきます。

        ●日時: 6月29日(日)

        ●場所: 広島YMCA本館307

            (広島市中区八丁堀7-11・TEL:227-6816)          
                     

                  ●演題・講師:
 

                      ■15:30~17:00
                              「HIV感染症最近の話題から」
                                         講師 高田昇さん(広島大学病院エイズ対策室)
                       ■17:00~17:15
                                「HIV感染者をとりまく社会状況・NGOの役割」
                                         講師 舩附祥子さん(広島大学病院エイズ対策室)

                   ●参加費:無料
                   ●事前申込:不要

                   ●主催:広島エイズダイアル(TEL:082-541-0812)

                                                                     

広島ブログ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

出版記念会をしていただきます。

私が、ちょっと余分なことを言ったばかりに、、、。shiozyさんがすぐに乗っかってくださいました。恐縮至極です。

 でも、ホント、出版記念のパーティーなんてしたことがなかったので。ちょっとどうしようと思いながら、でもとてもうれしくて、わくわくしています。

shiozyの介護生活に早速取り上げていただきました。7月24日に出版記念パーティーをしてくださるそうです。夏になって、きっとご多忙の折とは存じますが、どうぞ皆様いらっしてくださいませ。私も、皆様に喜んでいただけるようなメニューをshiozyさんとともに考えます。

 shiozyさんのところに申し込んでいただいても結構ですし、私のこのブログのコメント欄にお寄せくださってもかまいません。コメント欄は、希望されれば、非公開にすることもできます。でも、参加申し込みO.K.というご返事をしたいので、どうぞ、ご自分のメールアドレスをお書きくださいませ。私から、shiozyさんにお名前をお回しします。

 今日は、まだ沢山のしなければならないことがあって、連絡帳みたいなブログになってしまってすみません。

 それにしても、後期高齢者医療制度、このひどい制度が膠着状態で、国会ではどうにもならない状況で、着々と厚労省の思うように実行されていることにあせりを覚えます。これだけ国民の多く、とりわけお年寄りの方々が怒っているこの声が、政治の場に反映されないことに、時として無力感すら感じます。この具体時なことはもう少し、2.3.日してまたここに書きます。

 

広島ブログ

| | コメント (10) | トラックバック (0)

えっ?アランドロンをしらない!?

私は、月曜日は韓国語、火曜日は英会話を習っている。そこでは、当然なのだけれど、ほかの生徒さんは皆さん若い。私の子どもより若い人たちとともに、授業をうける。

 先日の英会話は、教科書が「映画」の話であった。で、どんなジャンルの映画が好きか、これまでで面白かった映画は何か、それのストーリーはどんなものだったか、などを話をする。

 私は、若いころは映画が大好きでよく見に行っていた。まだビデオなんてないころだ。

 いろいろと印象に残っている映画はあるが。今は、残念ながら、ほとんど見に行っていない。最近は、もっぱら韓流ドラマばかりをDVDで見ているので。

 で、いろいろと考えた挙句、私は太陽がいっぱい」と言った。アランドロンの出世作だ。寂しさを含んだ彼がとてもステキで、なんども映画館に行き、胸を焦がしたものだ。

 ところが、生徒の中で、アランドロンを知っていたのは、私以外に一人だけだったのだ。若い男性二人は名前も知らないという。もちろん、映画のタイトルも。先生は、イギリス生まれのオーストラリア人。先生も知らないという。これには驚いた。で、映画のストーリーを説明すると、その話は知っている、と。でも、違う俳優の、リメイクされた映画の方を知ってっているのだとわかった。

 私は、まあ、本当にショックだった。アランドロンなんて、世界中の人が知っていると思っていたから。でも、それは昔の話だったのだ。

 今は時代が違う。若い人は知らない。

 私は、若い人たちに講演をしているが、その相手はアランドロンも知らない人たちなのだ、と、あらためて思い知った。その彼らに、魅力的な話をし続けるというのは、大変なことなのかも知れない。

 職場でも、いつも若い人たちに囲まれて、何の違和感もなくすごしているが、いつの間にか年をとっているのだわ。一体、あのころからこの年まで、何をしていたのかなあ、と、身震いするほど思い知った。まだ宮迫さんの死がつらいままで。次々と友人たちを亡くしていく年になったのだと思い知ったので。

 若い人たち、本当にすぐですよ。すぐすぐ年を取るのだから。アットいう間に時間は過ぎ去っていくのだから。どうぞ、今を大切に生きましょうね。

 

広島ブログ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

天井からアンパン-ああ、宮迫千鶴さん!!

宮迫千鶴さんが亡くなったと、今日の新聞が一斉に報じていた。ああ、知らなかった。彼女の具合が悪いとは、まったく知らないままに、この訃報に接することになってしまった。早すぎる。若すぎる死だ。

 彼女との思い出は数々とある。知り合ったのは大学時代。彼女は広島女子大で、大学は違ったが、あの全共闘運動の中で、違う学校の人たちもよく広大に来ていた。しかし、本当に話がはずむのは、もっと先になってからだ。彼女が画家、文章家として世に出た後の話だ。

20080622014948 この本は、1988年、今から20年前に京都の松香堂出版の、全608ページのでっかい本である。ボストン、女の集団が出した本を、松香堂の中西豊子さんが中心になって、プロジェクトチームを作り、多くの関西を中心とした女たちが翻訳などに携わった。50名近くの女たちが大変な格闘をして、三年間の時を経て、出版にこぎつけた本だ。

 この表紙は宮迫さんの作である。私は、本全体を通して医療面の校閲を行った。この本のしょっぱなに、私は「日本語版発刊に当たって」Ⅰ女から女へのメッセージという文章を書いている。Ⅱが荻野美穂さん、Ⅲが藤枝澪子さん。20年前。まだみんなが若かったころだ。

以後、何回か宮迫さんと会い、話をし、また会わずとも、さまざまなメッセージを送り、送られてきた。中でも、私の「さらば悲しみの性」をめぐって、フェミニズムの学者さんたちといろいろとあって私がしんどかったとき、彼女が心配して、がんばれと言ってくれたときのその暖かさがとてもうれしかった。

 また、私が勤務医をしながら、性教育の講演に走り回っていたとき、「河野さんは、時には、林の道を歩いて、土や木に触れるような生活をしないと、このままではつぶれてしまう。」と、人を介してアドバイスをしてくれた。伊東の田舎にすんで、そんな生活をしている彼女をうらやましいとは思ったが、私はとてもそんなゆとりのある生活ができなくて、ずっとそのままだ。

 彼女の著書、「超少女へ」「ママハハ物語」は、クリニックの図書においていたが、今日探してみると、ない。ただ「サボテン家族論」があるだけだ。一体、どこに行った?私は彼女の本が好きだ。中でも、少女時代、性に目覚めるころの学校での出来事はとても楽しくて。広島のカソリックの女子校での出来事だから、身近に感じることができるという面もあった。女子ばかりの学校で、男性がとても気になる。学校にパンを売りに着ている若い男性が気になって、何人もが近づいて話しかけたり、という様子がおかしい。

 また、女子高に赴任した若い男性教師、自意識過剰で女子生徒を見ることができない。天井ばかり見て授業をしていたその教師に、生徒たちが天井からアンパンをぶら下げていたのだと。そして知らん顔をして授業を受けたのだと。これは、宮崎さんの先輩たちの仕業で、彼女がそれを聞いて、いたく感心したと書かれていた。私にもこれは強烈な印象を残した。天井からアンパン、これって、最高のいたずらだ。これ以上の面白いいたずらはないのでは、と思っている。こんな楽しい話をも書く人だった。

 「サボテン家族論」これには、今をときめく「上野千鶴子」さんの文章への痛烈な批判が書かれてもいる。「この文章を読んだ時、私は都会の真ん中でスカンクの強烈な臭気ガスにあてられたような気がした。何しろひどい文章である。「認識」も「論理」もでたらめだ。あまりの驚きに、私はつい、何度も芸をさせられたのに約束のバナナがもらえないチンパンジーが抱え込んでいるであろうフラストレーションについて考えてしまったほどだ。こういう人の「性の解放」はどうやら主体的には「性的抑圧」と思い込んでいるものが、客観的には「性的無知」であるにもかかわらず、その「性的無知」をそのまま社会にさらしていることのようである。」まだまだ痛烈な批判が続く。あの上野さんををここまで言い切ることができるなんて、なんとすごい人であるか、と感嘆したものだ。

 ああ、しばらく話をしないままに、突然の訃報は、つらすぎる。また、ステキなやさしい味方を失ってしまった。合掌。

広島ブログ

| | コメント (10) | トラックバック (0)

新本ができました。

今日、本が届きました。できたての本です。昨年の選挙の真っ最中にできた、「いま<生きる底力>を子どもたちに」の続です。前作以来、一年ぶりです。

20080620152916 私は、東山書房の「健康教室」という、養護教諭(保健室の先生)向けの月刊誌に、今年の三月まで連載をしていました。それをまとめたものです。前作が連載のとちゅうまで。今回が連載のその続きから最後まで。

 そして「性教育バッシング広島裁判」の資料も共に載せました。私が、厳しい裁判を闘う中で、必死で書いた陳述書や、集めて裁判所に提出した数々の証拠資料の一覧なども掲載しています。今の日本で何が起こっているのか、この陳述書を読んでいただくだけでも、または、資料集を見ていただくだけでも、お分かりいただけるのではないかと思います。その意味で、私にとっても意味のある大切な本になりました。

 これで私の本も12冊目になります。

 ところで、私、一冊目の「さらば悲しみの性」の時、まだ性教育の仲間もなく、家族でささやかにお祝いをしました。そして確か女医会で「出版祝いの会」をしていただいた記憶があります。以来、本を出し続けても、すべてひっそりと、何か、行事をこなすように過ごして来ました。

 「さらば...」の後は、祝いだの記念だの何にもなかったので、ちょっとこのあたりで何かしようかなあとも考えています。というか、これをダシにして、オフ会でも、御飯を食べる会でも、飲み会でも、おしゃべりをする会でも、何でもちょっとしたいかな?とも。

 誰か、一緒に考えてくれないかなあ、なんて、エへへ、ちょっとむしがよすぎるかも知れませんね...。

広島ブログ

| | コメント (16) | トラックバック (0)

福井の高校の生徒の謝辞に感動。

 やれやれ、やっとパソコンに向かうことができます。こんな時間になってしまいました。

 福井から広島駅に着いたときに、ひどく疲れていて、タクシーの中であくびばかり出ていました。ぐったりして。

 昨夜は、京都のホテルでついベットにころりと横になったら、そのまま眠っていました。で、朝5時に目覚めて、それから原稿書きです。ホテルを出発するまでに、何としてでも仕上げなければ、で、頑張りました。夏の性教協夏期セミナーの資料集に載せるレジュメです。頑張って、朝のうちに、無事終えることができました。

 朝早かったから、それで疲れているのか、それとも、一日で8時間も列車だの、車だのに乗ったので、それで疲れたのだろうか、と思っていたのですが。でも、うちに帰って、御飯を食べたら、けろりと元気になりました。何だ、お腹がすいていたのか。食べれば元気になる、で、私もまだまだ捨てたものではないわね、と思ったのです。

 元気が出たので、やまとの湯でお風呂に入って、ますます疲れを取って来ました。

 福井の高校では、無事、楽しく講演をすることができました。福井というのは、今、なかなか難しいところです。バッシングの張本人の出身地。その方だけでなく、例の、映画「靖国」にいちゃもんをつけた女性の国会議員も福井出身ですし。それから、県の図書館から、性教育や男女共同参画や、女性学関係の本を撤去して、大変な問題になったところでもあります。撤去するようにと図書館に申し入れた、そんな人たちが活躍しているところでもあります。

 だから、私の講演が無事できるだろうか、というのも、心配でした。また、今日行ったのは、毎年東大に何人も進学する、県内トップの進学校。生徒たちは性教育なんて、ばかにして聞いてくれないのでは?という想いもあったのですが、何の、みんな真剣なまなざしで、とても静かにまた、反応もよく、聞いてくれました。

 そして、講演の後、生徒会長の生徒が謝辞を述べてくれました。これが、また、すばらしい、感動物でした。

「東京にいる僕の友人が、最近、人工中絶をしました。その後で、彼女とメールで話しをしました。彼女は、もう、二度とあんな手術は受けたくないといいました。僕は、学校で習わなかったのか、話を聞かなかったのか、とたずねました。彼女は、確かに学校でそんな話があったけれど、そのときは、自分のこととして聞いていなかった、どこか他人ごととしてしか聞していなかったと言いました。今日、先生は、ちゃんと教えない大人が悪いといわれましたが、せっかくの話を、ちゃんと受け止めない僕たちにも責任があると思います。今日の話は、とても大切なことが沢山ありました。それらをちゃんと受け止めて、しっかり生きて行きたいと思います。」

と、そんな話でした。その彼の話にも、みんながワアッと拍手をして、私は感動したのです。

 もしや、例の勢力から今日の講演にクレームがついたら、と心配する私に、大丈夫です。学校としてきちんと対応しますから、と、管理職の先生が行ってくださいました。本当に気分よく、広島に帰ることができました。

広島ブログ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

歩道の点字ブロックの色のことなど。

 京都のホテルにいます。診療を済ませて、すぐに新幹線に乗り、ここまで来ました。今日は患者さんが多くて、指定を取っていたのぞみの7時33分広島駅発には乗れませんでした。一つ後の7時57分発ののぞみの自由席に乗って来ました。これがラッキーで、700系です。

 700系の二人がけの席には、コンセントがあります。パソコンでもDVDでもゲームでも、コンセントを入れて使うことができます。広島からは、初めはトンネルだらけでダメすが、大阪駅に近くなってからは、ブログをいろいろと見ることができました。

 今日の夕食は駅弁です。駅で「ありがとう市民球場弁当」を買いました。今日のお昼は、セブンイレブンの小さなお弁当で貧しかったので、夜は、ちょっと豪華にしました。本当は、京都について、京のおばんざいでも食べたいのですが、知らないところで、一人で料理屋さんに入ることはできないのです。

 市民球場弁当は、球状の形をした入れ物に、御飯はアナゴ寿司と、もぐり寿司風の押し寿司で、から揚げ、たこのぶつ切り、刺身こんにゃく、グリーンアスパラ、甘い大きな卵焼き、枝豆など、また、デザートに小さな三色団子と、なかなかおいしかったです。

20080618195859

 もう、いい加減しつこいので、本当は黙っていたいのですが、言いだしっぺの責任があるので、一応、ご報告しておきます。一昨日の私のブログで、歩道の段差が解消されていたこと、でも雑な工事だと、ちょっとばかり悪口を言いました。

 そしたら、また市の土木課の方から電話がありました。報告をしなければと思っていたと。そしたら、私がまた書いていたと、またまた市の職員の方から連絡があったと。「どうも、市の職員の中に、先生のマニアがいるようです。いや、マニアと言ってはいけませんかね、ファンですね。」だそうです。

 そこの工事は、5日にやはり中電がしたのだそうです。そして、6日に市の方が見に行って、マンホールのところの段差は、アスファルトで解消されていること、でも、端のブロック一つ分段差があることに気づいていた、と。そこまでやっていてほしかったのだけれど。でも、そう何回も中電に言うのも、、、。で、これから、残っているデオデオの横の歩道を作るのだそうです。そのときに、そこも一緒にきれいにするから、ということでした。

 これまで、そこで転んだ人や、骨折したり捻挫した人がいたというのも、市に言って行かないと市としては分からないことで。言われて初めて気づくことも沢山あるので、ということだと思います。今回は、たまたま私が市に言いに行ったのではないけれど、ブログに書いたのが目に留まったので、対処することができた、と。ああ、やっぱり私はブログに書いてよかったなあ、と思いました。

 この前、市の方と話し合いをしたときに教えていただいたことです。目の不自由な方のために、点字ブロックが歩道に埋め込まれています。町の景観として、グレーのブロックを埋めていた、と。その方が、町になじむ色だから。そしたら、色が分かりにくい。もっとはっきり分かりやすい黄色にしてほしいという要望がきたのだそうです。行政としては、見えないのだから、何色でもいいだろう、と思っていたと。ところが、目の不自由な方というのは、全盲の方ばかりではなく、弱視の方もいらっしゃる、と。その方たちが、色でも見分けられるように、はっきりと対比した目立つ色にしてほしいのだと。そういわれてみて、初めて分かったのだ、と。今、グレーを徐々に黄色に変えている、と言われました。そう聞いてから、私も気をつけて見ると、グレーのブロックだらけです。

 やっぱり、気づいた人が言わないといけないのだ、と、分かった次第です。

 ホテルにこもって、今晩は原稿書きです。私の原稿ができないために、ひどく迷惑をかけています。今夜中に送らなければなりません。

 そして、明日朝から福井に移動します。福井の高校で講演して、明日中に広島に帰ります。

 

広島ブログ

| | コメント (12) | トラックバック (0)

brownieさんのアイスキャンディー。

 いつもbrownieさんの真似ですがこれを読んで気になっていました。昨日、やっと百均に行ってアイスキャンディーのケースを買って来ました。そのケースのそばに、練乳も。こんなのも百均にあるのですね。コーヒーのクリームみたいなケースに小分けしてあります。これも買いました。私は、練乳大好きです。ちゅーちゅーとチューブ一本なめたいと思うくらい。

 子どもが小さいころは、一本ずつになったキャンディーケース(金属製でしたね)を買って、よく作っていましたが、すっかり忘れていました。brownieさんに昔を思い出させていただきました。で、今朝、作って冷凍しておいて、さきほど晩御飯の後に出してみました。大成功。

 先に練乳を入れて、そっとジュースを注ぎました。オレンジ・マンゴージュースです。取り出してみると、先に練乳があって、ジュースはさくさくのアイスキャンディーになっていました。おいしかった!!です。今度は、ジャムやマーマレードも入れて作ってみましょう。

 brownieさんには、かってにリンクさせてもらってすみません。キャラメルアイスは、今まで5回作りました。ラムレーズンをいれて作ってみたのですが、結論は、普通に作って、できたアイスを容器に入れてからラムレーズンを振りかけて、まぜながら食べるのがいちばんいいと、そうなりました。

皆様、また何か簡単でおいしいものがあったら、教えてくださいね。ただ、うちはもう子どもたちがいないので、せっせと作っても、自分で食べる、夫はちょっとだけ食べる、で、さえないのですが。

 写真の右の赤いのは、百均で買った練乳の袋です。練乳がキャンディーにたらっとたれて、もうおいしいのですよ。奥のがキャンディーのケースです。

20080617214901

広島ブログ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

復帰第一号完成です!!

 ブログに 性教育のシリーズなどを書いていたので、ご報告しなかったのですが。私が自転車で転んだ、その場所の歩道に車道との間に段差があったことを5月26日に書きました。そしたら、市役所の土木課の方が、クリニックに来られたのです。5月28日でした。

 市役所の職員さんのどなたかが、私のブログを読んで、そして土木課に連絡があったのだそうです。そして、現場にも行ってみてその上での私への訪問でした。

 そこには、中国電力のマンホールがあって、そこだけが段差になっていたこと、それにつき、至急中電と話合う予定だとのことでした。

 実は、私のギブスの姿を見て、近くの靴屋さんや、洋服やさんから、声をかけられました。そして、何人もの人が、そこで転倒して、何と骨折した人もあることや、足を捻挫した人もいたということを知りました。

 その後、この一週間前だと思います。いつの間にか、そのマンホールのところの段差がアスファルトを斜めに補填し、解消されていました。これで、段差で引っかかる人はないだろうと思います。

 しかし、ここから先は私の想像なのですが、広島市と中電との話し合いによって、マンホールのための段差はきっと中電が工事したのではないか、とおもうのです。だから、マンホールのところの段差は解消されたのですが、でも、片方の段差の端っこは、そのままなのです。なんとも雑なことです。

 広島市の方との話し合いの中で、歩道の段差は5センチまでと決められているのだそうです。だから、5センチ以内は問題にならないのだそうです。私は、ものさしを持っていって、その段差を測ったので、修理前は、2センチのところや、5センチのところなどがたがたでした。今ある、端っこの段差も5センチ近くあると思うのですが。ちょっとアスファルトを伸ばして、そこまで埋めておけばいいものを!と思ったしだいです。

 以上、ご報告でした。

 ともあれ、私の手は順調に回復しつつあります。まだ二週間づつ病院に行かなければなりませんが。そして、8月にはボルトを取ってもらおうと思っています。

 長い間手をギブスで固定していました。親指を広げた形での固定ですので、親指のリハビリが必要です。まだ親指の動きが難しく、痛みがあります。序々に回復していくでしょう。

 そして、私にとっての最高のリハビリ、編み物での帽子作りです。編みたくて、うずうずしていました。編むには、左手の親指と人差し指で、糸をつまんで、手首も回転させなければなりません。痛いので、そろりそろりでしたが、しだいに調子に乗って、そして、復帰第一号ができました。少し濃い目の茶が混ざったベージュの夏の帽子です。ちょっとピンクを混ぜたお花をつけました。これは、出来上がるとすぐ、昨夜のうちに、待ってくれていた若い人のところに行きました。 20080615175005             

 左手で格好をつけているのは、ギブスをはずした記念に左手を写したかったからです。自分で右手を伸ばして、携帯で撮りました。見ぐるしいモデルですが、うれしかったので。お許しを!

広島ブログ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ギブスをはずしました。

木曜日、病院で手の診察を受けました。行くたびにレントゲンを撮ります。手首にボルトががっしりと入っています。そして、そろそろギブスははずしてもいいといわれました。バンザイ!!でも、自転車にはまだ乗らないように、といわれます、自転車は振動がつたわる、それがよくありません、と。もっと骨がしっかりくっつくまでは、振動を与えないように。だそうです。私、もうとっくから自転車に乗っています。その日の診察にも自転車で行っていました。

 その前の診察では、ギブスをしたままなら、自転車はいいですよ、ということでした。で、結局、ギブスをしたままで自転車に乗るか、ギブスをはずして、自転車に乗らないか、どちらかの選択になりました。

 でも、もうギブスにはうんざりです。診療がとても不自由で。で、金曜日から、思い切ってギブスをはずしました。自転車は、、、?フ、フ、フ、です。だって、通勤も自転車ですし、乗らないわけには行きません。

 手首の手の掌側にボルトの硬いのが触れます。皮一枚でボルトの頭を覆っている感じです。久々にギブスなしのむき出しの手で診療をしていると、その硬いのが机にこつこつと当たります。夕方には、そこの部分を中心に赤くなって痛みを感じるようになってしまいました。やれやれです。

 金曜日の夜は、kei.先生の「花とお茶の時間を楽しむレッスン-6月」の日でした。お花は、「梅雨模様の景色-あじさい」です。

20080613191410 ブルーの透明な水盤に透明な硝子石、赤と黒の金魚にブルーの浮き。花は、利休草とアジサイです。楽しくて、涼しくて、かわいい作品になりました。お菓子は、「ruche」の甘夏パイとセイロンティーでした。お花とお菓子、月に一回だけですが、今、私にはとても楽しみな、ほっとする時間になっています。

 私は夫と二人暮らし。お花をうちに持って帰っても二人が見るだけではもったいないので、クリニックの院長室に飾りました。院長室といっても、ほとんど物置のようなところで、お客様もほとんどないのですが。スタッフに、院長室に見に行って、と言っては、みんなに見てもらいました。

今日日曜日は、午前中、安佐南区の区民文化センターで、「市民講座」の講師として、医療制度、とくに後期高齢者医療制度について、二時間、講演をして来ました。これまで、何回もブログで医療崩壊や後期高齢者医療について書いてきました。今日、講演するに当たって、もう一度読み直しました。

 私は、必死で調べ、検証し、書いています。読み直してみて、あらためてよく書いたなあ、という想いとともに、この制度に対しての怒りがふつふつとわいてきました。それらの想いを講演で話しました。後で、わかりやすかった、と言ってもらって、ほっとしました。性教育の講演と違って、まだこの問題については、ちゃんと時間配分を考えながら筋立てて話すのはなれていません。一応、大役を果たしたようで、肩の荷が下りたような気持ちです。

広島ブログ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

10年前の赤ちゃんが。

 昨日のお昼時間、一組の父子がクリニックにやって来た。はるばるアメリカから。

 男の子は10才。彼は、私にハグの挨拶をしてくれた。勉強が好きで成績もいいと言った。スポーツも好き。今アメリカンフットボールとテコンドーをしていると。

 彼にはいま6才の弟がいる。その弟と両親と彼、四人の大変に幸せそうな写真も沢山持ってきてくれた。クリスマスの写真では、おっきなツリーに沢山のプレゼント。兄弟はよく似ている。不思議なことにまるで本当の兄弟のように。

 彼は、10年前、私のところで母親の妊婦健診をし、出生し、そして私のお世話でアメリカに養子として引き取られて行った子である。この子が10才になったら、広島に連れてきますと、親が約束をし、そしてそのとおり10才になったので、連れて来ました、と。

 6才の弟は、彼の養子縁組の4年後にやはり養子として引き取っていただいた。二人兄弟として、とても幸せに育ててもらっている。

 彼の母親は、高校時代に同級生の男性との間で妊娠。高校を卒業して、進学した後の出産である。相手の男性とその家族、本人たちと親同士、すったもんだの末に、結局は、産んでも育てられない出産をせざるを得なくなってしまった。

 生まれてくる赤ちゃんをどうするか、18才の彼女がさんざん考え、悩んだ末の結論だった。

 それから10年。彼は10才。数年前、やはり私に会いにアメリカから来てくれた、日本人とアメリカ人のカップルのところに引き取られていた少女は、「ピアスをするかどうかは、10歳になって、自分で決めなさい。それまではダメ」といい聞かされていた。今回の彼は、10才をキリに、自分の出生にお世話になった人のところへの挨拶周りをするために日本にやってきたのだった。

 彼には、廿日市のけんだま協会のオフィシャルな剣玉をプレゼントした。日本語はわからないけれど、絵がある。それをみて、楽しんでほしい。弟と一緒に。

 最良の選択か否かはわからないけれど、一つの命がアメリカですくすくと育っているのも事実である。

広島ブログ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

お昼はみんなでヨン様弁当です。

今日のお昼はみんなでヨン様弁当です。セブンイレブンで今日から三日間のみ売り出しているもの。事前に予約をしていました。

 東京のペ・ヨンジュンのお店「高矢禮」のお弁当です。このお20080613134035 弁当が売り出されるということがわかったときに、私が食べたい!!と思ったのですが、一人で食べるのもちょっと後ろめたくて、みんなにご馳走することにしました。

 うちのスタッフはみんな韓国が好きで、韓国ドラマが好きで、韓国語も勉強しています。大喜びで今日を待っていました。

お弁当はとても丁寧に作ってあって、おいしかったです。ただ、この値段で満足かといわれると・・・。でも、まあ、ペ・ヨンジュンファンとしては、思い出の一つとして、ですね。

私は食べ切れなくて、残してしまいました。後は、夜うちで食べるつもりです。

20080613145033

広島ブログ

| | コメント (12) | トラックバック (0)

三次市で講演をして来ました。

 今日は、午後三次市に講演に行きました。先週に続いての三次入りです。三次市の市民生活部ひとづくり推進室の事業で、カウンセリング講座「揺れ動く思春期を考える」の講師として、市から高校へ私を派遣するという形での講演です。三次市には三校高校があります。先週と今日で、そのうちの二校で話すことができました。ありがたいことです。

 また、三次市では、ひとづくり推進室が「デートDVを知っていますか?-相手を尊重するために、ステキな人になるために」というパンフレットを作り、市内の全高校生に配布しています。

20080612213317 このパンフレットがすばらしいのです。デートDVって何?から始まって、暴力の背景・・・「女らしさ」「男らし「さ」という思い込み・・・「女はでしゃばらず、言うことをきくものだ」と思っている男性は、女性が自分の意思に逆らったりするとカッとなる傾向があります。男性と女性との違いは、子どもを産めるか否か、また直接授乳できるか否か以外に決定的なものはなく、それ以外は個人個人の違いでしかありません。」

などと、チャンと書いてあります。デートDV危険度チェックは被害者になっていませんか、加害者になっていませんかというチェック項目もあります。最後のページには、相談窓口の案内が。「デートDVの被害にあった時、また悩んでいる時は、できるだけ早く相談しましょう。暴力をふるう相手をあなたが変えることは困難です。匿名でも相談できるところは多いので、ためらわずに相談することが大切です。」などという記述とともに、三箇所の電話相談の番号が書いてあります。

 性教育と同じように、男女共同参画、ジェンダーに対するさまざまな圧力がかけられ、多くの地域でこれらが後退するなかで、このパンフレットは、久々に感動物でした。それも、これが全高校生に配られるというのが、すばらしい!!と思いました。

 今日の講演には、5人のブログ仲間が駆けつけてくださって、高校生と一緒に聞いてくださいました。心強かったです。

 三次市のひとづくり推進室の皆様、高校の先生方、一生懸命聞いてくれた高校生たち、最後に、考えながらとつとつと感想を述べてくれた男子高校生、それから、お忙しい中を聞きにきてくださった皆様、本当にありがとうございました。久々に気持ちよく、広島に帰ることができました。

 来週は日曜日は広島市内で、木曜日は、福井市で講演です。今日、しっかり力を頂いたので、それをばねに頑張ります!!

広島ブログ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

家庭での性教育(ふろく)終わったはずなのに。

 6月1日の日曜日は、性教協の例会でした。ここで、「からだ探検隊」というビデオを見ました。長崎の性教協のメンバー、産婦人科医の安日さんや、長崎大学の保健学科の教師宮崎先生や、大学生などがチームを組んで、小学生に体や性を教えます。

 夏休みの二日間。小学4年生から6年生までの約二十人。みんな親が参加を申し込んだ子どもたちです。男の子も女の子もいます。スタッフは、あらかじめ保護者にはどんなことを教えるか、レクチャーをしておきます。でも、保護者が子どもと一緒に学ぶことはしません。子どもと、スタッフだけになります。

 子どもの体、大人の体、二次性徴、どうしたら赤ちゃんができるのか、受精についてなど、もうさまざまです。大学生のお兄さん、お姉さんが自分の月経や射精の体験を語ったりもします。ピアエドゥケーシュン、仲間が教えるのですね。

 子どもたちは、本当に生き生きと、楽しそうに体を学びます。それらの講座をビデオは丁寧に写していました。

 このビデオを見て、私たちは話し合いました。さまざまな制約がある学校現場で、思うように伝えるとができないのなら、こうして、学校の枠をはずしての場をもうけたらどうだろうか、と。そこには保護者が自分の意思で子どもを連れてくるのだから、誰も文句は言えないはず。

 みんなやってみたい、と。長崎では、これがもう毎年の恒例の行事になっているのですが、広島でも始めようか、と。

 スタッフは十分にいます。でも、、、。果たして、広島で参加者を募って、子どもが集まるだろうか。保護者が自分の子どもに教えてほしいと申し込むだろうか、という話になりました。うーん、張り切って準備をしても、誰も参加する子がいないとなったら、、、。と、躊躇してしまいます。

 私は、昨日、少し悲観的なことを書きました。でも、めげません。方法はいろいろとあるはず。子どもたちにちゃんと、まっすぐに、大切な体や性を伝えたいと、模索しましょう。

 明日は午前中、病院に行き、手を診てもらいます。そろそろギブスが外れるのでは、と期待しています。でも、先日、「やまとの湯」でギブスをはずしてお風呂に入っていて、右手が左の手術を受けたところにトーンと当たってしまいました。もう、激痛でうめきました。まだ痛いのが、ちょっとショックで、ギブスをはずすのが怖くなっています。

 病院のあと、三次に講演に行きます。先週に続いての三次です。三次の近くの方たちが何人か聞きに来てくださるようで、勇気をもらっています。もしかして、講演の後で、ミニオフ会なんかにならないかなあ、なんて。それでは、また。私は元気です。

広島ブログ

| | コメント (16) | トラックバック (0)

家庭での性教育(12)終わりにあたって

 家庭での性教育を終えるにあたって。

 実はここのところゆううつになっています。私は、これまで性教育にかかわり続けて、今も一生懸命です。若者たちに賢くなってほしい。体をちゃんと知ってほしい。生きる力をつけてほしい。自分で自分の体を管理できる大人になってほしい。そして、素敵なセックスができる素敵な大人になってほしい、と思っています。

 性教育とは、セックスをしないようにすることではありません。よく、「ノーと言おう」という方がいます。そうではなく、私は、「イエス、ノー」がはっきり言えることが大切だと思っています。

 そのためにも、私は、情報を若者たちに与えたたいのです。でも、たとえば広島県の学校のインターネットでは、ブログは読めません。なんと、「平和ネット」という信じられない名前で、ブログは読むことが禁止になっています。すべてのブログは、有害サイトらしいです。だから私のブログもアドレスを入力すると、大きな進入禁止のマークが出て、入れないようになっています。

 「おとなになるということ」これは、花王のサイトの中で子ども向けに作った、体の学習のサイトです。動画を使って、とてもよくできていると思います。私の監修です。これとよく似た冊子を初経教育用に作っています。でも、多くの学校のインターネットでは、これも見ることが禁止です。思春期のからだのことなど、ことばが沢山出てくるからでしょう。

 私のブログは、学校のインターネットでは見られなくとも、携帯では見ることができます。ですから、携帯で読んだ高校生から、質問や悩みの相談が来たりしています。

 でも、携帯でも、「有害サイトは子どもが見ることを禁止する」ような動きができています。おそらく、私のサイトは有害となるでしょう。それは、性交だの、セックスだの、避妊だの、コンドームだの、ことばがどんどん出てくるからです。禁止をするとなれば、おそらく「言葉」で引っ掛けるのでしょうから。私は、言葉を正しく使うことがもっとも必要だと思っています。だから、言葉を変えることはしません。(今、教育現場では性交もセックスも使えません。すべて゜性的接触」に統一されています。)

 いちばん届けたい若者に声が届かない!!

 だから、憂鬱になっています。私は、これからもどんどん講演に行き、直接、生徒たちに話かけます。でも、限界があります。できるだけ多くの子どもたちに話したいのですが、体は一つしかありません。

 少しでも多くの方に情報を届けたいと、これだけ一生懸命にブログを毎日書いても、若者に読んでもらえない。本当に情けない話です。

 家庭での性教育、一旦これで終わります。でも、実は、私が家庭で子どもたちと交わした会話など、お話したいことは沢山あります。折に触れて、またお話しましょうね。今は、少しばかり疲れていますので、ここまでにさせてください。皆様、読んでいただいてありがとうございました。

広島ブログ

| | コメント (13) | トラックバック (0)

家庭での性教育(11)思春期の子育て②

   私は、私の前で、「お母さんだけには知られたくない。親には言わないで」と泣く子のことが同じ親として本当にさびしいと思って来ました。

  どうして、一番身近にいる大人である親が相談相手足りえていないのだろうか、と。

  世の大人たちは間違っていると思うのです。日ごろから、セックスなんて、家の子だけはしないだろう、または、してはいけませんよ、とさえ言っておけばしないだろう。若くて行動を取る子は家庭的に問題のある子だろうから。と、そう思われているようです。

  とんでもない。今の社会、情報があふれ、すでに述べたようなことをしっかりと教えられないままにすくすくと育っている子、これまで何の問題もなく、学校もちゃんと行き、受験勉強もがんばっていて、それでもそんな子でも行動を取ってしまった。そして、大変なことになってしまった。でも、とても親にはいえない。

 そんな子ほど、身近な大人にSOSを求められないままに、もっともっと大変なことになってしまうという、そんな現実を見て来ました。

 いわゆるツッパリさんは、たとえ親にいえなくとも、友達についてきてもらって産婦人科を受診したり、または叱られることを覚悟で「おかあちゃん」といえたりするのですね。

 これまでいい子できた子ほど、大変なことになったというのが先にたってしまって、誰にも言えず抱え込んでしまう。そして悩んでいる内に時が経ってしまって、やっと病院に来た時にはもう遅かったと。中絶できる時期を過ぎてしまって、生むしかなくなって、でも生んでも育てられなくてというような、そんな少女たちの出産にもさんざん出会って来たのです。

 体については、小さいときから、機会あるごとに伝える。体を知ろうね、体は大切だから。だって体に命が宿るんですもの。ちゃんと知って自分で自分の体の管理ができるそんな大人になろうね、と。

 そして、また、機会あるごとに性や避妊についても話ができればしっかり伝える、それができなければ、本を読んでもらう。その上で、何かあったら助けるよ、と、門を開いておいてあげる、そんな子育てをしていただければ、と思います。

広島ブログ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

家庭での性教育(10)思春期の子育て①

Q.9.  思春期の子育てで、日ごろから気をつけておくべきことがあれば教えてください。

A.9.  前回のプライバシーということにも続くのですが。「先生、娘がこんな日記を書いていたんです。友達からこんなメールが来ていたんです。」と、駆け込んでこられる方があります。子どもに知られないように、こっそりと見たと。

「日記を読まないとあの子のことが分からない。うそばっかりついて、何をしているのか分からないじゃないですか。」と。

 私は、そんな時に言います。

「お母さんね、こどもが思春期にもなると、子どものすべてを知ろうと思うのがもう無理なのよ。大切なのは、子どものすべてを知ろうとすることではなくて、私は、子どものすべてを知っているわけではないと認識すること。子どもは、私の知らない心を持っていると。それを認めたところで、子どもとの関係をつくって行くしかないのではないかね。さびしいけどね。それが思春期、親離れ、子離れの時なのよね。それを乗り越えて、またいい関係が作れるようになるから。」と。

 その上で。私は、娘が小学校4年生のときから、私に作文を見せなくなりました。先生には見せるのに、私には見せてくれない。ああ、始まったな、と思いました。そのときから、私は娘に言いました。

「見せたくないものは見せなくていい」と。「私にも覚えがあるから。おばあちゃんに日記を読まれてすごくいやだったことがあるから。でもね、学校からの親へのお手紙、これはあなたがちゃんと私に渡してよ。それだけを守ってくれたら、私は、あなたがいないときにこっそりランドセルを探して、こっそり見るということは絶対にしない。絶対にしないから、信じていいよ」

「でもね、これだけは覚えておいてよ。あなたがこれから生きていくときにね、いろいろとしんどいことがあると思うよ。お友達のこととか、進路のこととか、どうしたらいいか分からなくなって、自殺したくなることだってあるかも知れない。そんなときにはね、ここに相談相手がいるよ。私は、あなたの親なのだから、あなたが困ったときには、何があっても助けて上げたいと思ってる。あなたがどうしたらいいか分からなくなったときには、一緒にどうしたらいいか考えてあげることもできると思う。ここに相談相手がいるという、これだけは忘れないでね。」

と、機会あるごとに、「何かあったら、助けるよ」というこのメッセージを息子にも娘にも繰り返し伝えて来ました。               (この項明日に続きます)

 

広島ブログ

| | コメント (10) | トラックバック (0)

性教育はお休みです。「白熊」です。

 家庭での性教育、まだお伝えしたいことがあります。もう少し、お付き合いくださいませ。

 今日は、ちょっと小休止で、近況のご報告を。手の骨折は、まだギブスが取れません。が、痛みはすっかりなくなりました。手首も自由に回転します。ただ、骨がくっつくまで親指を広げたままのギブスですので、物をつまむことができません。人差し指から小指までの四本だけが働きます。

 木曜日、講演先の三次まで車の運転が大丈夫でした。先週は、福山まで不安で、ほかの方に運転して連れて行っていただきました。でも、今週は自分で大丈夫。人の治癒力というのは、たいしたものだと思います。

 さて、水曜日にそごうの大九州展の「しろくま」のことを書きました。すっかりはまって、もう、しろくま、しろくまと熱にうなされるくらい食べたくて。

 で、九州展のある間、毎日食べると決めました。昨日はお昼にたべようと思ったら、長蛇の列であきらめました。夕方、仕事がすんで、もう人が少ないだろうと思って、7時半ころに行きました。何の、何の、やはり行列です。で、列の最後尾に並びました。この後ろは、もう、時間がないのでお断りだそうで、私が最後の客です。気の毒に、二十人くらいの人が断られて、残念そうに、うらめしそうに、眺めていらっしゃいます。私は、断固並んで待ちました。

 水曜日はおおきな「しろくま」でした。金曜日は、「ベビー白熊ストロベリー」です。たっぷりの練乳の上に、果物に加えて、ピンクのシロップと、イチゴのジャム、それもイチゴの形のあるジャムがたっぷり乗っています。これもとてもおいしかったです。私以外の人は、みんなベビー白熊、白いので、私だけがピンクで、注目されました。隣の女性から「それもおいしそうですねえ」と、話しかけられました。ええ、ええ、このジャムがおいしいです!!と、ちょっと得意でしたね。写真撮り忘れて、ザンネン。

 そして、今日です。午前中の診療が終わったのが、二時十分。いそいで「ちから」で中華そばミニを戴き、大急ぎで九州展へ。またまた白熊は行列です。列につくのは、とても午後の診療には間に合わないので、「テイクアウト」にしました。こんな特別の容器が用意されています。ベビー白熊です。すぐに作っていただきました。

20080607144436 これを持って満員のエレベーターに乗り、紙屋町を小走りでクリニックに戻るのは、かなり恥ずかしかったです。だって、カバーはなしでむき出しなのです。

 クリニックでは、スタッフに見せびらかして急いで食べました。午後の診療までかつかつでした。満足です。

後二日、二日とも何とか食べるつもりです。あの、これが言いたくて、性教育は今日はお休みしました。また明日、お話します。それから、今日の夜、皆様のコメントにお返事します。遅くなってごめんなさい。

広島ブログ

| | コメント (16) | トラックバック (0)

家庭での性教育(9)息子の部屋にエッチ本が。

Q.9.  息子の部屋でエッチ本を見つけてしまったのですが。

A.9.  子どもが中学生にもなると、部屋に鍵をつけろなどと言い始めたり、親が部屋に入ることをいやがり始めます。それは、思春期のプライバシー意識の芽生えなのですね。

  親としてもっともいけないのは、マスターベーションをしているところを見てしまうということ。これが日本の家庭ではとても多いといわれています。

子どもたちの電話相談のマスターベーションの悩みのトップは、害はないかというもの。(害はありません。自分で自分の性欲を解消する合理的なものでもありますし、大人になっていくプロセスで大切なことでもあります。)そして、二番目に誰かに見られたというものがあります。見られた相手のトップは母親なのですね。見られたらどうなるか、家出したくなった、自殺したくなった、親の顔なんか見るのもいやになたと、ろくなことはありません。

  なぜ見るか。それは大人の側のプライバシー意識の欠如なのです。家族同士といえども、プライバシーはある、こどもといえども、プライバシーはあると。その意識がないのですね。

  私は、親が子どもの部屋に入ってはいけないとは言いません。でも、そこは子どものプライベートな空間なんだという意識で、せめて部屋のノックをして、返事があって初めてドアをあけるという、それくらいのプライバシーの尊重はしなければ、と思うのです。

  そのかわり、親の寝室には絶対に入れない、入るのであれば、誰かが寝室にいるときに、ちゃんとノックをさせて、返事があって開けさせる、それくらいの取り決めをしておくべきでしょう。親がいない間に親の寝室に入って、コンドームを見つけただの、お父さんのエッチビデオを見つけただの、そして、お父さんなんて不潔と嫌う、なんて話しもよくあるのです。それは、こどももの側から親のプライバシーを侵害したということですね。

  まして、思春期にもなればエッチ本のひとつや二つ見たい。でも、見ていることを親には知られたくない。それは成長の過程での当たり前の心理なのだから。知らん顔をしておいてあげなさいと私は、心配して相談に来られた方に言います。

  ただ、エッチ本については一度は迫力もって、女っていうのはこれがすべてだと思ったら大間違いだからね、といっておきたいですね。性的な存在だけではないということを。でも、隠しているものを見つけたときにそれをやってしまうと、彼の面子丸つぶれです。それは、配慮してあげるべきでしょう。

広島ブログ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

家庭での性教育(8)あふれる性情報をどうする?

Q.8.子どもたちの雑誌や漫画の性描写に驚いています。氾濫する性情報に触れさせたくありません。

A.8.  そうですね。子どもたちをめぐる性情報は、私たちが若かったころとは比べものになりません。

  私たち、性教育にかかわっている全国の産婦人科医でネットワークをつくっています。年に何回か集まって勉強会や情報交換をしています。

ある会合で、若い男性の勤務医が一枚だけスライドを見てほしいと言いました。「僕の小学校一年生の娘が読んでいた雑誌です」と。雑誌を見開きにしてデジカメで撮影したものです。

そこには、「小学校そつぎょうまでにくわえたおちんちんが10本」と書かれていました。さすがの私たちも「うーん」とうなりました。誰かが、おうい、それを持って今から国会に行ってこい、議員たちに見てもらえ、と言いました。

そのような情報を垂れ流しているのは大人たちです。垂れ流しておいて、そのような情報に触れるな、というのは無理ですね。

  そのように情報が氾濫しているからこそ、私はまともな情報を真正面から与えるべきだと思うのです。そうして情報を見分ける力を身につけてもらうのです。

  今、性教育を規制したいという勢力があります。性教育をまるでセックスの仕方を教えることと誤解して、または意図的にゆがめてしまって、性教育をすることで若者たちをそそのかす、と。

  いえ、若者たちはすでに氾濫する情報によって、しっかりとそそのかされています。それらに対抗するのは、たとえば体を知ること、性交は生殖である、妊娠する行為なのだということ、そして避妊のこと、性感染症のことなどの情報をしっかり与えるべきなのです。

  巷にあふれる情報に接していながら、若者たちは驚くほど無知です。だって、巷にあふれる情報には、そんなことはまったく出て来ないのですから。無知だからこそ、行動を取れる、知れば知るほど行動は慎重になる、私はそう確信しています。

 話しづらければ、本を読ませてあげてください。若者向けの本はたくさんあります。それらをそっと置いておいてあげるだけでも、十分に大人からのメッセージになると思います。

広島ブログ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

家庭での性教育(7)お風呂はいつまで一緒に?

Q.7.  異性の子どもといつまで一緒にお風呂に入っていいの?

A.7.  子どもは親の知らないままに、意外と早く性的関心を持ち始めるということを知っておかなければなりません。銭湯では、おおむね10才から男女の混浴を禁じています。家庭でも、そのように考えたらいいでしょう。

 そろそろ思春期、おっぱいも膨らみ始め、性毛もうっすらと生えそうになるころですね。それまでは、家族で一緒にお風呂に入って、大人の男性の体、女性の体をしっかり見ておくことも必要でしょう。

 でも、思春期を迎えるころには、異性に体を見られることの抵抗感なども出てきます。もうひとつの目安は、こどもが一緒にお風呂に入るのを嫌がり始めたとき。その気配を感じたなら、もう親の方で遠慮をして上げましょう。 

 それから、兄弟の同室ですが、そのころから、男女のお部屋は分けるべきですね。性的関心は、あらゆる異性(同性の場合もありますが)に向けられることがあります。たとえ家族といえども。

 私は、兄妹間の妊娠を何例も見ています。お兄ちゃんたちは、みんなまさかこんなことになるとは思わなかったと、泣きました。まさか家の子に限ってと思わないで、万全の体制をとってあげることが必要なのです。

 もうひとつ、思春期にもなれば、プライバシーを守るということも必要になってきます。そのためにも、できれば個室を、できなければ性別の部屋を、それも不可能であれば、せめて家具で仕切るなどの、着替えが自由にできたり、寝姿が見られないような、最低限のプライバシーを守るという配慮をしてあげなければ、と思います。

 

ここからは単なる日記です。三つの校正も、原稿もやっとすべて終えました。やれやれです。夏には、私の12冊目の本ができそうです。後はレセプトです。

 で、今日のお昼御飯は、そごうの九州展で、「白熊くん」です。講演で鹿児島に行ったとき、白熊君のお店、天文館で注文をしたら、一人では食べ切れません。べビーにされたほうが、といわれました。いえ、食べますので、と言い切って、そしておっきなカキ氷、全部食べました。ニッコリ笑ってレジで支払いをしました。

今度また鹿児島の講演があるので、また行くぞーと思っていたら、広島初登場だそうです。カキ氷にまずたっぷりのエバミルクをかけて、それから蜜をかけるのですよ。左が私が食べた「しろくまくん」、右が姉が食べた「ベビーしろくま」です。手の大きさと比べてください。ぺろりと完食です。また行くぞー!!

20080604141141

広島ブログ

| | コメント (13) | トラックバック (0)

家庭での性教育(6)初経、精通は早く教えたい。

Q.6.  月経、精通についていつおしえたらいい?

A.6.  今文部科学省のカリキュラムでは、初経、精通については小学校4年生で教えるようになっています。でも、三年生で始まる子もいます。知らないままに始まったら、それは恐怖となってしまいます。だから早くに教えておいてあげたほうがいいですね。

 何度も言いますが、体について知ることは、決していやらしいことでも恥ずかしいことでもありません。とても大切なこと。体を知って、自分で自分の体の管理ができる大人になってほしいのです。自分の体をよく知らないままに、人任せにしてしまう人に私はたくさん出会っています。あらゆる年代で。

 大切なことを教えるのですから、ためらわないでください。機会はいろいろとあるでしょう。お母さんの月経のナプキンがきっかけになった人もいるし、子どもに聞かれたのがきっかけの人もいるし。それから、自分ではなかなか話しづらいようなら、何か本を手渡すなり、一緒に見るのも一つの方法ですね。

 でも、いきなり、さあ、月経を教えなければではなく、体についての話を日ごろからしておくことが何より大切だと申し上げておきましょう。

 それから、女の子にも男の子にも、男性の体と女性の体を同時に比較しながら話すのも大切でしょう。

 男の子の親は、自分の息子はまだまだねんねだから、と思い勝ちです。でも、男の子の二次成長、精通も早まっています。10才、小学校4年生でほぼ10%。それも、平均70%は、マスターベーションで精通を迎えているといわれています。ですから、射精に恐怖や罪悪感をもたなくてもいいように、ちゃんと教えておいてあげることも大切なことなのです。

 私は、花王の初経指導用の冊子の監修をしていますが、それには、女性の体だけでなく、男性の体についてもちゃんと記載して、両性が同時に両方の体の発育を学べるようにしています。

広島ブログ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

性教育はお休みです。kei.先生のビデマイアです。

  ここのところ、原稿の校正が三つたまって、今二つ半しかできていなくて、ぎりぎり追い込まれています。原稿も一つ書かなければなりません。診療はもうフルになったし、月始めのレセプトの点検も。かなりいっぱいいっぱいです。

 で、今日は家庭での性教育はちょっと一休みです。すみません。

 手を骨折して、心配してくださったkei.先生が、23日にビデマイアを作ってお見舞いにくださいました。やっぱり先生の作品は、とても素敵です。クリニックの受付において、皆さんにも楽しんでいただきました。

 10日ほど経ってピンクのカーネーションの一部と、黄色の菊のほとんどがしおれてしまいました。で、クリニックのスタッフに、菊を買ってきてもらいました。えんじの深い色です。しおれたカーネーションと黄色の菊を除いて、新しい菊を挿しました。少しムードの変わった新しいビデマイアができました。

 こうして継ぎ足していくと、次々と新しいお花ができそうな気がします。

 初めのkei.先生のと新しい菊を挿したのと二つの写真です。明日はまた、性教育の続きを書きます。

Kei 20080602161226

広島ブログ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

家庭での性教育(5)性犯罪から子どもを守るために

Q.5.  子どもが不審者に声をかけられた!

A.5.  子どもを犯罪から守ることは今のこの社会の中で、とても大切な課題になっています。そのために、私は、キャップ(CAP:Child Assault Prevention)のトレーニングをぜひお勧めしたいのです。が、まだこのシステムが行き渡っていない以上、親としてしてあげられることを述べます。

私の娘が息せき切って家に帰ってきて、知らないおじさんから、こっちおいでと手を引っ張られたと言いました。私は、「よく逃げてきたね。ああ、無事逃げてよかったと」抱きしめて言いました。

今なら、こんなことがあればすぐに警察に報告しなければなりません。

娘が落ち着いた後、「ママ、あの人は、私を連れて行ってどうしたかったんだろう」といいました。

私は、「きっとあなたをはだかにして、体を見たり触ったりしたと思うよ。そして、自分もパンツを脱いで見せたかも知れないね」といいました。

そして、「大人の中には、そんなことをおもしろがってしたがる人がいるのよね。大人がみんなそうだということではないけど。」とも言いました。

 残念ながら、今、そんな子ども相手の性的犯罪を犯す人が少なからずいるということも、私は子どもたちに知らせておくべきだと思っています。だから、たとえば人から話しかけられたときには、手の長さ以上には近づかないことだとか、つれて行かれそうになった時のいやっと言って振り切る方法だとか、そして、声を出す練習だとか、そんなことをトレーニングするCAPの活動をぜひ知っていただきたいのです。

  そして、日ごろから、もしも犯罪の被害にあったり、あいそうになったなら、そのときには、早く言ってねとも伝えておきましょう。

  性犯罪の加害者は、「誰にも言うなよ」というのが常套手段です。まるで被害にあった子が悪かったように思わされてしまうのです。CAPでは、「だれにもいってはいけないという約束は、悪い約束です。悪い約束は守ってはいけません」とも教えます。

 被害にあった子が、被害者であるにもかかわらず、自分を責めて一人で苦しむことがないように、そんなことがあったなら、すぐにSOSを求めてねと、日ごろから教えておくことも必要なことなのです。そんななさけない社会であるということも事実なのですね。

広島ブログ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »