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家庭での性教育(12)終わりにあたって

 家庭での性教育を終えるにあたって。

 実はここのところゆううつになっています。私は、これまで性教育にかかわり続けて、今も一生懸命です。若者たちに賢くなってほしい。体をちゃんと知ってほしい。生きる力をつけてほしい。自分で自分の体を管理できる大人になってほしい。そして、素敵なセックスができる素敵な大人になってほしい、と思っています。

 性教育とは、セックスをしないようにすることではありません。よく、「ノーと言おう」という方がいます。そうではなく、私は、「イエス、ノー」がはっきり言えることが大切だと思っています。

 そのためにも、私は、情報を若者たちに与えたたいのです。でも、たとえば広島県の学校のインターネットでは、ブログは読めません。なんと、「平和ネット」という信じられない名前で、ブログは読むことが禁止になっています。すべてのブログは、有害サイトらしいです。だから私のブログもアドレスを入力すると、大きな進入禁止のマークが出て、入れないようになっています。

 「おとなになるということ」これは、花王のサイトの中で子ども向けに作った、体の学習のサイトです。動画を使って、とてもよくできていると思います。私の監修です。これとよく似た冊子を初経教育用に作っています。でも、多くの学校のインターネットでは、これも見ることが禁止です。思春期のからだのことなど、ことばが沢山出てくるからでしょう。

 私のブログは、学校のインターネットでは見られなくとも、携帯では見ることができます。ですから、携帯で読んだ高校生から、質問や悩みの相談が来たりしています。

 でも、携帯でも、「有害サイトは子どもが見ることを禁止する」ような動きができています。おそらく、私のサイトは有害となるでしょう。それは、性交だの、セックスだの、避妊だの、コンドームだの、ことばがどんどん出てくるからです。禁止をするとなれば、おそらく「言葉」で引っ掛けるのでしょうから。私は、言葉を正しく使うことがもっとも必要だと思っています。だから、言葉を変えることはしません。(今、教育現場では性交もセックスも使えません。すべて゜性的接触」に統一されています。)

 いちばん届けたい若者に声が届かない!!

 だから、憂鬱になっています。私は、これからもどんどん講演に行き、直接、生徒たちに話かけます。でも、限界があります。できるだけ多くの子どもたちに話したいのですが、体は一つしかありません。

 少しでも多くの方に情報を届けたいと、これだけ一生懸命にブログを毎日書いても、若者に読んでもらえない。本当に情けない話です。

 家庭での性教育、一旦これで終わります。でも、実は、私が家庭で子どもたちと交わした会話など、お話したいことは沢山あります。折に触れて、またお話しましょうね。今は、少しばかり疲れていますので、ここまでにさせてください。皆様、読んでいただいてありがとうございました。

広島ブログ

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コメント

高2の男の子・中2の女の子がいます。
男の子は、中学2年生の時にベットのところでH本を見つけました…その時は知らん顔をして破棄をしました。(今思うにそのままにしておけばよかったと)また、寝ている下の子の体を触ったこともあります。その時は私自身泣きたいくらいで、思いっきり怒り殴り飛ばしました。私は小学生の時に痴漢にあい父も嫌うほどでした。そんなこともあり男の子の行動が受け入れられませんでした。また、シングルということもあり悩みました。
今年5月に女の子に初潮がありました。将来ママになる女性としてきちんとした知識を持ってほしいと思います。どんな子と付き合ってもいいが、自分を大事に・興味本位でいると大変なことにもなる・傷つくのは自分だからねなど私の思いをつたへました…が、私に彼氏がいること・財布の中にコンドームを見つけたことなど、きっと私を信じれなくなっているのかと思います。
長々とコメントして済みませんでした。誰かに今の私の胸の内 聞いて頂きたくて…

投稿: 2児のシングル | 2008年6月11日 (水) 10時27分

家庭での性教育、とてもとても学ぶことがたくさんあって
考えさせられました。
性犯罪に怯えるばかるじゃなくて、家庭で子供に本当のことを教えてあげることが重要なんですね。
今、考えると、自分が幼い頃はまともに性教育を受けてなかったんだなーと思います。
親として、こちらのブログで勉強できたことはよかったです。子供たちにも正しいことを伝えられるようにがんばります。

投稿: mejiha | 2008年6月11日 (水) 13時16分

 小学校高学年~中高校生の頃を思い返すと、いろいろなことで知ろうとしていた自分がいました。だからどんなに隠しても知ろうとするし、隠されることでさらに輪をかけて知ろうと努力してしまう。
姓は中学生の頃には正しいことをはっきりとHなことでなくきっちりと知っておきたかったなあと思うのです。有り難うございました。

投稿: うるとらはるく | 2008年6月11日 (水) 14時28分

親がここブックマークしといて、
「見るなよ。絶対見るなよ。」って言っとけば、
こっそり見てくれないかな・・・
情報ってのは受け入れる気がないと素通りしますからね。

投稿: yukiiro | 2008年6月11日 (水) 15時55分

先生はじめまして。大学生と中学生の娘がいる更年期世代の母親です。
花王のサイトは下の子が小4の時にもらってきた冊子で知り、すぐにブックマークにして子供にもいつでも見られるようにしました。
下の子は幼くて、正直どのように子供に教えたらよいのか悩んでいた時だったので、とても助かりました。
娘二人同じ女子校ですが性教育に熱心で、結局私は子供に直接教えることなく今日に至ってますが、これからは女性として娘たちにアドバイスできたらと思っています。
ちなみに上の子が高校生になった時先生の本をプレゼントしました。
下の子にも送りたいと思っています。

投稿: ポコ | 2008年6月11日 (水) 16時55分

σ(・・*)勉強になりました。今の学校現場のコトも知らないコトだらけでした。うまく言葉が出てこないんですが・・・・決して悲観なされないように。
σ(・・*)はじめ保護者がこうして先生のお話をたとえ講演にいかれなくってもうかがうコトができるコトって大きなコトじゃないかと思います。以前書かせていただきましたが先生のお名前は養護の先生から教えていただきました。あの頃はネットなぞ一部の人だけの時代です。それでも”困ったら河野先生のクリニックへ”って。口コミですもん。理想とは違うかもしれんですけど・・・こうして情報発信されるコトは無駄ではないと思いますよ。

投稿: はるめ | 2008年6月11日 (水) 18時42分

2児のシングルさま
続いてのコメント、ありがとうございます。子どもが親のことも客観的に見れるようになる、また、親をも応援してくれるようになるのは、大体、高校2年生くらいからです。もう一息です。頑張ってくださいね。この前のコメントへのお返事、このコメントを読まないままでした。本当に大変でしたね。でも、基本は間違っていないと思います。あなたの想いは、十分に伝わったと思いますよ。また、コメントくださいませ。お返事、時間がかかっても、かならずしますからね。でも、遅くなってすみませんでした。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年6月14日 (土) 08時35分

mejihaさま
そうなのです。子育ては、性教育だけでなく、何でも、ちゃんと子どもに向き合うということなので。mejihaさまのブログ、私、面白く読ませていただいています。これからもよろしく。お返事遅くなってすみせんでした。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年6月14日 (土) 08時37分

うるとらはるくさま
そうなのですね。今の大人たちもほとんど性教育を受けていない、だから、こんどは子どもたちにちゃんと教えてあげたいですよね。自分はならわなかったけれど、ちゃんと大人になった。そんなのは自然に知ること、と言ったのは、小泉さんでしたが。いつもコメントありがとうこざいます。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年6月16日 (月) 00時02分

yukiiroさま
あはは、そうですね。子どもたちは興味を持つのだから、いつでも見れるようにしておいてあげたいですね。強制ではなく。自発的に見たいときに見れるように。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年6月16日 (月) 00時04分

ポコさま
そうなのですか。花王のサイトがそんな使われ方をしていたのは、とてもうれしいことです。ありがとうございます。本もありがとうこざいますまた、何かあれば教えてくださいね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年6月16日 (月) 00時07分

はるめさま
ありがとうございます。多い励まされました。頑張りますね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年6月16日 (月) 00時09分

初めまして。小学校2年の双子の息子を筆頭に、
5人の子を持つ母親です。先生のブログに、性教育で検索しサーフィンしてたどり着きました。

私も、現在33歳ですが、性教育というものを改めて
受けた事はない世代で、子供に何と教えたらいいものか
、正直戸惑っています。

これからでは遅いのでしょうか?小学校2年の双子と
小学校1年の息子達にどう語ればいいか、参考著書
などがありましたら教えて下さい。

これからも先生のブログ等を参考にさせて下さい。
宜しくお願いします。

投稿: 5児母 | 2008年10月31日 (金) 15時45分

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