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明日からお休み。その前の大仕事です。

 一人、クリニックに居残りしています。今日で仕事もひと段落。明日から6日間のお休みになります。私の職場は毎週木曜日が休みです。明日木曜から休みで、5月2日の金曜日も休みにして、連休としました。7日から診療の開始です。

 というのも、北海道、北見から講演の依頼があっていました。でも、遠すぎて、日帰りは無理。今年は木曜日に関連した連休がなくて、なかなか行かれなかったのです。で、ここの2日を休診することによって、それが可能になりました。

 明日から北海道に向けて出発。2日に午後と夜の二つ講演。次の日は東京に向かいます。東京で一泊して広島に帰ったら、すぐに九州に向かいます。7日の診療に間にあうように、6日に広島に帰ってくる予定です。

 考えてみれば、北海道から九州まで、めまぐるしく走り回ることになりそうです。

 でも、今、大仕事をせねばなりません。そう、毎月恒例の月始めの保険のレセプトの点検です。これを今日中にやっておかないと、この後、できる時がありません。レセプトは、毎月10日までに提出しなければならないのですが、今月は10日が土曜日。よって、9日までに提出です。7日が診療開始。でも、8日はお休み。そんなことから、今日やって事務室の机においておくと、7日の朝早く事務の担当のスタッフが出てきて、私がチェックしたのの、訂正の作業をすることにしています。

 レセプトの山を見て、ちょっとうんざりしています。これはとても苦痛な作業です。好きではありません。でも、しないことには、クリニックにお金が入りません。してしまわないと、家に帰らないことにしています。果たして、何時になるでしょう。なんか、、飴玉とか、アイスクリームとか、差し入れでもないかなあ、自分でローソンに買いに行って来ようかなあ、なんてぼんやりしています。だって、診療は休み前でとても忙しくて、精一杯仕事をして、それから、またこんなことをしなければらないのですから。疲れているのにいなんて、言っても仕方のないことをつぶやきながら、さて、これから取りかかることにします。

 明日から、行き先からのご報告をしますね。

 

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特定健診、メタボの疑問

 今年4月から、医療の制度が変わった。後期高齢者医療制度があんまりひどいので、こればかりが論議されているが、しかし、もう一点。特定健診なるものがはじまる、お腹の周りを測るらしい。メタボリックシンドロームと診断されると指導があるらしい。こんな話は聞かれたことがあるかも。

 医療の現場にいる私自身、この特定健診がよくわからなかった。知りたいと、いろいろと資料を調べていたが、やっとその全容がわかった。そして、びっくりしたので。

 これまでは、お勤めをしている人は、勤め先で健康診断を受ける。そして、勤務のない方、またはパートなどで、職場での健康診断を受けることができない人たち、主に国民健康保険に入っている人、また、広島市などは、健康保険に入っている人の扶養家族に対しては、「基本健診」なるものが行われていた。

 そのこれまでの基本健診と、特定健診の何が違うのだろうか。これを比べてみてびっくりしたのだ。

 これまでの基本健診は、血液で行っていた検査が「総コレステロール、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロールというもの)、中性脂肪、GOT、GPT、γGTP(これらは肝機能) クレアチニン(腎機能)、血糖、それと血液一般(白血球、赤血球とか、ヘモグロビンや血小板など、貧血や血小板減少症や、はては白血病などがわかる)」以上だった。

 特定健診では、何を調べるのか。まず肥満チェック。お腹の周り(へその高さで)を計る。男性85センチ、女性90センチ以上で、かつ、

中性脂肪が150mg/dl以上またはHDLコレステロールが40mg/dl未満。血圧130/85mmHg以上。空腹時血糖値が110mg/dl以上。これらのうち、二つ以上が当てはまる人。この人がメタボリックシンドロームとされ、生活の改善の指導を受ける。食生活の改善、運動を習慣付けること。禁煙などの指導で、肥満を改善しなければならない。

 私は、住民に対しての説明のどれを見ても、「血液の検査があります」とだけで、その特定健診の血液の検査の内容がわからなくって、それが知りたかったのだ。

 そして、わかったこと。「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉)、中性脂肪、GOT、GPT、γGTP(肝機能)、血糖(食事をしていたら、HbA1c糖尿病の検査の一つ)」これだけだった。基本健診より、腎機能、そして、何より血液一般が消えている。

 特定健診は、住民の健康診断ではなく、ただ、肥満を減らす目的のための健診であるといってもよい。血液一般がなぜないのだろう。私は、婦人科医だから、特に女性にとって、貧血の有無がとても大切だとわかっている。これまでの基本健診で、貧血を指摘されたといってくる人は多くいた。それが削られた。

 厚生労働省は、メタボ健診で住民をやせさせることで、将来的に2兆円の医療費が削減できると踏んでいるらしい。でも、これまでだって、血圧が高い、コレステロールが高い、太り過ぎという人たちには、医療の現場でも、食生活の指導などは行われていたわけだし。単に、お腹の周りを測ることで、こんなに簡単に医療費が減るものだろうか。なにやら、5年で見直しをして、それで効果が上がらなかった人には、ペナルティーを嫁すというような、恐ろしいことまで言われている。

(お腹の周りを測るのを自分でやってみた。お腹を引っ込めると、8センチは違う。何センチだったかは言わないけれど)

 まったく、もう、厚労省は、何を考えているのだろうか。今日のテレビでは、終末期の医療を望むか否かをあらかじめ個人に尋ね、その誓約書なるものを出させるということまで、暴露されていた。それも、こと細かく。点滴は望むか、人工呼吸は望むかなど。その場にならなければわからない事だっていっぱいあるし、お年寄りに、終末期だなどと尋ねることさえ、とても失礼でかわいそうなことだと、私は思う。それに、お年寄りの医療が、あたかも無駄だというような捉え方はおかしい。点滴で体がしんどいのがとても楽になってほっとするという経験は、多くの人にあるだろう。お年寄りだって、しんどいときは楽にさせてあげたい。それを年寄りの医療は、無駄な延命という捉え方はすべきでない。

 厚労省、国民の健康に責任を持つべき省であるはずなのに、一体、どうなってしまったのだろう。自公の政権が長く続くことが、こうまで国民を愚弄することになったということなのだろうか。

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アキハバラ塾の二期生に選ばれました。

 広島市の事業、アキハバラ塾の二期生に選ばれました。私は、一期生に応募したのですが、そのときは、落っこちで、でもめげずにまた応募したのです。今度は採用してもらえました。今日の夜、開講式があります。

 私の応募内容は、「ネットで性教育を」との社会起業を行いたいというものです。

企画内容 : ネットで性教育 - 望まない妊娠、HIVなどの感染の予防と、健やかな成長のために、

(ア) 特殊な避妊具 ( Lサイズ、Sサイズ、ゴムアレルギーの人用、女性用など ) 、もれないナプキン、陥没乳頭用吸引器、アトピー用入浴剤などのネット販売ー買いにくいもの、また、大変有用だけれど、知られていないものーこれらは、ものによっては、薬局との連携で。

(イ)性教育関連図書等の販売、(ネッ上の性教育関連書店を作る)

(ウ)悩んでいる人のためにQ&AーこれまでのQ&Aの利用と、個別の相談も

こんなことで応募したものです。

さて、うまくいくか否か、社会的には意義があることだと思うのですが。きっとまた、「若者をそそのかす」などという人が現れるでしょう。そんなことは覚悟の上で、頑張ってみようと思っています。

また、開講式が終わって、ご報告しますね。

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山口衆院補選にホッと!

 今日は、午後HIVの日曜検査の当番だった。このごろは、ずいぶんと検査を受ける人が増えて、忙しい。私は、このような拘束される時間が嫌いではない。10分ごとにクライアントに検査結果をお話しする。そこで長くお話する人もいれば、さっと帰る人もいる。次の方まで時間ができる。その間は、自分の自由にできるのだから。

 今日は、明日までに仕上げなければならない書類と、パソコンと、ハングルの宿題と、編み物とをもっていった。でも、結局は、パソコンばかりと編み物をちょっとだけで過ごしてしまった。パソコンでは、じっくりとさまざまな方のブログを読ませていただいた。面白い。いろいろな方がいろいろな立場で情報や意見を発信するという、このブログというものは、とても面白くて、さらにのめり込みそうだ。

 うちに帰って、今日の晩ご飯。豚汁に酒かすを入れて、かす汁にした。あとは、さばを煮て、ミニトマトとカイワレとキューリのポン酢のサラダ。今日はダイエットデーなので、この一食だが、とてもおいしくて、むさぼるように食べた。

 さて、その後、個室にこもってハングルの宿題をやっていたら、八時になると同時にテレビの速報が。山口二区の衆議院補欠選挙で、民主党の候補、平岡さんが当選確実との事。開票始まりと同時の当確なので、おそらくかなりの票の開きがあるのだろう。

 やれやれで、ほっとした。このごろ政治の世界では、暗い重苦しいことばかり続いていたので、今回は久々の朗報だと思う。今の自公の政権に対して、山口の人々がノーを突きつけたのだから。もっとも、民主党を全面的に信頼できるかといえば、そうも行かない。が、ともかく、ガソリン税や、後期高齢者医療制度に対して、国民の怒りが表明されたと考えてもよい。後は、民主党などの野党が、その選挙民の思いを裏切らないように。がんばってもらうことを切に祈りたい。

 明日も朝から晩まで、猛烈に忙しい予定だ。連休に入るまで、もう一頑張りします!!

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夏の帽子です。

 仕事がすんで、一人またクリニックに居残ってあれこれ雑用をしています。ふう、今日は忙しかったです。連休の直前? 世の中は、もう連休に入っているのかも知れませんが。土曜日、とても患者さんが多くて、お昼も20分で「ちから」のうどんを食べて来るのが精一杯でした。テレビでは、ゴールデンウィークのラッシュが始まったようなことを言っていました。

 私は、ゴールデンウィークに入るまでにやって置かなければならないことがいっぱいあります。猛烈なスピードで片付けなければなりません。頑張らなければ。

 今日は、そんなわけで、またまた恐縮ですが。私の作品を一つ。夏用の帽子です。オリンパスの「きらびき」のベージュです。写真ではきれいに出ていませんが、薄いベージュに銀ラメが控えめに入っています。いま、この素材にほれています。少々お高い糸ですが、なんとも品がよくって、好きになっています。今、黒とベージュで作りました。これから、5月4日までに、あと三つ、ちがった色で作るつもりです。プレゼントをしようかともくろんでいます。久々にクリニックの受付の彼女にモデルになってもらいました。

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私が居眠りをした理由-韓流ドラマにはまって。

今日は、一日中診療の後、子宮内膜症の講演を聞きに行った。とても強い月経痛、不妊を起こすこともあるこの病気は、なかなか厄介で、これに苦しんでいる女性たちはとても多い。私が医師になったころには、麻薬を使わなければならないくらい、ほかの治療法がなかった。ここに来て、次々と新しい薬が出てきた。その新薬についての講演だった。

 ところが、講演が始まるとすぐに、こっくりこっくりと居眠りをしてしまった。だって、内膜症に関して、わかりきったこと、もう言い古されたことが延々と続くのだもの。不思議なことに、新らしいことに話が及ぶと、パチッと目が覚める。そして、メモをとりながら一生懸命に聞く。まあ、これまでの知識を整理するには役にたっただろうという講演だった。私も、講演の時には、人を眠らさないような、しっかり役にたつような講演をしたいとつくづく思った。だって、人の貴重なお時間を頂くのだもの。そのお時間を有益にして頂かないと、罰が当たる。

 実は、居眠りをしたのには、理由があって。ちょっとここのところ、寝不足でくたびれている。

 韓国語の先生から頂いたドラマのDVDを必死で見ているからだ。日曜の夜9時からBSでやっている、「ファン・ジニ」これにはまった。韓国の妓生の物語だ。身分制度が厳しい社会で、偏見と命をかけて戦いながら、芸をきわめていく女性の半世紀だ。今、BSで3回ほどやっているところだが、その全部24回分が手に入ったのだもの。

 もう見始めたら、やめられない。月・火・水と連続で見た。月曜の夜から火曜の朝にかけて、朝6時まで。二時間だけ寝た。火曜の夜から水曜の朝にかけては朝5時まで。二時間だけ寝て、仕事に行った。もう、疲れて見られないかと思ったが、水曜の夜からまた見始めて、結局木曜日の昼12時半まで、まあ、一眠りもしないで、最後までぶっ通しで見続けた。木曜は休診で、夕方から会合が入っているだけだったからでもあるが。よくもまあ、自分でもあきれるくらいに、集中して見続けた。

 全24巻。それだけの力のあるドラマだったから。もう、途中から悲しくて、悲しくて、夫と二人、大泣きしながら見続けた。夫なんて、声をあげて、しゃくりあげながら泣くのだもの。私も、ずっと泣いているものだから、目が腫れるのではないかと心配だった。タオルでしっかり目を冷やしたので、これは大丈夫。

 本当に、久々に、「冬のソナタ」、「グリーンローズ」以来の徹夜の鑑賞であった。はあ、もう、くたびれた。まだ、これからいよいよ「砂時計」全22巻が待っている。ちょっと一休みをして、生活を正常に戻して、疲れを取ってからにしようと思う。韓国ドラマを見すぎて病気になったなんて、しゃれにならないから。それよりも、診療に差し支えがあっては、患者さんに申し訳ないので。ちょっとだけ、お休みをしましょう。

 皆様にも、ぜひBSでの鑑賞をお勧めします。本当に面白い、感動の連続のドラマです。 

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お上の体質。

ある「国立〇〇研究所」なるところから、大きな封書が来た。そこでは、このたび言葉のデータベースを作るらしい、そこに私の出版したある本から何ページかを載せたいと。ついては、それを載せるにあたって、了解をしろと。書類が何枚も同封されており、それを読んだ上で、了解の書類二枚を返送せよ、という、まあ、こんな封書だ。別に私の本をデータにしてもらって悪いことはなさそうだけれど。その了解をする場合はいいのだが、しない時には、その理由を書けと、かなりのスペースがあけてある。

 だから、結局了解する場合もお断りする場合も、どちらの場合も、返書をおくらなければならないことになっている。で、返信用の封書らしいものが同封されているのだが、あて先も書いてなければ、なんと、切手も貼ってない。だから、自分であて先を書いて、自分で切手を張って送り返さなければならないのだ。

 かってに送りつけてきて、そして、有料で送り返せとは、何たること。とてもシッツレイナ!!お上の仕事とはこういうものなのだろうと。私はこのごろ行政のすること、年金や後期高齢者医療制度などでとても怒っているのに、そこにこんなものを送りつけられては、たまったものではない。「ありがとうございます。私めの著書を国立のそんなところのデータに載せて頂くなんて、光栄なことでございます。どうぞよろしくお願いします」なんて、返送する気にはとてもなれない。切手ぐらい貼った返信用の封筒を入れておくのが礼儀というものでしょう。

 ある行政の機関の長をしていた方が、大ききな検診所を作られた。そこで何かが引っかかったから、と、精密検査を受けるようにといわれたと患者さんが来た。そこには、医者用の文書が添付されている。そして、その精密検査の結果を送り返すように、との文書が入っていた。「異常なしとか、要経過観察とか、要医療とか、どこどこの病院に紹介した」とか、そういうの。そして、入っていたのは、その文書だけなのだ。

 私は、そこに電話をした。長い間行政でお仕事をなさっていたからなのでしょうか。でも、今は、一民間の施設なのですから、医療機関宛の文書には、切手を貼った返信用の封筒をつけるべきでしょう。どこの検診所でも、それが入っているのが当たり前なのですよ。私が、切手を買って送り返せというのは、民間となった今はもう通用しませんよ、そう、先生にお伝えください。と。

 少し意地悪かな、と思いながら。でも、そんなお上の体質を持ったまま開業しているそのドクターへ、親切なアドバイスと受け取ってもらえないかと思って。いえ、きっとその人は、私に対して、失礼なクレームをつけたと思うだろうな、そもそもこれまでがそんな人だもの。と、そう思ったのだが。

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かってにコラボ、私の恥ずかしい「はじめての出産」

 広島ブログのメンバーの方たちのコラボ、今日は「出産」だそうで。産婦人科医36年。数々の感動的なお産に立ち会ってきた私としては、あまりに膨大なテーマで。話し始めたら、千の話もできそう。で、考えましたね。私の恥をさらそうか、と。

 実は、私の出産については、とても恥ずかしいことがあって。あまり大っぴらに言えることではないのですが。

 たくさんの産婦さんが出産する姿を見て来て、それは痛そう。かなり痛そう。自分が妊娠した時に、産む時には、痛くて大騒ぎするような恥だけはさらすまいと固く決心していたのです。でも、一体、どれだけ痛いのか。想像が付きません。「ひどーい下痢をしたときのうめくような痛みの約千倍痛い」と聞いても、そんなの実際はわかりはしない。

 でも、そんな不安を落ち着かせてくれたのは、病院の関係の人ではなく、高校のクラスメートでした。すでに二人の子を産んでいる、出産については先輩です。その彼女が教えてくれました。「痛いよ。それは、すごーく痛い。でもね、絶対に我慢できる。」と。その言葉がとても力強く、私を支えてくれました。

 そして、いよいよ陣痛が。初めは我慢できていたのですが、だんだんと強くなっていくと、それは痛い。しかも長い。一体、いつになったら生まれてくれるのか、と、途方にくれそうなほど、いつまでも続きます。とても我慢ができないほどに強くなった時、私は、ハンドバックの中を探りました。

 私は、生理痛がとても強く、いつも「セデス」が欠かせませんでした。それも、予告なく、突然にガーンと痛みが来ます。ひっくり返りそうなほど痛くて、我慢ができません。大急ぎでセデスを飲むと、本当にケロリと痛みは消え、楽になっていたのです。

 そのセデスがバッグにあるのではないか。妊娠して必要がなくなっても、少しは残っているのではないか、と。そして、あったのです。一袋のセデスが。それを私は夢中で飲みました。陣痛が少しでも軽くならないか、すがるような思いで。

 でも、セデスが陣痛に効くわけがありません。まったく効きません。当時、私は大学病院に勤めていて、そこで出産をしたのですが。セデスを飲んだことは内緒です。でも、その後来てくれた母に、「セデスを飲んだけど効かん」と訴えました。母は、大笑いしました。腹を抱えて笑いました。そして、その話がやがてスタッフにも広まっていました。

「産婦人科の医者が、陣痛にセデスをのんだそうだ」と。

 私だって、産婦さんが痛み止めをくれと言ったら、「効かないからだめ」というでしょう。でも、そのときは、私自身の頭がおかしくなっていたに違いありません。陣痛が来始めて、生まれるまでに72時間もかかったのです。精も根も尽き果てての出産でした。

 初めての出産の思い出は、このセデスと、産んだその夜、お腹がすいて、目の前におむすびが浮かんできて眠れなかったこと。この二つなのです。

 二人目を早産してしまったときの思い出はここに少し。「さくら三題」よろしければ読んでみてください。

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あれからそろそろ一年。今さらなのだけれど。

 今日は、私の診療はない日。朝からいろいろと忙しくした後、午後にぽかっと時間ができた。久しぶりにクリニックの近くのネットカフェに行った。パソコンを変えてからは、行く理由もなくなって、ご無沙汰していたのだ。何しろネットカフェのパソコンは早いので、それが便利だったから。でも、新しいパソコンは、それに負けないほど早く動いてくれるので。ただ、今日はちょっと居場所がなかったので。それに夜は今日は英会話の日。それまでの時間を過ごすために久々に行ったのだった。

 そして、受付で会員証をチェックされたとき、気期限切れだといわれた。有効期限は一年で、後は更新しなければならないと。そうか、もう一年なのだ。私がカフェネットに行き始めたのは、ちょうど昨年のこのころだ。早いものだ。

 内心選挙に出ることを決めて、でもまだ事務所もかりておらず、それでも代わりのドクターに来てもらって、私の居場所がなくなった。そこで、カフェであれこれ書き物などの仕事をしていたのだ。

 そして今日、たくさん頂いていたコメントのお返事を書いていて、昨日のことのように、思い出した。あの選挙戦の最中、テレビ局のインタビューがあった。さまざまな質問の後、突然、「この選挙は何選挙でしょうか。」と聞かれたのだ。うーん、頭の中がフル動員で。そして、すかさず私は答えた。

「いのちの分かれ目選挙。」と。「私たちの命を、私たちの力で守ることができるのか、それとも、彼らにどこかに持って行かれてしまうのか。それが問われている選挙です。」と続けた。

 それまでに、「医療や介護や福祉がどんどんと切り捨てられて行っている、国民の命がお金のあるなしで差をつけられている」と強く訴えていたから。その延長で「いのちの分かれ目選挙」ととっさに答えたのだが。事務所の中でそのインタビューを見守っていた人たちから、よく答えたとほめられたものだ。

 でも、それから一年。ここまで急速に医療が崩壊するとは、そのときにはまだ想像もできていなかった。庄原日赤でお産ができなくなった、あとは、大竹国立病院だ。でも、今のように、呉共済病院までとは思わなかった。後期高齢者医療制度なんて、ほとんど知らなかった。

 これは、いつまで言っても仕方がないことなのだが。もしも私が受かっていたなら。いままでここでこうしてブログを書きつづけているように、その日のことを毎日毎日人々に情報として送っていただろうと思う。国会の中で起こっていること。誰にあったか。どこのお役人に会ったら、こんなことを言われたとか。国会の場にもパソコンをもちこんででも、あれこれ書いて送っただろう。政治の世界のことを直に国民は知るべきだ。この前の選挙で受かった人は、その情報を送ってほしい。永田町で起こっていることを教えてほしい。マスコミというフィルターを通してではなく、議員の目から見た政治を。

 そんなことをしてくれない人たちの事が、私は多いに不満だ。少なくとも、後期高齢者医療のことを、こんな、もう始まるという時でなく、もっと早くに情報として与えてもらったなら、もっと声の上げようもあっただろうにと、そう思う。そんな仕事をしてくれない当選者のことが、とても残念なのだ。

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お寺の先生、韓国語の先生

 今日は、一日中診療の後、韓国語の講座へ。今、うちに帰ってご飯を食べて、いまからやまとの湯に行きます。目いっぱいばたばたしています。

 韓国語は、一つ進級したのですが、生徒が突然二人になりました。若い女性と二人、先生と三人、楽しくやっています。三人はとても気があって、すぐに雑談になります。先生からは、韓国の社会について、とても詳しく、興味深いことを教えてもらえます。特に、先生が韓国の大学に行っていたころ、その当時は、朴政権の恐怖政治といわれていたころでした。戒厳令も敷かれていて、深夜、警察官に足止めをされて、警察署で朝まで過ごした話とか。また、学生同士お酒を飲みに行くのに、お金がなくて、ソニーのラジカセを質やにもって行ってお金を借りた話だとか。まだいろんなことを聞きます。ここにはすべてを書くことはできませんが、気が合うというのは、こんなことかと思うほど、いろいろな話ができます。

 私も、学生時代にお金がなくて、時計を質屋にもって行って、そして親にばれないようにするのがとてもしんどかったことなどを話すと、若い生徒さんは、目を白黒させています。

 それに、このブログで、私の夫との出会いの話を書いたときに、コメントで、「砂時計」みたいだとか、砂時計を私は見ていないというと、ぜひ見なさいというコメントを頂いたりしました。その「砂時計」のDVDを今日先生がもってきてくださいました。さあ、これから張り切って見ないといけません。でも、どうにも時間が、、、。

 昨日は、多くの人の前でのなれない講演、美しく生きる集いの「ホルモンのお話」は、午前中に練習をしたかいがあったと思います。一生懸命にお話しすることができました。

 わたしのお寺の先生、井上浄文先生は、「宇宙とつながっていきよう」というお話でした。先生が、44才の時に、日本lの女性として初めて、一週間土に埋められて飲まず、食わず、眠らず、お経を唱え続けるという荒行をされ、満願成就されたときのお話です。死ぬのではないかと思うほど、苦しかったその時に、土の中で、ガーン、ガーンという不思議な音が聞こえてきたそうです。その音にすがるように呼吸を合わせていくと、やがて胸の苦しさもずっと落ち着いてきた、と。そんな話を中心に、太陽や、雨や、風や、水、それらと同体となって生きていくこと、などをお話されました。

 先生のスケールの大きさに比べて、わたしの話なんて、ちっぽけなものです。

 でも、とても多くの方たちに喜んで頂いて、いい会でした。先生を慕う人たちは、どんどん増えて行きそうです。これからも、第二回、三回と続けられそうです。また、今度は早めにご案内しますね。

 私は、いい女性の先生たちに恵まれて、幸せです。

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白鳥のレース編みです。

 今朝は性教協ひろしまサークルの会合に行きました。これからの予定を決める大切な会議です。そこで、今日の夜の講演の予行演習もさせてもらいました。ホルモンの話が中心で、でも、やはり体を知ることの大切さが主でしょうか。知ることによって、自分で自分の体を管理することができます。これからの時代、人任せでなく、自立して生きていくためにも、体は大切です。おそらく、今日こられる方たち、ご高齢の方が多いと思います。こんな話はこれまで聞いたことがない方たちだと思います。びっくりされるかも知れません。

 性教育の仲間たちは、とても面白い、と言ってくださいました。自信を持って行ってこようと思います。これがすんだら、ちょっと一息です。かなりプレッシャーになっていましたので。

 今から出発して、準備をします。おそらく今日は、夜中までパソコンを開くことができないと思います。

ここで、私の作品、これはレース編みです。少し前に作ったのですが、白鳥が二羽ゆったりと泳いでいて、とても好きな作品です。もう少しきれいにアイロンをかけるべきでしょうが。とりあえず。もう少ししたら、また、夏の帽子やバッグなどもアップしますね。それでは、緊張しながら、行ってまいります。

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後期高齢者医療について、そろそろ終わりでしょうか。

 診療が終わって、みんな帰った後の診察室、に一人残っています。とても緊張しています。明日は、お寺の先生の前座を勤めます。私、さんざん講演はしているのに、この緊張は一体何なのか、と思うほどに。自由にのびのびと話せばいいと思うのだけれど、どうにもいけません。スライドの点検をしていますが、それだけでどきどきしています。

 私は医学を受け持ちます。先生が心を受け持たれます。私、心をはなれて医学だけで話す、なんて経験がないので。どうなることやら、です。

 私、これまで後期高齢者医療の話を書いて、たくさんのコメントを頂きました。でも、私は、常に警告しているのですが、支払いが高齢者の方たちに負担をかけているという、それは、ほんの小さいことなのです。年金から天引きされる、だの、まだ保険証が届かないなどということに目を奪われていると、これは政治家の思うつぼなのです。

 それよりも、一体、国が何を目指しているのか、ということをちゃんと見極めなければ。厚労大臣が「いいことがいっぱいある。いい制度です。」というのを聞いて、何がいいのか、さっぱりわかりません。

 一ヶ月に600円を払えば、どれだけ病院にいっても、それ以上の負担はありませんなんて。月6000円で一人のお年寄りを診なさい、といわれても。たとえば、私は調べました。それでは、胃透視もできません。バリウムを飲んで胃のレントゲンを撮るのが、四つ切5枚しか撮らなくても、6970円です。6000円をはみ出してしまいます。これに再診料などを加えると、もっとはみ出します。医師は、はみ出しても赤字になっても、医療をするでしょうか。

 おっぱいにしこりができた、乳がんかも、と思っても、マンモグラフィー、上から一枚、横から一枚、おっぱいは二つありますので計最低4枚写真を撮らないといけません。これに再診料を入れると、もう6000円をはみ出してしまいます。悪性が疑われても、組織診すらできません。医療の質の低下を招くというのは、こういうことなのです。これを、厚労省は目指しているのです。

 その、ひとり月6000円の医療を行うために、かかりつけ医として、何人の患者さんを集められるか、という競争が起こると、医療関係のサイトには出ています。

 それに、もう言いましたが、お年寄りのための療養病棟としてのベットが、現在36万。これをもう厚労省は指定をして、15万までへらせよ、という指示をしています。お年寄りの入院ベットを強制的に削除して、だから、家庭での療養をさせるという魂胆です。人生の最後を過ごされる人を、家庭で手厚く介護してあげられればそれが理想でしょう。でも、そのためには、大変な手とお金がいります。政治家のような一部のお金持ちはそれも可能でしょう。

 若い人から、この後期高齢者医療制度について、若いものに付けを回すのでなく、お年寄りもお金を払うのは当然だという意見が寄せられています。とんでもない。この制度は、若い人たちにも負担を強いる制度なのですよ。国が払うべきお金を削るために、お年寄りと若い人たちに負担をさせる方法が決められている、それがこの制度なのですよ。

 先日、障がいを持ったお子さんを育てている方がこられて、嘆かれました。「障害者自立支援法」、これも、障がいを持った人に作業所に通うことすら負担金を求める、その負担金が払えなくて、作業所に通うのをあきらめた、という人もいます。そんな悪法を撤回させるべく、頑張って署名活動もなさっているのですが、いま、この悪法のことが忘れ去られようとしている、と。どんどん遠いところに追いやられようとしている、と。

 どんどんと弱いものいじめをする今の国のあり方そのものを、しっかり見つめなければいけないと、そう私は言いたいのです。

 お金はどうすればいいのか。だから、国のあり方そのものを変えていくべきだと思うのです。飛行機一機買うのを減らせば、大きな艦船一つ買うのを減らせば、また、イラクでの自衛隊の活動のためのお金、在日米軍への思いやり予算、たくさんの天下りの法人への予算の垂れ流し、いっぱい減らせるところはあると、そう思うのです。予算の使い方、その優先順位のつけ方、そこから発想をかえなければ、と思うのです。国民の命と健康を守るために、何が大切なのか、と、そこから思いなおさなければ。

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あまりにひどい患者さんで。疲れました。

 今日は、診療でひどくくたびれました。とても聞き分けのない患者さんとのやり取りで、どっと疲れてしまいました。それは、緊急避妊のくすりを求めてきた人です。でも、緊急避妊の有効な期間、72時間を過ぎています。過ぎていては、効果がなく、無駄ですし、もし妊娠していたら、胎児によくありません。でも、それでもだせと言い張ります。出してはならない薬は出せません。

 ずいぶんといろいろと言われました。「私は、命を粗末に考えるような人間ではないのです。」これ、私ではなく、彼女が言った言葉です。命を粗末にしないのであれば、妊娠したら、その赤ちゃんを産めばいいのです。しかも、彼女は、この薬を求めてくるのは二度目です。一度目の時に、一回きりだから。これからは、必ずピルを飲んで防衛するように、とよくよく言っていたし、それをカルテにも書いていたのです。でも、彼女は来ませんでした。忙しくてこれなかったと。そして、あまりにひどいことを次々と、面と向かっていわれたので、もう、本当に疲れました。「あなたには、責任があります。責任を果たしてください。私が受診に来ているのだから。私に責任を果たす義務があります。」

 医師という仕事は、どんな人にも向き合わなければなりません。呆然とするようなことを言う人にも向き会わなければなりません。

 緊急避妊があるから、と気楽に考えられては困るのです。後で避妊すればいいや、と。これは、大量のホルモンをどーんと飲みますので、体にさまざまな影響を与えます。それでも、最近もありました。複数の人に輪姦されたというような悲惨なときには、たとえ体によくなくても、妊娠、人工中絶という二重三重のダメージをうけるよりは、という、それで出すお薬です。

 私は、意地悪をしようと思って断ったのではありません。もう、有効な時間が過ぎていたからなのです。大変な剣幕で、それでも、どこかほかの病院を紹介せよ、といわれるので、紹介しました。ひどい捨て台詞で帰っていきました。きっと、そちらの病院で、はじめから、日を偽って薬を出してもらうでしょう。「どうして私をたらいまわしにするんですか。」「一時間の違いがどれほど大切なのか、あなたはわかっているのですか。」これも、みーんな彼女が私に言ったことです。有効時間を過ぎて来たことは、頭にはないのでしょう。でも、これには、私は反論もしないで、じっと聞いていました。言えば言うほど、ますますひどいことを言われるのが落ちです。

 こんな人は、自分が悪かったとは、思わないものです。とにかく、人のせいにして、人を攻撃する。そして、これからは、きっと、私の悪口をあちこちで言いふらすでしょう。

 それでも、私は、無駄で有害な薬を出したくなかった、仕方がないことです。本当に疲れました。私の愚痴を書いてすみません。診察室でのことはあまり書いてはならないのかも知れません。でも、最大、彼女の個人情報については、触れないように考慮したつもりです。私だって落ち込むことがあるのだから。これくらいの愚痴はゆるしてください。

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講演に行って聞いたこと。やはり医療崩壊です。

今やっと家に帰って来ました。今日は、朝から岡山の高校に講演のために、車で出発。雨の高速を飛ばして行きました。その高校には、毎年新入生に話しに行きます。生徒の目がとても生き生きとした学校で、私の好きな高校の一つです。

 そこで、とてもショックな話を聞きました。その高校の近くに理学療法士、作業療法士の専門学校があります。理学療法士なんて、数年前には希望者が殺到して、入学がとても難しかったのです。それに、とてもいい教育をする学校です。設備もすばらしく、外国のパワーリハビリの機会もたくさん入っています。それが、今、希望者が激減して、定員を大幅に割っていると。このままではつぶれるのではないか、と聞いたのです。

 テレビでも、医療や福祉の関係の学校の入学希望者がとても減っていると聞いていたのですが、それがここまで現実的なことだと聞いて、とてもショックでした。

 介護保険が見直され、認定がとても厳しくなると同時に、その現場で働く人たちへの報酬もとても低く抑えられるようになってしまいました。それと同時にこんな現象が起こったのだそうです。

 世の人々は、とても敏感です。

 少し前に私は、医療崩壊について、シリーズを書きました。やはり、医療崩壊は本物のようです。医療の現場で働こうとする人たちがどんどん減少して、そして数少ない人たちでこなさなければならなくなって、過労となって、やめていく。そしてますます人が減っていくという悪循環のスパイラルに陥ってしまったようです。

 そこの高校の学園でも、別の医療関係の専門学校をも持っていらっしたのですが、もう、募集を停止するそうです。

 気が重いことです。その思い気分を抱えて、高速を帰りました。雨と霧で50キロ規制でのろのろと帰りました。

 そして、すぐに今度の日曜日の講演の打ち合わせに行きました。私が行っているお寺の先生と一緒の講演会です。講演にはなれているとはいえ、先生とご一緒させていただくなんて、とても緊張します。会場のホテルで打ち合わせの後、先生のこれまでの修行の数々などのお話を、じっくりと聞かせていただきました。先生は、やはりすごい人です。

 人の生死にかかわるような仕事をしている私には、今、先生の存在がとてもありがたいのです。

そんなことで、今日一日パソコンを開くこともできず、だから、たくさんの方にコメントを頂いているのに、お返事が遅れてすみません。明日も、一日中診療の後は、お寺に行き、滝の行です。また、なかなかパソコンが開くことができないかも知れません。ごめんなさい。

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どうにもなさけなくて。しつこくてすみません。

 後期高齢者医療制度は、国民皆保険が危機だから、そのための制度なのだというスタイルをとっているが、それがまやかしなのだ。あくまでも、国のお金、これはまた、国民の税金なのだが、それをいかに出さないようにするか、ということのためにつくられた制度である。だから、高齢者だけでなく、この制度のために、若い世代も、たくさんのお金を出さなければならなくなっている。決して、若い人たちのためにもならない制度なのである。

 だって、74歳までの前期高齢者は、医療機関の窓口の支払いが、これまでの老人医療の一割負担から、二割負担になる。倍に跳ね上がった。どうして、みんなこれをも騒がないのだろうか。

 もう、高齢者の間で公平になるなどと、たわけたことを言わせてはいけない。高齢者同士で闘ってどうするのか。そうではない。国が十分なお金を出せばいいのだ。国民の命を守るための出費を大幅に予算化すればいいのだ。豪華な建物ができなくても、国民は、そんなのはいくらでも我慢できる。

 高齢者のための入院のベットが半分以下に削られるのですよ。お年よりは、主治医の許可なく、自分の意思でほかの科のに行くことができなくなるのですよ。(今のところ)月六千円を超える医療は受けられなくなるのですよ。医療の質が大幅に減少するでしょう。

 なんとか医療費を削ろうと、医療費の削減をさせるのではなく、もっと削るべきところがあるだろう。税金の無駄遣いがたくさんあるだろう。もっとも手をつけてはならないところに手をつけて、貧しい人、障がいをもっている人、お年より、そして病気の人、これらの人たちを苦しめる政治はもうたくさん。

 どうも、今のマスコミの論調は、増える医療費を何とかしなければ、と、その大義名分を振りかざしている為政者の論調にすっかり乗っているようだ。増えるのは当たり前。これまで散々働いて税金を納めてきた人たちが年を取って、病んでいくのは当たり前。その人たちのためにお金を使えばよい。高齢者が増えるのに、医療費を削ろうとする今の方針を根底からひっくりかえさなければと思う。

 もっと、たとえば京都での話しとかお話したいことがたくさんあるのだけれど、どうにも、この問題に腹がたって、情けなくて、これをほっぽり出すことができなくて。しつこく、いつまでも同じ問題を言い続けてすみません。

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山口補選。誰のための国家か。

 ここに来て、後期高齢者医療制度について、連日マスコミが取り上げている。今日から、年金からの天引きがされるようになった、とか、いまだに保険証が届かない人が6万人いるだとか、そんな事ばかり言われていて、本質が見えなくなっている。

 この制度のもっているこわというか、残酷さについてはほとんど報道されていない。今日、国会で議員さんたちに対して厚労省の説明会があったようだ。百人を超える議員さんたちがレクチャーを受けたそうで、そして議員さんもよくわからないと言っていた。では、だれがこんなものを決めたのだろう。

 強行採決をした議員さんたちではなかったか。こんな、国民の生死にかかわるような重要な制度を、よくわからないままに決められては困る。

 私のブログのコメントには、ニュージーランドでは、国民だけでなく、旅行者までみんな無料で、手厚い医療を提供している状況を、お二人の方が述べてくださっている。

 結局は、国家とはなんぞや、政治とはなんなのか、これが問われていることだと思う。国家にとっての国民とは何なのか。我々だって、しっかり税金を払ってきている。その税金がどう使われているのか。その使い道を決めるのは誰なのか。

 その使い道を決める国会議員たちを選ぶのも国民。もう、いい加減、国民も目覚めなければ、と本当にそう思う。

 山口で補選が行われる。そのニュースを見て、うんざりした。自民党の候補や応援に来た大物の政治化たちが、まだ「道路の財源を」と言っていた。山口に行くと、本当に驚く。かなりの田舎でも、立派に舗装された広い道路が延々と続く。これまで、「やっぱり山口じゃねえ。総理大臣を何人も出すと、こんなに道がよくなるんじゃねえ。」と、話してきた。それなのに、候補は、国土交通省の出身だというし、「ノーパン○〇○○〇○」のお店の顧客リストに乗っているというし、そしてこぞって道路、道路だ。

 いくら保守が強い土地柄とは言え、岩国の市長選挙に続いて、今回も自民圧勝なんてことになったら、本当に絶望だと思う。選挙なんてと白けていてはいられない。その選挙で、国民の一票一票で、今の国会の状況が作られ、そして、強行採決の連続で、こんな政治がまかり通っているのだから。やはり選挙権は、大切に行使すべきものと思う。

 

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後期高齢者医療制度について「いつも見ています」さんから。

後期高齢者医療制度について、おそらく行政の現場にいらっしゃるのだと思いますが、「いつも見ています」さんから、三度のコメントを頂きました。現場の方にしかわからない、貴重なアドバイスを頂いています。コメントでは、読まない人もいるから、とのご意見もありましたので、「いつも見ています」さんの許可を頂いて、ここで三つのコメントを再現いたします。なかなか複雑です。でも、今、私たちがしっかり勉強をすることが何より必要と思いますので。「いつも見ています」さんに感謝申し上げます。

コメント①

こんにちは。
後期高齢者医療制度のことでは、shiozyさんのところでも熱く語ってしまいました。

お年寄りに厳しい制度だと思います。
ともかく国民からなんとかお金を取ろうとする意図が見え見えです。

今までの老人保健の制度のときより75歳以上の方の保険料負担が多くなりそうです。
保険者も、被保険者が減少しその分保険料が入ってこなくなるのに、国に差し出す負担金は今まで通りになりそうです。

若い人にも、後期高齢者支援金という保険料がかかるようになります。

国以外は、みんな負担が増えるのではと思います。

制度もぎりぎりまで具体的なことが決まりませんでした。現場は大混乱です。

私たちも、おかしいことにはおかしいと声に出さないといけないと思います。

コメント②

こんにちは。
専門分野なので補足説明させてください。

高齢者で3割負担になるのは、住民税課税所得145万円以上の方です。
これは、当初あらゆる所得控除を受けられることを想定して決められた基準(当時は124万円だったと思います)のため、国会でもおかしいと指摘され、収入額での再判定(被保険者からの申し出が必要です)があります。

課税所得145万円(もちろん年間です)以上で一定以上所得者と判定され、3割の自己負担となります。

145万円ってお金持ちなの?!と大いに疑問です。

高額療養費でも、今では世帯の所得により(国民健康保険の場合です)3つに分かれています。
住民税の「非課税世帯」と「一般」・「上位所得者」で、それぞれ負担限度額が異なります。
こちらは、所得額(収入からそれを得るための費用を引いた額)から基礎控除の33万円を差し引いた額を世帯員それぞれで算出し、その合計が600万円を超えると「上位所得者」となります。
家族数が何人でも、同じ基準で判定します。

今までは、お年寄りは同じ世帯で、70歳以上の方のうち一人でも課税所得が145万円以上であれば、3割と判定されていました。
しかし、70歳未満の人を含めた世帯での所得は「一般」に該当するという矛盾(と私は思います)が生じていました。

お金持ちだと決める基準が、低すぎます。

高齢者は、1円の差で、1割と3割に分かれてしまいます。
3割になると、負担限度額まで多くなります。
あまりに差が大きすぎます。

収入の多い人から、多く保険料を払ってもらう。これは間違った考えではないと思いますが、お金があるから負担割合も高い、高額療養費の自己負担限度額も高くされるのでは、相互扶助である「保険」とは言えないのではないかと思います。

コメント③

こんにちは。
また補足説明させてください。

後期高齢者医療制度は、2年前の小泉さんのときに法律が成立しています。
大まかな骨格が決まり、細かいことは政令などで決定されます。

それが、あまり広報されていないため今回の混乱になっています。
なぜ広報できなかったのかというと、広域連合(県内の市町村が参加)の準備期間が短いためと、政令など最終的な通達が2月3月になってバタバタとでてきたこと。

ぎりぎりになってようやく見えてきた制度の内容に、こんな制度だったのかと驚いています。

私のコメントを掲載していただいても結構です。shiozyさんのところでも保険料について書いていますが、こちらは経過措置のことを記載していません。
後期高齢者医療制度と国民健康保険に分かれる家族には、保険料について経過措置があります。
経過措置ですから、当然数年先にはなくなります。

現在でも経過措置がたくさんあります。
高齢者の所得控除が見直しされたときの経過措置です。
課税所得が145万円以上213万円未満の方は窓口3割負担でも、高額療養費の負担限度額が「一般」所得のものを適用されます。保険証に「限度額は一般を適用」などと記載されています。
他にも、住民税が非課税から課税になったときなどいろいろな経過措置がありますが、これらは今年7月末で終わります。

また8月からは、新しい経過措置が始まり、経過措置のオンパレードです。

4月からは3歳未満窓口負担2割が、6歳未満(就学前)までに拡大されました。
こちらは所得による、区別はありません。
お年寄りだけに厳しい国の政策が、ここでもはっきりと現れているのではないでしょうか?

広島県の市町の担当者さん、私は詳しくないので、障害者医療のことについてコメントしていただけたらありがたいです。

以上が三つのコメントです。どうか、皆様もわからないことがありましたら、ここへコメンとをください。きっとまた「いつも見ています」さんから、お返事や解説をいただけると思います。

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無事(?)帰って来ました。

 京都から無事帰ってきました。京の東山、三十三間堂の1001体の千手観音にびっくり、感動したり、嵐山の景色に見とれたり、屋形舟や人力車に乗ったりで、満喫して来ました。

 しかし、朝早くから夜遅くまでの日帰りのバスのたびは疲れます。その上、明日からの韓国語の新学期の宿題がまだできておらず、プリントと電子辞書をもって行って、バスの中でやりました。京都に着くまでになんとか全部できて、やれやれです。

 それと、屋形舟の中で思いっきりおでこをぶっつけて、額にピンポン玉のような大きなたんこぶができてしまいました。打撲でも、表面には傷もできているし、まあ、痛いの何の。前髪を下ろして隠していますが、痛くて、触れません。京の私への一番のお土産は、宿題ができたことと、このたんこぶです。

 自分で運転しなくてもいいバスの旅は、なかなかいいものですが、でも今度は、もっと朝遅く出発で、近場でもいい、のんびり温泉にでもつかって帰るような、そんな旅がいいな、と思いました。

 嵯峨野の竹林を人力車に乗っている写真です。(姉が肉離れを起こしてまだ日が浅く、足が痛んでいてあまり歩けないので乗ったのですが、でも、車夫は好青年でガイドもよかったしで、乗って正解でした。)

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京都に行って来ます。

今日はいよいよ京都旅行の日です。例のスーパーマーケットの抽選で当たったものです。姉と二人で行きます。6時15分に広島駅新幹線口集合。バスで行きます。帰りは夜10時か10時半頃。けっこう厳しい日帰り旅行です。一泊くらいしてのんびりしたいところですが。でも、何しろただで連れて行っていただくのですから、ぜいたくは言えません。それに、日帰りだからこそ、私も参加できたのですし。
朝5時に目覚ましをかけて寝ようとしたのですが、緊張してなかなか寝つけませんでした。
今はもうバスの中です。それでは行って来ます。

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若い女性にダイエットはいらない。

 診療をしていて、若い女性のダイエットには、ほとほと困っている。育ち盛りの女性がカロリーが不足すると、体重が減る。すると、アット言う間に無月経となる。または、無排卵となる。2キロ減るともう無月経となる。また、急でなくとも、少しずつずっと長い間かけて減っていった場合でも、そのうち、パタととまってしまう。拒食症、神経性食思不振症まで行かなくとも、このような症状で私の元を訪れる若い女性の多いこと。今日一日だけでも、10人はくだらない。

 ダイエットを意識的にしなくとも、若いうちの激しいスポーツでも、無月経となるし、まだ初潮前の場合には、ずっと月経が来ないままとなる。いまや小学生のダイエットも盛んである。

 拒食症のような場合には、小児科や精神科の領域なので、いくら無月経の訴えであっても、専門に回っていただく。無月経だけで、全身状態にまで影響を及ぼしていない場合には、うちで治療をする。

 しかし、やせたままだと、絶対にちゃんと排卵のある月経は戻ってこない。しっかり食べて、体重が上向いた状態でないと、治療が効果を持たない。これが大変なのだ。だって、せっかくダイエットに成功してやせたのを、また食べろ、体重を増やせというのだから。

 彼女たちは、こぞって食べることに罪悪感を持っている。その彼女たちに話す。なぜ体重が減ると月経が止まってしまうのか、そんな説明をした後、

「自分の体重のことだけでなく、世界に目をむけて御覧なさい。この地球上には、貧しくて、食べたくても食べられない人たち、餓死する人だってたくさんいるんだよ。アフリカとか、アジアの国々とか。あなたは?食べようと思ったら、食べられるんだよね。そういう環境にいるということは、すごく恵まれてることなんだよ。食べることは、罪ではない。人生の喜びなんだから。食べてもいいのよ。ああ、おいしい、ありがたいと感謝して食べなさい。」

 こんなことを言っていると、ほとんどの少女がポロリポロリと涙を流す。

 もちろん、太ることができない人もいる。バレリーナとか、新体操の選手とか。そんな立場の人たちは、健康を守るために、ホルモンの投与が必要となる。治療法は、あくまでも本人が選択することだ。みんなみんな女性は月経がちゃんとあって子供を生みなさい、と、そんな人生を押し付けることはできない。私は、一生こどもは生みません。バレリーナとして生きていきます、と、そんな選択があってもよい。

 だから、私は、彼女たちに迫る、「月経は必要か?と。」「自分はこれからどんな生き方をしようと思うのか」と。そんなことが問われる大変なことなのだ。

 だって、一旦体重が減って無月経となったら、それが元のリズムを取り戻すのに、平均5年から7年かかるといわれているのだから。なくなるのは、アットいう間だけとれど、それを戻すのは、大変なことなのだから。

 世はメタボ、メタボの大合唱。でも、肥満は、中年以降の問題としてほしい。若い人は細いほどいいのではなく、健康な体が一番。健康とは、月経がちゃんとあるということ。ホルモンがめぐっているということも条件の一つであるのだから。

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お茶とお花のレッスン・その他

 今日は、診療の後、YMCA外国語学院のウェルカムパーティーに行きました。新しい年度に受講する人たちを招いてのパーティーです。外国人の先生たちの手作りの料理が並び、カウンターでは先生たちがバーテンをして飲み物もサービスしてくださいました。私は、パーティーというのは苦手のほうなのですが、でも、なんとしても行かなければ、とあたふたと駆けつけたのは、抽選があったからです。

 早くに新年度の受講を申し込めば、抽選券が三枚もいただける、と聞いて、早速に申し込んだのです。それも、私は英会話と韓国語の二つですから、なんと六枚も頂きました。景品は、電子辞書やデジカメや、結構いいものがたくさんありました。が、何と言っても、一年間の受講料半額券というのが、すばらしかったです。何教科でも半額だと。それが二人に当たります。ほか、個人レッスン無料券、これは10人近くが当たります。

 これは、ぜひとも行ってあてなければ、と、張り切っていったのですが。結果、やはり当たりませんでした。六枚もあっても、あたりゼロでした。本当にがっかりです。すごすごとクリニックに帰って、パソコンを開けたところです。

 昨日は、kei.先生のお花とお茶のレッスンでした。お花は、ビデマイヤアレンジメント、丸く、地球を半分に切って少し押しつぶしたような形に作ります。スプレーカーネーションを中心に、スプレー菊、エレンジウム、これにしだの一種のレザーファンを使っています。また、何回も練習をして上手になりたいと思います。

 お楽しみのお茶の時間は、「松庵」の上田さんが作ってくださったジャマイカロール、ジャマイカのコーヒーが生地に練りこんであるパンです。これに、やはりコーヒーを練りこんだバターをつけていただきました。お茶は、「KUSUMI TEA」。ロシアのトロイカというお茶なのですが、なぜかパリからの輸入品です。いろいろな味があるのを、好みで選んでいただきました。とてもおいしくて、ほっとした時間を味あわせていただきました。

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お茶の写真が右クリックして回転させたいと思うのですが、回転の字が出てくれません。元の、マイピクチャーでは、ちゃんと回っているのです。それをここにもってきたら、回っていないのです。どうしたらいいのかわかりません。すみません。

 明日も診療で目いっぱいの予定です。どうしても言っておきたいのです。今、後期高齢者医療について、ニュースやワイドショーで、盛んに保険証が届かないなどと報じています。でも、大切なのは、こんなことではありません。こんなことに、目を奪われていると、本質が見えなくなります。厚生労働大臣が、「これは、高齢の方々を手厚く、診てあげましょうという制度です。」と言っているのを見ました。

 とんでもない。これは、高齢の方たちにできるだけ医療を受けさせないようにする、そのための制度です。ごまかされてはなりません。今のように、初めの混乱だけをみていては、混乱が落ち着いたときには、何にも批判もされなくなり、そして、後は、お年寄りと、障がいをもった方たちが泣き寝入りをさせられるだけ、そんな社会になっているでしょう。私は、医療者として考えるだけでも胸が痛みます。                                                   

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来週から講演です。

 年度末年度初めで、しばらくストップしていた講演が来週から始まる。北海道から九州まで、西へ東へ、かなり飛び回ることになりそう。忙しくなるけれど、とてもありがたいことだ。今のような厳しい状況の中で、変わらず私を呼んでくださるということがうれしい。せっかくの機会なので、がんばって話したい。私が生徒たちに話すときに言う。

「おそらく、君たちと私との出会いは、この一回だけだと思う。もう、二度と会う機会はないでしょうね。この一回の出会いを大切にしたい。君たちの大切な時間を無駄にさせないように、一生懸命話すから、聞いてね。」と。中学生でも、高校生でも、とてもちゃんと聞いてくれる。

「うちの生徒は二時間も無理です。持ちません。」と言われるところは多いが、「大丈夫です。聞かせますから。」と答える。

 生徒たちに教訓をたれるわけではない。これからの人生、将来、きっと出くわすことがあるであろう、大切なことを、今目いっぱい伝えておきたい。その迫力で聞いてくれるのかも知れない。

 で、そのような生徒や教師への講演とは別に。ちょっと変わった講演会も入っている。浄土真宗の広島別院で「いのちを迎えるということ」というタイトルで話をする。仏教徒の方たち対象だ。以前も話したことがあるのだが、今回またお声をかけていただいてありがたいことだ。私は、別に宗教にこだわりなく話しをするつもりだが、私の仕事でもある命の誕生にまつわるあれこれを話したいと思う。きっと宗教者にもわかっていただけると思う。

 私が行っているお寺は真言宗なのだけれど、先生は、神仏、キリスト教も含めて、まったく他宗教に対してのこだわりがない方だ。大学は、キリスト教系の学校を卒業されていて、クリスチャンネームももっていらっしゃる。実は、その先生と一緒の講演会も予定されている。もちろん、これも宗教色のない講演会なので、日ごろの力を発揮すればいいのだが。先生と一緒だなんて、これまで経験のないことで、どきどきしている。

 来週から、春休みだったYMCAの英会話と韓国語の教室も始まる。さあ、ぼやぼやしないで、張り切りますよ!!(ハングルの宿題がまだできていないのだけれど、、、)

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コラボ参加・私と夫の「出会い」

 私は、家で事情を母に話し、そして父に手紙を書いた。「人の命がかかっていることです。大阪に行ってきます。いつ帰るかわからないけれど、どうか心配しないでください。」と。父はそれを読んでなんにも言わなかったそうだ。

 そのころ、あの目玉男は、何にも食べていないのではないか、いや、何か食べている風だったとか、かまびすしい。スローガンを叫ぶでもなく、ただ、じっと目玉に居座って、下を見、本を読んでいるだけ。新聞によっては、一面全部に彼の写真をあれこれ載せたりもしていた。

 私は、大阪に行き、そして万博の会場に行った。広い会場でも、ただ太陽の塔に行っただけ。でも、遠くて、彼の姿はみえても、顔まではわからない。広場では、「あっ、あそこにいる。見えた」となかなかの人気者である。新聞社に彼の生の写真を見せてもらいに行こうか、新聞ではわからなくとも、生ならわかるかも。あれこれ考え、そして当時学生運動に理解のあった弁護士さんにお願いをした。

 今はまだ迷惑をかける人たちがいるので、詳しくは話せないけれど、結局、あの目玉男はS君に間違いない、と確信を持つことができた。そこで、私は彼にあてて手紙を書く。「あなたは、もう十分にアピールできたと思います。経済成長だけを重視したこの万博がいかに茶番であるか。もう、死ぬことはやめて降りてきてください。この私の手紙を持って行く人は、信頼できる人です。あなたに悪いようにはしないから。」というような内容だったと思う。

 そして、一週間は居座ったであろう彼は結局目玉から降り、逮捕された。大阪での裁判には私も何回か傍聴に行ったが、さほどひどい罪にもなっていない。ただ住居侵入だけだ。誰一人傷つけた分け訳でもない。考えてみれば、むしろ愉快な犯罪でもあった。

 そうして、彼はやがて大阪から広島の拘置所に移管された。そこで、彼は規律に従わなかった。拘置所の中で正座をしろといわれてもしない。本当は、まだ有罪が決まってもいない人間を、そこまで罰することはできないはずなのだが。身柄を確保する目的だけの人間をあれこれ痛めつけてはいけないはずだ。それなのに、彼は、中で後ろ手錠、皮紐で縛られるなどのひどい懲罰を受けた。後ろ手錠のまま犬のようにご飯をたべなければならなかったり。

 その彼について、新聞社の取材が入った。その取材には、別の友人が対応した。

 そのうち、拘置所で痛い目にあっている彼を何とかしなければ、となって、拘置所を「特別公務員暴行凌虐罪」で訴えた。その記者会見の時に、S君についてやけに詳しい記者がいる。ああ、あの以前彼の取材をしたあの記者か、と思って「お宅、毎日の記者さんですか?」とたずねた。それが今の私の夫と初めて口を利いた時となる。要するにそれが出会いであった。

 そのころ、私はほかの人と付き合っていて、どろ沼に陥っていたのだが。いつか、これらのことも詳しく書くと、それなりに面白いかも知れない。が、今はまだその勇気はない。

 出会いなんて、本当に不思議なもの。もし、彼が広島に流れていなければ。もし、彼が広大生と一緒に逮捕されていなければ。もし、万博に太陽の塔がなかったなら。いえ、あっても、そんなに簡単に目玉に入ることができなかったなら。もし、彼が拘置所の中でおとなしくしていたなら。私は、夫と結婚することもなかったであろう。S君は今どこでどうしているのだろうか。

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コラボ(出会い)前夜、太陽の塔

 先日、ある出版社から、団塊の世代、全共闘運動を闘った人の出版を企画しているので、参加をという話が来た。うーん、昔話をするには、まだ若過ぎると思うのだが。しかし、私たちの世代は、まだ人生の終焉ではなく、これから何かをすることもできる、それくらいの余力は有していると思う。そのための参加であるのなら、と思って了承した。どんなものになるかは、またそのうちに。で、今日は私が若かったころのその一部を。

 あのころ、私は、救援対策をしていた。逮捕された学生たちの差し入れ、面会、保釈の申請、保釈金を集めること、親への連絡などが主な活動だった。広島大学の封鎖解除の時などは、大量の逮捕者が出た。一体、何人の学生が逮捕されたのか、それをつかむことも必要であった。あまりに多いので、学生たちは、県内のさまざまな警察署に分散されて留置された。そこへ、電話をする。

「何人がそこにいますでしょうか。」当然、ちゃんと答えてくれない。こちらは、救援対策をしています。学生たちに生活用品の差し入れに行きたいのです。男子用と女子用と、中身が違います。それを用意していきたいのです。と訴えると、たいていの署で答えてもらった。男が何人、女が何人と。そして、それぞれの警察署に行く。紙袋には、代えの下着や、タオル、歯磨きセット、それに女性用には生理用品などを入れてセットをつくっていた。東へ、西へ、北へ、ずいぶん遠くの警察署まで走り回った。

 拘置所も足りなくて、吉島刑務所の中に収容され、臨時の面会所まで作られていた。そして、その多くの広島大学の学生たちの中に、ぜんぜん知らない人が一人まぎれていることがそのうちに分かった。

 彼S君は、北の遠いところから来ていた。そこで、べ平連の活動をしていて、市庁舎の屋上の日の丸を引きずり降ろして焼いて、そして指名手配をされていると。そのまま逃亡して広島まで来たと。で、広大闘争のドサクサの中で、逮捕されたのだった。彼は、その件と広大の件と両方で起訴され、やがて保釈され、裁判を待つ間、広大の学生寮に居候していた。

 私たち救援対策の部屋も寮に構え、そこで忙しくしていた。そんなある日、S君が私に言った。

「Hさん(私の旧姓)ねえ、万博の太陽の塔さあ、あのてっぺんに登ってさあ、そこで「葉隠」を読みながら、死のうと思うんだよ。」と言った。彼は、葉隠にはまっていた。例の「武士道と言ふは、死ぬ事と見つけたり」のあの葉隠だ。「格好いいでしょう。あの万博のあの太陽の塔が最高の舞台だと思うのさ。」と。

 そうして彼の姿は広島から消えた。それから数日後、太陽の塔の目玉に一人の男が座り込んでいる、と大騒ぎになった。彼は、説得にも応じず座り込んでいると。

ああ、やった!!S君だ。彼は死ぬ。あそこで死ぬつもりで行っているんだもの。でも、私にしか言っていないし、だれにも言える事ではないし。でも死なせてはいけないし。どうしよう。でも、本当に彼なのか、それを確かめなければ。

 ここから明日に続きます。明日9日は広島ブログのコラボの日。いつかコラボに参加したいと思っていたけれど、どうも書きたい内容と、日のタイミングがずれていました。今回のお題は「出会い」だそうで、これは、私と夫との出会いをちょっと恥をさらしてでも書かなければ、と思ったのです。でも、どう考えても、一回では書ききれないので、今日からその準備です。

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しつこいけど、もう一度。保険証の裏に書いてあること。

何回も書いていしまうけれど、調べれば調べるほど、知れば知るほどやはり「後期高齢者医療制度」はいけない。とんでもない制度であると思う。

 が、残念なのは、この情報を私も含めて早くにキャッチしないで、これについての反対をほとんどしてこなかったということ。ネットでいろいろと調べていると、やはり社民党や共産党やほかの人たちのHPでは、ちゃんと語ってある。これはいけないと言ってある。それがみんなの耳に届かないということだった。

 後期高齢者のことばかり言うけれど、前期高齢者、70から74才の方たちの窓口での支払いは、これまでの1割から2割に増える。しかし、これは一年間据え置いた上で実施される。

 それから、びっくりしたのは、65才以上で障害をもっている人は、突然、75歳以上の「後期高齢者医療」に組み込まれる。要するに、年をとった人と、障害を持った人は、一くくりになるということだ。もちろん、拒否はできる。しかし、拒否をすると、これまでの「障害者医療」は使えなくなるという。

 それから、後期高齢者でも、「現役なみに収入のある人」は窓口の支払いは一割ではなく、三割のままだそうだ。「現役なみ」とは、何ぞや。どうも、「所得税を払っている人」らしい。年金生活者でも税金を払っていると、三割負担となるらしい。

 はっきりしているのは、とにかく、医療費を削減するためという定義名文で、数々の制度が導入されているということだ。2025年までに8兆円の医療給付費削減することが目標となっている。たとえば、診療報酬の引き下げで1兆円。患者負担の引き上げで1兆円、など。

 それから、今、在宅で亡くなる人は、20%。これを40%に引き上げる。そのために、療養型ベツトの廃止や、老人向けのベットの削減をする。在宅では、医療費はあまりかからないから。これも目標となっている。

 これから高齢者が増えるのに、これだけ大金を削減しようとすれば、無理が来るのは当たり前なのだろう。

 私は、もっと削減すべきことはいっぱいあると思う。お役人の天下り、そのためのたくさんの法人を廃止しろ。今、道路特定財源にからんで、国土交通省の天下りの人たちの無駄遣いがいっぱい、ぞろぞろ出ているけれど、もう、切りがないほど出ているけれど、法人そのものをなくすがいい。20兆円くらい、すぐに減らせるのではないか。

 くどいようだが、日本の医療給付費は、対GDP比でみると先進主要30カ国のうちの22番目だ。国民の命のために、最優先でお金を使う、それが先進国である。

 私のクリニックにも、もう「後期高齢者医療被保険者証」を持った患者さんがこられている。その裏には、注意事項が書かれている。1.2.3.4.5.は、私たちの保険証にかわるカードの袋にも書かれている、当たり前のこと。要するに、有効期限を経過したときには使用できないというようなことだ。

 しかし、その6.「不正にこの証を使用した者は、刑法により詐欺罪として懲役の処分を受けます。」と書いてある。そして、その下に枠で囲んでつぎのごとく。

 特別の事情がないのに保険料を滞納した場合、この証を返還していただくことがあります。また、特別の事情がないのに納期限から1年を経過しても保険料を滞納している場合、この証を返還していただきます。

 特別の理由て一体何だ。この国は、障害者ゃ被爆者やお年よりからは保険証をとりあげてはならないとされていたのではなかったか。それに、「不正に使用」て何なのかわからないけれど、本当に「懲役」ときめられているの?裁判官でもないのに、誰がそう決めたの?

 こんな保険証を持ってこられたお年寄りたちが私はかわいそうで。この証を見たとき、本当に涙が出そうだった。

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後期高齢者医療制度を傍観しないで!!

 ここのところ、「後期高齢者医療制度」についてやっとマスコミもいろいろと論議している。遅い。そもそも、ほとんどの国民がいつかお世話になる医療のことを、国会において「強行採決」で決めたこと自体、とても失礼な話だ。そもそも、あの自民党が圧勝した衆議院選挙は、「郵政民営化」が是か否かを問うものであるとしていた。時の小泉総理はそう宣伝をし、それに乗せられた国民が圧倒的な支持をした。そのような投票行動をとった国民が馬鹿だといえばそれまでだけど。

 そうして圧勝した国会において、本当にたくさんのことが強行採決された。郵政とはまったく関係のない法案が。それにはとても大切なことが含まれていた。教育基本法、憲法改定につながる国民投票法、そしてこの後期高齢者医療制度も。ほとんど論議されることもなく、国民の多くに知らされることもなく、強行採決で通ってしまった法案だ。

 これは、単にお年寄りにその金銭的負担を求めるということだけに問題があるのではない。それだって、これまて゜息子の扶養に入っていて保険料を負担しなかった人だって、今度は自分の年金から天引きされるようになる。それも、一体、いくらの年金をもらっているひとから、徴収するのかご存知だろうか。

 月に一万五千円以上の年金をもらっている人から徴収されてしまうのだ。介護保険とあわせて、ほぼ一万円の天引きである。一万五千円から一万円の天引きなのだ。それも、今後高齢者が増え、若者が減るに連れて、高齢者自身から徴収する金額はどんどんと、二年に一回上がるという。上限、年間五十万円まで。

 それに、これはマスコミがほとんど報道しない、意図的にふれないようにしているのかもしれないが、大変な問題は、「かかりつけ医」の制度である。後期高齢者は、かかりつけ医を決め、そこにかかることになる。もし、ほかの科の受診をするなら、それはかかりつけ医の紹介、指示を受けなければならない。

 眼科とか、耳鼻科とか、婦人科とか、かってに行ってはいけなくなるのだ。要するに、高齢者が自由に医療を受けることを制限しようとするものなのだ。このかかりつけ医の制度には、また、さまざまな問題、医療費が包括されるとか、かかりつけ医の人数を制限されるだとか、いろいろな問題もあるのだが。私は、年齢によって、このような医療の制限をしようとする後期高齢者医療制度というのは、本当にとんでもない制度であると思う。

 どうか、皆様方、この制度を傍観しないで、しっかりことの重大性を見据えてほしい。必ず自分自身にかかってくることなのだから。

 

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つかのまのお花見でした。

 今、診療がすんだところです。皆様にご心配をおかけしました。が、私の処方の整腸剤、手前味噌ですが、これがよく効くのです。三回ほどのんで、何とか落ち着いています。まだごろごろしていますが、動くと少し痛い程度で、ずいぶん楽になりました。

 今日の午前中の診療が終わりかけたときに、電話がかかりました。お花見のお誘いです。平和公園にいるから、と。午後の診療までに一時間ありますので、自転車で出かけました。

 私の好きな方たちが集まっていました。一年前の秋葉さんの市長選挙をがんばった人たちです。ビールやワイン、皆様だいぶ酔われているようでしたが、私は診療中なので、ご遠慮申し上げて。というより、まだおなかが痛かったので。

 そして、なんと、小さな携帯コンロでソラマメを焼いてくださったのです。おやさしい。私のブログを読んで、食べさせてあげようと思って、とのこと。でも、皆様、今朝のブログを読んではいらっしゃらないので、余計なことは言わないで、ありがたく頂きました。焼きたてのほくほくしたソラマメは、とてもおいしかったです。ちょっとおなかが怖かったですけれど。

 それよりも何よりも、皆さんとお会いできて、いろいろとお話ができてうれしかったです。

 秋葉さんの選挙から、ちょうど一年です。あの時、お花見で平和公園がいっぱいの時、船のタクシーで、川をゆっくり上り下りしました。秋葉さんの旗を立てて、携帯マイクで演説をしながら。秋葉さんは、その場の空気が読める人。環境や、川を美しくという話を中心にしっかり話されました。そして、川の両岸から、やんややんやの大声援です。

 私も船に乗っていて、多くの人が手を振ったり、大声で声援を送ってくださるのがとてもうれしくて。秋葉さんは、そのうち、「花」の歌を、「春のうららのおおた川」と変えて、歌いました。それにも、大拍手です。私たちも手を振って。とてもいい雰囲気でした。

 ところが、その後で、選挙事務所で怒られましたね。選挙なのに、ふざけている、と。私は、きょとんです。とてもよかったと思っていたのですから。船の中と、岸にいる人たちと、一体になって多いに盛り上がったし、秋葉さんの歌も上手だったし。何より、演説の内容と、ぴったり一致していたし。怒られて、あらためて、そんなものかと。難しいものです。

 怒られたといえば、その後の私の選挙。大関門の政見放送。必死で覚えた演説をカメラを見ながら、一人で話します。失敗してもそれはそのまま放送されます。言い間違いは許されません。一生懸命やって、放送局をはしごして。最後の局がNHKでした。それが無事すんで、うれしくて。思わず、付いてきて下さっていた女性たちに「イエーイ、スンダゼー」と、手を振って言ったのです。

 それがよくなかったらしい。事務所に帰って、そんなことを言ったのか、といわれました。うん、うれしかったから。と言いながら、これもきょとんです。なぜいけなかったのか、私にはわかりませんでした。

 そんなことを一人で思い出しながら、満開のサクラの下で、つかの間のお花見でした。私のクリニックのお花見はあさっての月曜日に予定しています。どうもひどい雨の様です。大失敗です。

 

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おなかを壊しています。

 木曜日の夜、お風呂やさんにバッグを忘れたその夜から、体調を崩しています。一晩中おなかが痛くて、ほとんど眠れませんでした。そして、昨日の早朝からひどい下痢で、何回も水様便です。診療をしながらも、参ってしまいました。脱水と、たぶん、カリウムが足りなくなってでしょう、体がだるくて。

 昨夜は、おかゆさんを作って、それも半分しかたべられなくて、後、カリウムを補うのにバナナを食べようと思ったのですが。コタツにもぐっていたら、そのまま眠っていました。気づいたら、朝でした。前の晩寝ていなかったからでしょう。服も着たまま、パソコンも開かないままです。もしかして、もったいないと思って四つばかり食べたソラマメかしらん、と思っています。

 おなかはまだ痛く、ごろごろと大運動会。やはり水様便です。今日は土曜日で、一番しんどい診療の日です。やれやれです。でも、これでどれだけ体重が減るか、ちょっと楽しみでもあります。

 多くの方にコメントを頂いているのに、お返事を書かなくってすみません。遅れても、必ず書きます。今日の夜には書きますので、本当にごめんなさい。今から出勤です。

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私はボケている。

昨夜、やまとの湯から帰り道、車を運転していて、ふと助手席を見ると、「アレッ、ハンドバックがない。」座席の下を見てもない。夫が乗っている後ろにもない。ない。あれえ、バッグ忘れた。と、急遽Uターンして急ぐ。「まったく、もう、何をしているの」と、夫が言う。「いよいよ来たね。」と。そう、いよいよボケが来た。

 私はぼけている。昨夜、食事の時、ふと気づいて、オーブントースターを開けてみると、そら豆がならんでいた。色が変わってくちゃくちゃになって。ああ、忘れた。前の晩、ソラマメを鞘ごと焼いて、ほかほかしたのをむいて食べようと思って、そのまま忘れたのだ。どうしよう、もう一回、焼いてみようか。で、また三分くらい焼いて、むいて少し食べてみたが、まずいのですぐやめた。ああ、もったいない。せっかくきれいな九州産のソラマメを見つけて、買って来たのに。

 そのすぐ後のバッグだ。やまとの湯に戻りながら、いったい、どこで忘れたのかを考える。お風呂から出て服を着て、飲み物を飲むのに、バッグから財布を出した。その後、鏡の前で髪を乾かして、ロッカーから荷物を出して、外に出た。夫が先に出て待っていたので、袋を渡して、その後、靴のロッカーに行った。夫に荷物を渡す時にバッグはもっていたかしら。靴を出すときはどうだったか。すくなくとも、バッグを床に置いた覚えはない。車のキーは?いつもはバッグに入れているのだが、今日に限って上着のポケットに入れていた。携帯もポケットだ。

 これは、どう考えてもロッカーの中だ。中に入れたまま、忘れているに違いない。

 お風呂やさんについて、「忘れ物。バッグを忘れた。」で、キーをもらって中に入って、ロッカーを開けると、ちゃんとありましたね。あったあったとも持って出ると、受付のところで夫と受付の女性が話しをしている。もう、どうしようもない。ボケがひどくて、なんて言っていたに違いない。ああ、よかった。銀行のカードなんかが入っているもの。

 帰りの運転をしながら言った。あのね、ぼけた人はね、自分でもぼけたことが情けないんよ。それを「このボケが!」て、夫や息子に言われたりすると、すごくつらいんよ。私もそんなに言われそうじゃね。といったら、いいや、僕はそんなに言わないよ。大丈夫と言う。

 わたしは、父が晩年、だいぶぼけてきたとき、「お父さん、これ以上ぼけないでね。」といったら、「どうしたらいいかいのう」と情けなさそうに言った。ちゃんと毎日日記もつけて、新聞も丁寧に読んで、頭をしっかり使ってね。と言ったのだが。さてさて、私はどうしよう。どうしたらボケの進行が止められるのかしら。

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私のランチ事情第二段

 今日木曜日は休診日。でも、クリニックに来ていろいろと溜まった仕事をしている。月初めは恒例の保険の請求のレセプトをしなければならない。これが苦痛で。でも、これをしない限り、お金が入ってこないので、クリニックは倒産する。だから、いやいやでもする。ボツボツと。それから、年度初めは、いろいろな申請の書類を提出しなければならない。特に、今年はどうしたのかというほど申請書を出さされる。例の後期高齢者医療の始まりに伴うことに絡んでのことだと思う。

 もう、以前に障害者医療を行うに絡んで、ものすごい書類の提出を義務付けられた(大学病院時代の証明まで必要で)ので、結局あきらめて障害者医療に基づく医療はできなくなってしまった。それに、特定検診という、住民検診をするにあたっても、書類が必要で。これも申請しないことにした。それでも、もういっぱい書類が必要で。いったい、あの規制緩和は何だったのかと思うほどだ。これも苦痛で。一日中クリニックにこもって、あれこれやっている。飽きると、そごうのあたりをぶらぶらしたりして。

 そこで、今日は、また私のランチの第二段を。

 先日、たまたま見ていたテレビで、「広島のオムライスベストテン」というのをやっていた。ベスト1.すなわちトップになったのが私も何度も行っているお店だった。特に裁判をしているときに、支援する会の人たちと、会議や発送作業をした後などに、そこでみんなでオムライスを食べて解散していた、そのお店だ。そこでとてもおいしそうな、私の好みのチーズ、ゴルゴンゾーラを使ったオムライスを四月いっぱい食べさせてくれると放送していた。で、その日に早速それを食べたくてそのお店に行ったら、何と、外にまで人が並んでいた。こんなの初めてで。やはりテレビの影響はすごいものなのだと思い知った。あまり時間がないので、仕方がなく、そこをあきらめて、どこかないかとさがしながら歩いた。

 で、見つけたのがここ。中区三川町の「私の食卓」という定食やさん。いろいろと定食がある中で、ヘルシー定食の一つ、「お野菜いっぱい定食」をたのんで、運ばれて来たのがこれ。とても豪華。あま酢あん味の鳥のから揚げに、野菜がいっぱい。ひじきの煮付け、かぼちゃ味のポテトサラダ、レンコンのキンピラ風、おぼろ豆腐など、おかずも一杯。これで780円は安い。ご飯は五穀米。でも、白米のご飯もあって、ご飯とお味噌汁はお替り自由。だから労働者風の男性がお茶碗に山盛り白いご飯をお替りしていて、これはありがたいだろうな、と思った。お味もとてもよかった。これはファンになりそう。飲み物は120円でセルフのドリンクバー。コーヒーが飲みたいので、これもたのんだ。                    

20080331134501 この時まで、いつもお昼を一緒にたべに行っていた事務長である姉が、肉離れを起こして歩くのが困難になった。仕方なく、昨日一人で少ない時間を出かけた。うろうろした末に行ったのがそごうの地下一階、「まつのや」ここでは、先日、ものすごい「親子どんぶり」を食べた。お店によれば、「こだわりの親子丼」だそうで、お米(高屋町のこしひかり)や卵、鶏肉などすべて産地が記してある。しかも、漬物と一緒にわさびがそえてあり、お肉にわさびをつけておめしあがりください、だとか、全体には、山椒の粉か、七味唐辛子を書けてとか、そんな食べ方が書いてあった。そのとおりやってみると、これはおいしかった。味噌汁付きで750円。

 昨日は、ここで「にゅう麺」を食べた。カウンターなので、女一人でも座りやすい。錦糸卵、天かす、かまぼこ、油揚げ、ねぎ、海苔などのトッピングもよくって、おいしかった。680円。ここはメニューが豊富なので、まだ当分通っていろいろと食べてみたいお店だ。すくなくとも、姉が歩けない間、私一人で行かなければならない間は通いそうだ。写真は親子丼ではなく、にゅう麺。

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誕生日でうれしかったこと。

 この年にもなれば、誕生日なんて、うれしくもない。また、もう、アッと言う間に年をとってしまったわ。と思うだけなのだが。でも、やっぱりね、昨年から一年間、無事に生きていたというだけでもオメデタイことなのかもしれない。

 昨夜遅く、息子からおめでとうと電話がかかってきた。ちゃんと入社式に行ったよ。明日から、電車とバスを乗り継いで職場に行くからね、と。やれやれ、これが何よりのプレゼントだわ、とうれしかった。

 朝、夫もおめでとうとは言ってくれたのだが。「僕とおんなじ年になったね」と。今日どうするの?カラオケ?と聞いても、なんにも答えはなく、、、。

 朝、診療に行くと、スタッフのみんなから「おめでとうございます!」と言ってもらって、こんなものを頂いた。ハングルでおめでとうございますと書いてある。中は、風呂のセットだった。どうして分かるの?私は、ちょうど昨夜、ボディシャンプーがなくなって、次はどうしようか、何かのサンプルがないかなあ、と思っていたところだった。本当にうれしくって。ありがとう、ありがとう。楽しんで使わせてもらいます。

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そしたら、山口県から、バラの花束が届いた。そして、赤ワインも。さらに、患者さんでもある文月さんが、編み物のセットをもってきてくださった。編図どおりに編むと、バッグができる。さあ、楽しんで編みますよ。皆さん、本当にありがとうございます。

 で、お花やいろいろと持ってうちに帰ると、夫が味噌汁を作っていた。それと、冷蔵庫の残り物が並べてあった。がっかりだ。今日は、誕生日だから、どこか食べに行くのかと思った。とつぶやいたら、「ええっ?」ととぼけられてしまった。そこに娘からもおめでとうと電話があって、「どこか食事にいくの?」と聞かれたけれど、いいえ、味噌汁がつくってあるから。家で食べるわ、と答えると、まあ、どうして?と、気の毒がってくれた。

 さえないご飯を食べて、バラの花を飾って、そして頂いたものを眺めていたら、夫が、

「じゃあ、誕生日プレゼントに、マッサージに行こう」と言った。電話をしてごらん、と。で、予約をしました。今からマッサージセンターに行きます。一時間半もマッサージをしてもらいます。それはそれでありがたいプレゼントなのかもね。皆様に感謝です。

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モンゴルの少女と雛めぐり。

 今日は四月一日。新しい年度の始まり。私も、この四月から、仕事にほぼ全面復帰する。選挙のために一年間中原恭子先生にお世話になったが、これから先生は火曜日のみとなる。六月からは、開業されるので、すべて私の診療となる。で、今日はその火曜日なので、私はまだ診療なし。明日からの激務に備えることとした。それに、今日は私の○○才最後の日だ。といっても、別にどうってこともないのだけれど。

 先日も書いたモンゴルの少女テムーレンさんが帰国した後、今度はオランゴさんがやってきた。17才。目のくりくりした少女だ。これから一年間山陽女子高校で学ぶ。今はまだ小川順子さんのうちにホームステイしている。いろいろと広島での生活になれるための特訓中だ。今日は、電車の乗り方を学ぶために、広島市内から宮島まで行くという。それに私も付き合った。

 今、宮島では、雛めぐりをしている。以前から、一度行きたいと思っていた。でも、なかなか時間がなくてこれまで思いを果たさないで来ていた。ちょうどいい機会だ。宮島口の桟橋で待ち合わせ。共に、宮島へ。モンゴルには海がない。海の中を船で航行するのは、彼女にとって初めての経験だ。

 宮島について、雛めぐりの受付をしてもらい(300円)、通行券を首からかけてもらって、いざ。途中神社に行ったりしだれ桜を見たりしながら、雛めぐりをした。そめいよしのはまだ三分咲きというところで、ちょっと残念。さまざまなところにピンクの旗が立ててある。そこにお雛様が飾ってある。お店や民家やいろいろなところだ。とても古いもの、豪華なもの、さまざまだ。

 古い雛を大切に保管し、年に一度皆さんに見ていただくというのも、大変だろうと思う。私の娘の雛なんて、何年も出してない。もう、朽ちているかも知れない。そんな反省をしながら、すばらしいお人形をたくさん見せていただいた。

 途中、坂本さんに寄って、もみじ饅頭とお茶をいただいた。普通のと、新しく若大将が作ったという、桜餡のもみじ饅頭だ。もみじにさくら。これがよくマッチしていて、とてもおいしかった。

 さんざん歩いて、宮島口に帰り、そこでお好み焼きを食べた。モンゴルの少女は、みんなお好み焼きが大好きになって帰るという。モンゴルの主食は、パンかうどんだそうだ。彼女たちはみんな粉からうどんを作ることができる。お好み焼きもうどん入り。これも、ここ数週間、お好み焼きが食べたいなあ、と思いながら、でも太るしなあ、と躊躇していたのを今日かなえることができて、とても満足した。

 これもみんなモンゴルの少女オランゴさんと小川順子さんのおかげです。感謝。明日からは頑張りますよ!!

写真は雛の前のオランゴさんと、感動したお雛様たちです。

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