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めでたく進級です。

 昨年10月から、YMCAで英会話とハングル講座に行っていることは度々恥さらしのブログに書いている。さて、そのクラスも今、春休み。英会話はともかく、ハングルは、四苦八苦だった。なにぶんにも、本当に記憶力が落ちてしまって、何回も辞書で同じ単語をひいては、嫌悪感に駆られてきた。宿題も毎回どっさりで、それをしないで行くと授業についていけないので、がんばらざるを得ない。

 そして、YMCAから通知をいただいた。お勧めの講座、英会話も韓国語も一ランクずつ上のクラスを勧められている。要するに、無事進級ということか。しかし、ハングルはどうだろうか。先生に、問うてみた。何しろ劣等性の私である。しかも、皆さんより半年遅れの入学で、だから「先生、私、もう一回、このクラスをやったほうがいいのではないでしょうか。」と。そしたら、大丈夫、やっていけます。と言っていただいたのだ。それに、9月には検定試験があるから、それを受けましょう。12月には、スピーチコンテストがあるから、それを目指しましょう、と、とんでもないことで。

 今学年の最後の日、英語のクラスでは、先生と生徒(二人しかいない)で近くのレストランに食事に出かけ、そこで食事をしながらの授業となった。新しい学年になると、その先生のクラスになるかどうかわからないので、いったんこれでお別れとなった。アメリカ人のとてもチャーミングな若い先生で、授業は雑談になることも多く、楽しいクラスだった。

20080318203407 食事をしながら、みんなで記念撮影だ。料理はメキシカンタコスやイカ墨のパエリアなど、エスニックでとてもおいしいものだった。

 そして、ハングルの最後の日、先生が材料一式抱えてきてくださって、韓国式海苔巻き、「キンパ」を作って食べた。

 キンパは、大好き。韓国に行くと、キンパキンパと探して食べる。子供の遠足や運動会は、必ずキンパを作るとガイドさんに聞いた。おむすびではなく、必ず海苔巻きなのだと。すし飯ではないのが日本の海苔巻きと異なる。それを作る方法を教えてくださるというので、とても楽しみに、お茶だけ用意して待っていた。

1.まず暖かいご飯にごま油、すりゴマ、お塩をぱっぱと入れて、スプーンでまぜまぜ。

2.海苔の上にご飯を広げ、真ん中にソーセージ(魚肉の)、たくわん、ほうれん草のゆがいたの、それと先生が作ってきてくださった牛肉のミンチのそぼろ(ミンチをにんにくと砂糖としょうゆで煮たもの)を置き、巻く。

3.切って食べる。海苔は、味のついた韓国海苔だと破れるので、何も味がついていない岩海苔がいいと、おっしゃった。

 それぞれの味のハーモニーが絶妙だった。特に、そぼろの甘みとたくわんのちょっとすっぱからいのがよくあった。中身は、キムチやツナなど、何を入れてもいいのだそうで。ご飯の味付けがポイントかも。自分のだけでなく、夫の分まで作ってもらって持って帰った。

 ハングル講座は、厳しくもあったが、とても楽しいクラスであった。仕事が暇な間だけのつもりであったが、やっぱり続けなければ。4月から火曜日以外毎日の診療に復帰する。6月からは火曜日も全部私の診療となる。はてさて、そんな状況で宿題がこなせるか、講座の始まりに間に合うか。しんどくなるだろうとは思うけれど、先生の人柄にほれているから。もう少しがんばってみようと思う。

 しかし、春休み中ももう、尋常ではないほど、どっさりと宿題が出ているのですよ。得意の切羽詰っての一夜付けなんて、まったく利かないほどに。

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広島ブログ

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コメント

普通の人の何倍も時間に追われながら何倍もの事柄をこなされ、次々と夢の実現をしていかれる河野さん。その生き方が誰でもできるわけではないけれど、目標を定めたら、途中でリタイヤもせず、確実に一歩一歩歩みを進めていかれる生き方にただただ、感嘆しています。「天才は努力によってつくられる」と聞いたことがありますが、河野さんは、もうその域に近づいていらっしゃると思います。
4月からは、これまで以上に忙しくなられるようですが、何卒「健康第一」でお暮らしください(素人の私がお医者様に言うことではないのですが・・・)。

投稿: eastwaterY | 2008年3月30日 (日) 07時51分

eastwaterYさま
お忙しい中、いつもコメント、ありがとうございます。いえいえ、私は、決して夢を実現している者ではないのです。挫折の連続で。高校卒業のときに役者になりたかったのが、結局かなえることができなかったことから始まって。昨年の選挙、落選なんて、いまだに傷を引きずっていますので。そろそろ人生も終わりに向かって行っている今、さびしい限りです。いつか、食事でもしたいですね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年3月31日 (月) 00時50分

「いつか、食事を一緒に」といってくださって、嬉しいです。本当にそうできれば、いろいろお話したいです。
先日、久しぶりに神戸から広島に帰ってきた友人や他の友たちと「露庵」でランチをしました。「露庵」の入り口で友人を待っているときに、河野さんが前を横切られたのですが、気づいたときにはちょっと前を通り過ぎておられたので、声を掛け損ねました。
私も再チャレンジの連続の人生です。でも、そういう私が現在、人々の『再チャレンジ』のための学習支援事業に関する仕事をしているのですから、「人生の妙」を感じています。

投稿: east | 2008年3月31日 (月) 06時04分

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