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医療崩壊とネットカフェ

 昨夜の滝の行は本当に寒くて、いい行になりました。傍から見たら、いったい何をやっているのかと思われるかもしれないけれど、30人ばかりの信者はみんな本気です。般若心経を何十回と唱えました。後、先生が甘酒を作ってくださっていましたので、それで温まってほっとしました。帰りの車の表記に気温マイナス2度と出ていました。寒いはずです。

 帰宅後急いで府中のダイヤモンドシティーに買い物に。そしてやまとの湯に行って帰ったらもう午前一時。それから、原稿の残りに取り掛かりました。もう、時間がないとぎりぎりの催促が来ていました。必死で書いて、やっと出来上がって、メールで送ったら、朝になってしまいました。

 原稿の内容は、「医療崩壊」です。今、日本の医療は確実に崩壊に向かっていると思っています。その根拠と、どうすればいいのかを書いたのですが。とても難しい課題でした。はっきりいえることは、先進国であれば、国民の命のために医療費がかかるのは当たり前だということです。それを、政府は医療費抑制に必死です。高齢化社会で医療費が高騰しているといいます。しかし、ヨーロッパの国々や米国、日本などの先進国の集まりであるOECD30カ国のうち、GDP(国内総生産)と医療費の比率は22位なのです。さらに、厚生労働省は医師は偏在しており、特定の地方に医師不足の現象が起こっているといいます。しかし、人口対医師の数もOECDの平均以下で、絶対数が不足しているといえます。

 私は、政治家、行政は医療費にたいする発想を国民のためには金がかかっても当たり前と、転換すべきであると思っています。夕張だけでなく、国中の地方自治体の病院が赤字であえいでおり、だからそこで働く人は医師も看護師も少ない人数で激務に追われています。

 もっと、産婦人科医の不足、小児救急医療の問題など、総合的に書いたつもりですが、また、機会があれば、ここでも話したいと思います。

 さて、これで大仕事がひとつ終わりました。

 わたしは昨日、ネットカフェにこもっていると書きました。そしたら、その昨日に、広島のネットカフェの捜索が行われていたのですね。もっとも、私が行っていたのと違うお店ですが。新聞に書かれている内容と、あまりに現実が異なるので、びっくりしています。私は、クリニックの近くの本屋さんがやっているカフェに行っているのですが、明るく静かで、原稿書きやレセプトなど仕事があるときは、ここの個室にこもります。とても集中できます。ニュースが気になるときはテレビをヘッドフォンで聞きながら仕事をします。本はいっぱいあるし、それも「ガラスの仮面」が42巻までそろっているのに感激しました。ずっと買っていたのですが、これは、次が出るまでとても時間がかかるのです。やっと出たと思って買うと、もう前に買ったのとおんなじだったりして、35巻まででいつか買わなくなっていました。もちろん、それを見つけたときは、仕事を放り出して読みましたけれど。

 ここは、会員になるときに証明書を出さされたので、年齢もばればれですし、個室といっても、入り口の下半分は開いているので(もっとぴちっと閉まらないかしらと思っていたのですが)、新聞に書いてあることがさっぱりわかりません。どうして非行の温床になるのでしょうか。飲み物は飲み放題。特に、私はあったかいオニオンスープとコーンスープとココアが好きです。それに、個室でも一時間493円と安いですし。まあ、いろいろと言ってもこの快適さは来てみないことにはわからないでしょう。

 今日、午後子宮筋腫の手術をしました。私の患者さんは、私のクリニックには入院の設備がないので、後輩の産婦人科に入院させてもらって、そこで手術をしています。筋腫を7個核出し、子宮をちゃんと残すことができました。そして、ここのネットカフェに来ています。7時半からの英会話までここで充実した時間をすごします。

広島ブログ

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コメント

私も医療崩壊については、日々考えてしまいます。私たちの子育て世代がもっと声を出さないといけない部分もあるのではないかとジレンマを感じることも多々です。長女の迎えに行き、一緒に話をするのと、驚くべき、病院のかかり方です。やんわり言っても、何も聞いてない感じで・・・
誰にいうわけではないにしても、いつも「こうあるべき対策」とか考えてしまっています。いつかオフ会などで、このいろんな思い聞いてもらえればなんて思っています。

投稿: しゅんぼうママ | 2008年2月19日 (火) 19時10分

アメリカ軍に思いやり予算を出すくらいなら、
日本人にこそ、思いやりが必要ですね。

ネットカフェは、場所によっては、
出会い系、振込み詐欺などの犯罪に使われていることもあると思います。
もしかしたら、IPアドレスからあのネットカフェのPCから発進されている、迷惑メールとかがあったのかもしれませんね。

私もたまに行きますが、マンガを読むのが早くないと、中古漫画本を買った方が、安価な場合もありますね。

投稿: やんじ | 2008年2月19日 (火) 22時04分

ガラスの仮面、、、熱中してましたが、あまりにも次が出ないので、本やさんでさがしてもみませんでした。ネットカフェに置いてあるなんて!!
その、場所おしえてくださいな。行って読みたいです。(差支えなければ・・・・)

投稿: 花かんざし | 2008年2月20日 (水) 00時40分

しゅんぼうママさま
そうですね。オフ会ですね。ミニオフ会でもしましょうかね。今、私はヒマだからどこへでも行きますよ。医療崩壊、調べれば調べるほど深刻です。一番困るのは、国民なのですが。また、いつかお話しましょう。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年2月20日 (水) 02時25分

やんじさま
そうか、迷惑メールなのですか。そういうこともあるのでしょうね。やんじさんはどこのカフェに行くのですか。それはそうと、この場でですが、試験は出来たのですか。「ろくむし」なんて、ほんとに懐かしい。良く遊びましたよ。確かに夫は、そんなの知らんと言いました。私も受ければ良かった。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年2月20日 (水) 02時28分

はなかんざしさま
はい、1巻から42巻まできれいなのがそろっていますよ。私、今日42巻を読んで感動して、今も胸が熱いです。それにしても漫画家ってすごいなあと思います。よくまあ、あんなせりふが書けるなあ、と。私、最も尊敬する職業です。とりわけガラスの仮面は面白いですね。場所は、そごうの前のデオデオのウラのフタバ図書の地下です。会員登録に105円必要です。女一人でも安心して行けるカフェですよ。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年2月20日 (水) 02時33分

 大仕事、お疲れ様でした。
 医療崩壊についてのこちらでのお話、とても楽しみです。私は社会科が大の苦手で(長谷川先生にも申し訳ないくらいに…(^_^;))、こんな世間知らずがよくこの世間で生きていられるもんだと自分で情けなくなることがあるのですが、いつも本当に勉強させていただいてます。
 ガラスの仮面!本当ですね、あれはなかなか続きが出ませんよね。ああ、久しぶりに読みたくなりました。「ろくむし」も、すごく懐かしい響きで!実際、どんな風に遊んでたか記憶の糸をもう少したぐってみなければはっきりしませんが、懐かしすぎました。
 先生のブログって、緩急あって本当に楽しいです(^_^)

投稿: うさこ | 2008年2月20日 (水) 08時44分

個人的な意見ですが、興味や志のある人が医者になりやすいよう、大学医学部の学費を安くできないものかなーと思います。
どんなに頭脳明晰で医学に興味があっても、中途半端に経済力のない家庭では医学部にやるのは難しい。奨学金をもらえるようなら問題ありませんが、そうでないから行かせられない、医者になれない人は多いんじゃないでしょうか。
同じ理由で、看護士ももっとなりやすければいいのにと思います。社会人になってから志しても充分なれるような環境であれば、人手不足も解消されるのでは?

それと同時に、医療にたずさわる職種の賃金を上げて欲しいですね。
特に介護職は体もきついし精神的にも非常に大変、資格を取るのも楽じゃないのに給料が安すぎます。
また、育児などで現場を離れた看護士は職場復帰がかなり難しいとテレビで見ました。
行政が本気で取り組めば、医療の仕事をする人は確保できると思いますが、いかがでしょうか。

投稿: 文月 | 2008年2月20日 (水) 11時41分

河野先生もネットカフェを利用されてるのですね。
私は本通りのネットカフェを利用しますよ。
そこはレディス専用の個室もあるし、木曜日はレディースデーでお得な料金なので利用しているのですが、少し照明が暗いのが気になっていたのです。
先生が利用されているところは照明が明るそうなので、広島にいる間に利用してみようと思います。

投稿: Masa | 2008年2月20日 (水) 14時53分

寒い中、瀧に打たれるとは、先生若いですね~。
子宮筋腫7つもとって、子宮も残したなんて、
我が事のようにうれしい話です。きっと、その方も全摘って言われたこともあったでしょうに・・・。
今でも思い出されます、診察時間を一杯押してしまい、診察室で待ってる方に迷惑をかけてしまったなと。今は、子宮が残っている事にとても感謝しています。
そして、本当にありがとうございました。m(__)m

投稿: どらみ | 2008年2月20日 (水) 15時58分

試験は、100問中70問で合格ですから、微妙です。市長も受けられたのですよね。
受験者数が減っているらしいですから、市としても対策を考えられるみたいです。
来年は、是非に受けてください。

医療に関しては、文月さんに賛同します。
アメリカのERの番組では、入口はあまり難しくなく奨学金も充実しているように描かれていますが。

入口をもう少し広くして、入ってから鍛えていくとい教育も必要だと思います。

公共の病院も、大学病院のように医学生から鍛えることができるといいですね。

投稿: やんじ | 2008年2月20日 (水) 20時07分

先生、最近、筋腫で43歳のアナウンサーの妊娠にびっくりしました。私は卵管の下の方に筋腫6センチあるそうです。こうゆうのは妊娠無理ですよね?尿漏れ感覚も筋腫から?でしょうか、、、。ドクターは鼻から吸う薬があるから、これで最初やってみようと、、リスクもあるだろうし不安です。、、、^^しゃあないなっ。。。センセのブログでいつも笑って元気もらいます。。^^!お医者さんのブログって沢山あるのかな。現役医師のブログって、おもしろそうだな。でもそんな時間ないですよね^^センセのブログ読んでて、どんな時間配分??
ぐうたら主婦は想像できましぇん^^;

投稿: しんちゃい | 2008年2月21日 (木) 09時58分

うさこさま
いつもブログをよんでいただいてありがとうございます。父のこと、毎日思い出しています。覚えていていただいてありがとうございます。ガラスの仮面、42巻、圧巻でした。マヤがかわいそうで、胸が痛くて。私、この年になっても、マンガで感動させてもらえることに感謝します。またここでお話しましょうね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 10時55分

文月さま
お久しぶりです。コメント、ありがとうございます。あの、實は、国立は医学部も文学部もすべて同じ学費なのです。私の時代は月千円でした。だから、年間12000円。ただ、国立大学が独立行政法人になって学費が上がることが懸念されていますが、これはどの学部でも同じなのですね。そうですね、他の学部と違うところは、6年であるということと、本代が少しお金がかかる位です。でも、大学生ともなれば、アルバイトができますし、贅沢をしなければ親の援助なしに生活出来ます。私も、家庭教師だけでなく、スーパーマーケットでコーヒーを売ったり、旅館の清掃をしたり、ずいぶんいろいろなアルバイトをしましたね。もっとも、私立の医学部は学費や寄付金が結構かかると思います。お金がある家の子しか行けませんね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 11時40分

Masaさま
コメントありがとうございます。
本通りのネットカフェて、捜索されたところですか。そうなんだ、レディースデイもあるのですね。たべものはどうですか。私が行くところは、ランチがあって、たべものともちろん飲み物飲み放題で一時間で700円です。転居される前に、どこかでランチしましょう。月、火、金ならO.K.です。ご連絡ください。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 11時49分

どらみさま
実は、滝に打たれる人の中では、私は若手なのですよsmile80代、70代の人たちがたくさん行をされています。昔から続けていらっしゃるのですね。その方たちには頭が下がります。昔は、滝着からつららが下がったそうですから。若い人の筋腫は、全摘でなく、核出をの主義は変わりません。いつも読んでくださってありがとうございます。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 11時55分

やんじさま
試験、お疲れ様でした。市長が受けたことは新聞で知ったのですが、一般の人ならともかく、これで不合格だったら、恥ずかしいですよね。bleahほんと、私も受ければ良かった!来年も試験がありますかねえ。お仕事、お疲れ様です。どうぞ、お気を付けて。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 12時24分

しんちゃいさま
コメントありがとうございます。3かいめかな?
しんちゃいさま、筋腫があるのですね。筋腫があるから即妊娠は不可能という訳ではありません。筋腫があっても、その場所によっては、何ごとも無く妊娠、出産することが出来ます。また、もし筋腫のために妊娠が難しいようなら、筋腫だけ取るという方法もあります。もし、妊娠を望むのでしたら、ドクターにその旨を言って早く対処して貰ってください。年齢が迫っているのでは、と思うから。また、ご連絡くださいね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 16時26分

お返事ありがとうございます。
先生のブログを読んで気になり昨夜、帰って新聞を読んだところ、私が利用していたところが捜索されていました。

そこは会員にならなくても利用できるのです。年もばれずに利用できるから、新聞に取り沙汰されていたようなこともあり得るのかもしれません。

がしかし、全てのネットカフェがそうであり、非行の温床であるというような大袈裟な報道はどうかなぁ・・・というところですが。

それからランチのお誘いありがとうございます。
是非是非、ご一緒させてください。
連絡は個メールをさせていただいたらよろしいですか??

投稿: Masa | 2008年2月21日 (木) 16時31分

Masaさま
やっぱりそうだったのですね。私、新聞の記事にあったような、「家出した中学生がいたこともあった」というような記事を読むと、家出した子の居場所があって良かったね。なんて思ってしまうものだから。だって、公園のベンチで凍えたり、仕方無く援助交際の親父さんについて行くたりというよりは、一人でもいれる場所があって、良かった!と、私が親ならそうおもうのです。あの記事は、まるでカフェがあるから家出したみたいにとらえているのですから。個メール待ってます。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2008年2月21日 (木) 16時41分

河野先生
お久しぶりです。先日テレビでネットカフェ難民についての特集番組を観ました。その中で若いタレント女性が3,500円持たされて(積算根拠があるようでした。)日雇い派遣労働とネットカフェの体験をしていました。その中で私は初めて知ることがたくさんありました。都会のネットカフェの平均7時間の料金は1,800円ぐらいでしたが、彼女は必死で探して1,200円ぐらいのところを見つけ、さっそくインターネットで職探し、番組収録前に登録しておいた彼女は、7,600円ぐらいの日給の仕事を見つけてから、惣菜パン1袋と歯磨きセットを購入して、少ない食事を済ませて就床。「足が伸ばせない。明るすぎる等の理由で眠れなかったようですが。
 翌日弁当工場で一日働いて18時過ぎて退勤。給料を支払ってくれるはずの派遣会社へ急ぎますが、19時までに到着できなかった彼女は支払ってもらうことはできませんでした。残金からその夜はネットカフェにも泊まれず、野宿。次の日の仕事を携帯で見つけ、しかし翌日も一日必死で働いて、やっぱり19時にまにあわず支払われずという2日間に、彼女は泣いていました。「気力を失う。」と。都会の日雇い労働者は毎日こんな目にあっているのか。派遣会社なんて「貧困者を食い物にするビジネス」だと思います。ネットカフェだってそうです。建築法や旅館業界の法律をかいくぐって、小さな間仕切りでたくさんの貧困者からなけなしの金を巻き上げる貧困ビジネスだと思います。許せない。その怒りを文章にしてまた職場で伝えました。

投稿: おとぎぞうし竹本 | 2008年2月21日 (木) 17時12分

おとぎぞうし竹本さま
おひさしぶりです。コメント、うれしかったです。そうですね。ネットカフェについてのさまざまな人のご意見、見方を教えてもらってありがたかったです。確かに、宿のない人から巻き上げる商売でもあるし、見方によっては、宿のない人に格安で雨露をしのげる場の提供という面もあると思いますし。ただ、行き着く先は、この国は、ホームレス、家のない人たちがどんどん増える、ワーキングプアの人々の増加も深刻になっているのに、それについて何ら対策、抜本的に変革をしようとしない政治であるということ。これだけは、はっきりしているとおもいます。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年2月24日 (日) 02時05分

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