性感染症と年金と。
今日から河野産婦人科クリニックは診療開始。でも、私はまだ水・土が診療日なので、ゆっくり出勤。そして、昨年の終りにアンケートをとった性感染症のデータの整理を行った。一人ずつのカルテを引っ張り出して、病気のチェック。少々のことでは驚かなくなった私だが、今回の調査では、初交年齢(初めての性交はいつだったか)、ここ一年間の性交の相手の数、避妊の方法、コンドームの使い方等、かなり詳しく尋ねている。私も知らなかった世界が見えて来て大変に驚いている。初交は、ほとんどが10代で、20代になると珍しいほどだ。それに、10代といっても、10代前半がとても増えている。もう、中学生の性交が多いと、その現実からの教育を考えなければ、と本気でそう思う。また、いつかテータがでたら、ここでも差し障りのない範囲でお伝え出来ると思う。
ところで、以前私は、大学で文部教官をしていたことがある。そして、広島県立病院にも麻酔科のローテーションで勤務したことがある。それが、公務員は共済年金なので、年金が国民年金や厚生年金と異なるのだが、基礎年金は繋がると聞いて、びっくりした。そして、その手続きのために大学と県病院に問い合わせをした、と以前書いた。大学からは速達で書類を送って来たのだが、県病院から、やっと、今日結果を知らせて来た。
当時、大学病院の様々な科から麻酔科にローテーションで行っていたのだが、その医師たちは、みんな正式な雇傭契約ではなく、謝礼金として給料を払っていたので、年金はついていなかったのだと。そんなばかな。私は、ちゃんと県から給料をもらっていたし、では、その間の健康保険はどうだったのだろう。私は、無保険でいた事は一度もない。保険がないなんて、そんなこわいことは出来ない。本当に無保険、無年金だったのだろうか。県たるもの、なんともいいかげんなものだと、立腹している。
様々な苦労の果てに、ようやく私の年金は、県病院に勤めていた間だけ空白となって事が決まりそうだ。いただける金額がいくらになるのか、そのうち、分かるでしょう。が、何としてもこのわかりにくい制度は、もっと簡潔に、そして、だれもが安心して老後を迎えられるような制度に変わらなければならないと思う。それがちゃんとできる政治であるか否かを、しっかり見続けなければ。

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コメント
重要な調査ですね。結果がとても気になります。そして、驚きだったのが、県病時代の無保険です。考えられませんね。謝礼って扱い・・・県の事務方の策としか思えません。多くの医師がお若いときに、たくさんの病院をまわっていかれて、激務をこなされているときに。・・・いまは改善なれていることを祈るだけです。
投稿: しゅんぼうママ | 2008年1月 8日 (火) 13時28分
しゅんぼうママさま
明けましておめでとうございます。コメント、ありがとうございます。しゅんぼうママのコメントを読んで涙が出そうでしたよ。なかなかこんな見方をして下さる方はありません。ありがとうございます。まだまだいろいろと情報を発信します。しゅんぼうママがまた仕事に復帰した時にお役に立つかも知れませんので。
河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2008年1月 9日 (水) 23時03分
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年は健康でいられさえすればよしとしないといけません。
さて週刊東洋経済、お薦めですよ。まだなら、すぐ買いに行ってください。
先生の記事とリンクしてます。「格差なき成長は可能だ!」
経済雑誌のなかではやはり、石橋湛山元総理が主筆だった伝統があるのでしょう。良質な保守としての。経済もジェンダーも外交もネオコンだらけだった時代もようやく落日が・・
投稿: さとうしゅういち | 2008年1月10日 (木) 13時52分
さとうしゅういちさま
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
早速会に行きます。そんな本があるということも知らなかった。本当にネオコンは落日でしょうか。
でも、健康が一番。その通りなので、それに集中して下さいね。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2008年1月10日 (木) 20時46分