モードが戻って。仕事をこなしています。
昨日からやっとモードが戻って来た。昨夜は4時までかかって3000字の原稿を一つ書いて、メールで送った。朝起きてすぐから次の原稿に取りかかってお昼をだいぶ過ぎてできあがり、これもメールで送った。これは、三年間続いた学校の保健室の先生、養護教諭向けの月刊誌の連載の最終回だった。やれやれこれで終わった、とホットした。
ここで冷やご飯をチンして温めて、たまごかけご飯にしてたべて、またすぐ次にとりかかる。性感染症のデータの整理。一人ひとりのデータをエクセルにまとめる作業だ。
昨日、初めての性交が低年齢化していると書いた。調査の対象は、昨年9月から、クラミジアの検査をした29才以下の人100人。全国一斉に、一施設100人を限度に調査をしたもので、それに私も参加したものだ。100人の内、初めての性交が12才だった人3人。13才5人。14才4人。15才9人。16才16人。17才15人。18才19人。19才10人。20才15人。後、21.22.23才が一人ずつ。不明が一人。
この中で、実際クラミジアに感染していたのは、15人。でも、もっとびっくりしたのは、子宮頸癌の細胞診で、クラスⅢ以上が8人もあったことだ。クラスⅢはいわゆる疑陽性で、さらにコルポ診、組織診の精密検査を要する。この内一人に、すでに上皮内癌が発症していて、円錐切除という手術が必要であった。
今、厚生労働省は、子宮頸癌の健診は20才以上の女性に、との方針を出している。数年前までは、30才以上であった。もしそのままだとすると、この8人は、全員20代で、だから、見逃されたことになる。10代は私は厚生労働症の方針のとおり、細胞診はしていない。この調査は、10代は17人。20代が83人。結局、20代83人の内の8人に、細胞診に異常が出たということになる。本当にびっくりした。
その他、淋病1。コンジローム3。トリコモナス1。妊娠が30。その内の出産は16。人工中絶が13。自然流産が1。
結婚していた人は、16人。コンドームを毎回使っていた人は13人。でも、この内5人は、性交の途中から使っている。
100人全部のデータを整理して、これもメールに添付して送った。全国のデータがどう出るか、楽しみだ。
ただ、今回は29才までの統計だけれど、先日当院で一年間の性感染症の統計を取って見たら、性感染症はあらゆる年代で感染していて、病気が家庭に持ち込まれているという状況が良く分かった。また、いつかこれらをちゃんと整理してお話しすることにする。
全部済ませて、後は、年賀状のお返事のまだ書いてないの(特に、クリニック宛に来たものの受け取りが遅かったので)を書くだけだ。そこまでやったら、すべての宿題は終わり。いえ、、、ここまで来て思い出した。ハングル講座の宿題がどっさり出ていたのを。キャー!全くこれには手をつけていないので。年賀状がすんだら、取りかかることにしよう。明日は診療。でれでれムードが払拭出来て、朝からしっかり働くことができそうだ。
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コメント
勉強になります。。
投稿: 賃貸屋 | 2008年1月 9日 (水) 16時07分
賃貸屋さま
初めまして。コメント、ありがとうございます。賃貸屋様のブログにもおじゃまさせていただきました。今日のブログの、あのきれなお花はどこにあるお花なのでしょう。また寄らせていただきますね。どうぞよろしく。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2008年1月 9日 (水) 23時33分
私も今回の妊娠でこのアンケートに参加しました。
がん検診は行かないといけないと思いながらも、今回の妊娠がなければ行っていなかったかもしれません・・・
私の周りは子宮がん検診を受けている率は高いです。
でも、「まだ若いから」とか「産婦人科に抵抗がある」という人もいます。
私も年一回の検診を心がけます!
投稿: いおママ | 2008年1月10日 (木) 14時11分
いおママさま
ご無沙汰しています。そうだったのですね。今度の時にお目にかかれますように。これから、ずっとずっと年一回の健診を続けてくださいね。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2008年1月10日 (木) 20時32分