医家芸術展懇親会
私は、ホント、気楽に応募したのだった。マウイできれいな景色が撮れて、医家芸術展がもうすぐ開かれるはず。もし間に合えば、出品してみようか、と。自分でプリンターでプリントもした。画廊に行って額縁を選んでいただいて、装丁もしてもらった。画廊の方は、「ああ、きれいですねえ。」と言ってくださって、元気づけられた。額に入ったら、とてもきれいななかなかの写真になったと思った。で、おそるおそるではあるが、応募したのだった。
ところが、一日、お寺の帰り、産婦人科医の大先輩を車に乗っけてお宅まで送って行った時に、「今度写真を出されたのですね。カメラは何ですか。レンズは?もうだいぶやっていらっしゃるんでしょう?」なんて、立て続けに言われて、もうびっくり。この大先生は、もう10年以上、作品を出し続けていらっしゃる。そのとたん、「ああ、えらいことをしてしまった」と、思ったのだ。
で、4日から県民文化センターで展示されている。みなさんの作品は、本当に素晴らしく、プロの方もいらっしゃる。きっと医者が趣味なのだ。私は軽はずみだった。ただひたすら恥ずかしい。そして、今日、診療の後、午後7時から、懇親会が開かれた。これも事前に気軽に参加の申し込みをしていた物だ。
私は、知らなかった。それは単純な懇親会ではなく、一人ひとりの作品がスライドになって紹介され、プロの方の批評を受けるのだと。もう、びっくりしてホント、逃げ出そうかと思った。
大変、きれいな瞬間を映し出されたと思います。などと先生は言われていたが、もう、すっかり緊張して、私が何をしゃべったか、何を言われたか、ほとんど記憶に残っていない。やれやれだ。他のドクターたちは、○○のカメラで、○○のレンズで、どう狙って、なんてことこまかに話した方もいる。本当に趣味の域を超えている。もう私は、冷や汗どっさりで。
でも、、、何だか楽しい。私、今度は恥をかかないように、一年間頑張って、いい作品を出してみようか、という気にもなっている。また、性懲りもなく、という気がしないでもないけれど。全く知らない世界をちょっと覗かせてもらったと、それだけでもたのしい出来事であったと、そう前向きに考えることにしたのだった。


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コメント
昔はカメラ自体高価で、撮影にはそれなりの技術が必要でしたが、今は誰もが気軽に写真を出来ますし、技術や機材を競う時代から、表現力を楽しむ時代になっています。
こうやって、誰もが思い思いに表現し、楽しむことはとても素晴らしいことですね。
投稿: yukiiro | 2007年12月 9日 (日) 17時13分
せっかく近くまで来てもらったのに
すいませんでした
またおねがいします
投稿: ばつぐん | 2007年12月 9日 (日) 18時46分
yukiiroさま
励ましていただいてありがとうございます。ずっと若い時から写真が好きだったので(ただ、今のブログの写真は携帯で、ピンぼけで困っているのですが)ちょっと人にも見ていただこうかと。でも、これから、本格的に頑張ろうかな、とも思っているのですが。再度、ありがとうございます。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2007年12月 9日 (日) 21時22分
ばつぐんさま
わざわざコメントありがとうございました。今日、ちょっと外食する時間ができたので、夫と行ってみようか、と出かけました。日曜日がお休みだと、ちゃんと調べないで行った私が悪かったのです。とてもザンネンでした。あの後、ちゃんとお店の前まで行って、場所を確かめましたので、こんど参ります。どうしてもクリスマスまでに行って、リースのかき揚げを食べたいのです。その節はよろしくお願いします。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2007年12月 9日 (日) 21時30分
拝見しました!
ブログでも拝見していましたが、
額におさめられたものは、やはりまた違った感動がありますね。
先生のおうちの幸せな出来事の余韻がただよう空。
静かに暮れていく楽園の海。
ため息がでました・・・。
> 医者が趣味なのだ
ひゃーっ!(^_^)笑っちゃいました。
・・ちょっとコワイ気も・・・。
さて、リンクのご承諾ありがとうございました。
さっそくリンクさせていただきました。
投稿: Hoch | 2007年12月10日 (月) 09時34分
Hochさま
見ていただいてありがとうございます。それからリンクもありがとうございます。いつも感謝しております。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2007年12月11日 (火) 18時14分