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障害児(者)の性教育について

 昨夜最終の飛行機で広島に帰って来ました。それからご飯を食べて「やまとの湯」へ行くと、もうブログを書く元気がありませんで、一日抜けてしまいました。

 今回の東京での研修は、とても充実していて、大変元気をもらいました。連休をつぶしてでも行って良かったなあ、と思っています。バッシングが厳しい中、こんなに子どもたちのことを真摯に考え、実践している人たちが沢山いることを再確認することが出来ました。私なんて、甘いもので、泣きごとを言ってはおれないなあ、と思いました。

 ワーキングプアについては前回書きました。今日は、「障害児の性教育」について感動したので、そのご報告を。

 「高校生であっても就学前の子どもの能力の子どもへ、たとえばおとこ、おんな(発達段階3才)が分からない子どもの性教育」に、取り組んでいる人たちの活動報告です。

 障害があっても、体は成長します。2次性徴の混乱から、問題行動に表れることがあります。「問題行動(性器露出、女の子へのいたずら、下着泥ぼうなど)は発達要求の現れである」と言われました。性教育に取り組む事で、子どもたちは大きく成長するのだそうです。 

 性的存在とも、性教育が必要とも思われず、放置されている人たち、子どもたちは障害故に尊重されない上に、性と生の人権を尊重をされていないのですから、自尊感情も傷つき、人格がゆがみます。彼らは変質者ではありません。子どもたちの起こす問題行動から障害児の性教育に向かった人たちで性教協障害児サークルが発足しました。

 根深い障害への偏見(日本の国の優性思想)と性教育への偏見などで課題は大きいけれど、障害児(者)の性教育を語ることで障害者自身や親、職員を勇気づけています。障害者や親の生き方や教育の内容を豊かにしています。

 現在、障害者サークルは90名もの会員がいます。そして、障害児性教育セミナーは来年3月1.2日に大宮で開かれますが、これは13回目となります。今年のテーマは「障害をもつ子どもたちの思春期・青年期のとらえかた、性教育、支援について」事例を検討しながら丁寧に思春期・青年期の人格形成、性教育のあり方などを研究する。となっています。

 困難な課題に丁寧にねばり強く取り組んでいる方達に、本当に頭が下がる思いをしました。私が何度もこのブログで話している、七生養護学校の先生達の取り組みもまさにこういうものでした。それを、一部のマスコミ、都議、東京都等は、先生方の処分などで強引につぶしてしまいました。何より子ども達が大きく傷ついたことでしょう。

 こんな実践を聞いて、だから私なんて甘っちょろいもの、泣きごとなんて言ってはおれない、と思ったのです。

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コメント

若い頃、障害のある男性に道案内を頼まれ、人気のないところで服の上から下半身を触られたことがあります。
不快でしたが逃げることもできず、されるがままになってしまいました。本人からはお礼を言われましたが、結局道案内が目的ではないとわかり、その後しばらく悩みました。
誰にも言えないけど悩みを聞いて欲しくて、新聞社の読者欄に手紙を書き、返事をもらいました。やはり逃げるべきだっただろうと書かれていた気がします。
だからといって、その男性が悪いとは思えないんです。女性に触れる機会すらなくて、だから非難できないという気持ちもあって。
もっと、なんとかならないものでしょうかね。みんな同じ人間なんだから。

投稿: | 2007年12月25日 (火) 11時44分

障害児の母である私、
興味深く読ませていただきました。

性を学ぶことで大きく成長するのは、
障害児も同じなんですよね。


障害を持つ子ども達の中には
言葉だけの理解、
微妙な表現を推し量るといったことが
とても苦手な障害児も多く(娘も含めて)
七生養護学校の具体的で分かりやすい実践は
子ども達への愛情と理解にあふれていると感じました。

一方、こんなに素晴らしい実践を
ポルノと同列で論じようとする政治家たち。
性と生の貧しさを感じます…。

娘も思春期ですので、
親の方もあれこれと悩んだり
迷ったりしながら、体のことを伝えています。

河野先生の書かれていることなど
読ませていただきながら、
親の私も学ばせていただこうと思ってます。

ありがとうございました!(*^_^*)

投稿: セラピスト☆マリリン | 2007年12月26日 (水) 00時40分

お名前がわかりませんが。
お若い頃、性犯罪の被害に遭われたのですね。相手がどんな人であっても犯罪は犯罪なのです。だから、あなたもその時には、声を上げたり、抵抗したり、にげたりしても良かったのですね。でも、それもなかなか難しいことなのですが。加害者は、また別に問題があります。彼は、何ら性につて学ぶこともなかったでしょうし、それが犯罪であるということをも分かっていなかったのだと思います。だからこそ、障害を持った方達への教育が必要なのですね。彼自身のためにも。また何かあったら、コメントを下さいね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年12月26日 (水) 22時09分

セラピスト☆マリリンさま
コメント、ありがとうございます。そうですね。お嬢さんも思春期で、だから、いろいろと教えてあげないといけませんね。もし、必要な物があればご遠慮なくやっしゃって下さい。この前の初経教育セット、どうでしたでしょうか。他にも、漫画とか、いろいろありますのでね。それから、まだまだこの分野は社会の認識が低く、だから先生かだにも風当たりが強いのです。これに対して、保護者がちゃんと支持する声を上げることが必要だと思います。またお会いしましょうね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年12月26日 (水) 22時14分

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