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年の瀬に腹の立つ事(1)年金について

 年の瀬も迫ってきて、腹の立つことが多いこの頃だ。何よりも年金の問題だ。また、以前ここにも書いたことがあるが、薬害肝炎の被害者の方達への裁判所の和解案、政府、厚生労働省、大臣たちの一連の態度は、許せない。政府自民党は新テロ特措法の成立、インド洋沖での他国艦船への石油供給が出来るようにと、これに熱心であり、国民のためにこれが成立しないと、日本の未来がないかのような態度である。これら、腹の立つことについて、シリーズで書いて置きたい。

 その1.年金の問題。あの夏の参議院選挙の時に大騒ぎになって、年金選挙と言われた。その結果、自民党の惨敗となったのだが、あの選挙に立候補をした者としてどうしても言って置きたい。

 私は、5000万件の年金行方不明は、来年の3月までに必ず解決するという、あの自民党、政府、総理大臣の言うことは、絶対ウソだと思った。出来るはずがない、と。でも、彼らは、「必ずやる」と言った。それをいまさら、「公約違反というほど大げさな物なのですかねえ」と言われたのでは唖然としてしまう。

 私は、街頭でもしきりに訴えた。「出来る訳がない。でも、、、本当に今、本気でやろうとする、その約束をするというのであれば、逆になぜこれまで放っておいたのか、これまで国民の年金を何と思って来たのか。政府、自民党が、国民の生活や命を軽んじてきた証拠である」と。さらに、「今、知らないままに本来戴けるべき年金を、少なくしかもらっていない人たちが沢山いるはずだ。その人たちの問題を早く解決しなければ」とも訴えた。

 私自身も社会保険事務所に行って確認したら、私の年金は三つに分割され、そのうちの一つだけで戴けるべき年金が決定されていた。当然、もうものすごく少ない金額で。これまで働いて来た、そして納め続けたのは、一体なんだったのか、と思うほどの。

 これらのこともふくめて、そして医療や介護や福祉とあいまって、本当に私たち国民が大切にされていない、と訴え続けた。

 私は選挙の間、政府、自民党が「必ずやる」と、出来るわけもないのに言ったのは、公明党対策も絶対あったと思う。だって、多くの公明党の支持者、それは圧倒的に創価学会の人たちなのだけれど、やはり時の政府に怒っていたのだから。多くの学会の信者さん達は、まじめに仕事をし、年金も払い続けていて、宗教を信じながら生活している。

 私は創価学会の人たち何人もとお会いした。そして、年金問題について、こぞって怒っていらっしゃることも聞いた。でも、選挙が大詰めになって、年金については必ず三月までにすべて決着するから、自民党に投票を、との方針が降りて来た、と。中央からの指示であれば、もう仕方のないこと。学会票はあきらめざるを得なかった。

 今、学会の人たちはどう感じていらっしゃるだろうか、と思う。本当に自民に裏切られ、裏切られ、いい加減、つらいだろう。本来、「平和の党」として出来た公明党なのだが、自民と連立してからは、その変節はあまりにひどい。日頃、本当にまじめに慎ましく生活をしていらっしゃる学会の人たちが、気の毒だ、と思う。

 ここに来て、あれが公約でなかったなんて、何てことを言うのか。「大げさ」だなんて、ささやかな年金を頼りに細々と生活している、多くの高齢者の生活は眼中にないのだろう。国民の生活よりも、アメリカのブッシュ政権の方ばかり見ている今の政府、総理大臣、自民党にはそろそろ退陣願いたいと本気で思う。

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コメント

公明の人たちには「年金100年あんしんプラン」はどうなってるの?と聞きたいです。
民主党の人には、彼らを支持する社保庁の組合「自治労」に対してはどう思ってるのか知りたいです。

投稿: sadogashima | 2008年1月 8日 (火) 10時24分

sadogashimaさま
コメントありがとうございました。そうですね。何もかもまやかしだらけ。私は、自民も公明も民主も信じません。国民一人一人が自分の力で防衛していかなければという、そんな社会ですね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2008年1月 9日 (水) 23時49分

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