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教育委員会主催の講演会

昨日の午後、大分市内の中心地にある中学校で講演をしました。全校生徒600人強。保護者300人、近隣の学校の先生方、合計約1000人の方達にお話をしました。この講演は、大分市の教育委員会の依頼です。教育委員会が私を中学校に派遣をするという形でした。

 学校に着くと、校長室に校長と教育委員会から来られた方が待っていてくださいました。そして、教委の方からいろいろとお話がありました。私は、今週の月曜日には大阪の中学校で、先週の金曜日には徳島の中学校で講演をした旨もお話しました。それから、使うビデオも文部省選定のビデオであることも。社会の状況は、子どもたちを直撃している事。情報の渦の中に子どもたちがいること。そのような状況だからこそ、子どもたちには正しく情報を与えて、情報を選択する力を身に付けて欲しい。それも中学生、義務教育のうちに教育をしておくことが必要だと考えている事、などをお話しました。

 そして、校長先生も教委の方も、私の生徒への話を初めから終わりまで聞いてくださいました。沢山の保護者の方達も。すんだ後、教委のかたは、大変勉強になりました、と言って下さいました。議会で忙しいさなかにずっといて下さったことを感謝します。

 もしかして、これから、議員やその他の勢力から、何らかのクレームがつけられるかも知れません。これだけ沢山の保護者の方が来られれば、中にはいろいろな考えを持っていらっしゃる方もあるでしょうから、保護者からのクレームがあるかも知れません。そんな厳しい状況です。もしそんなことがあったなら、どうか、今の子どもたちには、必要な知識を話してもらったのです、と、ちゃんと説明して欲しいと、そう先生方にもお願いしておきました。

 ここの中学校では、世界エイズデーをきっかけとして、エイズの教育がされていました。そして、生徒達がエイズについて調べたことを模造紙にいっぱい書いて、廊下に張り出してありました。一年生は、エイズとは何なのか、そして二年生も三年生もそれぞれ世界の状況や治療や患者さんの支援などにについて、実に克明に調べてありました。中学生で、ここまで自分達で調べて発表していることに、感動しました。予防にはコンドームを使うことも、ちゃんと書いてありましたよ。少し暗くて、きれいな写真でなくて申し訳ないのですが、一枚だけ、アップしておきます。生徒達の力作の片鱗でも感じていただければ幸いです。

 講演には、産婦人科医の性教育のネットワークの仲間である先生や、他校の養護教諭のやはり性教育の仲間達も来て下さって、とてもうれしかったです。一方で、バッシングされるのではないかとドキドキし、一方では仲間達にはげまされ、と、そんな講演活動ですが、子どもたちに豊かな大人になって欲しいとの信念を持ってこれからも頑張ろうと思います。

 ここまでくどくどと書くのは、実は、やっと私の名誉毀損の裁判が終わったところに、また、私の実名の名指しの、言われなきバッシングの本が出されているからです。これは、「新しい歴史教科書を作る会」の作った教科書を出版している会社が出した本です。特種な宗教と結びついた、しっかり色のついた出版社です。でも、本当にこんな勢力が、議員を動かし、行政を動かしているのですから、情けない話です。これをどうするか、また、気分が重いのですが、そのうち、ご報告をすることが出来るだろうと思います。

 写真の講演会の様子は、後の椅子に保護者が座り、前の床に生徒がすわり、ずっと奥の舞台の上に小さく茶色いのが演台で、そこで私が点のようになって講演をしています。1000人もの人の前だと、私はこんなに小さくなるのですね。20071213141510 20071213155007

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コメント

こんにちは。私はこの講演を子どもと一緒に聞いた保護者の一人です。子どもも中学生になりそろそろ姓についていろいろとはなしてあげなければと思っていました。女の子の話はよく学校などで授業があったりするけど男の子のことはなかなかなく、本もいまいち...女の私にはわからない事もたくさんあるし。どうしようかと思っていたら先生の講演。とてもうれしかったです。お父さんにお願いしてもこんな事は、友だちからなんとなく知るのではと、言う感じでした。終わってみて子ども達に感想を聞いたのですが、わかるところとわからないところがあってうまく理解できなかったようです。我が子はそういうところに疎いというか、スポーツ大好きで外であそんでばかり。わからない言葉なども出てきてピンとこなかったようです。でももうちょっと大人になったときに先生の話を思い出してくれればよいとおもいます。(できたら高校生になったときもう一度聞けるとよいとおもいます。)このような話をもっとたくさんの子ども達にきかせたら、悲しい思いをする子が減ってくるとおもいます。ありがとうございました。

投稿: | 2007年12月15日 (土) 23時34分

保護者の方
お名前は存じませんが、コメント、ありがとうございました。ただ、あの話は、あくまでも生徒に話すもので、保護者のかた向けではないのです。本当は、保護者の方にはもっと別にちゃんとお話すべきなのですが。中学生にもなると、こどもは特にからだや性については親に話さなくなります。本当はそれまでが勝負で、思春期になる前にどれだけの話をして、どれだけ話しが出来る関係を作っておくかということが、大切だと思います。ほとんどの親、特にに母親は、自分の息子はまだ奥手だと言いますが、現状は実は、というお話をしたいですね。ありがとうござまいした。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年12月16日 (日) 16時14分

数が少ないが声がでかい議員が結構影響力をもってしまうのですよね。

古くからの保守よりむしろ冷戦後左翼からの転向者が多いので、少数を多数にみせかける技術にたけていて手ごわいです。

実際のこういうひとたちが、本当に多数なら例えば参院選でネオコン団体代表の建築家(故人)が大量得票してないとおかしいですが彼は落選しました。あるいは比例区は極右政党が議席をとらないとおかしいが、二十万票でした。

とはいえうざいのは確か。北朝鮮問題ではまさに彼らの言い分が席巻したが日本はおかげで外交で孤立しました。

本当にドキドキだと思います。頑張ってください。そしてまっとうな教育委員会は誉めて支えないといけないと思います。

投稿: さとうしゅういち | 2007年12月17日 (月) 20時28分

さとうしゅういちさま
コメント、ありがとうございます。たしかに、この分野では、少数の声の大きい議員が(国会でも地方でも)大きな影響力を持っています。でも、一番影響を与えるのは、保護者なのだから、保護者の方達が性教育の必要性を学校に訴えるのがもっとも効果的なのです。私は、頑張りますよ。お体を大切にして下さいね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年12月18日 (火) 03時39分

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