お滝の行
今日は、お寺の滝の行の日。診療が済むと自転車で飛んで帰って、車で廿日市の山の上のお寺へ駆けつける。白の滝着に着替える。暑い夏が数日前から一気に寒くなって、着替えただけでもう寒い。山の上の夜は家の近くより、やはり冷える。指示された通りに並んですわり、般若心経を唱える。先生のお話。極楽とは何か。楽が出来る所ではなく、「安心出来る所」地獄とは?「自分がいろいろな人のおかげでここに存在いることに気づかないこと」と。そして、「滝の行の冷たさは、まだ今は地獄を味わうようなものではなくて、これから、段々寒く、冷たくなって行く、その練習くらいのものです」とおっしゃる。夏の間は滝の行はない。夏に冷たい水を浴びても、気持がいいくらいのもので、行にはならないからだ。5月以来、4ヶ月ぶりだ。
そして、滝場へ。さすがに水は冷たい。頭から、体全体がびっしょりになるとやはり寒い。終わると、またお寺に戻って般若心経を唱える。
先生もおっしゃった。ご近所の方には、「何をまた、ばかなことを」と思われているかも知れない。でも、私はこれで何十年もやって来ました、と。私も、寒さでふるえながら、自分はなぜこんなことをしているのだろう、と思った。ただ、私に取っては必要な時間。お寺で一心にお経を唱えること。行をすること。先生に会うこと。お話を聞くこと。こころ暖かいみなさんにお会いすること。この時間は本当にほっとして、うれしいことなのだから。
帰ってご飯を食べたら、もう日付が変わっていて。毎日書こうと思っていたブログの今日の分が明日になってしまって、ザンネンでした。
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コメント
毎日、エネルギッシュに活動されていると、たまには滝に打たれたり、経を唱えたりして、自分の心と向き合う「静」の時間も必要なのかもしれませんね。
心温かな人と触れ合いホッとした「ひととき」を過ごし、心を浄化して、また新たな日々を送る・・・・
とても、素敵で幸せななことですよね。
投稿: Masa | 2007年10月18日 (木) 13時23分
Masaさま
コメント、ありがとうございます。はい、私に取って大切な時間なのです。心しずかに一時をすごすのと同時に、誰かに、ちゃんと見守っていただいている、その安心感だと思うのです。まだ、ずっと続けようと思います。河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2007年10月18日 (木) 16時54分