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行政の検診について、続き

 職場で定期的な健康診断を受けることが出来ない人たち、例えば自営業の方、主婦、高齢の方などに、健康診断をするのは行政の仕事です。昨日のブログは、子宮癌、乳癌などの癌検診に焦点を当てましたので、少々言葉足らずでした。

 住民の健診は基本健診と言って、40才以上の方に毎年一回、肝臓や腎臓の機能、コレステロールなどの脂質、血糖(糖尿病)等の血液検査、タンパクや潜血や糖などの尿検査は必ず、さらに同時に希望によって心電図、眼底検査、貧血検査、胸部レントゲン(肺ガン、結核など)、大腸癌検診、胃癌検診などが行われます。さらに、5才ごとの節目にはC型・B型肝炎ウィルス、骨そしょう症(女性は20才から、男性は40才から)の検査などがされます。さらに女性の健診として、20才以上は2年に一回、子宮癌検診を、40才から、2年に一回、乳ガン検診としてのマンモグラフィーがされます。

 これらの健診を住民に報せ、出来るだけ多くの住民に受けてもらうようにするのも、また、行政の大切な仕事です。問題は、その広報と、実施の要項でしょう。広島市では、その地域の住民に、葉書で集団検診の報せをします。公民館などで一斉にする健診ですね。その報せの中に、集団健診と、個別健診と、施設健診と、いずれでも受けられます、と、詳しく述べてあります。個別健診は、それぞれかかりつけや好きな医療機関でいつでも受けられます。また、施設健診は、広島市の場合、健康づくりセンターなどが何カ所かあります。そこでいつでも受けることが出来ます。そこのスケジュールも葉書に詳しく書いてあります。基本健診は平日の午前、午後、土曜日の午前中、日曜日の午前、午後いつでも大丈夫です。胃ガンや肺ガン検診は平日と、1と3の土曜日に受けることも出来ます。

 子宮癌検診は、どこの産婦人科でも大丈夫ですが、乳癌検診のマンモグラフィーは、検査の機械や技術がパスした所でしか受けられません。どこの医療機関で受けられるかは、自分でそれぞれの病院に問いあわせてももいいし、広島市のホームページにもでています。また、各保健センターの窓口でも配布しますし、電話での問い合わせでも、応じるようになっています。葉書にこれらのアドレスや電話番号なども、詳しく書かれています。でも、これは広島市の場合です。料金は子宮癌検診1000円、マンモグラフィー1600円等と決められていますが、もちろん、生活保護世帯、市民税非課税世帯の方、70才以上の方等は無料です。

 問題は、なんども言いますが、これらの検診を安くに受けられるのだということを住民が知らない(知らせない)、だから、受診率が低い(押さえる)、だから、予算を少ししか組まない(でしらんぷり)と、こういう地方の行政がある、という事だと思うのです。皆様、住民税を払っている人も払っていない人も、皆様、住民としての権利を行使してもいいのですよ。他の地方の住民は、当然のこととして、検診を受け、健康管理をしているのですよ、ということを全く知らないママで、多くの方がこれまで過ごしていたということに、本気で胸が痛んだ、とこういうことなのです。

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コメント

はじめまして。

河野先生には、貧血の治療など、妊娠以外の事でしたが、何年もお世話になっています。
(このたびは、河野先生のクリニックには通院していないのですが・・・)

河野先生に教えていただきたくて・・・

現在、妊娠7W5Dです。

昨日から軽いつわりも少しすっきりし、胸の張りも

おさまってしまったような・・・

こういうのって、流産の可能性があったりするので

しょうか?出血はありません。

今年はじめ、胞状奇態の疑いで繋留流産したので、

シンパイで仕方ありません。(実際は胞状奇態ではなかったのですが)

(現在は、出産希望の病院で定期健診を受けています。心拍は確認済みです。)

病院の方に連絡していますが(メールにて)なかなか連絡つかず・・・

初めてのことで、何処に何を相談してよいか、あまり、神経質になってもいけないとは思うのですが。

心拍が止まっていないかと不安でいっぱいです。

突然、不躾なメールですみません。

投稿: A | 2007年10月25日 (木) 13時36分

先生のブログはいつも「目からウロコ」の内容ばかりで非常に勉強になります。
病気になってから対処するよりも、ならないように生活習慣を見直したり、また健診を受けるというのは「予防医学」の一環としてとても大事ですよね。
40歳をすぎた私にとって「がん検診」の通知が2年に1回来るというのは本当にありがたいことです。
でも、まだお知らせが来ていないのですが・・・・
広島市に引っ越しして2年経過していないから通知が来ないのでしょうか。
40過ぎたのだから市からの知らせを待つより、自ら1年に1回は「がん検診」は受けた方がいいのでしょうが・・・・自分の体ですものね。
時間を作って先生のところにお邪魔します。その時はよろしくお願いします。

投稿: Masa | 2007年10月25日 (木) 13時49分

東京のI市に引っ越した方が、こっちは良いよ~
健診も無料が多いし、広報でエントリーして選にもれても次回自動的に抽選リストに入るし・・・
マンモも自己負担がほとんど無かったとか。
いいなぁ・・・

投稿: 岩国のうさぎ | 2007年10月25日 (木) 22時23分

Aさま
ご心配なのですね。でも、こればっかりは、診察して見ないと何とも言えません。あれこれ悩んで心配するよりも病院に行って診てもらったほうがいいと思います。心拍が確認出来ると、あなたも安心するでしょう。そこは、メールで相談するのですか。電話は?それに、直接行ってもいいのですよ。異変がある時(感じる時)いつでも病院は行ってもいいのです。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年10月26日 (金) 02時15分

Masaさま
案内が来ないのは、市の登録から漏れているのかも知れません。広島市に住んでいらっしゃるのですね。では、お住まいになっている区の保健センターに電話をして下さい。案内が来ません、といえば、すぐに送って来ます。国民保険や政府管掌の健康保険の家族の方などは把握出来るものの、組合の健康保険の家族の方がなかなか把握出来ないようです。でも、申し込みをすれば、その次からもちゃんと来ますからね。そして、ちゃんと検診を受けて、健康管理を心がけて下さいね。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年10月26日 (金) 02時20分

岩国のウサギさま
ほとんど無料というのがいいですね。ただ、抽選というのは、気に入らないなあ。申し込んだり、行ったりする人は全員可能になるべきだと思います。行政によって、住民へのサービスが異なるというのも、困ったものです。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年10月26日 (金) 02時24分

先日初めて書き込みをさせていただきました。
広島市民のkayです。
今朝の中国新聞にも、ガン検診の実施率をあげたい、という記事がありました。
先生のおかげでまた興味の対象の巾が広がりました。
別の話題ですが、
医療崩壊の現実に危機感を抱いています。
今晩19:30よりNHK総合で特番があります、興味のある方には(ない方にも)是非みていただきたいものです。

投稿: kay | 2007年10月26日 (金) 08時48分

kayさま
情報、ありがとうございます。今日の番組はビデオに撮ってみますね。またいろいろと教えてください。
河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年10月26日 (金) 11時55分

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