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街宣していること(4)

以下は、昨日下書きしたものですが、パソコンのハプニングでアップできませんでした。やっと復活したので、アップします。したがって日にちがずれてしまって福山でイベントをしたのは、29日金曜日のことです。

 それにしても、広島県内全域の選挙区というのは、とても広い。広いし、夏の選挙で熱いしで、なかなか大変だ。昨日は朝から事務所を出発して、白木を通って向原へ。そこで街宣をして大和町を通って世羅へ。そこで街宣をして今度は御調へ。そこで街宣をしようとしたら、なんと、スピーカーがない。世羅で街宣をしたそこに忘れて来たのだった。やんじさんに車で取りに行ってもらって、その間、一つだけのスピーカーで街宣。なかなかやんじさんが帰って来ないので、スーパーでお買い物。長い間買い物をしていない。卵やおつけものなど欲しいものはいっぱいあったけれど、買ってどうするの?食事を自分で作るの?と自問し、あきらめた。今はとてもそんな状況ではなく、食事は手っ取り早く外食か買ってきたお弁当になってて、さえないことだ。本番になったら事務所で使うかも知れないので、世羅のなしのドレッシングとごまの入ったマヨネーズを買った。そして手作りのアイスクリームと。やっとやんじさんが帰って来たので30分遅れになってしまって府中市へ。府中で待っていて戴いた方達に遅れて悪いことをしてしまった。そこで街宣、そして福山へ。福山事務所で皆様と合流した後、お店に挨拶をしながら駅前へ行き、そこで街宣。その後、丁度開かれている女性の会に行きご挨拶。

 そして、いよいよ、福山でのイベントの会場に。ほぼ会場は満杯で、皆さん、熱心に話しを聞いてくださってありがたった。イベントを済ませた後、こんどは新幹線で広島へ帰った。一日中車に乗るというのは、疲れる。本当に疲れる。まだ選挙ではないので、手は振らないけれど、行く人々にご挨拶の頭を下げる。だから、窓を開けているので、熱い。暑いというより、熱い。もうもう、汗びっしょりだ。本当に先が思いやられる。

街宣していること(4)

 これまで話したように、医療や福祉や介護や年金、そして教育。これらは今の政府が、私たち国民のいのちや生活を大切に考えてくれていないからに他ならない。私たちは、私たちのいのちを自分たちのものとしなければならないと思う。そしてこれらを集約したものが、今の憲法を変えるという動きである。

 私は戦後の広島に生まれた。原爆の廃墟の中で、広島の復興と共に育った。私たちが受けた教育は、とてもいきいきとしていた。「日本は二度と戦争はしない。核は三度使われることはない。男女は平等。基本的人権。」これらの教育は、憲法がしっかりと支えてくれた。男女は平等と今だったら当然のごとく捉えられることだが、それまで私たち女は選挙権すらなかったのだ。立候補はおろか、投票することすら認められていなかった。この、今の憲法が出来て、初めて私たちも女も投票することが出来るようになったのだから。私は、今の憲法は9条だけでなく、このまますべて変えないで欲しいと思う。24条も、25条も、すべて。女は産む機械発言に見られるような、女は子どもを産んで育てるという素晴らしい仕事があるのだから、という理由で女性の社会参加を阻もうとする、いわゆるバックラッシュの勢力が強くなっている。それは、新しい歴史教科書を採択せよ、そして憲法もかえよ、と主張する人たちと重なる。もちろん改憲論者がもっとももくろむのは9条を変えることである。戦争をしない国から、戦争が出来る国へ。私は、私たちの子どもや孫たちを戦場に送ることはしたくない。

「どこかの国が攻めて来たら、どうするのか」そう問われる。日本は、これまでずっと仮想敵国を作って来た。冷戦の時代にはソ連が、そして中国が、今は北朝鮮がせめて来たら、と。しかし、アジアの国々に取って、日本は「攻める」国である。これまで日本に侵略されて来た国々がかろうじて日本への信頼を保って来たのは、憲法9条があるからではないか。日本はもう、決して攻めませんよという宣言が憲法であるのであって、これが変えられると、たちまち日本は他の国に取って脅威となるであろう。それが怖い。私は、他国との紛争は、あくまでも外交による努力で解決すべきものと考える。

続きはまた書きます。

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コメント

今の時代、本当に国どうしの戦いがあるかは疑問です。
北朝鮮が攻めてくるというけど、それは自滅すること。
国民の不安を煽り、軍備の増強をすることは、北朝鮮と同じ行為ではないでしょうか?
独裁国家がする方法です。
今日本政府は、アメリカと一緒に戦争をする方法を考えています。国際的な戦いでなく、アメリカの利権のための戦争に加担して、血に塗られたオイルのおすそ分けをしてもらおうとしているように思います。
自民党も民主党も戦争をする方法を考えているように思います。

投稿: やんじ | 2007年7月 1日 (日) 23時03分

毎日蒸し暑い劣悪なコンディションの中街宣お疲れ様です。
私の母も少女時代に広島で原爆に合いました。幸い無事に難を逃れましたが、身体が弱く入退院を繰り返しています。父が亡くなり一人暮らしの母がとても気がかりです。
自分や子供たちの将来を託して一票を投じ、送り出したはずの政治家たちのていたらくは言うに及ばず、何のかんのと口実をつけては、悪い方へ悪い方へと世の中が流れているように感じられてなりません。
戦争で身体も心も傷ついた母がこれ以上悲しまないように、我が子を人を殺す戦場へ送り出すことのないように、母の視線を持つ河野先生に思いを託したいです。
お身体大切に、ご健闘をお祈りしています。

投稿: しょうママ | 2007年7月 1日 (日) 23時46分

憲法変えちゃったら憲法の意味ないと思います。
その時々の浅はかな考え方で変えられるんだったら、
この先なんでも有りになっちゃいますよね。

今の政治家は地元でも「それなり」の人が選ばれてるはずなのに、一般人からでも、どう考えてもおかしいでしょう?と思うことばかり。

先生のブログを読んでは、本当に立候補してくださったことや、ご意見、考え方に救われる思いです。

投稿: ママ | 2007年7月 2日 (月) 07時46分

初めまして、中区に住む、昔先生にお世話になったものです。
先生の本は幾つか読んだことがあります。
素晴らしいと思いました。
この度の選挙出馬とのこと、応援させて頂きたいと思っております。
下の記事の中に、
誹謗中傷を受けたとありますが、私もつい最近某女性立候補者の応援者から聞きました。
何を根拠にかは判りませんが、なんとなく不愉快になりました。
そして、河野先生の仰るように無所属で当選し、すぐ自民党に乗り換え・・・このような事はある意味裏切りです。
正に、同じ事をされようとしている立候補者が居ることも聞きました。
それ自体、広島は悲しい選挙区だと思います。
河野先生は、裏切ることなく頑張って下さい。

投稿: 弥子 | 2007年7月 2日 (月) 12時24分

しょうママさま
私は、今回の選挙は年金が争点だと言われますが、でも、この憲法については、3年後には変えられてしまいそうで、だから、憲法については、逃げることなく、ちゃんと語らなければならないと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。  河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年7月 3日 (火) 01時17分

やんじさま
本当に、そうですね。仮想敵国を作ることで、どんどんと軍備を増強し、いつでも戦争が出来るようになっている今の日本が、アジアの国々から恐れられている事をするのか知らなければ。いつも、車の運転、ありがとうございます。  河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年7月 3日 (火) 01時23分

ママさま
コメントありがとうございます。もう、国民の多くが憲法を変えた方がいいと考えているようで。でも、頑固にこの憲法を守ろうという意見の方に出会うと、ほっとします。ありがとうございます。  河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年7月 3日 (火) 01時25分

弥子さま
ありがとうございます。大丈夫です。私は、裏切りません。ずいぶんといろいろと中傷を聞くようになりました。それだけ、こちらを意識しているのでしょうね。(あの、その人は、私への刺客だと聞いて、びっくりしています。)どうぞ、こけからもご支援をよろしくお願いします。河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年7月 3日 (火) 01時30分

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