死んだ父が応援してくれている
郵便局から、振り込み票のコピーが送られてくる。私は無所属なので、政党助成金などの支援はなく、選挙も全く個人のお金でしなければならない。広島県全県での選挙だから、とても広いし、郵送料、電話料だけでも恐ろしいほどのお金がかかる。情けない話だけれど、リーフレットや公選はがきを送る時に、ご寄付のお願いの文章と振り込み票を入れている。それを使って振り込まれたら通知が来る。昨日の通知で、県東部の島の住所で、お名前を全く知らない方から、とても沢山のお金が振り込まれたことを知った。「重い歴史と遠い憶いで歩みます」と書いてある。
どう考えても分からない。住所は、先日私の方から友人に当てて、沢山のリーフレットや公選はがきを送った、その近くだ。彼から受け取られたに違いない。でも、見知らぬ私にどうして、こんなお金を?分からないから、思い切ってお電話をした。私が名乗ると、すぐに分かってくださった。ご寄付のお礼を言った後、「あのう、私は○○さまを存じ上げていないのですが、、、」と言うと、「ええ、そうでしょう。○田○夫と私は親しく付き合っています。」やはり、そう。私がリーフレットなどを送った友人だ。「そして、長谷川治茂先生」と言われて、飛び上がった。「はいっ、私の父です。では、○○さまは広島二中でいらっしゃいましたか。」「ええ、私が二中の一年生と四年生の時、担任で受け持っていただきました」と言われた。それで分かった。私はリーフレットに父のことを書いている。父が広島二中の教師をしていて、原爆により、教え子を全滅させてしまったこと。父は全く偶然に助かった。そして、私たちにしっかりと「戦争はもう二度としてはいけない。核は決して三度使ってはならない。平和憲法は守らなければならないもの」と叩き込んでくれた。そのようなことをリーフレットに書いている。それを読まれてのことだった。父の教え子さんだったのだ。
父は、生前、選挙に出るのなら、少しでも早いほうがいい、とよく私に勧めていた。今回、夫と、もしお父さんが生きていたら、せっせと教え子さんに頼んでくれたでしょうにね、なんて話していた。残念ながら死んでしまっているけれど、それでもこうして教え子さんが遠方にもかかわらず連絡してくださって、寄付までして下さった。本当にありがたいことで。心から感謝。いつか必ず訪ねて行って、直接お礼を申し上げたいと考えている。

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コメント
まあ何て嬉しい事。お父様が差し向けてくださった応援団ですね。私も嬉しかったのは最初に選挙の応援をした元県議さんからの手紙です。
取りに行く事ができず事務所からリーフレットを送って頂き友人知人に送ったら(主人と二人で応援の理由を書いて同封しました)その元県議の方から直ぐに返信があり、ご自分も同じ思いだ、一緒に頑張ろうという言葉とリーフレットを次の友人に出した報告が書いてありました。河野先生の出馬を待っていらした方は沢山います。輪が広がっていくのがとても嬉しいです。身体に気をつけて下さいね。私も小さな応援していますよ。
投稿: 初ちゃん | 2007年6月14日 (木) 21時57分
子どもは親の財産を引き継いでいるのでしょうね。
財産は、お金じゃなく親の人間性や人生から生まれた価値とかでしょうか。
だから、親がちゃんとしていないとその子どもが受け継ぐ財産も良いものじゃないから、親子で悲しい事件がおきるのでしょうね。
親の残してくれた財産をどうするかは、引き継いだものしだいなんでしょうね。
私も父や母を通しての自分を見られるから、信用される反面それを裏切らないようにしなくってはと思います。
でも、できてませんが。
親の人生のおかげで生かされていると実感することはあります。
投稿: やんじ | 2007年6月14日 (木) 23時45分
初ちゃんさま
いろいろと支援してくださって、本当にありがとうございます。ただただ感謝です。いろいろな方に支えられていま進んでいることを痛感しています。感謝です。よろしければ、個メールででも、その元県議の方というのを教えていただけませんでしょうか。ご挨拶出来ればうれしいです。連合との関係で難しいことが多いものですから。 河野美代子
投稿: こうのみよこ | 2007年6月16日 (土) 19時28分