街宣していること(3)
昨晩は無事イベントがすんで、今ほっとしている。藤田真弓さんのコンサートば素晴らしく、参加した人たちの胸を打ったと思う。そして、塩崎さんのご講演も涙が出るほど感激した。私の話は、、、自分では良く分からない。ただ、沢山のことを話し残してしまった事だけは確かだ。これからは、言い残したことを街宣や政見放送やマニフェストや公報などでしっかり伝えたいと思う。藤田さん、塩崎さん、本当にありがとうございました。それに、参加して下さった方にひたすら感謝です。先日の車いすダンスの方々も、パーキンソン友の会の方々も、体が不自由にもかかわらず来て下さった。それに産婦人科の先生方も、お寺の先生も。ひたすら皆様に感謝。
そして今朝は早くから大町駅周辺で街宣。昨日は診療の後のイベントで、本当に疲れて、今朝、つい寝過ごしてまた集合時間に遅刻。ボランティアの皆さんも昨晩のイベントで疲れているだろうに、朝早く出て来て戴いて、ひたすら恐縮と感謝。
そして街宣をすませて今、新幹線に乗っている。今日は大阪の高校で講演をする。先週は福山の街宣の後、そのまま新幹線に乗って徳島に講演に行って来た。選挙も間近いというのに、診療や講演や等の仕事を抱えて、スタッフの皆さんにはひたすら恐縮している。でも講演はこれでひとまず終わって、後は8月以降だ。実は、7月の29日に札幌の性教育の全国大会の司会をすることになっている。そしたら、一週間選挙が延びてしまって、どうにもそれは不可能になってしまった。本当に申し訳ないけれど、どなたかに代わってもらうしかない。診療も7月からはストップして他のドクターにお願いすることになる。そして、いよいよ全力疾走だ。
ここからは今、午後11時過ぎ。帰宅して続きを書いている。
街宣していること(3)
年金に対する国民の怒りがあまりに強くて、政府の支持率も急降下だという。そのため、政府、自民党は選挙の日にちを一週間延ばすと決めた。多くの人が本当に大迷惑をしているにもかかわらず。国会を12日間延長して、その間にいわゆる重要法案なるものを審議不十分なままに次々と強行採決している。郵政民営化のあの選挙であまりに多くの与党議員が誕生し、結果、数に任せて暴挙ともいうべく次々と法案を通している。そうしている内に、国民は、やがて怒りをあきらめ、そしてのど元過ぎれば熱さを忘れて、日常の生活に戻るであろうとたかをくくっているのだろう。でも、たった一週間選挙が延びたからといって、こんなことで、国民の怒りが治まるなんて、そんなやわなものではないと言うことを政府自民党に対して、はっきり突きつけたい。
さらに、教育の問題がある。
私は、診察室で若者達に出会ううちに、教育の必要性をつくづくと感じるようになった。若者たちは、巷に溢れる情報に接するが、その実、驚くほど無知である。
私が今のクリニックを開業して10年間で、私のクリニックに来た患者さんの内、初診時年齢が10代だった人は、計4537人、内、10代の妊娠は1109。うち、人工中絶が75%。20%弱が出産。そして、残りの5%が自然流産や子宮外妊娠や胞状奇胎というような異常妊娠だった。出産の内には、病院に来た時には、すでに遅かった、法律的に人工中絶が不可能となって初めて病院に来た、そしてやむを得ずの出産、でも育てることができなくて、私のお世話で養子縁組という、そんな出産も含む。彼女たちのほとんどは、中、高校生で、だれにも相談できず、ひとり抱え込んで悩んでいるうちに時期が経ってしまったと言うものである。でも、そういう出産をした最低年齢の子は11才、小学校5年生の妊娠である。私は、小学生の出産2人に接しているが、二人とも犯罪の被害者だ。ということは、小学生の女の子を妊娠させた男性がいるということでもある。
私は、若者達に生きる力をつけるためのいのちの教育を行いたい。そう切実に感じ、本を書き、全国走り回って、学校の生徒や保護者や教師達に講演をして来た。でも、ここに来て、その教育はとても難しくなって来た。少数ではあるけれど、お金があって声の大きい団体の人たちによって、政府や文部科学省や教育委員会を動かし、このような教育が不可能になった。その人たちは、歴史教科書を変えよという運動をしている人たちとほとんど重なる。その教育が不可能になった結果、私のクリニックではどんな現象が起きているか。中学生の妊娠が相次いでいる。
続きはまた書きます。
明日は、朝から街宣車で出発して、県の中央部を走り、街宣をしながら福山に行く。夜、福山でイベントがある。どうぞ、沢山の人に来て頂けますように。

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