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参議院選挙出馬について(1)

昨日、記者会見をして、7月22日に行われる参議院議員選挙の出馬を表明しました。

いろいろと考えていたことをこのブログには、一切書くこともしないで、ごめんなさい。ココまでたどり着くのは、本当に大変で。何回もつぶれそうになりながら、やっとの思いで発表したものです。

 昨日発表した出馬に当たっての声明を皆様にも読んで戴きたくて、ここに転載します。少々長いので、三回に分けて連載させて戴きます。

参議院議員選挙立候補に当たって

 私は、194742日、広島生まれです。原爆の廃墟の中で育ちました。遊び場はがれきだらけでした。観音小学校の裏庭には、壊れたままの講堂があり、鉄骨が曲がったまま放置されていました。その鉄骨は、登ったりバランスを取って渡ったり恰好の遊び場でした。家の庭にみんなで落とし穴を掘ると骨が出てきました。骨じゃ、骨じゃと言いながら走って逃げました。

 私たちが受けた教育は、戦後の希望に満ちたものでした。日本国憲法は、戦争放棄、二度と戦争はしないと明記していました。男女も平等、基本的人権、本当に生き生きと学ぶことが出来ました。

 父は、戦前から広島二中の教員をしていました。生徒達は学徒動員で毎日工場や建物疎開にかり出されていました。あの日、父は受け持ちの生徒を今の平和公園の国際会議場のある川岸にすわらせ、自分は伝令を持って他の学年が動員されている観音の三菱の工場に自転車で向かっていました。ですから、父は原爆が落とされた時全く偶然に助かりました。爆心地の受け持ちの生徒たちは、姿さえ分からないほどに全滅してしまったそうです。その一人の真っ黒に焼けこげたお弁当が原爆資料館に保存されています。父は、教え子を失って、180度価値観が変わったと言いました。「教員にとって受け持ちの生徒は自分の子どもと同じように大切なんだ」と。「お父さん、あの戦争は、本当に勝てると思っていたの?」と尋ねたことがあります。情報の統制の中で、本当に勝つと信じていたと父は言いました。そして、教え子を全滅させてしまったのだと。

 父は、子育ての中で私たちに平和の大切さをたたき込んでくれました。「戦争はいけない、核は三度使ってはならない」と。「日本には素晴らしい憲法がある。この憲法は、国民の半分が賛成しなければ変えることが出来ないほど、高いハードルで守られているのだ」と。

 私は、学生時代に被爆二世として被爆者運動をたたかったりもしました。仲間の学生と平和公園に座り込んでいたときに、森滝市郎先生が激励に来て下さって、うれしくて涙ぐんだこともありました。

医師になって、私は平和公園のそばに住んでいます。平和公園には世界のどこの国が核実験をしても、冷たい石畳の上に座り込んで抗議する被爆者の姿があります。

 その被爆者も高齢化しました。二つも三つも癌になり、核廃絶という悲願の成就を見ないままに亡くなっています。私に、被爆者運動、反戦運動を教えてくださった近藤幸四郎さんも、石田明さんも、そして、私の父も死にました。

                             (つづく)

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コメント

先生初心(志)貫徹。先生のコメント読んでて長崎の永井さんを思い出しました。奥様の焼け爛れた『ロザリオ』をマザマザ思い出します。
先生今こそ『熱い息吹を…民を導いてくれる、真の指導者が必要です。』それこそ、人民のための政治…。
応援致します。心より…今こそ誰かが…純粋に、成さねばならぬこと。お会いしてお話したいです。

投稿: 次郎物語 | 2007年5月 2日 (水) 09時38分

参議院選頑張ってください。

投稿: ひろみ | 2007年5月 2日 (水) 15時45分

ぜひ、お手伝いをさせてください。
手話通訳者をすべての会場に配置しましょう。
できたら、要約筆記も付くと良いのですが、私は
最近はやっていないので…。
護憲勢力がすべて 手をつなぐことを強く希望します。

投稿: 河合知義 | 2007年5月 2日 (水) 22時36分

次郎物語さま、ひろみさま、ありがとうございます。
どうぞ、ついででもありましたら、事務所を覗いてくださればうれしいです。事務所は県民文化センターの向かい、1階に信用金庫がある大野ビルの2階です。
どうぞ、よろしくお願いします。               河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年5月 3日 (木) 03時35分

河合知義さま
本当にうれしかったです。ありがとうございます。手話通訳は絶対に必要で、お願いしたいて思っていました。また、ご連絡させてください。さいど、ありがとうございます。        河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年5月 3日 (木) 03時42分

先生やっと決意されたのですね。
広島に相応しい人が立候補されて嬉しく思います。
私も同世代、私達の代表としても頑張って欲しいです。近藤幸四郎、私の大事な友人でした。大先輩の宮崎安男さんも鬼籍に入られ寂しく思っていました。
身体に気をつけて頑張ってください。

投稿: 初ちゃん | 2007年5月 3日 (木) 06時35分

初ちゃんさま
私は、宮崎さんのお通夜に行きましたよ。本当に温厚で、でもまっすぐな感性を持った方でした。どうも、初ちゃん様とは共通の友人がいるようですね。
今回は頑張ります。どうぞ、よろしくおねがいします。  河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年5月 3日 (木) 09時06分

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