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参議院選挙出馬について(2)

 昨日は、ばたばたして、その上1日なので、いつものお寺のお一日参りに夜はお寺へ。お寺でも、皆さんがテレビを見ていて、「応援しますよ。」と口々に言われて、びっくりすると同時にとてもうれしかった。お寺の先生も、めったにテレビなど見ないのに、たまたまつけたら、私が映っていたと。実は、私が記者会見に着て行ったのは、先生のお古というか、先生がご自分の物で時々バザーをされる。その売り上げで、地震や津波の被害に遭った所の義援金にされたりするのだが、そのバザーで買った、先生のブレザーだ。先生のパワーでいっぱいブレザーを着て、張り切るつもりだったのだが、もう緊張して、つまりつまり用意して行った声明を読むのが精一杯で、何とも、恰好の悪い発表になってしまった。でも、先生も目一杯励ましてくださるので、またまた勇気が出て来る。

 今、事務所を整えたり、ご挨拶に回ったり、リーフレットの用意をしたり、フル回転をしている。多くの方がすでにボランティアで来てくださって助けてくださるのも、ありがたいことだ。水曜日と土曜日は、一日中診療。その他の日は、信頼する後輩の中原恭子先生が真野産婦人科の院長を辞められたので、来ていただいている。もう少し、選挙で精一杯になったら、終わるまでしばらくは中原先生に全面的に診療していただくようになるだろう。

どうぞ、皆様も事務所を覗いてくださればうれしいです。場所は、紙屋町の県民文化センターの向かい、一回に信用金庫がある大野ビルの二階です。ここの五階に私のクリニックがあります。今、二階と五階を行ったり来たりしています。

立候補の声明文の続きを掲載させて戴きます。小出しにするのが何かいやらしいので、この後も、すぐに連続してブログを書くことにします。

 そして、あろうことか、私たちが生き生きと学ぶことができた教育の、そして被爆者の悲願の後ろ盾となった日本国憲法がいまにも変えられようという事態に追い込まれています。とりわけ、第9条が変えられようとしています。

 この7月に行われる参議院選挙は、広島県は二議席です。ここは広島です。せめて一つは、憲法を守ろう、護憲の立場の議員でいて欲しいと願いました。でも、残念ながら、今、立候補を表明している方達のほとんどは、なんにも憲法について語ってくださいません。自分の党が改憲の立場にいる時に、自分だけ護憲は言えないのでしょうか。高齢化した被爆者の意志を国会に持って行ってくださる方はどなたなのでしょうか。

 そう考えた時に、私は、自分自身が立候補することを考えました。

 私は、産婦人科医を35年務めて来ました。この間、「いのち」を見つめて来ました。生まれるいのち、そして、亡くなるいのち。さらに、講演や著作やメディアを通して、「いのちの教育」にも全力で取り組んで来ました。

私は、一人ひとりが持って生まれて来た「いのち」を全うできるように、それが政治であると考えています。

狭い診察室に患者さんはお一人おひとり、社会を背負って来られます。私は診察室から、患者さんを通して社会を見ます。被爆者、病気の方、障がい者、子ども、高齢者、教育、いじめ、自死、医療、福祉、人権。診察室からそれらに接し、そしてそれらのすべてが「いのち」とそして「政治」と繋がっていると確信するに至りました。

今、世の中は、逆に逆に進んでいます。「障害者自立支援法」による利用者の一割負担により、最も弱い立場にある方たちをさらに苦しめています。なぜこんな残酷なことが出来るのでしょうか。競争至上主義を導入することで、働いているのに生活が苦しい、いわゆるワーキングプアーが問題となるほど格差社会となりました。憲法25条で保証されているはずの生存権すら脅かされている人々がいます。若者や女性の常勤の仕事も少なくなり、学校を卒業しても希望する就職ができない、夢を持つことも難しくなりました。(つづく)

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