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京都で会議をしてきました

 今日は、性教育に関して大切な会議があるので、日帰りで京都に行ってきた。全国の性教育に取り組んでいる産婦人科医でネットワークを作っている。その世話人5人で今後の方針をいろいろと決めた。初めは5人で作ったが、段々と拡がって、3月に開催した会は40人を越えた。若い人たちがどんどん加わってくれて頼もしい限りだ。

 その会で。2年ほど前、会議が済んだ後の懇親会で、東北の若い男性が「みなさん、これを見てください。一枚だけですから。」とスライドを映した。「私の小学一年生の娘が見ていた雑誌です」と。その本を開いてデジカメで写してスライドにしたものだ。それを見て、みんな驚いた。二ページの記事の見出しは大きく、「小学校卒業までにくわえたおちんちんが10本」と書かれていたのだった。小学生が読むような雑誌でこんなことが振りまかれている。「おい、これを持って国会へ行って来いよ。山○え○子に見せてやれ。」と口々に言う。山○さんは、国会で率先して性教育をつぶして来た人だ。

 今の社会は、私たちが若かったころには想像もつかないほど、性に関しての情報が溢れている。でも、そのほとんどはこのような、興味本位で、間違った情報だ。その様な情報の渦の中にいる若者達に、真っ向から正しく情報を与えること、そして力をつけてやることが絶対に必要であると私は考えている。それは、産婦人科という医療の現場にいて、こどもたちが情報にふりまわされながら、無知であるが故に行動を取り、その結果、悲惨な事態に巻き込まれている、その実態にいやというほど接してきたが故の、当然の信念だ。

 私は、産婦人科医となって35年。性教育に本格的に取り組み始めて、25年。事態はどんどんと悪くなり、教育の現場も逆へ、逆へと向かっている。性教育とは、いのちの教育である。いじめや自殺などの教育の現場で事件が起こる度に、性教育がもっとなされていたなら、と悔しい思いをする。性教育は若者にセックスをすることをけしかけていると、極めて不勉強でかつ悪質な意図を持ってつぶそうとしている人達と、どれだけ闘って来たか。

 明日はその裁判。広島地裁の小さな法廷で、ひっそりと、しこしこと裁判を続けている。

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