同期会
昨日は、年一回の「47会」だった。昭和47年に広島大学の産科婦人科に入局した者の集まりだ。入局した当時は8人だった。一人、精神科のドクターになってこの会とは距離を置くようになった。もう一人は一昨年に倒れてしまって会には出て来られない。
この倒れた彼の所には47会の4人で2月にお見舞いに行った。もう退院して家にいるが、行っても分かってもらえなかった。学生時代からあんなに仲良しだったのに、私を認識してもらえなかった。握手しようとしたら、とてもいやな顔をされた。じっと座って外を見ているだけで、おそらく私たちの会話の理解もしていないだろう。
私の父が倒れて一年間意識がなかった時、こちらが話しかけて、それを理解しているのではないか、分かっていてもその反応を声や体で示すことが出来ないだけではないかと、しばしば感じたことがある。娘が「おじいちゃん、○○よ。」と呼びかけると、ぶわっと涙が溢れて、ああ、きっと父は娘のことが分かっている、と思ったこともあった。でも、同級生の彼は、一緒に行った男性達には時々笑顔を見せるのに、私だけは無視だったし、会話にはなんの反応もなかった。帰りの電車は少々つらくて、ため息ばかりだった。
その二人を除いて、6人が集まった。でも、会話がだめだ。私を除いて5人はゴルフをする。年一回の集まりも遠方の人はホテルに泊まって、翌日ゴルフをすることになっている。ゴルフ好きの人たちってよく話すことがあるものだと思うほど、いつもゴルフのことで話が盛り上がる。私は蚊帳の外だ。それと、日母という産婦人科医の集まりの代表の選挙の話。それまで長く会長をしていた坂元先生が現役のまま亡くなって選挙が行われる。誰が会長になるのか、私は立候補している人の考えのどこがどう違うのかもさっぱり分からないから、当然、興味もない。それと参議院選挙、医師会はある人を推薦しているが、その人が医師たちにどんな働きをしてくれたのか、さっぱり見えない(私が診ようとしないからかも)ので、応援する気にもならない。
それよりも、私は事務所のことが気になるので、中座して帰った。帰り道、みんないい人達なのに、どうしてこんなに合わなくなってしまったのだろう、と少し情けなかった。高校の同窓会や演劇部のOB会は、そんなことはない。みんなそれぞれの道を歩んでいても、すぐに元の仲間に戻れて、それは楽しいのに。
急いで事務所に行く。明日は(もう、今日)アステールでのイベント。することはいっぱいある。それに、みこし連の車が出来てきて、政治活動としての街宣が始まった。秋葉さんの街頭での演説も本日から。どちらも反応は上々でとても楽しかった、と皆さんの報告を聞く。頑張れよ、と声を掛けられたり、リーフレットを私にも下さい、とむこうから取りに来られたり、手を振ってもらったり、と。さあ、これからだ!!
どうそ゜、今日の会が大成功に終わりますように。がんばらなくっちゃ。

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