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三つ子ちゃんがやってきた

 私の診察室の机の上には、三つ子ちゃんの写真が飾ってある。女の子二人、男の子一人。小さい時のスナップ、三歳の七五三、そして五歳の七五三と、順々にならんでいる。お母さんが受診する時に持って来て下さった物だ。そして、今日は実物が現れた。三人の子どもたち、みな元気いっぱい。にぎやかにわいわいと診察室に入って来た。かわいい!私は診察に子どもがついて来るのがとてもうれしい。まして、三つ子だもの。今日は、この子達とずっと遊んでいたい気分だ。

 丁度今日、向井さんの双子の子どもたちが最高裁で実父母とは認めないという判決が出たと報道されていた。向井亜紀さんと高田延彦さん夫婦の子どもたちだ。子宮癌で子宮を摘出した向井さんの卵子と高田さんの精子を体外で受精させ、代理母に出産してもらった。だから遺伝的には二人の子どもたちだ。双子が産まれたアメリカのネバダ州は、二人を実父母として認めている。でも日本の法律は認めないと。遺伝的には親子であっても日本の民法は実際に出産した人を母とすると決めているからと。遺伝子検査は実際の犯罪の捜査や親子鑑定にも使われている一方、こなような場合は親子であっても親子ではないそうなのだ。

 科学の進歩とともに、様々な妊娠や出産が出現している。私は法はゆるやかであればいいと思っている。さまざまなケースが、子ども達にとって有利になる様に判断されるべきだと。ケースバイケースで、この子にとって何が望ましいか、が判断の基準になればいい。自分の子どもが欲しくて究極の不妊治療を受ける人も、養子縁組みで子どもを育てるという選択をする人も、本当に様々な人がいるのだから、様々に法も運用されるべきだと思う。

 三つ子ちゃんと短い時間だけどふれあって自分が癒されながら、向井さん親子のことを考えた。

 今日は、今日中までしか出来ないことをすべてすませた。きっかり午前0時にすべてを済ませて家に帰って着替えをしたら、夫が「足が腫れてるよ。」と言った。本当に膝から下がぱんぱんで、ソックスの跡がぎゅっとへこんでいる。土曜日は診療がしんどい。その上で明日からの準備だから、いつの間にか足も腫れたのだろう。

 もう、選挙については書いてはいけないらしい。本当は、いろいろな活動の裏話などレポートしたいのだけれど、どうも法が整備されていないようだ。ホームページは更新出来ない。でも、ブログはどうですか。日記なのですけれど、日記の中に自分が何をしたかが入るだけなのですが、と、選挙管理委員会に問うたが、「お返事ができません」といわれた。ということは、自由かも知れないが、逆に取り締まりも自由に出来るということかも知れない。だから、これから二週間は、私に取って診療とともに、最大の活動を書くことを遠慮しなければならない。でも、私はそれこそ「いろいろ」だから、「いろいろダイアリー」は頑張ってみようと思う。

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コメント

向井さんご夫婦の判決は、残念ですね。
向井さんの様に金銭的にも、時間的にも、代理母の選択が出来ない方にとって、不公平感があるのでしょうか?
養子より、ご本人達の遺伝子にこだわられた所に問題提起だあるようですが、向井さんが言われている様に、子供の幸せだけを考えて欲しいと言う気持ちも分かります。
河野先生が言われる様に、法律の枠を緩やかにして、裁判官の裁量と言うか、判断にゆだねても、実現は無理ですし、大岡越前の様で現代には多様過ぎて難しいのでしょうね。
昨日、みこし連の車見ました。つい、手を振ってしまいました。
此処を、拝見しているせいでしょうか?(笑)

投稿: ロコ | 2007年3月25日 (日) 09時48分

今日、初めてホームページとブログを見ました。
書きたいことは沢山ありますが、もう選挙のことは書けないのでしょうか。
こういうおかしなところ(選挙にITが使えない)も、是非なおしていって欲しいところですね。

投稿: なお | 2007年3月25日 (日) 13時14分

はじめまして。
河口さんのところからやってきました。
今日横川駅で河口さんの見かけ、候補者の方と握手をしてきました。
利権のためでなく、市民のための政治を頑張っていただきたいです。
向井さんの件も、誰のための法律かと疑問に思います。あんな判決をして、誰のための正義かと思います。法律にも利権が絡むのかと。
子供のためを考えたらなら、あんな判決はできないですね。
また、少子化の問題を政治家は言うけれど、養子縁組の子供に対しての差別表記はどうなんだろうと思います。
この国の未来を託す子供たちに、差別的な法律はどうなんでしょうか?
あの判決で、誰が得をするのでしょうかね。
私には子供がいないから、養子を考えることもあります。でも、私が頑張っても社会はどうなんだろう?法律はどうなんだろう?と考えます。私がいなくなった後に。

投稿: やんじ | 2007年3月25日 (日) 21時15分

ロコさま
いつも読んでいただいてありがとうございます。
お返事遅くなってすみませんでした。これの次に猫のことを書いています。ロコさまにもぜひ読んで戴きたいです。これからもよろしくお願いします。
          河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年3月28日 (水) 02時43分

やんじ様
コメントありがとうございました。今の社会、人の生き方はいろいろなのだから、だから、法律も柔軟に運用して欲しいと思っているのです。私のクリニックから、もう6沢山の赤ちゃんが新しいお父さんお母さんに養子縁組で引き取られて行きました。みんな一生懸命に育てていただいています。引き取っていただいた養親の方達も、悩んだ末の結論で、でもこどもを育てることによりご自分の人生を充実させているのでしょう。こどもを育てなくっても、とても充実した生き方をしている人も社会にはいっぱいいらっしゃるし。だから、いろいろだと思うのです。それぞれが一生懸命に生きている。変なことを言った厚労省の大臣がいましたが、法や政治家は人の多様な生き方を認めた上で、社会に取りくんで欲しいと思っています。
また、お話できますことを!
         河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年3月28日 (水) 03時00分

なお様、
そうなのです。まだ法律が整備されていなくって、だから怖くって私も十分にここにも書けません。早く可能になればいいのですが。またよろしくお願いします。
       河野美代子

投稿: こうのみよこ | 2007年3月28日 (水) 03時06分

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