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マニフェスト

 事務所にマニフェストを下さい、とやって来る人が多い。また、電話やメールで言って来る方も数多くある。世はまさにマニフェストブームと言っていいだろう。選挙公約というのは、以前からあった。どうしてそれがマニフェストになったか。きっとこれまでの公約があまりにおおざっぱで、口から出まかせでいいことばかり言って、そして選挙に通りさえすれば、けろりと忘れて決して守られない物として存在していたのだろう。それが、マニフェストになったら、何となく守られるであろう物として受け止められているのではないか。一種の幻想かも知れないのだけれど。

 秋葉さんは、前回の公約をきちんと検証している。実現出来たもの、ほんの少しだけど実現しなかったこと(女性助役など)をちゃんと提示する。みこし連のホームページを是非覗いて見て欲しい。前回の公約が決して言いっぱなしの物ではなく誠実に取り組んで来たことがわかっていただけると思う。

 今回の選挙から、マニフェストを配ることが許される。しかし、証書を貼った物を7万枚。配るのは告示後の個人演説会場か、街頭演説の候補者の周辺かに限られる。それも、A4の裏表、二つ折。秋葉さんのマニフェストもぎっしり書いた物を印刷した。財政再建を成し遂げた今、これから多くのプロジェクトが動き始める。緻密な計算の元に民間の活力を導入しながら。

 それと、当選したなら秋葉さんに是非やって戴きたいのは、「議会改革」である。財政再建の為に、市長の給料を削り、市役所の職員の給料を削り、人件費をさんざん削って、職員の方達には気の毒なことだった。でも、議員の給料は全く削られていない。政務調査費などの議会の情報公開度も悪くて、それがために広島市の情報公開度は全体としてとても悪くなっている。議会と市長は対立しているように思われているlようだが、それは以前の話。議会の一部の人たちと対立はしているが、議会全体としては、今の議長になってからは、友好的である。提案された議案で否決または修正可決されたものは一つしかない。だから、きっと議会も市と共になってこれから変わるであろうと期待する。

 他の方達のマニフェストを見て、びっくりした。ほとんどがすでに秋葉市政の元で取り組んでいることだ。「マネフェスト」と誰かが言った。それと、とうてい実現出来ないことを言っている人もいる。たとえば市の職員をひどく削って人件費を浮かすという人もいる。そのペースで言うと、市の現業職員も削らなければならない。たとえば、病院職員(これは厚生労働省の問題であるのだが、どんな立派な医療をしても赤字となってしまう故、現場の職員は、ひどく過労を強いられている)、消防署の職員、学校の職員など、こんな所にもこれ以上の人員削減を強いらなければならない。それは、完全に現業の機能麻痺を意味する。言うだけのことはいくらでも言える。でも、ちょっと考えるとそれが実現不可能であると、すぐに分かる。

 告示が目前になって、もう、私もこのブログで選挙のことは言えなくなるから、今のうちに、言いたいことは言っておきたい。後一日。いよいよ本格的に頑張る時が近づいた。

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