県立庄原特別支援学校で。

昨日は、県立庄原特別支援学校の保護者の方たちにお話しに行きました。学校に着くと、こんな張り紙と校長先生と保護者の方たちがお迎えして下さいました。

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講演の準備ができた所です。講演はパワポを使いながら2時間ぶっ通しで話しますので、途中の写真を撮ることができませんので。ボツボツ人が集まって来られています。お母様だけでなく、お父様も来られているのがうれしいですね。

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しっかりお話しすることができましたし、本の紹介をすることもできました。質疑でも、皆さま様々な問題を抱えて悩んでいらっしゃることが分かりました。少しでも、これからの皆様の子育てのお役に立てれば、うれしいことです。後で、お父様が来られて話をしました。

「私たちの時代は、女性だけが集められてなんか話を聞いていて、私たちは外で運動をしていました。でも、今日の話を聞いて、やっぱりしっかり話をしないといけないということが分かりました」と。そして、自分の携わっているグループでも話をして欲しいと言われました。ありがたいことです。

「私が偉そうにこんなことを話していますが、でも、これまずっと子育てをして来られた皆様が一番お子さんについて分かっていらっしゃるし、教育に携わって来られている先生方のほうが、うんと障がいについてお分かりのことと、そう思っています。ただ、私は、これまで47年間、ずっと診療をし、性教育に携わってきて、患者さんや家族の方たちに色々と教えて頂き、また自分でもずっと勉強もしてきて、性教育の分野では、多少は皆様より分かっていることがあるかな?と。それらをお話しさせて頂きたいと思っています。」

と、そんな立場でお話しさせていただきました。講演が済んで、帰りしたくの生徒さんたちが沢山「こんにちはー」とあいさつしてくれました。元気一杯です。

廊下の生徒さんの作品です。学校に行くと、こういうのを見るのがとても好きで。

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下の段の太鼓のは、小さく切った張り紙で描かれています。

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パンダの絵、これも切り絵ですが、光が写ってしまってごめんなさい。

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楽しいひと時をありがとうございました。

行く時、この道は昔ねずみとりに引っかかったことがあるし、少し前には、覆面パトカーに追っかけられて、パーキングエリアに連れていかれて、しかられた事がある道です。罰にはなりませんでしたが。以来、気を付けているのですが。後ろの遠くに走っていたグレーの車が、突然、赤色灯をつけ、猛烈なスピードで追いかけて来て、肝を冷やしてブレーキを踏みました。が、そのまま私を追い越して行ったので、やれやれでした。怖い怖い。

今日の夜は、大分に向けて走ります。義母の三回忌です。明日の診療は四方先生にお願いしました。気を付けて走らなければ。

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知的障がいのある人の思春期と性

今日の木曜日は県立庄原特別支援学校のPTAに話しに行きます。このごろ、県北に行くことが多いのですが、今日もです。とても寒いですね。ナビで見ると2時間かかるみたいで、早めに出ます。パンを一個と飲み物を持って、それを車の中で食べながら行きます。

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この頃、養護学校や手をつなぐ育成会など、知的障がいのある人の性教育について話すことが良くあります。そして、保護者の方たちの困った話を聞くことが多く、その対応法など、具体的にお話しする必要らに迫られます。また、軽度障害のある人の、性暴力の被害者に接すると、これも胸が痛みますし、加害者に障がいがあることを知ると、やはり同様です。

今の社会だから、風俗に関わることも出てきます。彼女たちが自活するためのお金を稼ぐ必要もあって、でも、あまりに無防備で、事件に巻き込まれたり、やはり利用されるだけされて後は、使い捨てのように放り出されたり。

自分自身に誇りを持って生活していけるようにするには、どんな学びをしなければならないのか、とても難しいことですが、私は性教育にとりくむことが何より必要だと思っています。

それらを保護者の皆様や先生たちにしっかり話をしてこようと思います。

中村哲さんが亡くなって、悲しいことです。先日、安田純平さんの講演を聞いた時、ふと中村哲さん大丈夫かしらと思ったことが現実になってしまって。私は中村哲さんこそ、ノーベル平和賞にふさわしいと思っていたのに、ほんとうに残念なことでした。中村さんは福岡で、兄と同じ教会のクリスチャンで、昔からその活動について聞いていました。つらくて。大切な人が次々と亡くなります・・。

 

 

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トラウマとPTSD・私の場合

人生はトラウマに満ちているという村本先生の言葉で。そうね、なんのつらいことも無く、スイスイと生きている人ってないわよね、と改めて自分を振り返ることになった今回の講義。私自身のトラウマについてのその後ですが。

中学は生徒会で、高校は演劇部でそれなりに教師にも仲間の生徒や先輩にも恵まれ、楽しく過ごすことができました。進路を巡っては、東京に出たい私と、絶対に広島から離れさせないという親との間での確執はありましたが、親のいう事についてはあきらめなければならないという習性がもうついておりましたので。

そして、大学。高校に続きサークルは演劇研究会に入部。そこでの先輩たちとの豊かな会話、議論。いくつかの舞台に上がらせていただきました。さらに当時は全共闘運動の真っ盛り。当然のごとく、学生運動にももまれ。でも、セクトには入らないままでした。

 そんな中での初めての恋愛は、相手はものすごい嫉妬、束縛、暴力の人で。今なら、ひどいデートDVですが。その頃は、DVという言葉もなく、さらにフェミニズムという言葉もない時代。「女性問題」と言っておりました。殴られても、それは「怒らせたお前が悪い」という言葉を本当ののようにそう思っておりました。今なら、あの頃の私に、そうではないよと声をかけてあげるのに。

 何年もの確執の末にやっと別れることができたのは、恥ずかしながら、親の力を借りてのことでした。私が患者さんにも言うのは、「一人では無理だと思ったら、誰かの力を借りて。誰か一人でいい、信頼できる相談相手を探して」と言うのはこのあたりに原点があるのでしょう。その後、患者さんがDVの夫に殺されるという事件が起きて、私のこの持論は「だれかに助けてもらってでも、殺されないように、上手に逃げて」となります。

「女を殴るなんて、サイテー。絶対にしてはいけない」というやさしい夫と結婚し、二人の子どもにも恵まれました。夫は、前の人のように、私がすることへの嫉妬・束縛は全くなく、しっかり応援してくれました。ところが、今度は子どもが2才3才の時に夫の大病。あの頃は、がんは本人に告知してはいけない時代。何とかごまかしながら、治療を受けさせなければならないことが、本当にきつくて。おまけに、夫の両親からの(まあ、一人息子が癌で死ぬかもしれないとなった時の両親もそれはつらかったことでしょうが)治療についての神さま・仏さまを引き連れての介入も、それはしんどいものでした。あの当時一緒に入院していた同室の方たちはみんな亡くなりましたが、夫はほんとうにありがたいことに生き抜きました。

何とか子育てをしながら仕事は続けましたが、ある患者さんの味方をしたことで、あるドクターの怒りをかい、ひどい嫌がらせを受けました。その人の病院のスタッフで、「気をつけて下さい。内の院長が先生に興信所をつけています。先生は、尾行されています」という報せをしてくれた方もありました。それは、何年も続き、私はほんとうにつらい裁判を抱えることにもなりました。あんまりつらくて、お寺の門をたたき、修行をさせてもらいもしました。長い間かかって、その裁判に全面的に勝つことができました。以来、その判決文は私が落ち込んだ時には、それを読んで励みにしています。

まあ、子育てをした人なら誰でも経験することでしょうが、子どものこととか、まだまだいろいろとありましたね。

でも、何とかここまで生きてこれたのは、そして今、孫の成長を楽しみに夫と二人穏やかに生きているのは、常に私を励まし、支えてくれた人が回りにいるからの事。私は、自分の子どもや孫も含めて、患者さんも友人たちからでも、必要とされた時には、何らかの支えになりたいと思っています。

それが、数々のトラウマがあっても、周りの人からの支えでPTSDにもなならず、ここまで来れた私の役目でもありましょう。いつか、もっと詳しく、小説にでも書ければいいなあと思っております。以上です。

 

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トラウマとPTSD

12月1日の日曜日、トラウマとPTSDについての講義を受けました。講師は立命館大学教授・女性ライフサイクル研究所の村本邦子さん。子育て支援、虐待・性暴力・DVなど女性と子どもの支援、コミュニティのトラウマ、歴史のトラウマなどに取り組んでおられます。

注意として、講座で配られた資料や講師が話した内容、講師名などを無断転載しないでくださいと注意されていますので、でも、講師名はいくらなんでも、書かない訳には行かないからと、主催者の許可を得ました。

授業は素晴らしかったのですが、中でも私の心に残ったこと。それは

「人生はトラウマに満ちている、それでも人は生きている」
被害体験を身近な人に話し、受けとめてもらえたかどうかが、その後の状態に影響する。

「被害そのものを話せなくても、信頼できる他者の存在の有無がその後の人生に影響する」

と言いうものです。

これらがずっと頭にあって。診療の場だけでなく、性暴力ワンストップセンターや特別養子縁組のお世話など、いろいろと他の人のお世話をしてきましたが、その私自身の人生をつらつら振り返りました。

いろいろとトラウマに満ちて来たなあと。

幼い頃の知らない男からの性被害、これはまだ入学前の本当に幼い頃ではあっても、しっかり頭に残っているものです。もしかすると、殺されていたかもしれない事だけれど、決して親にも誰にも言いませんでした。

そして、何より繰り返しつらかったのは、小学校に入学してからの、一・二年の教師。えこひいきがひどくて、私はその教師の嫌われ者でした。親の前では、猫なで声で私のことをほめるのですが、でも、数々のいじわるとしか思えないような仕打ちがありました。どうしてそうされるのか、分からないままでした。もっと嫌だったのは、それを近所の々クラスの女の子が家に帰って、自分の親に必ず話す事。そして、その母親が家の母に話します。私には、教師のいじわるとしか捉えられない事を「叱られた」と捉える大人たち。私は母から重ねて叱られる。だから、また後で母に叱られることが憂鬱で憂鬱で、とてもつらくて。家に帰りたくない、このままどこかに行きたい、真剣にそう思っていました。だって、母から「先生にどうして叱られたのか言いなさい」と言われても、自分には思い当たることが無いのですから。ただ、泣くしかできなくって。布団の中では、いつも死ぬことばかり考えていました。それが二年間続きました。

これはつらかったですね。自分でもよく生き延びたと思います。

それでも、これは三年生になって次の担任になって、私は救われました。とても穏やかで、公平で、作文教育をしっかりして下さる方でした。この先生になって、はじめて私は学校が楽しいと思えるようになりました。いじめがあると、必ずそれについてクラスでの話しあいをさせる方でした。いちど私もクラスの男の子から怪我をするほどのひどいいじめにあって、給食も食べずに家に帰ったことがありました。それについて、先生の指導でみんなの話しあいがありました。私ははじめっから終わりまでずっと泣いていました。その間、心の中で「コスモスの花」を歌い続けていました。

正に、その先生は、「信頼できる他者の存在」であったと思います。

中学時代。私の通った学校は「荒れる学校」でした。入学と同時に、先輩の女性たちに取り囲まれ、殴られ、上履き入れをびりびりにされ、怖い思いをしました。でも、そこには尊敬できる先生方が沢山いらっしゃいました。私に「差別」を教えて下さったのは、この中学の先生方です。生徒会目標は「差別をなくそう」でした。その生徒会で役員をすることで、生徒同士も先生方とも本当に豊かな会話を交わすことができました。

中学校の先生たちは本当に「信頼できる他者の存在」でした。

こんな事をつらつら書いてもどうってことはないのですが、でも、「トラウマ」ということでここで振り返ってみるのも、一つの心の整理になると思って。ご迷惑かもしれませんが、もう少し続けますね。

やはり写真が無いので、クリニックの青野さんのお花です。今回のは、とてもかわいいお花です。

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「さしのべられた救いの手~原爆孤児たちの戦後」

皆さまにお知らせです。

今週の金曜日12月6日(金)23時から、NHK・BS1スペシャルで「さしのべられた救いの手~"原爆孤児"たちの戦後」が放送されます。不思議なことに、NHH・BSスペシャルの放送予定には、この前後の予定は全部出ているのですが、この日のこの時間の予定だけは「BS1スペシャル」とだけで、タイトルもなにも出てきません。でも、放送はありますので、ぜひ見て下さいませ。

 子どもの内に、被爆し、同時に両親も亡くした人が、どうやって戦後を生き抜いたか。

峠三吉の「墓標」。その一部です。

「・・・
仆れた母親の乳房にしゃぶりついて
生き残ったあの日の子どもも
もう六つ
どろぼうをして
こじきをして
雨の道路をうろついた
君たちの友達も
もう黒々と陽に焼けて
大人に負けぬ腕っぷしをもった

負けるものか
負けるものかと
朝鮮のお友だちは
炎天の広島駅で
戦争にさせないための
署名をあつめ
負けるものか
まけるものかと
日本の子どもたちは
靴磨きの道具をすて
ほんとうのことを書いた新聞を売る
・・・」

原爆で両親が亡くなり、生きるのに精いっぱいだったという仲間もいます。
この番組は、初めNHKの海外版で英語で作られ海外で放映されました。大変評価が高く、日本版として作り直したそうです。

ご案内まで。

昨日は、「トラウマ」の研修を受けました。それについて、思う事がありますので、また明日。

今日の記事には映像が無いので、これは今のクリニックの青野さんのお花です。初めはユリがつぼみでしたが、一輪咲くと、ぐんと華やかになりました。今日は、きっと、二輪か三輪咲いているでしょう。どうなっているか楽しみです。

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「i新聞記者ドキュメント」

「i新聞記者ドキュメント」を観てきました。以前映画「新聞記者」を観て、それは怖くて面白くて、ありうることだと思いながらも、大変なショックを受けて。今回の「i新聞記者ドキュメント」は、もともと河村光庸プロデューサーが、ドラマ版「新聞記者」とドキュメント「新聞記者」の両方を創りたくて、それを実現させたものだと。だから、「新聞記者」と対になるものだと聴きました。

 これは見なければと思いました。パンフレットです。

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東京新聞の望月衣塑子記者。私は、この方の講演も聴きに行き、それは感動したものです。その彼女を追ったドキュメントです。


本来、ジャーナリストが持つべき姿勢、力をいかんなく発揮して行動する彼女を本当に強いなあと感動しましたね。菅官房長官を初めとして、あれだけバッシングされれば落ち込みもするでしょうに。臆せず、彼女は行動し続けます。それにしても、政権の場にいる男たち、それににすり寄る男たち、よくもまあ、こんなウソを言うものです。それらが思いっきり暴露もされます。

 私も、覚えがありますね。よくもまあ、こんないやらしいウソ八百を言うものだと、あきれもし、名誉棄損で訴えもしましたが、彼女は強い。
そして、その強さで、粘り強く、大スクープを遂げたりもします。

辺野古の埋め立ての赤土。その写真を撮り、官房長官の記者会見で指摘もし、原稿も書き。赤土をまぜるのは10%以内という契約を完全に破っていること。

宮古島に、ジェット燃料の保管地のすぐそば、100メートルしか離れていない所に「弾薬庫」を作る事。これは、全く住民には知らされていませんでした。この一面トップの大スクープで、結果的には防衛大臣の謝罪まで取っています。

 それに、安倍首相にきわめて近いジャーナリストによる強姦、逮捕直前に安倍首相の側近の警察庁トップから逮捕ストップの指示が出、それを世間に訴えた詩織さん。その彼女へのインタビューも対寧に行い、彼女の声を国民に届けもします。

とにかく行動的です。

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映画監督森達也さんは、彼女に振り回されながらも、撮り続け、そして現在日本のメディアがいかに政権に飼いならされているか、丁寧に告発し続けます。

何しろ、桜を見る会のその国会追及の真っ盛りに各メディアの総理付きのキャップを集めてごちそうする、それにのこのこ出かけ、オフレコの安部氏の言うことをたっぷりきかされ、それは全く報じないという、そんなマスコミですもの。

望月さん、どうぞ殺されないように。私たちもめげずに頑張らなければね。大いに力をもらったのと同時に、この国に絶望的になって、やっぱりどこかに脱出しましょうかね、と思わせられる映画でもありました。


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仲村未央さんの講演会

昨日、診療後、仲村未央さんの講演会に行って来ました。現在沖縄平和運動センター副議長。琉球大学卒業後琉球新報社の政治部記者、沖縄市議会議員、沖縄県議会議員。この夏の参議院選挙で社民党の比例代表として立候補するも落選しています。

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仲村未央さんに作って頂いた詳しいレジュメに沿ってお話しは進められました。「沖縄から見るこの国の課題ー自由、尊厳、平和をかけた県民の闘い」。胸がキリキリと痛むお話しの連続でした。

百田発言「米軍普天間飛行場は、もともと田んぼの中にあり、周りは何もなかった」「商売になると、みんな何十年もかかって基地の周りに住みだした」(2015年6月、自民党若手議員らの勉強会)

事実は、「1945年、沖縄戦で侵攻した米軍が占領と同時に土地を接収し、滑走路を建設。宜野湾村役場、宜野湾国民学校があり、松並街道が走る町の中心地だった。住民は同年10月から収容所からの帰村を許されたが、多くがふるさとには戻れず、米軍に割り当てられた飛行場周辺で集落の再編を余儀なくされた。」(宜野湾市史より)

オスプレイ配備撤回を求める実行委員会「建白書」、銀座パレード・・翁長那覇市長、県議会議長、全県議、全市町村長、全市町村議会貴重などによる要請団に街頭からのヘイト。「どぶねずみ」「売国奴」「日本から出ていけ」(2013年1月)

さらに。戦後報告書からも「切り捨て」られた沖縄

全国戦災史調査報告書(1977~2013年、総務省—一般戦災ホームページ)

戦災を被った年の空襲及び被害・・・
戦災により犠牲を被った児童の実情
戦災により犠牲を被った孤児の実情
戦災により犠牲を被った婦人の実情

などなどには、沖縄は全く出てこないのですと。

太平洋戦争による我が国の被害総合報告書・・人的被害・物的被害にも全く沖縄は出てきません。

「広島のごときは県民一三名に一名の割で被害を受けた事になり、長崎、東京も夫々二二名に一名、三三名に一名という高い被害率を示している。」それなのに、四名に一名が亡くなったという沖縄の被害は全く出てこないと。平和の礎には、24万もの人の名前が刻まれているのですが、国による沖縄戦の住民被害に関する調査は今日まで一度もなされていないと。

沖縄の苦悩は、今日まで続いています。「100の指標からみた沖縄県の姿」から、全国上位1位、または2位と下位47位(又は、ワースト5位以内)が延々と並んでいます。一位には新規高卒無業者比率とか、新規大卒無業者比率とか。ワーストには、平均年齢、県民所得、高校進学率、大卒初任給額とか・・・。

そして、辺野古について。沖縄中の反対にも関わらず(国会議員や知事選など)辺野古の工事は着々と進められているようではありますが、軟弱地盤や活断層の存在で、2019年7月の進捗率はまだ2.8%に過ぎないと。だから、今もまだ頑張れば止められると考えているとのことでした。

今、沖縄の報道は少なくなっています。
私たちは、これからも沖縄を忘れてはなりません。昨日の会は「広島と沖縄をむすぶドゥシグワー」結成の集いでした。勿論、私も会に賛同いたしました。

 

 

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高宮中学校で

昨夜は7時から9時まで高宮中学の保護者の方たちにお話しをしました。遅い時間なのに、先生方も沢山参加して下さりありがたいことでした。

 地図でしっかり確認し、ナビに従って行ったのですが、真っ暗な山道をどんどんと登って行くのが若干不安でもありました。無事到着すると、外の気温は3度でしたよ。会場は図書室で暖房をしっかり入れて頂いていたので、温かい中でお話しすることができました。

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全校生徒70人の学校ですが、沢山の方が来て下さって会場一杯になりました。50人はいらっしたでしょうか。写真は準備が済んだ所。電子黒板で色がきれいです。

 全く何事も起こらないような静かな環境の学校ですが、でも、ネットの情報はダイレクトに子どもに入ってきますし、心配なのは今すぐのことではなく、この環境から進学などでちょっと都会に行った時の事。今のうちにしっかりまともな情報を伝えておかないとと思います。

 子宮頸がん予防ワクチンのことも、ピルのことも全てお話しすることができました。男の子の包茎やサイズ、マスターベーションのことも。ただ、生徒さんに直接話したわけではありませんので、保護者の方たちから子どもに伝えられるのか、若干心配ではありますが。

PTAの役員の方たちの尽力、とてもありがたく受け止めました。ありがとうございました。

帰り、保護者の方が「ウサギに気を付けて下さい。沢山います。」と。そして「鹿にぶつかると、車がへこみます。」と。まあ、面白いと思ったら、いよいよ帰る時に、他の保護者の方も「鹿が沢山います。サファリパークみたいですから」と言われます。「この人は誰?みたいにこっちを見ますからね」と。「どうしたらいいですか?鹿がいたら停まって、じっとしていて行くのを待てばいいのですね」というと、「クラクションを鳴らして」と。「もしぶつかったら鹿はそのままにしていていいのですか?」「そしたら、JAが何とかしてくれるでしょう」と。

外に出ると、真っ暗で星がすごくきれいです。オリオン座が低い位置に見えました。

期待していたけど、鹿には出会えませんでした。帰ると、もう11時近く。保護者の方も先生方もこんなに遅くまで聴いて下さってほんとうにありがとうございました。生徒さんたちの健やかな成長を祈ります。


 


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性教協中国ブロックセミナー④

私は、これまで刑事事件の裁判の傍聴には何度も行っているし、民事では何度も法廷に証人として立っていますが。刑事事件について、最近まで知らなかったことが沢山あります。

性暴力の被害者の患者さんを診て、その後、一生懸命診断書を書き、警察官と一緒に供述調書を作り、更には検事さんの事情聴取に応じたりしても、それらの書類は、加害者の弁護士が「不同意」と言ったら、全くそれらは採用されないという事。採用されないという事は、裁判官はそれらを見ることができないという事なのですね。患者さんの傷がどうなさっているのかなど、裁判官に知られないままに裁判は進められるのですね。

最初に、ええっ?と思ったのは、やはり子どもの被害者の場合で、それらを一生懸命しても、検事さんが「強制性交」で起訴しなかったと。性交はされているのです。でも、「タオルケットをかけてしていたので、何かが入っていても、それが男性の性器であることは見ていないので、何を入れたのかは分からない」ですって。そんな、布団の中とか、毛布を掛けていたりということはあるものだし。「見て」いないから、何かは分からないって。だから、起訴は、「強制わいせつ」なのだですって。だから、私の診断書も供述調書も採用されず、裁判官は見ていなかったのですね。なんと理不尽なと思いました。

 そして、二回目の事件の時。この前、裁判の法廷に立った時のことです。やはり被害者は小さな子どもです。検察事務官から、法廷で証言してほしいと言われて、実は、私の書いたもろもろのものは、加害者の弁護士が不同意としたので、一切法廷に提出されていないと。だから、その内容を法廷でしゃべって欲しい。それで、初めてしゃべった内容が採用されるのですと。

更に、びっくりしたのは、被害者の子どもの「司法面接」の内容をも加害者の弁護士が「不同意」としたので、被害者がしゃべったことは採用されていないのだと。そのために、被害者の子どもも出廷して、質問に答えなければならないのだと。それなら、司法面接の意味がなくなるではないの、と思いました。

で、そのことを寺本先生に尋ねました。

司法面接は、ゆったりした部屋で、一人だけが被害者と向き合って(これは、トレーニングを積んだ女性の検事さんの場合が多いのだけれど)、他の弁護士さんや児相の方などは、隣の部屋から見守るのだそうです。それら話した内容は記録され、ビデオ撮影もされます。そして、もしそれらが採用されなかったなら、被害者は法廷で証言しなければならなくなるのだと。でも、子どもの場合は、普通の法廷で、犯人や(私が証言した時には、加害者は手錠と腰縄に繋がれて、法廷に入って来ました。)傍聴人がいる所で証言するのかと思って、すっごく心配でした。でも、子どもの被害者の場合は、たいてい、児相がどこかの部屋に裁判官が(私の証言の時には三人の裁判官でしたが)多分代表の一人だけ、そして弁護士と書記官だけで、傍聴人もない所でお話しをするように配慮されるそうです。それで、少しホッとしました。でも、あの、加害者の弁護士、私に聞いたようなしょうもないことをネチネチとかの女に聞くのだろうなあと心配ではあります。そして、もし、そのような場で被害者が何も話せなかったなら、そこで初めて、司法面接で話したこと、文書やビデオが採用されるのだそうです。

昨日、アマゾンから届きました。読んでいて、ぞっとして、苦しくなって、一気には読めません。でも、読み続けなければ。

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寺本弁護士と私との「性的同意を巡って」のお話しはこれで終わります。皆様、沢山のコメントありがとうございました。性的同意について、京都の学生さんたちを中心に作られたチェックリストについては、フェイスブックの11月25日の渡邊智子先生のコメントへのお返事で、写真を載せています。

私は今日は夜7時から、高宮中学校の保護者の方に話しに行きます。保護者として知っていて頂きたい事をしっかり話してきますね。お昼には、その次の講演、「知的障がい児の性教育」についての資料作りです。

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今日の二つの番組について

まだまだ性教協中国ブロックセミナーの話は続けたいのですが。緊急に皆様にお知らせしたくて。今日の二つのテレビ番組のことです。

一つは、広島地方のことなのですが。本日の午後6時から6時45分の間、テレビ新広島TSSプライムニュースの中で、呉の稲垣ファミリーが取り上げられます。稲垣ご夫妻は、虐待などで保護者に養育されない子たちを何人も里子として養育しています。私がしているのは、特別養子縁組のあっせん事業。里子里親とは異なりますが、ずっと前から、稲垣りつ子さんの奮闘ぶりは存じ上げています。今年の夏は、ここのお二人と一緒にカープに行きました。今回は、子どもの虐待のテーマでの放送と聞いております。ぜひご覧下さいませ。私も、丁度クリニックで見られるのではと期待しています。

 もう一つ、やはり今日の放送です。本日夜10時から「NHKクローズアップ現代」です。


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臨床の場で実感することなのですが、性暴力の被害に合った時、家族がその事実をしかり受け止めてくれたなら、その傷は癒すことができます。でも、あたかも、被害に合ったその女性が悪かったかのような態度をとる人も残念ながらあるのですね。とくに子ども、が被害に合った場合、保護者の方の受け止めがとても大切になります。

 今日の番組もしっかりウォッチしたいと思います。お知らせまで。

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«性教協中国ブロックセミナー③