猛暑の中で、災害について、今思うこと。

言いたいことが一杯たまっています。沢山の方が亡くなって、多くの方が被災され、とても沢山の地域でまだ断水が続いていて、トイレやお風呂に不自由なさっている時。これまで、こんなことを言うのは不謹慎かなと思っていましたが。

猛暑の中、ボランティアに行く方は、自己責任で、飲み物も昼食も用意して下さいと。それでも沢山のボランティアの方が熱中症で倒れたと。

今日のモーニングショーで、バカなコメンテーターが、家で過ごしたのがいいのか、避難所がいいのか、それは誰か決める人がいるのですか?などと言っていました。そんなの、自分で判断していますよ。家で過ごせれば、その方がいいに決まっています。それができないから避難しているのではないでしょうか。泥に埋もれ、水も電気もない所で過ごせるものなのか。あまりの想像力のなさに、愕然としました。

それに、避難所、阪神淡路以来、全く進歩していないのですね。熱い中、プライバシーもなく、ごろ寝の状態で。

欧米のように、家を失った人たちには、即、家族単位のトレーラー家やテントを設置して、一時的にそこに住んでもらうとか。まったく日本ではできていないのですね。

で、その中で、思ったこと。もういろいろな方に言い尽くされていることですが、私の中できちんととらえておきたいので、書いておきます。

どうしてボランティアボランティアなのでしょうか。まだまだボランティアの手が足りないと言われます。

行政はどうしているの?沢山の消防、警察の方たちが働いています。九州、熊本や益城町や、長崎の消防隊の人たちも見られました。涙が出ました。でも、どうして自衛隊の姿が見えないのでしょう。防衛相のホームページを見ると、どこどこで何人救助したとか、どこどこで何百人に入浴してもらったとか、そんな実績を並べて見せていますが、どこどこに何人派遣とは全く出てきません。今こそ、ここに集中したらいいと思うのですが。派遣する人数が少ないのではないでしょうか。

だって、一軒一軒の泥をスコップでかきだして、使えない家財道を運びだし、それらが山と積まれていますが、それもほんどが高齢の家族の方たちとボランティアの人でしています。住民の方たちが本当によくしてもらえるとボランティアの人達に感謝しておられます。私も頭が下がります。

でも、行政は、ボランティアに頼りすぎですよ。あまりに広範囲なので、ボランティアの人も足りなくなるのも当然です。

自衛隊の艦船で、被災地に物資を運んだという情報を見て、こけました。自民党の人が総理の配慮でと、うれしそうに書いていましたが。それが、あるコンビニのトラックだと。だから、コンビニに品が並びましたと。家がつぶれた人達に、どうぞ買いに行って下さいと言うのですね。

総理がやることって、せいぜいこんな物でしょうよ。総理が岡山に来ると、そしたら、その避難所に前夜にクーラーが入ったのですって。他の避難所にもクーラー、同時に設置したのでしょうか。

14日、広島に石井国交大臣が視察に来た時に、住民が、「スコップの一本でも持ってきて一軒でもいから行ってやってみ。どんだけしんどい、どんだけ臭いか、どんだけひどいか。」これ、よくNHKが報道してくれました。それを見た時に、スゴッと思いました。

住民に詰め寄られた大臣の姿を見たか聞いたからでしょうか。安倍首相は15日に広島に来るのを中止したそう。右の股関節周囲炎だそう。健康第一に考えなければならないので、それは仕方がないでしょう。でも右の股関節周囲炎なのに、左足を抑えて苦しそうにしているってホント?

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本当だ。右足に体重をかけて、左を痛そうに抑えている。

それに、やっぱり私は広島もひどいことになっているのに、その夜に赤坂で宴会をしていたという事。これは許せません。気象庁が大変だと警告を出していたのだから、宴会を楽しむのでなく、もっと早くに対策本部を立ち上げて、自治体に対して指示をしていてくれたなら。もっと早く、避難所に避難しろと強引にでも、指示してくれていたなら、多くのお年寄りや体の不自由な人や子どもたちが死ななくて済んだでしょうに。安倍さんと共に、岸田さんもいますね。地元の広島が大変なことになっているのに。それから、この宴会の閉めは上川法相のバンザイ三唱だったと言ってましたね。この翌日にオウムの7人が絞死刑になるという、そのバンザイでしょうか。なんと。

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今更遅いかもしれませんが、こうして、「あの時に」と悔やんで反省することが、次につながることだと思います。「なんにも落ち度はない」と言うことが、どれだけむなしく、前進もないか、それを痛感しています。

災害の被害に遭われた方、猛暑の中で大変なことと思います。ほんとうに大変なこと思いますが、どうぞ、生き抜いていただきますように。私は私でできることをやっています。



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緊急避妊薬の処方、当院の統計を見て。

緊急避妊薬、ノルレボ錠の当院での処方、患者さんの統計を取っていました。大体の所が出ましたので、一部ここでお知らせしますね。

今年のなって、1月9日から7月13日までに緊急避妊薬を処方した方は、計77人でした。
年齢は16歳の高校生から50歳の主婦まで。

10代9人。高校生1。大学専門学校生7人。社会人1人。

20歳から24歳までが28人。大学専門学校生が11人、社会人16人、主婦1人。

25歳から29歳までが17人。社会人16人、無職1人。

30歳から34歳までが12人。社会人11人、主婦1人。

35歳から39歳までが3人。全員社会人。

40代が7人。社会人6人、内結婚している人3人。無職1人。

50歳一人。主婦であり社会人でもあります。

結婚している人が計5人。でも、このすべての人が夫との性での緊急避妊を求めているとは限りません。

風俗に携わっている人が3人。

そして、なぜ緊急避妊薬が必要であったかです。

レイプされて来た方は3人です。
コンドームが破れたまたははずれて膣内に射精があったという人が39人。
避妊をしなかったという人が35人です。


そして、緊急避妊薬を内服したのに妊娠した人が2人。2人とも、人工中絶を受けています。


緊急避妊薬は100%確実に妊娠を防ぐ訳ではなく、80~85%くらいの確率であると言われています。今回だけの期間で見ると、97.4%の防御率となります。その意味では、妊娠しても産めない女性にとって福音と言えるでしょう。


でも、77人の内35人、45.5%の人が避妊をしていませんでした。避妊をしなかったから、緊急避妊薬をアフターピルとして求めるというのは、あまりに悲しいことです。避妊をしたのに失敗してしまったと言うのであれば、仕方がないことですが。


私は、アフターピルは一回だけのもの、今後の避妊はどうしましょうかと問いかけます。結局は多くの方に低用量ピルをお勧めします。そうすれば、破れようが外れようが、ナシでしても、あなたの方で防衛できるのだから、と。でも、アフターピルに引き続いてOC(低用量ピル)を飲んでいる人は77人中19人しかいらっしゃいませんでした。


もう少し、せめて一年間の処方についての統計を取って、近々の学会で発表しようと思っています。
しかし、それにしてもコンドームが外れたり破れたりという人がどうしてこんなに多いのでしょう。日本のコンドームは、とても性能が良くって、そう簡単に破れる物ではないのですが。破れたり外れたりという人は、コンドームのつけ方が良くないのではないでしょうか。しっかりトレーニングをすべきでしょうね。私は、患者さんに、彼に岩室先生の「コンドームの達人」を見てもらってと言います。でも、そのコンドームの達人が「年齢確認のためにログインしてください」とあるのは、とても残念です。こんな動画こそ、若い人たちにしっかり見ておいてもらいたいのですが。


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世界の中で、とても遅く、2011年にやっと日本で認可されたノルレボ錠ですが、その価格が他の国に比べて、なぜ高いのか。これも何度もいいましたが、これは認可するのに反対する宗教団体を中心とした、金と票を持っている人達の政治的動きによるものです。低用量ピルも、子宮頸がん予防ワクチンも、それらだけでなく、性教育に反対して、いまだに中学校での避妊を教えてはならない、文科省の指導要領を作らせたのも。この人達の動きによって、日本の女性行政が動いているという現実を何とかしなければと思うのですが。でも、この緊急避妊薬のジェネリックが認可されそうという情報もあります。一刻も早く安い薬が出てほしいと思います。今の15000円という金額では、若い人はなかなかつらいでしょうから。

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講演会の変更のお知らせです。

先日お伝えしました全国婦人保護施設連絡協議会主催の「女性支援地域連携フォーラム」
、豪雨災害のため、延期になりました。直前のお知らせで私もとまどいましたが、今回の災害は大変で、今もなお避難指示が出たりしています。私もとても楽しみにしていたのですが、仕方がないことですね。

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まだ、いつ、どこでの開催になるかは、全く分からないそうです。また決まればお知らせしますね。いつか、必ず開催されますように。

それから、8月2日の講演会、これはまだお知らせしていなかったと思いますが。この会場が変わりました。やはり豪雨災害の影響で、この会場がボランティアセンターになるそうです。会場は、昨年と同じ、広島市中区袋町「広島市まちづくり市民交流プラザ・北棟6階マルチメディアスタジオ」になりました。

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この度の豪雨は、いろいろなことに 影響はありますが、でも、多くの大切な命が亡くなったことを考えると、小さいことです。

それから、これは豪雨とは関係ないのですが、会場の関係で、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」は今年は12時45分からの開催になります。例年に比べて、早くてすみません。終わりがかつかつに定められていますので、やむを得ずのことです。ごめんなさい。

緊急避妊については、今、当院の統計をとっています。これが思いのほか手がかかって。近日中に改めてお知らせしますね。すみません。

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牛田中学校にて講演。

緊急避妊については、今日はお休みして。

昨日は、広島市立牛田中学校の2.3年生429人と保護者の方たちにお話をしました。今回の豪雨による被害で、その前日、校長先生から、多くの命が失われたことのお話をされたそうです。

暑い中、生徒たちはよく聞いてくれました。

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伝えたいことは、沢山あります。その中から、優先順位をつけて頭で組み立てをして、話します。

癌患者さんの死と家族の方々の話から始めて。

男性の体(マスターベーションに係るプライバシー、ペニスのサイズなど)
女性の体(月経痛を我慢しない事など)、
恋愛、性、性は本来生殖であること、それを忘れてはいけないこと、
そして、その妊娠は女性のみがすることであること、
人工中絶は、産んでも育てられない妊娠をしてしまった女性の唯一最大の救済策であること、
妊娠週数の数え方、出産の予定日、
いつまで中絶が可能であるか、
特別養子縁組のこと、
そして、避妊、SNSについてなどなど。
LGBTは少ししか話せなかったけど。
最後は、素敵な性って何だろう、びくびくしながらの性、警戒心を持ちながらの性は決して素敵な性にならない事、まで。


勿論、一回私の話を聴いたら、それですべて分かっただろうなんて甘いことは考えていません。でも、少しでも、頭に残ってくれていたら将来きっと役に立つことと思います。

司会は男子生徒、話が終わると、女子生徒が感想を述べてくれました。


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「今日の河野先生のお話から感じたことは、私自身がこれから生きていくために、自分と相手に責任を持たなければならないと言うことでした。そのことを考える機会をいただき、本当にありがとうございました。」
と自分の言葉で語ってくれてうれしかったです。

所で、校長室にはこんなものが。岩本君。卒業生だそうです。しばらく姿を見ないけど、どうしているかしら。これから、彼もファンになりましょう。


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生徒の皆さん、校長先生を初めとして、先生方、保護者の皆さま、お世話になりありがとうございました。感謝申し上げます。

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緊急避妊薬について

私は今日は市内の中学校で講演です。朝一からなので、7時半には自宅を出ます。中学生たちがこれから先、少しでも心豊かに生きていけるように、そのお手伝いです。診療の場で、ああ、こんなことも教えられていないのね、と驚くことがしばしばなのです。

昨日、もう午後8時頃、電話がかかりました。「もうだめですかあ」という、かったるそうな電話です。「はい、もう終わりましたよ。」というと、「モーニングアフターピルが欲しいんですけど」と言います。どこか今からでも診てもらえる所を教えて下さいと。いろいろと考えても思いつきません。もうどこも締まっている時間です。うちは、明日は休診ですから、朝一番にどこかの産婦人科に行って下さいというと、「いつまでですかあ」と言います。「72時間以内ねと言うと、明日の朝だと、もう72時間は過ぎます」と言います。そんな前なの?今までどうしてたの?たこれには無言です。

彼女の口調からして、72時間と言うことは知っていますね。当院が午後6時までということも知っているはずです。ただ、行動をしなかっただけ。

緊急避妊を求める人は毎日何人もがいます。薬局で自由に買えるとなると、この電話の彼女のような人もどんどんと増えることでしょう。OTC化。薬局で自分で買えるようにすること、これが厚生労働省の審議で、次期尚早となりました。なぜこんな審議がなされるのでしょうか。

私の、友人、イギリス人で、大学の教官をしている人の話です。彼女によると。

イギリスは、若年の人工中絶を減らそうと、国家プロジェクトを作ったと。そして、全国に保健所のようなオフィスを作り、そこでは低用量ピルが無料で渡せるようにしたと。緊急避妊薬も無料です。でも、そこの休みの時などは、スーパーマーケットのドラッグストアで自分で買えるようにしたと。でも、それには「教育」が付きません。オフィスでは、教育、これからはピルを飲みましょうということも含めて、指導ができます。自分で買うには、それができない、だから少し高くしましょうと。それでも、1500円だと。

私のクリニックは平和公園の近くにあります。だからかもしれませんが、外国からの旅行者の方もアフターピルを求めてよく来られます。皆さん、高いですよ、ということを知っていますね。でも、日本はどうしてこんなに高いのですかと言われます。それは、ガバメントに聞いてほしいと答えます。イギリスからの人はもちろん、イギリスでは無料だと言われました。フランスの人は大体1000円くらいですと。フィンランド、ニュージーランドの人も無料だと言われました。

なぜ日本は高いのでしょうか。もともと安い薬を高くしたのは、厚労省です。それも、日本がこの緊急避妊薬を認可したのは、世界の中のラスト六か国になってから。イラン、イラク、アフガン、ペルー、北朝鮮、日本。この時点でやっと認可されました。だから、それまで、日本の女性は、その薬の替わりに、中容量ピルをトーンと日頃の4倍も飲み、副作用でげーげーと吐きながら、という状況だったのです。


これは、日本の女性行政について、いつも講演で使うスライドの一枚です。

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すみません、時間が無くなりました。この続きは少し長くなりますね。

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コンドームは高いのか。

昨日の私のブログに対して若者がコンドームを使わないのは、フェイスブック上で教育と共に経済的問題があるのでは?というコメントがありました。これが私にはよくわからなくって。もう少し「経済的問題」というのを解説してほしいと質問しました。

コンドームが高い?まさか?

ずっと以前、エイズが大問題になっている頃、コンドームの使用をどう呼びかけたらいいのかといろいろと苦闘したいたころ。私は、コンドームが誰が購入しているのかをクリニックで患者さんから調査をしました。女性が買えない状況がはっきりしたので、クリニックで売ることにしました。そして、「コンドーム、当院でお分けします。受付でも、ナースでも、医師でも、遠慮なく伝えて下さい。定価1000円を700円で」という張り紙をしました。実は、この張り紙をしたことを当初エイズの講演会で話した時に、県の職員の方が血相変えてこられました。それは違反行為ですと。なんと、コンドームや基礎体温計なども売るのには、「販売業者」にならなければならないのだと。それなしに売ることは違反であると。で、その方の指導で届け出をし(クリニックの図面なども必要で、とても面倒な手続きでした)そして、私は晴れて「コンドーム販売業者になったのです。ずいぶん昔の話です。

以来、当院では、ずっとコンドームをお分けしています。以前は問屋さんから購入していたのですが、今は近くの薬局で若いナースが買って来てくれています。

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3箱で1,520円。実際は10%割引されていました。2セット6箱で割引もあって税込み2736円。ひと箱486円。ひと箱には12個入っていますので、計72個。2736円÷72で、一個38円です。一回のセックスで38円。これが高くて買えないという人はセックスする資格がないのでは?ひと箱分約500円で、これは一食に値するとのこと。もしそれが買えないのなら、一食くらいぬいてでも購入すべき。妊娠というリスクを彼女が背負う方がよほど深刻でしょうに。それに、自分で買えないのなら、彼女に半分負担してもらってもいいのでは?最も、500円弱のコンドームの半分お金を出してと言ったら、彼女に嫌われるかもしれないけれど。それに、コンビニでなく、安い薬局で買うくらいの努力はしてもいいでしょう。

よって、私はコンドームを使わないのは経済的事情でとは思わないのです。

もっとも。ずっと以前の話です。ある高校で、(この話は校長先生の前でされたので、私はすごくおかしかったのですが)養護教諭の先生が「お小遣いが足らなくてコンドームが買えない」という生徒がいて、一体どれくらいするの?と聞いたら、一回のセックスで六回はすると。週二回で12回。それが4週間でとなると、お小遣いが足らないと言ったと。

私は「自分の能力の範囲内ですべきでしょう。買えなくってもしようではなく、買える範囲内でするのが原則よね」と言いました。若い人では、こういうのもあるなあと。

それから、コンドームを使わないのは、若い人とは限りません。昨日例を挙げた一人の相手の男性は40代です。お金がないわけではなく、性の考え方ですよね。彼女もその男性のいいなりになって、後で後悔したり心配になって、こっそりアフターピルを求めて来ると。女性も情けないと思います。というか、完全にコミュニケーション不足ですね。そんな話をすることもなく、行動している。

そこの所を私はずっといい続けているのですが。

もうお一人、フェイスブックで緊急避妊ピルのことについてコメントをいただきましたので、明日はそれについて書きますね。

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緊急避妊ピルに思う

昨日は、すっかり晴れて暑い中、沢山の患者さんでした。患者さんの住所を見て、「どうでしたか?雨は?」と尋ねます。皆さん、本当に大変で。家が壊れたり、断水、道路や電車の遮断が日常生活を圧迫しています。涙ながらに語って下さる方もおありです。市内の中心部は大丈夫なのですが、周辺は本当に大変です。

お天気はうって変わって、カンカン照りでとても暑いです。作業もお疲れでしょう。

そんな時に何なのですが。緊急避妊ピルを求めて来る人が後を絶ちません。前から何度も言っているのですが。

その多くの人は、レイプされたとか、コンドームが破れたとかではありません。はじめっから「避妊」をしないで、後で心配になってアフターピルを求めてこられる方たちなのですね。


「どうして避妊しないの?」と尋ねます。


最近びっくりしたのは大学生の場合。彼も大学生です。避妊はしなくても大丈夫と彼が言うと。「妊娠の確率は低いでしょ?」と言ったと。どうして?とさらに問います。彼が言ったという言葉にこけました。

「精子は沢山あるけど、卵子は一つしかないでしょ?精子の中には卵子に気づかないで行ってしまうのが沢山あるでしょう?」

「そんな」私は絶句します。そんなことでなぜ妊娠しないと思えるのか。気づかない精子は沢山あっても、気づく精子も沢山いるでしょうよ。

「もし妊娠したらどうするの?そんな話は彼としている?産むの?大学生でちゃんと赤ちゃんと一緒にちゃんと生活していけるの?中絶するの?中絶ってどんなことをするのか知っているの?」

「いい?妊娠しても育てるのが難しい時に、コンドームもしないでセックスする男は、とても失礼な人だと知らないといけないよ。あなたに失礼よ。いい?あなたが妊娠しても、彼は痛くもかゆくもないんよ。」


「コンドームがない方が気持ちがいいから」と彼が言ったと言った人も。やはり大学生です。そんな。そん贅沢なことを。コンドームなしでするのはね、これから子どもを作りましょと言うときだけですよ。

それに、多くの女性が、ここにアフターピルを求めて来ることを相手に言っていません。黙ってきて、これからも黙って同じことをするの?と問います。

「だめだよ。言わなきゃ―。これからも同じことになるでしょう?」

勿論、アフターピルを求めて来る人には、それに続いて、OC、ピルを進めます。男に黙ってアフターピルを求め、黙ってピルを飲む。あまりに貧しい。コミュニケーションも何も取れないままの性です。

昨日の一人は、20代の女性と40代の妻子ありの男性のカップルです。彼女一人での来院です。そして、もちろんここに来たことを彼には言っていません。彼は、若いあなたが妊娠しても産ませてあげることはできないのは、明らかでしょう。それなのに、どうして避妊をしないの?彼女は分からないと言います。それに、彼との付き合いはこれからも続くと言います。

そして、私は言います。「産むことができない時に、コンドームもなしにセックスするのは、とても失礼な男性なのよ。」と。さらに、このまま続けていて、彼のパートナーに知られると、あなたは慰謝料を請求されますよ。お金を払うようになるのよ。それは分かってますね。というと、びっくりの顔をされます。
毎日毎日そんなことを言っています。


この社会は、全く男に対する教育はされていないと言ってもいいでしょう。少なくとも、産めない妊娠はしてはいけない、させてはいけないくらいの当たり前のことが、なぜ分からないのでしょうか。社会に性情報があふれ、アダルトビデオが簡単にスマホで見られる状況で、教育はしないまま。恐ろしい状況が展開されています。

こんな時、アフターピルが薬局で自分で買えるようにするという動きがあります。教育もできていない時に、そして、こんな状況が広がって入る時に、「後で飲めばいいでしょ」という男がますます増える事必死ですね。少なくとも、これからの青年、少年たちに避妊くらい教えなければと思います。

そんなことを言い続けて40年。事態は全く変わりません、というか、ますます悪くなって行く一方です。

写真は今朝の果物。これとコーヒーとチーズと梅干と蜂蜜を入れたヨーグルトです。


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ゆーぽっぽ・ほの湯

大雨で広島県は大変な状況で、そんな時に不謹慎な話かもしれませんが。

私たちがいつも2日から3日に一回行っているスーパー銭湯「ゆーぽっぽ」は安佐北区の口田にあります。そのあたりが大変な被害であることはいろいろな報道で知っていましたが。ゆ―ぽっぽの周辺には山はないのでがけ崩れの被害はないのでしょうが。

夫が心配で、というか、お風呂に入りに行きたくて、何度も電話してみてと言います。いくら電話をしても、呼び出し音ばかりで出られません。朝、昼、夜、何度も電話しました。結局連絡がつきません。心配で。行ってみればいいのかもしれませんが、どんな状況かも分からないままに行って見ると言うのは、不謹慎に思えて。

家には立派なお風呂があるのだから、家のに入ればいいじゃないのと言うのですが。大きいお風呂、それもジャグジーでおなかを鍛えるのが習慣になっている夫は、つらいらしいのです。私が講演準備をしているクリニックにも、また電話をしてみてと言います。自分ですればいいのに。

やっぱり通じないので、じゃ、他の銭湯に行く?と言いました。それに喜んで、結局五日市のほの湯に行きました。一度も行ったことはないのですが、そこはなかなかいいと聞いていましたので。ナビで行ったのですが、それはごちゃごちゃと行きにくい所でしたが、まあ楽しめました。特に、寝湯がよかったですね。ゆ―ポッポでは、ひとしきりお湯につかった後にボンボンベッドで横になって、寝るのがすごく好きなのです。ここではボンボンベッドはありませんが、寝湯で眼をつぶっていると、すごく気持ちが良くって。私はマッサージもしてもらいましたよ。

それにしても、ゆ―ぽっぽはどうしたのでしょう。また電話をし続けてみようと思います。

もう一週間後のお知らせです。

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お話を聴きたい方がいっぱいで、楽しみです。


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雨の被害・子どもの性的違和の講演のお知らせ

ひどい雨の被害です。広島市は中心部はそう被害はないのですが、でも、道路がズタズタだし、JR在来線はすべてストップだし、停電、断水なども広範囲で起こっています。この上に、台風8号がやってきているのですね。自然の猛威には、弱いものだとつくづく思います。

気になるのは、日本語ができない外国からの方たち、お年よりや、障がいがあって、歩けなかったり、耳や目が不自由な方たち、避難指示と言っても、それがチャンと伝わらなかったり、機能しないかもしれない人たちのことです。

先日、福井から講演もしないで帰る時、列車の中に日本語ができない方たちがいました。列車が止まっていて、車掌さんが時々説明してくれるのですが、果たして、それが分かっているのかと思って、話しかけました。分かりますか?と。双方、英語です。これから大阪に行きたいのだと。そして、その日の内に福井に帰りたいのだと。大変、それは無理です。行くことはできても、帰るのは無理だから。ここから敦賀に帰った方がいいと言いました。そして、そのことを車掌さんに伝えました。三人の女性たち、台湾からの観光客でした。他の方たちと一緒にタクシーで敦賀に連れて帰ってもらったはずです。私、話しかけて良かったなあと思いました。おせっかいでも。

ついでですが。福井の人たちにと思って、広島駅で「はっさく大福」を買っていました。それが無駄になりそうなので、これは広島のお菓子で、中にはっさくというジャパニーズオレンジが入っているからと言って分けてあげました。不思議そうに見てたけど、食べられたでしょうか。

私のクリニックのスタッフは、帰るのにバスが途中で止まって動かなくなって、途中から長時間歩いて帰ったとか、朝来るのは、遠方からバイクで来たとか、自転車で来たとか、みんな苦労しながらも、ちゃんと時間までに出勤していましたよ。バスが全部止まっていても、患者さんは来られるもので、忙しくしました。

しかし、空調が効かなくなりました。屋上にある室外機がどうも調子悪かったのですが、何とかなっていました。しかし、雨でやられたようです。いろいろとしてみて、半分は効くようになりました。それも、11台ある内の、奥の半分です。待合室などがダメなのです。

仕方なく、奥の空調を全部効かせて開け放し、扇風機などで前側に空気を送ることで、何とか乗り切りました。やれやれです。全部やり替えなければならなくなったらどうしましょう。

まだ雨が降っています。どうぞ、もうこのままおさまってくれますように。これ以上被害が大きくなりません様に。

もう2週間になりましたので、皆様にお知らせを。子どもが自分の性が違うと苦しみ出した時、どうしたらいいのでしょう。保護者は?学校の先生は?そんなお話です。多くの方にお会いできますように。

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オウム真理教死刑執行について

 ひどい雨が続いていて、被害が沢山出ています。これほどの雨がずっと続くなんて。普通、ひどい雨でも、その内おさまるものなのですが。こうしてみると、私が雨のために列車が動かなくって閉じ込められた話だとか、講演ができなかったことなど、小さなことでした。どうぞ、これ以上の被害が出ませんように。

私は診療を行いますが、スタッフはどうなのか。中には避難指定地区に住んでいる人も何人かいるので。

昨日の、雨による被害と共に震撼とさせられたのは、オウム真理教の幹部たちの一斉の死刑執行でした。

胸が痛いです。犯した罪の大きさから、死刑制度のある法治国家の日本なので、死刑は当然という意見もあるけれど。特に、あの坂本弁護士一家の殺人事件、あまりにひどいし。地下鉄サリン事件、こんなことでどうして国家が乗っ取れると思ったのか。

あの沢山の優秀な若者たちがどうしてこんな罪を犯すに至ったのか、どうにも分からないままでいます。麻原氏がどうしてそんなにカリスマ性があったのかも、さっぱり。私から見ると、単に自己顕示欲が強い、自分は天下を取れるという勘違いをしたおじさんにしか見えません。

でも、社会で苦闘する多くの若者たちが、そこに引かれて行った、何かがあるのでしょう。その何かが知りたかった。もしかすると、私だってそうだったかもしれないと思うのです。

あの当時、逮捕された医師である中川氏のお母さんが気丈に語っていたことが忘れられません。

「もう、こちらに戻ってくることはありませんが。せめて心だけはこちらに戻るようにしたいと思っています。」と。声もはっきり私の耳に残っています。このお母さんは今、息子の死刑執行をどう受け止められているのか。痛いですね。

子どもがこのようなことになりつつあると感じた時、親はどうしたらいいのか、何ができるのか。それも分かりません。

いろんなことが分からないまま、残りの人達も死刑執行されて、これですべて終わりとなるのでしょうか。

それにしても、50年前、私は大島渚監督の「絞死刑」を見てから、死刑は本当に怖いし残虐だと思っています。自分がこれから死刑を執行される知らされた時、どんな心境なのか、それを考えただけでも戦慄の思いです。勿論、死刑囚に殺された被害者や遺族の無念さも考えた上でのことです。

今朝の我が家から。本川は茶色です。雨は今は小康状態ですが、これからまだひどく降る様です。

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«昨日の一日、講演はできませんでした。