生理は毎月ないといけない?

月経痛がとてもひどい人、鎮痛剤でもなかなか痛みが取れない人、そのような人の中には、筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れていることもあるのですが。そのような強い痛みの人には、低用量ピル(OC=Oral Contraceptive)と同じような成分のLEP(=Law dose Estrogen-Progestin)製剤がもう5種類保険採用されています。すなわち、健康保険で処方できます。
一番新しく保険採用されたのは、「ヤーズフレックス」です。これは、毎月出血を起こすのではなく、最小4か月に一回、年に三回の月経様出血を起こすだけですみます。生理があることがとても苦痛という人には大きな福音となります。出血はなくとも、ホルモンはちゃんと保たれますので、体への影響はほぼありません。

先日は、とてもとても強い生理痛で、何度も倒れて救急車で運ばれるという高校生にこのヤーズフレックスを処方しました。鎮痛剤の効き目も思わしくなく、ヤーズ+鎮痛剤、これでもまだ学校を休むほどの痛みがあります。いろいろと検査もしました。その挙句、生理(正確には消退性出血)の回数が少ない方がいいでしょうとなりました。

高校生で生理痛のひどい場合、特に受験生は大変です。もう10月ごろから沢山の生徒さんが来られています。OCやLEPで月経の時期を調整して、試験日にぶつからないようにしています。お一人ひとりのカレンダーで内服する日をデザインします。

試験とぶつかると、痛みは鎮痛剤で何とかなっても、問題はトイレなのですね。試験会場の女子トイレは長蛇の列になります。間にあうかしら、ナプキンを替えないと、かなりのストレスになることもあります。そのようなことのないように、あらかじめ試験日と生理がかさならないように、調整します。

さて、これまで何度も言ってきたのですが、このような時に、ネックになるのは、母親を中心とする周りの方たちの反応なのですね。いまだに生理痛は薬を飲まない方がいいとか、ピルなんて、不自然なものを使うべきではないとか。それなら、痛みを何とかしてあげてほしいのですが。毎月苦しんでいるお嬢さんをどうしてあげればいいのか、それがどうにもならなくて、受診されたのですから。

中には、痛みがすっかり楽になったから、もうピルはやめた方がいいのではないかと言われる方もあります。これは、ピルのおかげで楽なっているのだからねとお話するのですが、その上でやめたい人には、どうぞと言います。でも、やっぱりやめると痛いからと必ず戻ってこられますし、それからはお母様も納得して続けられます。

この日本の社会には、ずっと以前からふりまかれている「ピルは害」という意識がいまだに根付いているようです。中には、学校の養護教諭、保健室の先生が「いつまでこんなものを飲んでいるの」と強くやめるように言われたこともあります。

ヤーズフレックスで出血の回数が少なくなることをどうぞ喜んで上げて下さいますように。毎月あることが健康のバロメーターなどと言わないでください。つらいことは少ない方がいいと。もちろん、飲むのをやめれば、また排卵や月経は戻ってきますから。

35歳以上でたばこを一日15本以上吸う人とか、前兆のある片頭痛のある人とか、コントロールできない高血圧の人とか、飲んではいけない人がありますが、その人達を除けば、まず副作用は心配ありません。でも、血栓症についてのお話をしっかりし、何かあった時には必ずすぐに連絡をということをしっかり押さえておけば、怖いものではなく、受験をも応援する心強い味方になるでしょう。

昨夜は、ビル開業の産婦人科医の集まりでした。公的病院の産婦人科のドクターたちの数が足らなくなって、次々とお産の受け入れがなくなっている今、いったい産婦人科医療はどうなるのだろうという心配や、ヤーズやヤーズフレックスや緊急避妊薬などの話が沢山出ました。一人で開業しているものにとって、このような集まりは、楽しいし、勉強になります。

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緊急避妊薬の薬局での販売について

私のクリニックでは、緊急避妊薬、アフターピルを求める人がとても増えています。毎日毎日なのです。性暴力のシリーズで書いたように、アフターピル、これはレイプされたとか、コンドームが破れたとか、ハプニングが起きた時の女性を妊娠から守る救済策としてあるものです。

患者さんと話をしていて気づいたことなのですが、リピーターがとても多いのですね。最近では、「アフターピルは初めてですか?」と尋ねるようにしています。日常の避妊として利用している人がとても多いということなのです。どうも、これを処方した時の今後の指導がちゃんとなされていないようです。

それに、避妊について相手とちゃんと話をしていません。避妊のないセックスをして、あとで一人でアフターピルを求めて来院するのは、あまりに悲しい。男とちゃんと話をしないと。

その上で、そのような人には、今後はピルを飲んで防衛するように説得します。

今、緊急避妊薬を薬局で買えるようにする動きがあります。一見、女性が主体的に行動できて、よさそうな方法と見えますが、私はまだ時期尚早と思っています。

性教育もしっかりできていて、避妊が二人の合意でチャンと実行できるようになって、その上で事件が起きたのであれば、これはもう女性の意志で購入することはあってもいいでしょう。でも、今はとてもそんな状況になっていません。若者の性の世界は貧しいものです。

これでは、あの詩織さんの山口氏のように、あとで「ピルをかいに行きましょう」と言う男性も増えるでしょう。

いつ、どういうことがあったのか、しっかり話を聞いて、今後の避妊につながるような指導があって、初めて飲んでいいものだと思います。

私は、むしろ日常的に避妊ができるように、アフタービルでなく、低用量ピルこそ薬局で購入できるようにすべきだと思います。

それから、患者さんと話して気づいたことなのですが、アフターピルとしてのヤッペ法、中用量ピルをドーンと、日頃の4倍も飲むという、まだ緊急避妊薬が日本で認可されない時にやむを得ず代用薬として使用されていたことを、いまだにしている人がいるということに驚いています。これは、嘔吐など副作用が大きく、避妊率も低く、もうガイドラインからも消えています。

今認可されている方法は、緊急避妊薬としてのノルレボ錠を一錠のみ飲みます。ほとんど吐き気などもないものです。副作用の強いヤッペ法を進めるドクターがまだいることに愕然とします。

私のクリニックの隣にゲームセンターがあります。そこにカープの選手のガチャがあることに気づきました。通りかかる時に一個ずつガチャとして購入しています。一個200円。私は新井君のが出るまで続けようと思っています。パソコンバッグが黒で味気ないので、これに着けています。カープの試合がない間、こんなもので気を紛らわせています。

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がんと向き合っている人への誹謗中傷

私のフェイスブックのお友達で厳しいがんと闘っていらっしゃる方があります。抗がん剤でしんどい所ですが、でも、とても意欲をもって闘病していらっしゃいます。

その方のフェイブックに、代替医療をしている医師から、ひどい、誹謗中傷としか思えないような書き込みがされています。抗がん剤は殺すだけだと。

闘っている最中の方にひどいと思います。科学的データ、いわゆるエビデンスが示されるならまだしも、思い込みだけとしか思えないような代替医療。もっとも、効くと思ったらうどんこでも聞くと言われるような病の世界ですが、全く無駄とは言えないかもしれません。

前にも書きましたが、がんと闘っている方の食事をあれはいけない、これはいけないという人がいました。私は、食べられるもの、食べたいものを大いに食べたらいいと思っています。少しでも採れる時にカロリーをとること、エネルギーを入れて体力をつけること。せっかくおいしく食べている人に、これはいけないと強く言ってのけた人がいました。

ごはんや砂糖はがんの餌だとか、それこそエビデンスもないままに。

もう、ずっと前、私の夫は31歳で胃がんになりました。それは大きながんで、胃は全摘、肝臓の一部と脾臓もとりました。リンパ腺にも広がっていました。

2歳と3歳の子どもを抱えて、まだがんを告知してはいけないとされている時に、夫本人に話すこともできず、相談相手のいない私が一番つらかったのは、夫に生きてほしいと願うこと。かなわぬことだと思いながら、切なくて。

それと同時に、様々な医療以外のものをいろいろな人に勧められたことです。お茶だとか、ワクチンとか、宗教に至るまで。私は医師ですから、信頼して治療をお願いしている先生方に迷惑をかけることまで。それらを私の所でブロックし、医療をきちんと受けてもらうようにすることに、ものすごいエネルギーが必要でした。

様々な雑音。がんに罹ったと知った人たちから、それこそ群がるようにいろいろと言ってきます。

標準医療は、世界中の医師や研究者たちが確かなデータを持ち寄って、日々作っています。がんの専門医は、それ等を使いながら、一人ひとりと向き合いながら、治療をして下さいます。

ちなみに、夫は胃が全くないままにもう40年。生き続けています。夫のしたいことをしてもらう。それは、記者という厳しい仕事でもありましたが。食べられるもの、好きにものを食べてもらう。まず朝には、たっぷりの砂糖とミルクを入れたコーヒーを飲むことから始まります。低血糖で苦しんだ挙句の対策です。以来、砂糖でカロリーを採ることを40年続けています。ですから、砂糖ががんの餌と言われると苦笑します。

あれだけ喜んで食べていた人の食卓の写真が、それは食べてはだめだと、強く言った人の影響でしょうか。みるみる変わって行ったのを悲しく見ていました。好きなものを思いっきり食べさせてあげたかったなあと。

自分が気持ちよく、長く生きるために頑張っている人にあれこれ中傷しないでほしい。

乱暴な言い方かもしれませんが、闘っている、頑張ってっている人に、激励ならまだしも、自分の代替医療の宣伝かのような誹謗中傷、本当にやめてほしいと憤りました。

一昨日、芸州で食べた牡蠣の土手鍋です。牡蠣がもうおいしくなりました。


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国際フェスタ・8.6・はだしのゲン

昨日は、午前中、国際会議場での「国際フェスタ」に行きました。目的は、パアララン・パンタオ(フィリピン、マニラ郊外のごみ山のふもとにあるフリースクール)の運営の支援をしているKazumi Iwasakiさんに会うこと。一年ぶりにどれだけ大きくなったか息子ちゃんに会うこと。でも、私が行くのが遅すぎて、彼はどこかに行っていて(今試験中でどこかで勉強をするためだと)会えなくて、残念。


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パアララン・パンタオの子供たちが書いた絵でIwasakiさんが手作りしたカレンダーをいただきました。のびのびしたかわいい絵。どこに貼りましょうか。大切にします。

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午後は、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のスタッフ会議。和気あいあいと、沢山の意見が飛び交って、楽しい会議でした。また来年も頑張って、いい会にしようと、すっかり元気が出ましたよ。発言して下さる方々の出演依頼を受けて頂けたら、また、少しずつお話しますね。受けて頂けるよう、頑張らなければ。

その後は、「はだしのゲン」についてのロングインタビューを受けました。そのために様々見なおして、「やっぱりはだしのゲンは素晴らしい、中沢さんはこの作品をよく残して下さった」と改めて感動しています。

帰りが遅くなりましたが、充実した一日でした。

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若者の自殺をどう防ぐか。

少し早いのですが、先着順で受け付けだそうですので、この場で広報させていただたきます。


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「自殺と犯罪者だけは出さない」。私は、しんどい若者たちに出会う時に、これを私の最低限のスタンスとしてきました。

具体的には、産婦人科ですので、子捨て・子殺しなどの犯罪者、そして追い詰められての自殺。これらを何とか防ぎたいと。

でも、これはすべてうまくいっているわけではありません。痛恨の事態で今も胸が痛いことが何人かあります。

初診からしばらくたって、お母様が訪ねてこられて、彼女の持ち物の整理をしていて、ここの診察券があったので、どういうことだったのかうかがいたいと。別の方で、妹さんが訪ねてこられたこともありました。いずれも自殺した後だと。ああ、もっと何か別の対応の仕方があったのではないかと痛恨の極み、それがずっとずっと痛みとして続きます。

診察室では、リストカットを何度も繰り返す少女も少なくありません。手を見せて、と、差し出された手首の傷をなでながら、「まあまあ、こんなにいっぱい。痛いじゃろう」と言いながら目を見つめます。

また、警察から電話があって、患者さんを逮捕したと。これは何度もあります。警察所や拘置所に面会に行くなどしたこともあります。

9人の若者たちが殺されたという事件。「死にたい」とサイトに投稿したことが、命を狙われることになったと言われます。

「死にたい」という人は、「死にたいと思うほどつらい」ということなのだと思います。

ギリギリの命で生きている彼女たち、せめてSOSを発信している人達にどう向き合うか。十分な回答はできないかもしれませんが。何らかの参考にしていただけるような、そんなお話をしたいと思います。

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性暴力について7.

 私は、男性も女性も双方の体を知ること、それがすべて基本であると思っています。双方が、双方の体を知らなさすぎる。いえ、自分自身の体すら知らないままです。

私は、中学生に話す時、思春期の男性の悩み、包茎やペニスのサイズや、マスターベーションなどについて話します。女性にも男性にも双方が知っておいてほしいこととして。

そして、女性の体について。特に、月経痛がなぜ起こるか、我慢してはいけないこと、我慢すればするほどどんどんひどくなってしまうこと、その対処方、鎮痛剤や低用量ピルなどのを話します。

その上で、「男性の皆さん、女性がこうして毎月ある月経を耐えていることを知ったら、なぜ男性は女性をいたわらなければならないか、分かりますね。」と話します。そして、月経は、自分の意志で始まるものではないのですね。いつ始まるかわからなくって、スカートや体操ズボンを汚しちっゃた、人の前でナプキンをポトンと落としてしまった、ということがあるかもしれません。そんな時には、決して彼女をからかったりしてはいけませんよ。スカートに血がついているのをからかわれて、それっきり学校に行けなくなった人も何人もいますよ、という話をします。

これも、以前ブログに書いたことなのですが、九州の震災の避難所で、届いている生理用ナプキンを配ってほしいと要求したら、仕切っている男性の長老が「不謹慎だ」と言った話。「こんな時くらい我慢できないのか」と言ったとか、やっと配ることになっても、袋を開けて一個ずつ配ったとか、そのために何回も列に並ばなければならなかったとか、そんなウソみたいな話が本当にあるのですね。女性の体について、なんにも学んでいない人たち。その人たちが力をふるってきたということです。

まして、女性のみが「妊娠・出産」を請け負うのですね。妊娠してうれしいと思うのも、つらいと思うのも、そして産婦人科で診てもらうのも、みんな女性なのですね。それを男性がちゃんと知ったなら、女性に対して乱暴なことができるはずはないと思うのです。

分娩台の上で無事赤ちゃんの誕生に感動して二人で抱き合って流す涙と、手術台の上で人工中絶の胸の痛みで独りぼっちで流す涙と、私はこの二通りの女性の涙を見続けてきました。

「女性の皆さん、皆さんたちは将来、その二通りの涙を流す可能性を持っているのですね。男性の皆さん、皆さんたちは自分の彼女にこの双方の涙を流させる可能性を持っているのですね。どうか、焦ることはありません。自らがしっかりと自立した大人になること、そして、素敵なパートナーとコミュニケーションの取れあった素敵な性が実行できる、そんな大人になってください。」と話を閉めていきます。

もちろん、間には避妊の話やLGBTの話もします。

最後に、もしも困った時には、一人でいい、身の周りに誰か一人、相談できる人を探してほしい。その人に相談する勇気をもってほしい、どうしてもいなかったら、電話相談でも、メールでの相談でもいいから。どこかとつながってほしいと思います。その思いを伝えます。誰にも言えなくて、一人で抱え込んだために、さらなる悲劇になってしまったこと、また、自殺につながることを最も恐れます。

廿日市市で以前熟年の体と心の話をしました。男性もたくさん来て下さいました。そして、多くの方が「もっと早くにこんな話を聞きたかった」と言われました。ネットに載せるからと了解の上で写真を撮らせて頂きました。これからも、ずっと笑顔で仲良く生きて行けますように。


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性暴力について6.

昨夜無事広島に帰って来ました。二日連続の深夜までの運転でやはり少々くたびれました。


義母のお昼御飯と晩御飯に付き合いました。片方の手に点滴、反対側の指先には血中の酸素濃度の測定器がついているしで難しそうです。お茶を渡したり、魚をむしったり、ごはんを口に入れてあげたり。その後は歯磨き、入れ歯を洗ったり。そしてお薬の内服。まあ、いろいろとすることはあるものです。同じ部屋のほかの人は看護師さんがその役をしていらっしゃいましたが、付き添いがいるので私の仕事です。

すべて済ませて寝るだけになって、さようならをしました。とても変な母の妄想か夢かわからないけれど、それが正夢にならないように、気を付けて運転しましたよ。

帰りの王子PAで食べた豚汁定食です。昨日は、お昼におにぎりを一個食べただけでとてもおなかがすいていました。味のフライがついていて美味でした。


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さて、性暴力について、とても気の重いことが続いていますが。一昨日、朗報がありました。私が診察をし、診断書を書いた子どもが被害者の事件の加害者が逮捕されたと。そして、今回のこの事件は、検事さんも必ず起訴するからと言っていると。

ついてはと、診断書についての問いです。傷についてのとても初歩的な問いです。以前にもあったのですが、傷についての勉強は、少なくとも、このような事件な関わる人たちは勉強をすべきだと思います。今回の件ではありません。他の事件なのですが、「処女膜裂傷」と書いた診断書を警察から「処女膜って、膣の傷ですね」と言われます。いいえ、膣ではなく、処女膜ですというと、「処女膜ってどこにあるのですか」と。これ、女性の警察官の質問です。思わず「勉強しなさい」と言ってしまいました。

今回も似たような質問です。

事件があった場所の各警察署で捜査をしますが、性犯罪専門の勉強をした捜査官を各都道府県に何人か作って、その捜査官が各署に出かけて行くとか、なんらかの方法をとらないとと思います。世間に知られている以上に、沢山の事件があり、その多くは罪に問われない今の状況を何とかしなければと思います。

特に、子どもが被害者の性犯罪。これは、特に許してはいけないと思います。被害に遭った子どもが被害を乗り越えて、その後の人生をしっかり生きていけるように。様々な配慮をしながらも、そのためにもそのような犯罪は許さないという姿勢が問われると思います。

性暴力については、もう少し、教育の話をしたいと思います。

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別府にいます。

別府にいます。

昨夜遅くに別府に到着しました。

高速が中津から日出まで通行止めで参りました。

さらに、あろうことか、ワイファイのルーターと携帯電話も両方忘れてしまいました。
私のアイパッドもパソコンもワイファイがないと使えません。参った参ったです。
夫の携帯でクリニックには度々電話をして患者さんから留守電が入っていないか確認をしています。
色々な所でフリーワイファイを試しても全く繋がりません。

たった今、兄の家に来て、ワイファイを使わせてもらっています。

義母は、大分回復して食欲がでて来ました。お昼ご飯の前にパンが食べたいと言いました。私たちはまた怒られるのが怖いので、何も上げることはできません。でも、さらに母が「ああ、チョコレートのパンが食べたい」と言いました。私は、ちょうど私の朝ごはんにと思って下松のサービスエリアでチョコレートのパンを買っていました。それで、夫が看護師さんに尋ね、看護師さんがドクターに尋ね、許可が出ました。母はお昼のご飯を半分にして、パンを食べました。パン一つが、大変大げさになりました。母がとても喜んで下さったので良かったのですが、でも、このことは、厳重に口止めです。またゴタゴタするのは困ります。

実は、今回無理をして帰ったのは、母が夫の夢を見たと。何かあったのではないかと我が家だけでなく、義姉の家にも電話をし、夫が元気だと言っても納得しなかったのです。そしたら、今度は、私が風邪をひいたので帰るのをよしたいと義兄に話したのが、美代子さんが交通事故を起こして大変なことになった、今度は、夫が一人で山道をとぼとぼ歩いている夢を見たと、どんどん変なことに広がって行って、どうにもならないことになってしまいました。

病院で私が姿を現したら、母は、私の手を握って泣かれました。

ああ、色々としんどいことですが。
今日の夜中には広島に帰ります。

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福井行きで食べたもの

もう少し、性暴力と教育についてお話したいのですが。体調不良です。今度にします。

昨夜はするべきことがあったのですが、仕事をして帰るとダウンして、ずっと寝ていました。眠れませんが、横になっていました。今日の大分行きは長時間の運転を考えると、無理かなあと思っています。診療が終わるまで待って、もし体調不良が続いていれば、中止にした方がいいかもと思っています。

今日は、先日の福井に行った時の食べ物の話を。

前夜京都で性教育仲間であり、フェイスブック友達でもある寺尾由美さんを呼び出しました。急にも関わらず、彼女は駆け付けてくれて、いつもの京都駅の接方来で食事。豪華で上品で、そして楽しいおしゃべり。すっかり癒されました。

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翌日、福井で。

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講演前のお昼ご飯に頂いたお蕎麦です。このあたりのお蕎麦は、冷たいおろしそばです。冷たいだし汁をかけて頂きます。年越しそばも冷たいおろしそばだと聞いてびっくりしました。今回は、油揚げの焼いたのがかかっていました。これが、甘くて香ばしくておいしいのです。

そして、福井の人々が日常的に食べる「水ようかん」。冬にこたつの中で食べるのだそうです。これまで何回も行っていたけれど、知りませんでした。早速スーパーマーケットに買いに行って、スタッフみんなへのお土産にしました。8個も買ったので、重くて。

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右のは、講演の後に出していただいた、また別の会社のです。へらですくって、ツルツルと食べるのだと。食べる人だと、一パックさらっと食べてしまうそうです。地域によっていろいろに食生活があるものだと感心します。

そういえば、新潟のある地域では、お蕎麦はからしで食べるのだと出して頂いて、ワサビで食べるものと思っている私は、びっくりしたことがあります。

それにしても、この食いしん坊の私が、風邪を引くと、さっぱり食欲がなくなります。この際、ダイエットになれば幸いです。


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性暴力について5.

風邪をひいてしまいました。ひどい咳に昨夜は寝られませんでした。うつうつとしながら、いろいろと考えました。明日の診療後はまた大分に行く予定でいます。運転もしんどいし、何より弱っている母に風邪のウィルスをうつしてもいけないし。何とか早く治さないと。

性暴力の続きを書かなければなりません。詩織さんに対する山口氏の暴力。これは、いくら彼が言い訳をしても、彼が自分が泊っているホテルに彼女を連れて行き、そこでセックスをしたことは認めている訳です。性は一方的なものではいけない。二人で作り上げるものと思っています。

こんな彼の意識と行動、いったいいつから作られたものなのでしょうか。私は、意外と早くからではないかと思います。

私は、診療の場でいろいろな年齢の人に出会います。とてもつらいセックスをしている人も、いろいろな年代の方が来られます。もう70代で、夫との乱暴なセックスがつらくて仕方がない、いやなのだと。でも、彼が男というのはこんなものなんだと言って、やめてくれない。

それから、先日は、14歳の中学生。彼女は3年生。彼は2年生です。彼とのセックスが嫌で、彼女は友達の相談し、友達に促されて学校の養護教諭に相談し、そして親にも伝わり、お母さんと共にきました。

彼女は、コンドームを使ってほしいと言っても、それではお金がかかるから、使わなくっていい。僕が我慢するからと。その「我慢」ですが。セックスをしないのかと思ったら、そうではありません。途中までコンドームなしで普通にして、あとはオーラルだと。そして、射精をする時には彼女に「飲んで」というのだと。彼は、彼女にカラオケでオーラルをし、それを飲んでいる動画を見せたと。そして、そうするものなんだと、それと同じようにしろと言ったと。

彼女は生臭くて気持ち悪いし、飲むのはとても苦痛だと言います。

中学生、14歳。その年で、もうそのようなセックスをしている、私は、愕然としました。今、そのような動画は、全く自由に目にすることができます。それを見て、同じようにしたいと思っても、それは不思議ではないかもしれません。でも、彼女の側にいやなものは嫌だと言っていいとか、二人で合意してするもの、というような意識がまだ作られていません。いえ、それは教育の中でしか作られないものだと思います。

でも、今はそのような教育は全くされていないと言ってもいいでしょう。

私は、それはとても失礼なことを彼がしているのだと。まず、コンドームもなしに挿入するということは、「あなたに対して失礼なこと」と考えなさい。だって、妊娠するのはあなた自身なのだから。彼ではないよね。途中までだって、危ないこと。途中から外に出せばそれで妊娠しないかと言えば、そうではない。私の所でのデータは、膣外射精の妊娠率は29%です。

そして、いやなのを強制するのも失礼なこと。中学生で「飲んで」だと。このまま続けていたら、彼の行動はもっともっとエスカレートしていくでしょう。

「もう、やめなさい。そんな失礼な彼との付き合いはやめて。だって、彼と付き合うことが苦痛になっているのだから。苦痛なことはやめて。ねえ、受験生でしょ?高校に行きたいんでしょ?もう、彼との付き合いはやめて、勉強しなさいよ。」というと、やっと彼女はにっこりしました。そうですね、と。やめると言ってもいいのだと。それを後押ししてほしいのだと私は判断したからです。

それにしても。中学生に性教育は不要。ただただ「セックスはしてはいけません」とだけ教えればいいのだという人たち。こんな動画が垂れ流されて、それを見た中学生がセックスとはこんなものなのだと思い、行動をとっているということを知ってほしいと思っています。

もちろん、中学生だけではありません。先日、中絶を求めてきた女性。彼にもきてもらって話をしました。まったく避妊もしないで、妊娠したら「中絶をして」と。自分はまだ育てるつもりはない、今、こんな状況で産んだら、一人で育てるのも大変でしょうと。なんともまあ、自分の行動で彼女が妊娠したのだという意識は全くないのです。それなら、なぜ避妊をしないの?と聞くと、「そうですね、甘かったですね」だと。甘いも何も、避妊のないセックスで妊娠するくらいのことは知っているはずなのですが。

あの山口氏。彼のセックス歴を聞いてみたいものだと思います。いえ、それだけでなく、女性をどう考えているのか、女性感も。
先日行った宮島での鹿です。ついて行っているのは、仲がよさそうなカップルでした。二人に幸あれ!!です。

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