どなたか教えて下さい。

先日、仕事を終えて自転車で帰っている時の事です。一人の男が、私にとびかかってきました。で、自転車をつかんで止められました。何?と聞くと、ここは自転車は通行できないと言いました。

私は職場から帰宅するとき、クリニックから出て本通りに入ります。ここは午後8時まで自転車に乗って通ることはできません。ので、自転車は引いて歩きます。そして、アーケードを出た所で、自転車に乗ります。そこから、少し行った所で、男がとびかかってきました。20代後半くらいの普通の男です。地図で言うとここ、緑のところです。

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オレンジと薄紫で長丸をした所が、アーケード。アーケードは木定楽器の所で終わります。

私は、男に、ここはアーケードじゃないよ。自転車に乗れないのは、アーケードの中よと言いました。すると、男は、私の自転車をつかんで、引っ張っていきました。そこは、セブンイレブンの端。そこに交通標識が立ててありました。これまで見たこともなかったけれど。黄色の〇の所です。大分向こうにアーケードが見えます。地図ではピンクの所です。

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その標識を拡大すると、こうです。

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歩行者専用道の12-20の下に「自転車を除く」と書いてあります。あれ?自転車は除いてある、じゃ、自転車は通ってもいいのかしらと思いました。男は、自転車を除くは、その下の10-12なのだと言います。

私は、本通りの商店街の組合員でもあるし、独自の標識を立てるのは、アーケードの端と端であると聞いています。要するに、アーケードのある所は自転車は通ってはいけないと。これは、アーケードの中の事だと私は言いましたが、男は違うと言います。では、この自転車を除くは何を示しているのか、警察に行こうと私は言いました。行って聞いてみようと。彼も了解したので、本通りの派出所に行きました。私は自転車を引いて。彼は本通りのアーケードの中を走っている自転車にとびかかって行きます。私と歩いている時にも二台ほど。

で、派出所に行って事情を話しました。この標識の自転車を除くはどういう意味なのかと。うん?はじめ、警察官の一人は、歩行者専用道を自転車が通る時には、歩行者に気を付けて、左側を走らないといけません、というような、ちょっと見当違いの返事でしたが。何人もで、これはどういうことかと、この標識は分かりにくいねとか、下に線が引いてあるからとか言っています。

結局は、標識通りの、その標識がある所から、歩行者専用道で、自転車は通ってはいけないということになりました。では、「自転車を除く」は何なのかと。曖昧なままなのです。少なくとも、私は理解できませんでした。今も、よくわかっていません。

帰って調べると、こんなのがあります。

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それから、市のホームページにはこんなのも。アーケード街とあるのですから、アーケードがないところまで規制するのはおかしいと思うのですが。

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それから、とびかかってきた男は、「そんなあぶないことをしてはいけません、我々だって、口頭で注意はするけれど、走っているのを強引に止めるようなことはしません。事故につながります」と言われていました。男は、では「私に逮捕権はないのですか」と言いました。「逮捕権は、現行犯なら、誰にでもあるけれど、交通違反に逮捕はありませんよ」と言われていました。切符を切るような軽微な交通違反には逃亡の恐れとか、公務執行妨害とかがないと、逮捕はないと「犯罪捜査規範」に定められているようです。

標識なんて、通行しながらパッと見るものだし、もっと分かりやすくしてと思います。ちなみに、私のクリニックから出て、本通りに入る交差点にはこんな標識があります。あれっ、本通りの中を車が走ってもいいような?アッそうか、下の標識と両方見なければならないということかと。うーん、ますますわからん。どなたか、解説して下さいませ。

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生徒に話す時に気を付けること

昨日は、広島なぎさ中学校の三年生にお話しに行きました。二週間前には、なぎさ高校の一年生に話しました。

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その高校の生徒の感想文は、初めて知ったとか、大切なことがよく分かったとかいうのが多かったのですが、それでも、これはと思うのもありました。

自分の性別に違和感を持ち続けていると。いつか相談したいと。

ああ、よかった、と思いました。私は、多くの生徒に話す時に、いつも気を付けています。それは、「ここにも当事者がいるはず」という事です。私の話を聞くことで、傷つくつ生徒がいてはいけない。だれもが肯定的に自分の性を受け入れられること。それを一番大切なこととして考えています。

「この中にも、自分の性別に違和感を持っている人がいるかもしれない、その時には、一人で悩むのでなく、だれか一人、相談できる大人を探して。そして、相談してね。もし、周りに誰も見つけられなかったら、私に相談してもいいですよ。」

と言います。

今回の私の話を聞いて、自分が一人籠るのでなく、だれかに相談してみようと思ってくれたこと、うれしく思いました。

私が話す中には、妊娠が分かっていても、一人抱え込んで悩んでいる内に、次期を失してしまい、産むしかなくなってしまった人。でも、育てられなくて、その彼女と赤ちゃんのために養子縁組のお世話をしていることなどもあります。

そんな時、この生徒の中にも、自分が養子縁組で今の親に育ててもらっていることを知っている子がいるかもしれないと考えています。

赤ちゃんを手放す時に、泣いている女性に、「あのご夫婦に引き取られて、赤ちゃんは、絶対幸せになれる。あなたはね、赤ちゃんが欲しくて欲しくて、でもどうしても恵まれなかったあのご夫婦に赤ちゃんを産んであげることができた。あなたは、あのご夫婦から、とても感謝されているんだよ」と、自分を責めて苦しむことがない様に励ますことを話します。

なぎさ中学・高等学校の正門を入った所に、こんな碑があります。

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「教育は愛なり」。そのわずか、ほんの一部でも参加させて頂いたことをうれしく思います。

生徒の皆さん、よく聞いてくれてありがとう。関係者の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。

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福島の子どもたちの甲状腺がんについて

今年初め、ミニコミ紙「未来」に書いた原稿です。すでに掲載されてひと月経ちましたので、未来の読者以外の方にも読んで戴きたくて、ここに転載しますね。

私は、原稿でも講演でも、「人」の顔が見えることを原則にしています。ですから、理論詰めではありませんが、私がお会いした方々の事を中心に書いております。忘れられがちになっている福島の子どもの甲状腺がんについて、今もご本人たちには大変に重いこととして続いていることを知って頂きたいと思います。

2011311日の東北大震災の影響による東京電力福島第一原発の炉心溶融などの事故により、大量の放射性物質が放出された。IAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書では、放出したセシウム137の量は大気中だけで広島原爆の168発分にも及ぶ。

 広島の原爆でも、また、19864月のチェルノブイリ原発の事故からも、その放射線を浴びた人、特に子どもたちの健康への影響が考えられた。
 チェルノブイリで真っ先に起こった子どもたちの体への影響は、甲状腺がんであり、福島でも当然それが心配された。
 
国や県は、人々の動揺を抑える目的か、「心配ない」キャンペーンを繰り広げた。長崎から駆け付けたか要請されたか分からないが、山下俊一氏はあちらこちらで講演を行った。
「山下氏の講演を聞いてね、なあんだ、心配ないんだってね、それまでしていたマスクも外して、外でも平気で遊ぶようになったの。」
その一方で、福島県は全子どもの甲状腺検査のプロジェクトを立ち上げた。研究者として、またとない絶好な機会が訪れたかのように。そして、全国の甲状腺学会のドクターたちに「甲状腺学会会員のみなさまへ」という通達を山下俊一氏と県立医大の鈴木真一氏の連名で送った。福島の子どもたちが受診しても、診察をしないで、福島県立医大を受診するようにと説得してほしいと。
 
私たちは、広島の地において、民間グループで福島の子どもたちの一時保養を呼び掛けた。広島では、山下氏などの通達を気にしない、気骨のある甲状腺の専門医がいる。広島に来た時に、そのドクターの診察も受けることをセットにした保養である。
 
2012年早春から始まって、春、ゴールデンウィーク、夏、冬の休みに、受け入れをしている。子どもたちの中には、甲状腺に異常が見られる子どもも何人も現れ、時間をあけて受診、検査を継続するようになっている。
 
中には、子どもの異常に耐えられず、福島から広島県へ母子で移住をした人もいる。
 
福島県の検査は、現在三巡目となっているが、県民調査報告書による発表では、2017930日現在子どもの甲状腺がん及び疑いは194人と。(疑いというのは、手術の結果良性腫瘤であった者が一人。その他はすべてがんであった)また、1225日に開かれた検討会では一人の委員の病院で手術をしたがんの一人が、統計に含まれていないことが判明したという。委員の追及には、県立医大以外でがんが判明し、手術を受けた者はデータに含まれていないとういう。
 
広島でも、福島県の二巡目の検査で異常なしと言われたにもかかわらず、その半年後にリンパ腺転移までしている進行性の甲状腺がんが見つかり、手術を受けた人がいる、その人は福島県の統計には入っていない。
 
山下俊一氏は20093月の講演で(日本臨床内科医会開始23巻第2号に掲載)次のごとく語っている。
「チェルノブイリの20万人の子どもの大規模調査、事故当時010歳の子どもに、生涯続く甲状腺がんのリスクがあることを疫学的に、国際的な協調のなかで証明することができました。
一方、日本では思春期を超えた子どもの甲状腺がんをまれにみるくらいです。その頻度は、年間100万人に1人と言われています。これは、欧米、日本ほぼ変わりません。」
 
そう言っておきながら、今だに山下氏や県民調査の委員会は、「甲状腺がんは、原発事故によるものでなく、過剰診断によるもの」との姿勢を持ち続けている。医師としての信念があっての姿勢とはとても思えない。国や東電へ将来的に保障を求められる可能性を配慮(忖度?)してのことであろうか。
 
広島への保養の際、平和公園でのドリミネーションの写真を撮って文章とともに提供して下さった方がある。そのうちの一枚、もみじの電飾の写真への文。
「広島のもみじは、暖かな子どもの手をイメージさせてくれます。放射線から子どもを守るため、仕事や家を離れる…簡単に考えられない多くの問題に頭を抱える日々です。放射線を口にすることがタブーとなってしまった福島。健康被害が増加している中で、ホットスポット・福島市〇〇地区は、除染が終わっても、山があるため線量が高いままです。」
お城の写真と共に
「本来の家のイメージだと思いました。私たちの住む家は、色を失くしてしまいました。家の中まで線量が高いため、今でも二階にあまり上がらず、多くの物を処分。長年、少しずつ作ってきた庭の植物も花も除染によって、全て無くなりました。子どもを守るために、環境に悩む日々が今でも続いています。」
 
この方の子も、甲状腺に針を立てて検査することになってしまった。まだ小学生の男の子が、「被曝しているから福島の人としか結婚できないんでしょ?引っ越しても福島ってわかるかな。」と聞いてきたとのこと。
 
ましてや、甲状腺の手術をうけ、一生甲状腺ホルモンを飲み続けなければならなくなった青年たち一人一人の苦悩は切実なものである。
 
今、必要なことは、検査を望む所で無料で受けられるようにすること。治療が必要な場合は、それも望む所で、無料で受けられるようにすること。一生に渡る保証を東電がすること。そして、二度とこのような子どもたちを出さないように、全ての原発の廃止を求めることは当然である。』

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カープグッズを手に入れましたよ。

今年のカープグッズの販売当日、ファックスが入らず、やってもやっても入らず、やっと通じた時にはもう売り切れで、撃沈しました。

ところが、姪が広島駅のカープグッズ売り場に売っていたとお好み焼きの帽子を手に入れていました。そして、これも私が欲しかった赤白のリバーシブルのウインドブレーカー、これはそごうに売ってたと。

それはそれはで、ゴー!!で、ゲットしました。

このお好み焼き、リアルです。容器もお好み焼きそのものが入っているような。マヨネーズで書いたCarpも紅ショウガもリアルです。

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中を出してひっくり返すと、裏もこんがりと焼いてありますよ。

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で、中を取り出してもじゃもじゃすると、はいっ、こんな帽子になりました。

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とっても気に入って、この前神戸に行った時に持っていくと、孫が大喜びして持って帰ってしまいました。もうどこにも売っていないので。でも欲しいので。ちょっと悔しいけれどネットで買いました。大切にしますよ。試合の時にはもちろんちゃんとかぶります。

リバーシブルのブレーカー。そごうでちゃんと正規の値段で買えました。裏があるので、厚手でとても暖かいです。シーズンの早い時期にこれを着ましょう。いつも初め頃は、寒くてブルブルしますので。

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そして、ついでのこのバッグも。カープ坊やが切手になってかわいいです。上にちゃんとチャックがあるので気に入りました。もう通勤に使っています。

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遅ればせながら、ちゃんと買えて満足です。 カープグッズ、限定でなく人気があるものはいっぱい作ればいいのに…。そうでないと、沢山買って、売りに出して儲ける人がいるので悔しいことです。でも、その人たちから高い値段で買う人、私のような者がいるからいけないのですよね。分かっているけれど・・。

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若い人に引き継ぐこと。

江田島で飲んで食べての楽しいひと時でしたが。話しもはずんで。

性教育や私の講演の話も出て。山路さんが、学校や教育委員会に縛られない所で、講演会をしようという話になって。そしたら、塩崎さんが「8.6ヒロシマ平和の夕べ」で私の性教育の話をしろとなって。それはちょっと・・・。

そしたら、8.6に若いものが来ないじゃないかと。俺らの年代ばかりじゃないかと。うーん。この前のハチドリ舎でのダニー・ネフセタイさんの講演の時にも、議論になりました。今、平和運動でも性教育の分野でも、若い人たちにどう受け継ぐのかが本当に課題なのですね。

どこでも若い人たちが集まらない。

だから、ハチドリ舎の安彦さんのような若い人の活動が輝いていて、すごくうれしいしのでもあります。でも、安彦さんのような活動ができる人は本当に一部なのかもしれません。

私は、その時にも話したのですが、それが一番うまく行っているのが、カープだと思います。球場には、若い人も、お年よりも、男も女も、それから、子どもたちも沢山来ています。生まれて間もない赤ちゃんも、カープのよだれかけをしたりして。お年寄りから若い人に、若い人から子どもたちに、本当にスムーズに伝えられて行っています。

そしたら、山下氏が、それは面白いからだと。でも、8.6に面白さを求めても・・と思います。それに、8.6で性教育は場違いだし・・・。何より私の講演をしたら若い人が来るかといえば、それは???でもあります。

今年の8.6も素晴らしい会にしたいと、そのめどもあって、取り組んでいる所なのですが。「若い人が来ないではないか」というのが、痛くて重くて。それも課題にして、検討しましょう・・。

江田島に行く途中の海。プリンスホテルが見える所ですが、海の色が分かれています。どうして?
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江田島の切串港に着いた時の牡蠣いかだです。きれいな海で、おっきくておいしい牡蠣が育つのですね。

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私は、いつも移動は夜なので、海を渡るのも真っ暗です。だから、こうして青い海が見られたのが、とってもうれしかったのです。

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江田島の海と食とお酒。

昨日は、8.6ヒロシマ平和の夕べのスタッフやブログ仲間、昨年一緒に忘年会をした人たちと「江田島で牡蠣を食べる会」を行いました。宇品からフェリーですぐです。真っ青な空、青から緑にグラデーションする海。

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海にチヌが沢山泳いでいるのは、やんじさんが撮った写真をいただきました。どこまでも透明な海です。

原爆の遺体が沢山流れ着いた海岸に立つ慰霊碑です。

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裏には、遺体は凄惨を極めたと書いてありました。そして、食事会はここ「四季の味 ひらの」で。

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牡蠣を食べる会でしたが、なんと、しょっぱなに出て来たのは、大きなヒラメの姿づくり。参加の10人から、歓声が上がりました。コリコリとおいしい。

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それから、まあ、次々と。牡蠣はカキフライ、殻付きの蒸し牡蠣。

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しびれたのは、小イワシの漬け。刺身やてんぷらしか食べたことはなく、漬けは初めてです。

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なんとなんとトロリとおいしい。あったかいごはんに乗せて食べたいと思ったら、小イワシの漬け丼というのも、メニューにありました。次のお刺身は、おこぜ、みる貝、赤貝など。それぞれの肝もついています。盛り付けもおしゃれ。板さんは、関西や広島のホテルで鍛えた方です。

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天ぷら定食は五人前でみんなでシェア。牡蠣丼は、カキフライがかつ丼のようになっています。これも5人前でシェア。定食、写真が逆さから撮ったのですみません。

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おこぜのから揚げ、ヒラメの皮のから揚げ。みんなバリバリと食べます。

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そして最後はまだまだ食べれるということで、海鮮巻。

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お酒は、ビール、日本酒、焼酎、梅酒、みんなよく飲みました。そして、楽しい会話。 これだけ飲んで食べて、なんと一人3000円。信じられない。セットしてくれた江田島在住の山下さんは、それが適正な値段。広島の人は固定資産税分を払っているから高くなっているのだと。本当にありがとうございました。また、ご一緒しましょうね。

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アフターピルを自分で買えるようになることには反対なのです。

避妊しないで性交をした場合、妊娠・中絶まで行く前に、、いわゆるアフターピル、緊急避妊薬があると捉えられています。本来、これはレイプされた、コンドームが破れたという犯罪やハプニングが起こった場合の救済策としてあるものです。そのような場合、遅くとも72時間以内に内服それば、85~90%の妊娠を防ぐことができるというものです。

それが、本来の使い方でなく、「避妊しないでセックスしたから」と言ってアフターピルを求めて来る人がとても多いのですね。レイプされたという人は、私のクリニックではほんの少しで、避妊をしなかったからという人が圧倒的なのです。

なぜ避妊をしなかったのか、私は尋ねます。そしてこれからはちゃんと避妊をするようにと。昨日言ったように、「コンドームも使わないでセックスする男はとても失礼な人だと知りなさい」といううことと、「そのような人と、まだ付き合うつもりなのなら、あなたがピルを飲んで防衛しなさい」と、ピル、OCを勧めます。
アフターピルを求めて来る人には、単に今回の事を何とかするだけでなく、今後のことをしっかり考えな直してほしいし、OCの内服へのきっかけとしてもらうための機会であるとも思っています。

 アフターピルを求めて来る人に違和感を感じることもあります。それは、リピーターが多いという事。私は、アフターピルは一回きりのものと思っています。一回内服したら、あとはちゃんとした避妊をして欲しいのです。そのための指導が必要と思っています。でも、まるでアフターピルを普通の避妊法としているかのような人。それも、相手が同じ人という場合。それはとても悲しいと思います。ちゃんと相手と避妊の話や実行がなく、あとで一人で薬を取りに来る、寂しいものです。

「あなたは、こうしてアフターピルを取りに来ていることを彼には言ってるの?」と尋ねます。ちゃんと話をしなければね。でも、それを彼に言うこともなく、一人で何とかしようとしていること。これではいけないでしょう。悲しすぎるよね、と。

それに、男から、あとで薬を飲めばいいからと言われたという人もいます。何度も言いますが、詩織さんの事件でも、男が「ピルを買いに行きましょう」と言ったそうですが。そんな、卑怯で情けない男もいます。

今、緊急避妊薬を産婦人科でなく、薬局で自分で買えるようにという動きがあります。女性たちはそれを歓迎しているようです。厚労省にも、圧倒的にそれを歓迎する意見が寄せられたと。確かに、産婦人科に行ってこれを購入するという、一つの垣根が取り除かれるということは、女性にとってありがたいことかもしれません。でも、と、私は思います。

多くの国で自分で買えるようになってはいても、それは、同時に性教育にも国を挙げて取り組んでいる国々です。

例えば、これは日本にきて、大学の先生をしている方からうかがったことです。イギリスでは、若者の人工中絶を減らそうと、国家プロジェクトを立ち上げたと。国中に保健センターを作り、そこに行けば、ピルを無料でもらうことができる。緊急避妊薬も無料です。でも、緊急避妊薬は、時間の制限があります。できるだけ早く内服する方が効果も高くなります。公的な機関ですので、休みがあることも。そのような時には、スーパーマーケットの中のドラッグストアで自゛分で買うことができると。でも、その時には、「教育」が゛セットされていません。保健センターでは、「これからはピルを飲みましょう」などと、教育ができる、でも、自分で買うのには、それができないので、少し高くしましょうと。で、保健センターでは無料ですが、自分で買うのは、1500円くらいなのだそうです。

日本では、15000円もします。薬局で、自分で買うことができるようにということに反対する産婦人科の団体に、「自分の既得権益を守るためた」という人がいます。とんでもない、15000円というお金は、自分の収入になるわけではありません。その分、高い金額で、薬問屋さんから仕入れるわけですから。それに、指導などにとても時間をかけて、お話しますので、時間的なこともと考えると、決して儲かることではありません。

それよりらも、ピル、経口避妊薬も広まっていない、性教育も、中学生に避妊の教育もできない日本で、アフターピルだけ自由に買えるようにするという必要性が私には分かりません。せめてアフターピルを求めて来る人に、避妊の必要性をしっかりお話したいと思っているのに、ただ、お金で買えばいいということになるのは、とても心配なのです。

そして、あとで薬を飲めばいいからという男たちもきっと増えるでしょう。あの、詩織さんをレイプした男のように。それに、まだまだ日本の性教育が十分でなく、エイズの予防教育も、まだまだできてなくって、日本の感染率がなぜ多いのか、なぜコンドームを使うことが定着していないのか、世界中から指摘され疑問に思われているのに。日本のように豊かで、義務教育も行き届いている日本でなぜ?と。

それは、義務教育が行き届いていても、性教育は全くダメだから。だから、私は、まだまだ自由にアフターピルを自分で買うことができるようにするには、反対なのです。

◎レイプされて、警察やワンストプセンターに届けて受診する時には、緊急避妊薬は無料でで提供されます。

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避妊をしないで妊娠・中絶

私のクリニックで望まない妊娠をし、人工中絶を求めて来る人は、当然ではありますが、「避妊をしない」で妊娠した人達です。「避妊に失敗したのではなく、しないで、なのです。そういう人がとても多くて、「どうして避妊しないの?」ということが繰り返されています。

ある人は10代で、相手は40代の家庭のある人です。 妊娠しても出産・子育てができないのであれば、避妊をするのが当然と思うのですが、それが「失敗した」のではなく、「していない」のですね。

別のある男性は、人工中絶をしなければならないことで、私の前で泣いている女性に向かって「泣いても始まらんじゃろうが。もっと強うなれや!」といったのですね。「強くなれ」。私はびっくりしました。そして言いました。

「何を言ってるの。女性にとって、妊娠しても産めない、中絶しなければならないというのは、とってもしんどいし、つらいことなんよ。それを強くなれとはどういうこと? どうして避妊しないの?彼女がつらい思いをしないように、妊娠しないようにって、どうしてできないの?妊娠しても産めないのなら、コンドームくらい使うのが義務でしょうが。彼女が泣かなくってもいいように、あなたがすべきでしょうが。強くない彼女の問題なの?あなたの問題ではないの?」と。
また、別の人です。どうして避妊しなかったのかという私に、「コンドームを使ってて言っても、使わんほうが気持ちいいからと言って、使ってくれない」と言いました。「気持ちがいい」からなんて。そんなことで、彼女がこういう目に遭っているのですよ。その彼は、彼女の妊娠が分かった後、「妊娠しとるんなら、もう避妊しなくってもいいじゃろう」と、またまた妊娠している彼女にコンドームも使わないセックスをしているのだと。「彼女は、中絶した後、今のセックスで妊娠することはない?」としきりりに気にします。それはないけど、でも、こんなことをしてたら、あなたはまたすぐ妊娠するわ。

彼に入ってもらって話しました。「彼女が妊娠しても、彼女と赤ちゃんと引き受けて、ちゃんと育てることができないのなら、妊娠させたらいけんのよ。どうして避妊しないの?あのね、生理がある女が避妊のないセックスをしたら、妊娠するんよ。どうしてそれが分からないの?いいか、しんどい思いをするのは彼女なのよ。あなたは何にも痛い思いもしないし、つらいことは何一つないでしょ?」そしたら、「甘かったですね」と言いました。

そう。甘いのですね。「性は生殖である。望むにしろ望まないにしろ、たった一回だって、たとえレイプだって妊娠はする。」という事をしっかりと伝えないといけないと思います。それが、今、性教育ができない、中学生に避妊を教えてはいけないという事で、それも、性感染症を教えるのに、セックスという言葉も使ってはならないとされている所で、伝えられないでいるのですね。

今、若者が性を学ぶのは、ひたすらアダルトビデオです。コンドームをつける姿は出てこないし、ピルを飲もうかとか、避妊はどうする?赤ちゃんができたらどうする?というような話し合いも当然AVではされていません。

「アダルトビデオは、セックスの仕方を学ぶものではありませんよ。あれは演技の世界。多くは大人の男性の娯楽として、あるいはマスターベーション用に作られたものなのだから」という事も、私は中学生に話します。

もっとも、コンドームは完璧な避妊法ではありません。だから、人工中絶をしなければならなくなった女性、または、このままでいると、妊娠する可能性のある女性には、しっかり話します。

「いい?コンドームもつけないでセックスする男は、あなたにとても失礼なことをしていると思いなさい。」と。その上で、彼女にはピルの服用を勧めます。あなたがピルを飲んでいれば、たとえコンドームを使わなくとも、たとえ破れたり外れたりしても、あなたの方で防衛できるからねと。

このブログでも、何度も繰り返し言っています。診療の場では、毎日、繰り返し繰り返し言っています。

ただただ「中学性や高校生の間はセックスはしてはいけません」とだけ教えればいいのではなく。大人になった時に、パートナーとちゃんと話ができる関係を作ること、今産めないのなら、ちゃんと避妊をすること、それを伝えないと。だって、ここに今日伝えた男性たちは、全て大人の社会人なのですから。大人の男たちが、避妊のないセックスをして、そうして彼女が中絶をしている、それが私のクリニックでの姿なのです。

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東大阪の中学校での講演

昨日は、東大阪の中学校で2年生と3年生に話しに行きました。3年生は、受験を控えた大変な時期ですが、でも、卒業前にこの講演を聞かせることができて、本当によかったと養護の先生や他の先生たちに言っていただけました。

義務教育の間に、これが私の願いです。ずっとずっと持っていて、でも、ちっとも実現しない私の心からの願いです。

今もまだ中学校で避妊を教えることは指導要領のはみだしになるのですね。だから、具体的には中学生に避妊法を語ることはできないけれど、私のクリニックのデータで、それぞれの避妊法と妊娠率を語ることで、「避妊は、決していい加減にしてはならないことを伝えたい」のです。

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映画をやっているので、真っ暗ですが。

そして、校長室の前の廊下に貼ってありました。

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いじめによる自殺が続いています。東大阪では、「たこやき」が合言葉だと。

「たすけあおう
 こわがらずに
やめようやと
 きみのゆうきでいじめはなくなる」」

そのほかにも「辛かったら言っていいんだよ」とか「あなたはひとりじやない」とか「個性があって日々楽しい」「小さな手 大きな勇気」などの標語が中学生の手で書かれています。

真ん中にあるのは、東大阪市立中学校の「いじめ撲滅宣言」です。作ったのは、平成26年度東大阪市立中学校生徒会一同。
<前文><いじめているいるあなたへ><いじめられているあなたへ><いじめをみているあなたへ>そして、<まわりの大人のみなさんへ>と、それぞれの向けた言葉が書かれています。

<まわりの大人のみなさんへ>はこのように。

「私たちの小さなSOSに気づいてくれていますか。」私たちの「大丈夫」は「大丈夫ではない」かもしれません。私たちに関心をもって、いつも味方でいてください。お願いします。

ああ、私の現場でのDV、デートDVにつながっていると思いました。いじめも性教育の大切なテーマです。人間関係を大切にすること。あまりにこの教育を受けていない、悲しい大人たちに出会い続けています。明日、それを具体的に書きますね。どんなことが起こっているかを。

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神戸です。④

おはようございます。大阪です。今日は東大阪の中学生に話しに行きます。こうしてお声をかけて頂くこと、とてもありがたく、喜んで行ってきます。

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ホテルは、新大阪の改札から直に入れる所、診療を終えて遅くに移動する身にありがたいホテルです。無機質な空間の中で、すべき仕事がとてもはかどりました。

さて、神戸の旅行、ずいぶん長くなりましたが、今日が最終です。一泊した翌日は、王子動物園に行きました。そこにパンダがいることは、新神戸に着いた時のポスターで初めて知りました。和歌山ではパンダは見ましたが、神戸にもいたのですね。

まず、沢山のフラミンゴ。それからパンダ舎へ。人が少なくて、すぐにゆっくりと観られました。見ている内にお食事タイムになって。それに、上野のようにガラス張りではなく、直に見れます。

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沢山のフラミンゴ、ライオン、トラ、ヒョウ、しろくま。ライオンは、雌の寝姿がかわいいし、ヒョウは1メートルくらいの所でみましたが、その毛皮、ヒョウ柄はさすがに美しくて。

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そしてコアラ。じっと寝ているだけかと思っていましたが、目の前で木登りをしてくれて、それはかわいかったですよ。動画がアップできなくて残念。

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そして、最後は雪の中でのぞうさんの訓練です。英語の号令で立ったり足を上げたり。私の目の前でごあいさつ、鼻を高くして笑ってくれましたよ。ぞうの口の中、舌までしっかり見ました。

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孫が喜ぶかと思った動物園でしたが、もちろん孫も、そして私たち大人もしっかり楽しみました。動物と人とが近いのがいいですねえ。

つかの間でしたが、濃厚な一泊二日の旅、長々と読んで下さってありがとうございました。

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